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「……誰かが聖なる魔法を使用したわね。」
ゆったりとベッドに寝そべっていたナーガは聖なる魔法の使用を感知してゆっくりと身体を起き上がらせた。
現在、この国で聖なる魔法を使用できるのらは、ナーガしかいない。
「誰かしら。ユフェライラが今更聖なる魔法を使えるようになるなんて思えないし……。ユースフェルトのお気に入りのあの子かしら?でも、変だわ。あのアンナライラとかいうお嬢さんには強い闇の魔力が宿っていたから、聖なる魔法は使用できないはずよねぇ。なら、誰かしら。」
ナーガは気だるげに首をかしげる。真っ黒な黒髪がサラリと滑る。
「……シルキーかしら。あの子、やっと認めたのね。ならきっとあの子が聖なる魔法を使用したのね。好ましいこと。」
一つの可能性に行きついてナーガは唇の端を上げて微笑んだ。
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