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ヤミイ

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 明日から合宿という日の午後のことだった。
「これ買ってきたんだけど、家にいる間だけでも、部屋着として着てみない?」
 買い物から帰ってきた母が言った。
「なに?」
 僕は受験勉強の合間の休憩という名目で、居間のソファに陣取ってテレビを見ているところだった。
 本当は明日からの合宿のことで頭がいっぱいで、午前中もほとんど勉強は進んでいなかった。
 無意識裡に股間に右手を伸ばしそうになる欲求を抑えるので、精一杯だったからである。
 母が差し出したのは、白いピタTシャツと黒革のショートパンツだった。
 Tシャツはおへそが見えそうなほど丈が短く、ショーパンはびっくりするほど股ぐりが浅い。
「ほんとは女の子向けなんだけど、あなたには似合うと思って・・・」
 心なしか母の頬は紅潮している。
 寒い外から帰ってきたからばかりではないようだ。
 昔からそうだった。
 母は時々、僕に女の子の恰好をさせようとする。
 どうやら、子どもを産む時、母は女の子がほしかったらしい。
 けれど、唯一生まれてきたのは、女の子のような外見の息子の僕ひとりだけだったのだ。
 だから、僕に着せるために鈴丹などで女子の服を買ってくるのは母の習性みたいなものだ。
 それこそ季節などお構いなし。
 気に入ると、下着でも何でもすぐに買ってしまうのである。
「また? しょうがないなあ」
 明日からの合宿を前に親の機嫌を損ねるのは、得策ではない。
 僕は母の期待に応えることにして、ソファの陰でそそくさと着替えを済ませた。
「まあ、可愛い」
 着替えを終えた僕を見るなり、母が息を呑んだ。
 素肌の上からじかに着たピタTシャツは、躰にフィットしすぎて恥ずかしいことに黒ずんだ乳首を露骨なまでに浮き立たせてしまっている。
 もっと困るのは、ショートパンツだった。
 サイズが小さすぎて、股間がペニスの形そのままに盛り上がり、股ぐりが浅すぎるために、包皮をかぶった亀頭が前ボタンの上からのぞいてしまっているのである。
「ああ・・・でも・・・ちょっと、窮屈すぎたかしらね」
 よろめくように近寄ってくると、母は僕の前に跪き、僕のショーパンの隆起に頬を寄せてきた。
「ママ・・・?」
 突然のことに、僕は反射的に腰を引こうとした。
 が、母は僕の右足を捕まえて離さない。
「あなたのここ・・・大きい・・・。前々から思ってたけど、こんなに立派だったなんて・・・」
 母の息が荒くなる。
 指先が、飛び出た亀頭を包む包皮にかかった。
「あう・・・そんなこと・・・ママったら・・・だめだよ」
 包皮の中に突っ込まれた人差し指でツンツンと亀頭を触られ、上ずった声で僕は抗議した。



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