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79 魔王城の戦い 2
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魔王城の内部は悲惨な有様だった。レイスに取り憑かれた魔物たちは理性を失い、狂暴化して見境なく暴れていた。味方同士で傷つけ合い、殺し合って、いたるところに血まみれになって呻く者たちや、無残な死体が転がっていた。
レイスは、非業の死を遂げた人や魔物の霊が、魔素や魔力を取り込んで魔物化したもの、と言われている。彼らは時に合体し、進化して強力な魔物へと変化する。そして、究極に進化して知性を得た魔物が〈リッチ〉である。
リッチは、元は高位の魔法使いだとよく言われるが、どうもそうではないらしい。レイスがリッチに進化するまでの長い過程で、様々な魔法を習得するのだという。
「これは…ひどいな……」
「魔王って、バカだったんですか?」
カタルシスでレイスたちを浄化しながら進んでいたリオンは、イリスの言葉に苦笑しながら言った。
「もしかすると、聖属性魔法を使えるのが、イリスだけだと思い込んでいたのかもしれないね」
「ああ、確かに……私一人だったら、とうていこの数のレイスには太刀打ちできなかったわ」
「それに、ここまでの戦いを振り返ると、魔王軍はずっと力押しばかりだったよね。頭脳派がいないんじゃないかな?」
ロナンの言葉に、全員が頷いた。
リオンが、後ろで魔物を始末しながら付いてきている騎士たちや冒険者たちに聞こえないように、声を潜めながら言った。
「そう考えると、ヒューイット伯爵の功績は今さらながら大きいな。公(おおやけ)に公表できないのが残念だけど……」
「うん。彼のことは少しだけ姉さんから聞いていたけど、実際に彼に会って話を聞いた時はびっくりしたよ」
ロナンは辺りを警戒しながら、小さく頷くのだった。
♢♢♢
さて、この状況を生み出した、当の本人は、やはり玉座の間でレイスたちに攻撃されながらも、まだそこに居座ったまま威厳を保とうとしていた。
すでに三体のレイスが体内に入り込んでいたが、それらは彼の体内で荒れ狂う魔力に巻き込まれ、彼の魂の中に取り込まれていた。
「む……来たか」
玉座の間の外で、手下たちが怒号を上げ、武器がぶつかり合う音が響いていたが、やがてそれが聞こえなくなり、静かな足音が近づいて来た。
「魔王ザメロスか?」
「いかにも、我こそが魔王だ。ここまでたどり着いたことは誉めてやろう。だが、ここが貴様たちの墓場になるのだ」
魔王ザメロスは、全身に魔力を漲らせながらゆっくりと立ち上がった。その巨体は優に三メートルを超え、四メートル近くあった。
「ラズモンドさん、ここは我々だけで戦います。皆さんは邪魔が入ってこないよう、外で応戦をお願いします」
「了解した。リオン殿、ロナン殿、イリス姫、ブレンダ殿、ご武運を!」
勇者軍の参謀を務めてきたラズモンド騎士爵はそう言うと、騎士たち、冒険者たちを率いて玉座の間の外へ出ていった。
「さあ、みんな、最後の戦いだ。行くぞ」
「うん」
「いざ、参ろう」
「治療は任せて」
イリスの〝ワタシ、戦ワナイ〟宣言はともかく、他の三人は気合の入った良い表情をしていた。
「フンッ、ハエは何匹集まろうとハエにすぎん。我に傷一つつけることはできぬわ……この一撃で終わらせてやる……ハアアアッ!」
魔王ザメロスは、膨大な魔力を右手の拳に集中させた。やがて、その拳の周囲には紅蓮の炎が巻き上がり、彼はその拳を大きく振り上げた。
「灰となって消えろっ!」
炎を纏った巨大な拳が、四人の頭上に振り下ろされた。
だが、その拳は地面に到達する前に、何かによってフワリと受け止められたのである。それどころか、拳とともにザメロスの巨体を後方によろめかせたのだ。
「ぬおおおっ」
それは、風と水が一つになって渦を巻き、あらゆるものを押し流す巨大な大蛇そのものだった。
その合体魔法〝スプラッシュトルネード〟を放ったリオンとロナンは、すぐに次の行動に移っていた。
「どりゃああっ!」
ブレンダが突進して、後ろによろめいているザメロス下腹部にシールドバッシュを放ち、さらに体勢を崩させる。
ロナンが黒鉄の剣で、ザメロスの両方の膝の裏を神速の素早さで切りつける。だが……。
「あれ? ほとんど刃が通らないや」
「愚かな…ふふふ……我の体にそんななまくらの剣で傷がつけられると思うな」
「へえ…地竜並みだね。じゃあ、これはどう?」
ロナンはそう言うと、再び目の前の大木のようなザメロスのふくらはぎを横なぎに切りつけた。
「ぎゃああっ! な、何をしたあああっ!」
ザメロスのふくらはぎが、ぱっくりと切り裂かれ、鮮血が噴き出した。
「ロ、ロナン、どうやったの?」
リオンも訳が分からず、剣を構えたまま尋ねた。
「うん、魔王さんの技を見て思いついたんだ。ねえ、魔王さん、さっきのパンチは、拳に炎を魔法をエンチャント(付与)したんでしょう? それなら、僕の剣にもウィンドスラッシュをエンチャントできるんじゃないかって思ったんだ」
それを聞いたリオンたちもザメロスでさえも、呆れたようにロナンを見つめた。
「魔法で大事なのは、魔力操作とイマジネーションだろ?」
ロナンは、なぜそんなに驚かれているのか不思議そうな顔でそう言った。
その言葉に、リオン、ブレンダ、イリスの脳裏には、はっきりと一人の人物の姿が思い浮かんでいた。
「なるほど、そういうことか」
「あはは……こんな恐怖が支配する空間で、笑えている自分に驚くぞ」
「まったくですわ。でも、あの方のお顔を思い浮かべたら、なんだか足の震えが収まりましたわ」
「たかが我の足を傷つけたから何だ。ごちゃごちゃうるさい蠅どもめ……最後は叩き潰されるだけだということを思い知らせてくれるわ……ハアアアアッ!……」
魔王ザメロスは、一気に魔力を高めて、全身に闘気を溢れさせた。すると、みるみるうちに彼の体中の筋肉が盛り上がり、巨体がさらに大きくなった。
これは、オークやオーガの怒りが頂点に達したとき自動的に発動する〈憤怒〉を、ザメロスが意識的に発動する〈バーサク〉という魔法だ。自分の肉体に魔力をエンチャントする、いわば〝魔力のドーピング〟だった。
「ブレンダさん、イリスさんを守って。結界を張るから動かないように。リオン、僕の剣じゃ、あれには歯が立たない。かく乱するから、とどめは頼むよ」
「わかった」
「うん、任せて……ロナン、無理はするなよ」
ロナンは頷き、ブレンダとイリスの周囲に厚さ三十センチの結界を素早く張った。そして、マジックバッグから魔力ポーションを出して、いっきに飲み干すと、魔王に向かって突進していった。
ロナンが素早く動きながら、魔王の足を切りつけている間に、リオンはしばし目を閉じていたが、やがて目を開いた瞬間、青白く清らかな光が彼の全身を包み込んだ。
リオンが今まで封じていた〝神気〟を解き放ったのである。
リオンは大剣ダウリーズを右手に提げて、ゆっくりと魔王に近づいていった。動き回るロナンを何とか叩き潰そうと、怒りの声を上げながら両方の拳や足を振り回していたザメロスは、視界の端に青白い光に包まれたリオンを見て、一瞬驚愕の表情を浮かべた。が、次の瞬間、もうロナンには見向きもせずに、激しい興奮の叫びを上げた。
「ウガアアアッ!」
ザメロスの体から魔力が嵐のように渦を巻いて吹き出し、同時に彼の目はもはや理性を失って赤く染まった。
「うわああっ」
ロナンは魔力の奔流に巻き込まれて、部屋の隅まで飛ばされたが、体を丸めて衝撃を緩和して、すぐに起き上がった。
リオンはロナンの無事を確かめると、剣を前に構え前かがみになった。
「グオオオオオ」
完全にバーサーカーと化したザメロスは、雄たけびを上げながらリオンに突進し、神速の右パンチを繰り出す。
リオンは無言で、巨大な拳に向かって銀色の剣を一閃した。
「グオッ?」
バーサーカーになったザメロスは痛みを感じなかった。しかし、自分の右手が、拳から手首のところまでぱっくりと縦に切り裂かれて、不思議そうにその手を見つめた。その顔を噴き出した自らの血が真っ赤に染めた。
「ガッ」
今度は、左足の膝から下が体を離れ、床に落ちた。
ドスン、という音と共にザメロスは前かがみに床に座り込んだ。そして、次の瞬間、空中に跳び上がったリオンの剣が、彼の首に振り下ろされた。
リオンが床に着地して数秒後、ザメロスの首は胴体を離れ、ゆっくりと床に落ちていった。
ゴトンッ……重く鈍い衝撃音だけが、広い空間に響き渡った。
レイスは、非業の死を遂げた人や魔物の霊が、魔素や魔力を取り込んで魔物化したもの、と言われている。彼らは時に合体し、進化して強力な魔物へと変化する。そして、究極に進化して知性を得た魔物が〈リッチ〉である。
リッチは、元は高位の魔法使いだとよく言われるが、どうもそうではないらしい。レイスがリッチに進化するまでの長い過程で、様々な魔法を習得するのだという。
「これは…ひどいな……」
「魔王って、バカだったんですか?」
カタルシスでレイスたちを浄化しながら進んでいたリオンは、イリスの言葉に苦笑しながら言った。
「もしかすると、聖属性魔法を使えるのが、イリスだけだと思い込んでいたのかもしれないね」
「ああ、確かに……私一人だったら、とうていこの数のレイスには太刀打ちできなかったわ」
「それに、ここまでの戦いを振り返ると、魔王軍はずっと力押しばかりだったよね。頭脳派がいないんじゃないかな?」
ロナンの言葉に、全員が頷いた。
リオンが、後ろで魔物を始末しながら付いてきている騎士たちや冒険者たちに聞こえないように、声を潜めながら言った。
「そう考えると、ヒューイット伯爵の功績は今さらながら大きいな。公(おおやけ)に公表できないのが残念だけど……」
「うん。彼のことは少しだけ姉さんから聞いていたけど、実際に彼に会って話を聞いた時はびっくりしたよ」
ロナンは辺りを警戒しながら、小さく頷くのだった。
♢♢♢
さて、この状況を生み出した、当の本人は、やはり玉座の間でレイスたちに攻撃されながらも、まだそこに居座ったまま威厳を保とうとしていた。
すでに三体のレイスが体内に入り込んでいたが、それらは彼の体内で荒れ狂う魔力に巻き込まれ、彼の魂の中に取り込まれていた。
「む……来たか」
玉座の間の外で、手下たちが怒号を上げ、武器がぶつかり合う音が響いていたが、やがてそれが聞こえなくなり、静かな足音が近づいて来た。
「魔王ザメロスか?」
「いかにも、我こそが魔王だ。ここまでたどり着いたことは誉めてやろう。だが、ここが貴様たちの墓場になるのだ」
魔王ザメロスは、全身に魔力を漲らせながらゆっくりと立ち上がった。その巨体は優に三メートルを超え、四メートル近くあった。
「ラズモンドさん、ここは我々だけで戦います。皆さんは邪魔が入ってこないよう、外で応戦をお願いします」
「了解した。リオン殿、ロナン殿、イリス姫、ブレンダ殿、ご武運を!」
勇者軍の参謀を務めてきたラズモンド騎士爵はそう言うと、騎士たち、冒険者たちを率いて玉座の間の外へ出ていった。
「さあ、みんな、最後の戦いだ。行くぞ」
「うん」
「いざ、参ろう」
「治療は任せて」
イリスの〝ワタシ、戦ワナイ〟宣言はともかく、他の三人は気合の入った良い表情をしていた。
「フンッ、ハエは何匹集まろうとハエにすぎん。我に傷一つつけることはできぬわ……この一撃で終わらせてやる……ハアアアッ!」
魔王ザメロスは、膨大な魔力を右手の拳に集中させた。やがて、その拳の周囲には紅蓮の炎が巻き上がり、彼はその拳を大きく振り上げた。
「灰となって消えろっ!」
炎を纏った巨大な拳が、四人の頭上に振り下ろされた。
だが、その拳は地面に到達する前に、何かによってフワリと受け止められたのである。それどころか、拳とともにザメロスの巨体を後方によろめかせたのだ。
「ぬおおおっ」
それは、風と水が一つになって渦を巻き、あらゆるものを押し流す巨大な大蛇そのものだった。
その合体魔法〝スプラッシュトルネード〟を放ったリオンとロナンは、すぐに次の行動に移っていた。
「どりゃああっ!」
ブレンダが突進して、後ろによろめいているザメロス下腹部にシールドバッシュを放ち、さらに体勢を崩させる。
ロナンが黒鉄の剣で、ザメロスの両方の膝の裏を神速の素早さで切りつける。だが……。
「あれ? ほとんど刃が通らないや」
「愚かな…ふふふ……我の体にそんななまくらの剣で傷がつけられると思うな」
「へえ…地竜並みだね。じゃあ、これはどう?」
ロナンはそう言うと、再び目の前の大木のようなザメロスのふくらはぎを横なぎに切りつけた。
「ぎゃああっ! な、何をしたあああっ!」
ザメロスのふくらはぎが、ぱっくりと切り裂かれ、鮮血が噴き出した。
「ロ、ロナン、どうやったの?」
リオンも訳が分からず、剣を構えたまま尋ねた。
「うん、魔王さんの技を見て思いついたんだ。ねえ、魔王さん、さっきのパンチは、拳に炎を魔法をエンチャント(付与)したんでしょう? それなら、僕の剣にもウィンドスラッシュをエンチャントできるんじゃないかって思ったんだ」
それを聞いたリオンたちもザメロスでさえも、呆れたようにロナンを見つめた。
「魔法で大事なのは、魔力操作とイマジネーションだろ?」
ロナンは、なぜそんなに驚かれているのか不思議そうな顔でそう言った。
その言葉に、リオン、ブレンダ、イリスの脳裏には、はっきりと一人の人物の姿が思い浮かんでいた。
「なるほど、そういうことか」
「あはは……こんな恐怖が支配する空間で、笑えている自分に驚くぞ」
「まったくですわ。でも、あの方のお顔を思い浮かべたら、なんだか足の震えが収まりましたわ」
「たかが我の足を傷つけたから何だ。ごちゃごちゃうるさい蠅どもめ……最後は叩き潰されるだけだということを思い知らせてくれるわ……ハアアアアッ!……」
魔王ザメロスは、一気に魔力を高めて、全身に闘気を溢れさせた。すると、みるみるうちに彼の体中の筋肉が盛り上がり、巨体がさらに大きくなった。
これは、オークやオーガの怒りが頂点に達したとき自動的に発動する〈憤怒〉を、ザメロスが意識的に発動する〈バーサク〉という魔法だ。自分の肉体に魔力をエンチャントする、いわば〝魔力のドーピング〟だった。
「ブレンダさん、イリスさんを守って。結界を張るから動かないように。リオン、僕の剣じゃ、あれには歯が立たない。かく乱するから、とどめは頼むよ」
「わかった」
「うん、任せて……ロナン、無理はするなよ」
ロナンは頷き、ブレンダとイリスの周囲に厚さ三十センチの結界を素早く張った。そして、マジックバッグから魔力ポーションを出して、いっきに飲み干すと、魔王に向かって突進していった。
ロナンが素早く動きながら、魔王の足を切りつけている間に、リオンはしばし目を閉じていたが、やがて目を開いた瞬間、青白く清らかな光が彼の全身を包み込んだ。
リオンが今まで封じていた〝神気〟を解き放ったのである。
リオンは大剣ダウリーズを右手に提げて、ゆっくりと魔王に近づいていった。動き回るロナンを何とか叩き潰そうと、怒りの声を上げながら両方の拳や足を振り回していたザメロスは、視界の端に青白い光に包まれたリオンを見て、一瞬驚愕の表情を浮かべた。が、次の瞬間、もうロナンには見向きもせずに、激しい興奮の叫びを上げた。
「ウガアアアッ!」
ザメロスの体から魔力が嵐のように渦を巻いて吹き出し、同時に彼の目はもはや理性を失って赤く染まった。
「うわああっ」
ロナンは魔力の奔流に巻き込まれて、部屋の隅まで飛ばされたが、体を丸めて衝撃を緩和して、すぐに起き上がった。
リオンはロナンの無事を確かめると、剣を前に構え前かがみになった。
「グオオオオオ」
完全にバーサーカーと化したザメロスは、雄たけびを上げながらリオンに突進し、神速の右パンチを繰り出す。
リオンは無言で、巨大な拳に向かって銀色の剣を一閃した。
「グオッ?」
バーサーカーになったザメロスは痛みを感じなかった。しかし、自分の右手が、拳から手首のところまでぱっくりと縦に切り裂かれて、不思議そうにその手を見つめた。その顔を噴き出した自らの血が真っ赤に染めた。
「ガッ」
今度は、左足の膝から下が体を離れ、床に落ちた。
ドスン、という音と共にザメロスは前かがみに床に座り込んだ。そして、次の瞬間、空中に跳び上がったリオンの剣が、彼の首に振り下ろされた。
リオンが床に着地して数秒後、ザメロスの首は胴体を離れ、ゆっくりと床に落ちていった。
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