俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

ラヴ KAZU

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第十六章 真実の愛

廉也の抱擁

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「また、お世話になります」

「お帰りになると信じておりました」

久しぶりの廉也さんのマンション、ドアを開けて中に入ると、私の使っていた部屋はそのままの状態になっていた。

「絶対に連れ戻すと思って、そのままにしてある」

「廉也さん、ごめんなさい」

「謝るのは俺の方だ、みゆを守ってやれなくて」

「いいえ、勝手な事をしたのは私です、会社辞めて、廉也さんの元を去って……」

「でも、また俺の元に戻って来てくれた、もう絶対に離さないから覚悟しろ」

私は頷いた。

私は廉也さんの側にいることに、不安は拭いきれなかった、龍司さんの時みたいに反対されて、別れがやってくるのではないかと……

「廉也さん、私が側にいることは迷惑にならないですか?」

「迷惑だなんて、全然大丈夫だ」

「廉也さんが結婚する時、私、出て行きますからちゃんと言ってくださいね」

「俺の結婚相手はみゆだよ」

私は固まった、そして次の瞬間、過去の記憶が脳裏を掠めた。

「私じゃ反対されます」

「誰に?」

「会社の役員の方々に」

「関係ねえよ、俺の結婚だぜ」

「でも廉也さんは桂木ホテルリゾート株式会社の社長なんですから、相応しい人と結婚しなくては……」

と言いかけた時廉也さんは私の言葉を遮った。

「みゆは俺にとって一番だ、だから大丈夫」

私の目に涙が溢れて、頬を伝わった。

「あいつと俺とは違う、俺は誰にも文句は言わせねえ、だから心配するな」

そう言って私の頬にキスをしてくれた。

そのまま廉也さんの唇と私の唇は重なった。

身体が震えて、ドキドキと心臓の鼓動が大きくなった。

廉也さんは私を寝室へ運び、身体がベッドに沈んだ。

「ずっとこうしたかった、みゆ」

廉也さんの唇は首筋から鎖骨へ移動し、ブラウスのボタンが外された。

廉也さんは胸の膨らみに唇を強く押し当てた。

そして廉也さんの手が太ももから一番感じる部分へと移っていった。

「廉也さん、愛しています」

「みゆ、俺もだ」

お互いを激しく求め合った。
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