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ヤミイ

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 陰と陽が果て、次はいよいよ先生の番ー。
 と思われた時。
「そのぐらいでストップ。兄貴はまだ出させないで。今は溜めておくの。次の本番のために」
 ジュリが先生に群がる女子大生たちを制止した。
「何? 何が始まるっていうの?」
 ナオミが僕のペニスと陰嚢を吐き出し、ジュリのほうを見る。
 僕は樽のようなナオミに抱きかかえられ、ようやくひと息つくことができた。
「三角木馬の準備ができたわ。みんな、奥のイベントスペースへ」
 この広いプレイルームは、手前半分がさまざまな器具をそろえたいわゆる”トレーニングジム”、奥半分が床が剥き出しになった開放的な空間になっている。
 ジュリに先導され、ぞろぞろ移動を始めた観客たちについていくと、そのイベント用の空間に、妙なものが設置されていた。
 体高3メートルほどの、巨大な木馬である。
 ただ、よく見ると、遊園地にある子供用のものとは違い、背中の鞍の部分が鋭角に尖っている。
 だから三角木馬なのかー。
 すぐにピンときた。
 これは遊具などではない。
 SMプレイ用の、拷問道具なのだ。
「何、あれ?」
 僕を羽交い絞めに抱きかかえたまま、ナオミがつぶやいた。
「三角木馬ね」
 銀縁眼鏡を細い人差し指で押し上げ、”女教師”が言った。
「SMでよく使われる小道具よ。普通、犠牲になるのはドMの女性と相場が決まってるけど、ここでは違うようね」
「さすが腐女子、変態的なことに詳しいわね。でも、あんなのでいったい、何をどうするの?」
 ”厚化粧”が訊くと、
「あの三角形の尖った鞍に全裸で跨らせられたら、人間、どうなると思う?」
「そ、そんなの!」
 ナオミがただでさえ大きな目を見開いた。
「めちゃくちゃ痛そうじゃん!」
「普通の感性の持ち主にはね。ところが、一部の変態性欲者に限っては、それがそうでもないらしいのよ」
 したり顔の”女教師”の言葉に、僕は内心うなずいた。
 そうなのだ。
 ジュリの話では、先生は一種の無痛症なのだという。
 超がつくほどの変態に加えて無痛症とくれば、それこそ、死ぬまで拷問されても快感以外感じないに違いない。
 血まみれになりながらも、逝きまくって死んでいく。
 それが先生の運命なのだ。
「拷問道具は、三角木馬だけじゃなさそうね」
 会場の奥に目を凝らし、”女教師”が言った。
「これは愉しみなことになってきたわ」
 

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