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13 緊張の連続です
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外に出ると辺りは真っ暗で、魔法で灯された灯りがある場所以外は、目がまだ慣れていないせいか、ほとんど何も見えない。
ユウヤくんも私を部屋まで送ってくれる事になったので、三人で話しながら、お城を出て私が住んでいる別邸への小道を歩きながら、ラス様がサナトラから来た手紙の内容を話してくれた。
「約二週間後にパーティを開いてくれるそうです。ですから、一週間後には出発しなければならないかと思います」
「別宅にはどれくらい滞在しなくちゃいけないんですか?」
あまり長くはいたくないので、不安になって聞くと、ラス様は少し考えてから答えてくれた。
「最小日数で考えれば、パーティの前々日くらいに着くとして、パーティの前日から翌日、ですかね。着いた翌日はサナトラの国王に謁見、帰る際にも挨拶は必要ですし」
「嫌だなあ」
憂鬱になったせいか、靴ずれになっている足が余計に痛む。
でも、こうなるまで頑張ってきた訳だし、嫌な期間は3日間くらい。
リアと二人だし大丈夫だよね!
「あと、もう一つ」
「なんだよ」
「アレンが希望している褒美の内容が、他国にまで流れ始めたようです」
「え?」
「は?」
さっきから情けない事に聞き返してばかり。
なんで、こんなに情報過多になっちゃうのか。
私はラス様を見上げて聞く。
「なんでそんな事に」
「わかりませんよ。バカみたいに垂れ流してる奴がいるんでしょう。ちなみに、ユーニさんの候補として私の名前が上がっている事も先方は知っているようでした」
「という事は」
ラス様は渋い顔をして頷いてから言った。
「噂の発端を作ったのは、あの場にいた人間である事は確かです」
「あの、ラス様」
ちょうどいい機会かな、と思い、今まで聞けなかった事を聞こうと手を挙げる。
「なんでしょう?」
「答えたくなければ答えなくていいんですが、もしかして、ラス様はご両親や次男さんとは、あまり仲良くない感じですか?」
「そうですね」
ラス様は躊躇うことなく、きっぱりと言い放った。
その様子にユウヤくんが笑いながら言う。
「次男とは血はつながってないもんな」
「あんなのと血がつながっていたら、ゾッとしますよ。ちなみに今の母は実の母ではありません。父の後妻です」
「え?!」
思わず、大きな声で聞き返してしまった。
という事はラス様の本当のお母さんは亡くなってる、もしくは離縁したって事?
なんか、家庭の事情に首をつっこんでしまった気がして、このまま話を続けてしまっても良いのか、と、迷っていたら、ラス様が立ち止まって言った。
「ユウヤ、ユーニさんは足が痛むようですよ」
「え?!」
なんでわかるの?!
「ああ、靴ずれか? オレも最初はそうだったな」
ユウヤくんはそう言うと、確認することなく私を抱き上げた。
「ユ、ユウヤくん?!」
「部屋に帰ったら、ちゃんと治療しろよ?」
「そ、それなら今するよ」
「ユウヤはあなたを運びたいようですし、好きなようにさせては?」
お姫様抱っこをされた状態で、足をバタバタ動かしていると、ラス様が私の頭を撫でて言った。
「そんな甘やかされてたら、どんどんわがままになりますよ」
「人に迷惑をかけるようなわがままでなければ良いと思いますが」
「そうだぞ。オマエはすぐに我慢するから」
うう。
二人して甘やかしてくる。
嬉しいけど。
でも、やっぱりラス様はよく見てるんだな。
別に足をひきずったりしてた訳じゃないのに。
「じゃあ、屋敷に付いたらおろしてね。このまま中に入ったら他の人がびっくりするかもしれないし」
「はいはい」
ユウヤくんは私の額にキスをすると、横を歩くラス様に自分の予定を尋ねる。
「オレらはどうするんだ?」
「出発はユーニさん達と一緒に、帰りは私だけ遅れて帰るつもりです」
「なんでだよ」
「どうしてですか?」
私とユウヤくんが言葉は違えど同時に聞き返すと、ラス様は苦笑して答える。
「招待してくれてありがとう、では、さよなら、という訳にもいかないでしょう」
「よくわかんないけど、一緒に帰りましょうよ。お仕事か何かが終わるまで待ってますから」
国同士の付き合いなんて、私達が考えるほど、そう楽なものではないんだろう。
裏では駆け引きがあって、それを私達にさとられないよう、穏便に解決してくれてるのかな、って思った。
今まではそんなこと、考えた事もなかったけど、休日なしに頑張ってるラス様を見ていると、何かしてあげたいと思ってしまう。
「待って下さることに問題はないですが、その間、どうされるんです?」
「オレがユーニを連れて、サナトラを案内する」
「護衛もなしに、ですか?」
「どうせ、リアちゃんもユウマもオマエを待つだろうし、4人で行くか、物騒な感じなら護衛も連れてく」
ユウヤくんに言われ、ラス様は困った顔になった。
だから、あとひと押しする。
「一緒に帰りましょうよ。どんなとこかわからないですけど、別宅で待たないといけないなら、大人しく待ちますから」
お姫様抱っこをされているけど、ちょうど顔の向きがラス様を見れる向きだったので、彼を見てそう言うと、
「ありがとうございます」
優しく笑った。
うう。
反則ですよ、そういう顔。
「オレも待つからな」
「あなたは勝手にして下さい。あ、そういえば、パーティではちゃんと踊るんですよ。足を踏んだらどうこう、というのは無しです」
「それくらいわかるわ!」
ユウヤくんとラス様のやり取りに笑ってしまい、私は結局、ラス様の家庭の事情については、あれ以上聞けずじまいだった。
でも、別にそれを知っても知らなくても、関係が変わるわけではないし、今はこれで良いと思った。
そして、日にちはあっという間にすぎ、約二週間後、私達はサナトラの王都へとたどり着いた。
サナトラはアダルシュと街並みはあまり変わらないけれど、王族が住む場所はアダルシュのように高い塔があったりするわけじゃなく、豪奢なお屋敷をたくさんつなぎ合わせたような宮殿スタイルだった。
着いたその日は宿に泊まり、長旅の疲れを癒やすだけで良かったけど、次の日は朝から国王陛下と王妃殿下に挨拶。
王様は、頭の上には王冠、上半身裸にマントという出で立ちで、浅黒い肌と筋肉質の身体を惜しみなくさらけ出していた。
王妃殿下に至っては、たくさんいたので特徴をどうこう思い出せないけれど、とにかく皆さんお綺麗で、露出の高い服をおめしになっていた。
王太子の暴走を止めなかったので、暴君かと思っていたけど、付き人らしき男性に偉そうにするわけでもなく、豪快な王様とそれに付き従う綺麗な王妃様達で、緊張よりも好奇心が勝ってしまい、時間は早く過ぎていった。
何より、ユウヤくん達が一緒だから安心できた、というのもあるけれど。
「じゃあ、オレらはここまでだから」
「王太子には気をつけろよ」
「うん、ありがとう。リアがいるから大丈夫だよ」
「王太子に手を出されそうになったら殴ってもいいの?」
その日の昼すぎ、サナトラの王太子の別宅の前で、私とリアはユウヤくんとユウマくんと一緒に話をしていたのだが、リアの物騒な発言に驚いて目を向けると、
「オレの記憶では女に怒ってるのは見た事ねぇから大丈夫だろ」
「本当に? 外交的な問題にはならない?」
「大丈夫だって。ラスがうまくやるだろ」
ユウマくんの言葉に、私とリアは顔を見合わせた。
ラス様がこの場にいないのも、この国の偉い人達と会って、明日の夜の婚約祝いのパーティに関して、色々と根回しにまわってくれているから。
「ラス様にばかり迷惑かけて申し訳ないな」
「オマエはラスの話ばっかりだな」
ユウマくんが不満そうにリアの頬に触れると、彼女は彼の手をつかんで言う。
「妬いてるの?」
「うるせ」
イチャイチャしている二人を見ないように視線をそらすと、ユウヤくんが自分のイヤーカフを触りながら話しかけてきた。
「何かあれば連絡しろ。オマエの声はラスにしか届かないけど、ラスからオレに連絡があるから」
「わかった」
私も右耳につけているイヤーカフに触れて頷く。
十字架のついたイヤーカフは、私とリアのために、ラス様が付与魔法をかけてくれていて、魔力を流せばラス様に連絡がいくようになっている。
当初、私とリアは右耳、ラス様は左耳の三人でおそろいだったのだけど、ユウヤくんとユウマくんも欲しがって、結局、五人でおそろいのものをしている。
リアがいてくれるだけでも心強いけど、イヤーカフがあるともっと心強い気持ちになれた。
「まあ、一応、保険はかけてあるから」
ユウヤくんはそう言うと、なぜかニヤニヤしながら待たせていた馬車の方に振り返って言葉を続ける。
「もう行かねぇと。オレらも顔を出さないといけないとこがあるんだよ」
「うん、ありがとう」
私はユウヤくんの手を握る。
ホッとして抱きつきたい気持ちになるけど我慢我慢。
「また明日ね」
「ああ」
馬車に乗り込んだ二人を見送り、私とリアは改めて、宮殿ほどではないが、目の前にある大きな別宅と対峙した。
「が、頑張ろうね」
「うん」
声が震える私に、リアが安心させてくれるような、明るい表情で頷いた。
ユウヤくんも私を部屋まで送ってくれる事になったので、三人で話しながら、お城を出て私が住んでいる別邸への小道を歩きながら、ラス様がサナトラから来た手紙の内容を話してくれた。
「約二週間後にパーティを開いてくれるそうです。ですから、一週間後には出発しなければならないかと思います」
「別宅にはどれくらい滞在しなくちゃいけないんですか?」
あまり長くはいたくないので、不安になって聞くと、ラス様は少し考えてから答えてくれた。
「最小日数で考えれば、パーティの前々日くらいに着くとして、パーティの前日から翌日、ですかね。着いた翌日はサナトラの国王に謁見、帰る際にも挨拶は必要ですし」
「嫌だなあ」
憂鬱になったせいか、靴ずれになっている足が余計に痛む。
でも、こうなるまで頑張ってきた訳だし、嫌な期間は3日間くらい。
リアと二人だし大丈夫だよね!
「あと、もう一つ」
「なんだよ」
「アレンが希望している褒美の内容が、他国にまで流れ始めたようです」
「え?」
「は?」
さっきから情けない事に聞き返してばかり。
なんで、こんなに情報過多になっちゃうのか。
私はラス様を見上げて聞く。
「なんでそんな事に」
「わかりませんよ。バカみたいに垂れ流してる奴がいるんでしょう。ちなみに、ユーニさんの候補として私の名前が上がっている事も先方は知っているようでした」
「という事は」
ラス様は渋い顔をして頷いてから言った。
「噂の発端を作ったのは、あの場にいた人間である事は確かです」
「あの、ラス様」
ちょうどいい機会かな、と思い、今まで聞けなかった事を聞こうと手を挙げる。
「なんでしょう?」
「答えたくなければ答えなくていいんですが、もしかして、ラス様はご両親や次男さんとは、あまり仲良くない感じですか?」
「そうですね」
ラス様は躊躇うことなく、きっぱりと言い放った。
その様子にユウヤくんが笑いながら言う。
「次男とは血はつながってないもんな」
「あんなのと血がつながっていたら、ゾッとしますよ。ちなみに今の母は実の母ではありません。父の後妻です」
「え?!」
思わず、大きな声で聞き返してしまった。
という事はラス様の本当のお母さんは亡くなってる、もしくは離縁したって事?
なんか、家庭の事情に首をつっこんでしまった気がして、このまま話を続けてしまっても良いのか、と、迷っていたら、ラス様が立ち止まって言った。
「ユウヤ、ユーニさんは足が痛むようですよ」
「え?!」
なんでわかるの?!
「ああ、靴ずれか? オレも最初はそうだったな」
ユウヤくんはそう言うと、確認することなく私を抱き上げた。
「ユ、ユウヤくん?!」
「部屋に帰ったら、ちゃんと治療しろよ?」
「そ、それなら今するよ」
「ユウヤはあなたを運びたいようですし、好きなようにさせては?」
お姫様抱っこをされた状態で、足をバタバタ動かしていると、ラス様が私の頭を撫でて言った。
「そんな甘やかされてたら、どんどんわがままになりますよ」
「人に迷惑をかけるようなわがままでなければ良いと思いますが」
「そうだぞ。オマエはすぐに我慢するから」
うう。
二人して甘やかしてくる。
嬉しいけど。
でも、やっぱりラス様はよく見てるんだな。
別に足をひきずったりしてた訳じゃないのに。
「じゃあ、屋敷に付いたらおろしてね。このまま中に入ったら他の人がびっくりするかもしれないし」
「はいはい」
ユウヤくんは私の額にキスをすると、横を歩くラス様に自分の予定を尋ねる。
「オレらはどうするんだ?」
「出発はユーニさん達と一緒に、帰りは私だけ遅れて帰るつもりです」
「なんでだよ」
「どうしてですか?」
私とユウヤくんが言葉は違えど同時に聞き返すと、ラス様は苦笑して答える。
「招待してくれてありがとう、では、さよなら、という訳にもいかないでしょう」
「よくわかんないけど、一緒に帰りましょうよ。お仕事か何かが終わるまで待ってますから」
国同士の付き合いなんて、私達が考えるほど、そう楽なものではないんだろう。
裏では駆け引きがあって、それを私達にさとられないよう、穏便に解決してくれてるのかな、って思った。
今まではそんなこと、考えた事もなかったけど、休日なしに頑張ってるラス様を見ていると、何かしてあげたいと思ってしまう。
「待って下さることに問題はないですが、その間、どうされるんです?」
「オレがユーニを連れて、サナトラを案内する」
「護衛もなしに、ですか?」
「どうせ、リアちゃんもユウマもオマエを待つだろうし、4人で行くか、物騒な感じなら護衛も連れてく」
ユウヤくんに言われ、ラス様は困った顔になった。
だから、あとひと押しする。
「一緒に帰りましょうよ。どんなとこかわからないですけど、別宅で待たないといけないなら、大人しく待ちますから」
お姫様抱っこをされているけど、ちょうど顔の向きがラス様を見れる向きだったので、彼を見てそう言うと、
「ありがとうございます」
優しく笑った。
うう。
反則ですよ、そういう顔。
「オレも待つからな」
「あなたは勝手にして下さい。あ、そういえば、パーティではちゃんと踊るんですよ。足を踏んだらどうこう、というのは無しです」
「それくらいわかるわ!」
ユウヤくんとラス様のやり取りに笑ってしまい、私は結局、ラス様の家庭の事情については、あれ以上聞けずじまいだった。
でも、別にそれを知っても知らなくても、関係が変わるわけではないし、今はこれで良いと思った。
そして、日にちはあっという間にすぎ、約二週間後、私達はサナトラの王都へとたどり着いた。
サナトラはアダルシュと街並みはあまり変わらないけれど、王族が住む場所はアダルシュのように高い塔があったりするわけじゃなく、豪奢なお屋敷をたくさんつなぎ合わせたような宮殿スタイルだった。
着いたその日は宿に泊まり、長旅の疲れを癒やすだけで良かったけど、次の日は朝から国王陛下と王妃殿下に挨拶。
王様は、頭の上には王冠、上半身裸にマントという出で立ちで、浅黒い肌と筋肉質の身体を惜しみなくさらけ出していた。
王妃殿下に至っては、たくさんいたので特徴をどうこう思い出せないけれど、とにかく皆さんお綺麗で、露出の高い服をおめしになっていた。
王太子の暴走を止めなかったので、暴君かと思っていたけど、付き人らしき男性に偉そうにするわけでもなく、豪快な王様とそれに付き従う綺麗な王妃様達で、緊張よりも好奇心が勝ってしまい、時間は早く過ぎていった。
何より、ユウヤくん達が一緒だから安心できた、というのもあるけれど。
「じゃあ、オレらはここまでだから」
「王太子には気をつけろよ」
「うん、ありがとう。リアがいるから大丈夫だよ」
「王太子に手を出されそうになったら殴ってもいいの?」
その日の昼すぎ、サナトラの王太子の別宅の前で、私とリアはユウヤくんとユウマくんと一緒に話をしていたのだが、リアの物騒な発言に驚いて目を向けると、
「オレの記憶では女に怒ってるのは見た事ねぇから大丈夫だろ」
「本当に? 外交的な問題にはならない?」
「大丈夫だって。ラスがうまくやるだろ」
ユウマくんの言葉に、私とリアは顔を見合わせた。
ラス様がこの場にいないのも、この国の偉い人達と会って、明日の夜の婚約祝いのパーティに関して、色々と根回しにまわってくれているから。
「ラス様にばかり迷惑かけて申し訳ないな」
「オマエはラスの話ばっかりだな」
ユウマくんが不満そうにリアの頬に触れると、彼女は彼の手をつかんで言う。
「妬いてるの?」
「うるせ」
イチャイチャしている二人を見ないように視線をそらすと、ユウヤくんが自分のイヤーカフを触りながら話しかけてきた。
「何かあれば連絡しろ。オマエの声はラスにしか届かないけど、ラスからオレに連絡があるから」
「わかった」
私も右耳につけているイヤーカフに触れて頷く。
十字架のついたイヤーカフは、私とリアのために、ラス様が付与魔法をかけてくれていて、魔力を流せばラス様に連絡がいくようになっている。
当初、私とリアは右耳、ラス様は左耳の三人でおそろいだったのだけど、ユウヤくんとユウマくんも欲しがって、結局、五人でおそろいのものをしている。
リアがいてくれるだけでも心強いけど、イヤーカフがあるともっと心強い気持ちになれた。
「まあ、一応、保険はかけてあるから」
ユウヤくんはそう言うと、なぜかニヤニヤしながら待たせていた馬車の方に振り返って言葉を続ける。
「もう行かねぇと。オレらも顔を出さないといけないとこがあるんだよ」
「うん、ありがとう」
私はユウヤくんの手を握る。
ホッとして抱きつきたい気持ちになるけど我慢我慢。
「また明日ね」
「ああ」
馬車に乗り込んだ二人を見送り、私とリアは改めて、宮殿ほどではないが、目の前にある大きな別宅と対峙した。
「が、頑張ろうね」
「うん」
声が震える私に、リアが安心させてくれるような、明るい表情で頷いた。
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