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ヤミイ

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 二本のペニスを口に突っ込まれ、夢中でしゃぶる先生。
 口からだらだらよだれまで垂らしている。
 しゃぶられる陰と陽は、それほど快感が凄いのか、目を閉じ、膝をがくがく震わせている。
 僕は嫉妬で目の前が血のように紅くなるのを感じずにはいられなかった。
 本来なら、先生にしゃぶられるのは、僕でなければならないのだ。
 なのに、今はー。
 僕のペニスを弄んでいるのは、見ず知らずの女たちなのである。
 ナオミの扱きは確かに気持ちいい。
 亀頭へのタップも慣れたものだ。
 けれど、やっぱり先生には敵わない。
 先生にしてもらうときの、征服感がここにはないからだ。
 僕はショタコンの女たちに全身の性感帯を愛撫され、時に逝きそうになりながらも、先生から眼を離せない。
 陰と陽のふたりの美少年は、先生にたっぷりフェラチオしてもらうと、今度はベッドの上に向かい合って座る。
 両脚を180度開脚してぎりぎりまで接近し、勃起ペニスの裏側同士を密着させ、あたかも一本のペニスのようにして、その上からコンドームを被せていく。
 ああ、これは…。
 僕は激しい嫉妬に脳を焼かれずにはいられない。
 この性技も、本来は僕のものなのに…。
 と、誰がロープを操作したのかー。
 二本を束ねたペニスの上に、洋梨のように吊り下げられた先生が、ゆっくり移動を開始した。
 肛門が直立するペニスの真上に来るように、おそらく佐平か助清が、ロープの端を引いているのだろう。
 ふたりの美少年は、後ろに両手を突き、股間だけを突き出して、下りてくる先生の尻を待ち受ける。
 滑車に吊るされた荷物よろしく、少しずつ、先生の躰が降下する。
 あと10センチ。
 5センチ。
 1センチ…。
 コンドームを被せられ、ひとつの矢尻と化したふたつの亀頭の先が、先生の尻肉の割れ目に呑み込まれる。
 穴に槍が刺さったのか、
「はうっ」
 先生が眉間に縦皺を寄せて、のけぞった。
 その声を合図に、少年たちが、前後から腕を伸ばし、先生を抱き留める。
 そしてそのまま両腕に力を入れ、先生の躰をおもむろに股間の上に座らせていく。
 にゅるっ。
 淫靡な粘膜音が響いた。
 ずぶっ。
「くあああっ」
 のけぞらせた先生の白い喉で、大きな喉仏が生き物のように上下する。
 その先生を、ふたりの美少年が、獲物を捕らえたイソギンチャクのように、前後からぎゅうっと抱きしめた。


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