俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

ラヴ KAZU

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第十六章 真実の愛

忌まわしい過去への決別

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「みゆ、おまえを誰にも渡さない」

廉也さんが私の中に入ってくるのを感じた。

そして私は最高潮に達した。


その頃与那国島に龍司の姿があった。

「みゆいますか?」

「橘さん、残念ながら廉也と東京へ帰りましたよ」

「東京へ帰った?」

「みゆちゃんは廉也を選んだ、お互い諦めましょう」

「そうですか、わかりました」

龍司は東京へ戻った。

廉也さんと私は毎日幸せを感じて暮らしていた。

お父様が亡くなって二年の月日が流れた。

「みゆ、今日は一日付き合ってくれるか」

「はい、大丈夫です」

「パーティに出席する、一緒に行くぞ」

私は廉也さんと連れ立ってパーティに出席するための準備に取り掛かった。

「みゆ、すげえ綺麗だ」

「あのう、これじゃあ、場違いになりませんか?」

「大丈夫」

そしてパーティ会場へと向かった。

そこにいたのは桂木ホテルリゾート株式会社の社員一同だった。

そしてこのパーティは廉也さんと私の結婚披露パーティだった。

「廉也さん、これって」

「社員一同俺達を祝福してくれてるよ、反対している社員は一人もいない」

「みゆ先輩、おめでとうございます」

駆け寄ってきたのは友紀ちゃんと二階堂くんだった。

「ありがとう」

「みゆ、こっちに来てくれ」

「はい」

少し高い壇上に上がり廉也さんは全社員に挨拶をした。

「本日は、お忙しいところお集まり頂きまして、ありがとうございます。
私事ですが、この度私桂木廉也は、こちらにいる立木みゆさんと結婚することとなりました。
社員の方々に祝福して頂き、これから一層の努力をしていく所存です。
よろしくお願いいたします」

私は廉也さんが頭を下げたのを見て、私も慌てて頭を下げた。

社員全員が拍手をして、結婚を祝福してくれた。

嬉しくて涙が溢れて止まらない。

廉也さんは、私が認めてもらえないと気にしていた事に対して、言葉だけじゃなく行動で表してくれた。

「みゆ、部屋を用意して貰ったからちょっと休もうか」

「はい」

ホテルの部屋に入ると、廉也さんは私を抱き寄せた。

「みゆ、皆が俺達を祝福してくれてる、だから心配しないで俺に着いて来てくれ、結婚してくれ」

「廉也さん」

私は廉也さんに着いていく決心をして、プロポーズに頷いた。

「大好きよ、廉也さん」
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