俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う

ラヴ KAZU

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第二十六章 真弓の企み

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「社長、私もパーティーに招待して」

「お前にお願いされると、断れないなあ」

「ありがとう」

そして、鏑木蓮にも紹介してほしいとお願いした。

その時、東條は電話がかかってきたと、その場を離れた。

そこへ向社長と真弓が蓮のもとにやってきた。

「鏑木くん、紹介したい女性がいるんだ」

「初めまして、真弓と申します、向社長にはいつもお世話になっています」

「初めまして、鏑木蓮と申します」

「わしはちょっと失礼するよ」

向社長はその場を離れて、蓮と真弓だけになった。

「蓮さん、実は私達はじめてじゃないんです」

「えっ」

蓮は記憶がないので、はじめてじゃないと言われても、全くわからない。

「すみません、覚えていなくて申し訳ありません」



「蓮、蓮は私と不倫関係だったのよ」

「まさか」

「急に連絡取れなくなって、心配していたの」

蓮は戸惑っていた。

「奥様が二人目を妊娠した後、マンションを出ていかれて、離婚届を送ってきたのよ、
私は蓮也くんのベビーシッターをしていたの」

「美希は何で美蓮を妊娠したのに、離婚を考えたんですか」

「それは奥様に聞いてみないとわからないけど、うまくいってるの」

「実は事故を起こして、記憶がないんです」

真弓は少しずつ自分に気を許して、話し始める蓮に満足していた。

「だから、私を覚えていないのね」

「すみません」

「当時は蓮也くんのベビーシッターだけじゃなく、三人で一緒に買い物行ったり、
蓮也くんを寝かしつけた後、一年も奥様が帰ってこなかったので、自然と男女の関係になったのよ」

真弓は蓮にそっと寄り添った。

蓮は真弓から離れて、頭を下げた。


「本当にすみません、覚えていなくて、でも今は美希とうまく生活していますので、
失礼します」

蓮はその場を離れようとした。

真弓は蓮に嘘を交えた事実を伝えた。

「蓮、奥様が一年も一人で生活出来たと思ってるの?」

蓮は足を止めた。

「東條さんや望月さんが奥様に力を貸したみたいよ」

蓮は望月の姿が脳裏を掠めた。

「心当たりありそうね、記憶がない今、心当たりあるってことは、最近も
関係があるのかしら」

蓮は握り拳に力を入れた。

そしてその場を後にした。

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