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ヤミイ

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 シャワーを浴びている間も、僕は勃ちっ放しだった。
 クローゼットで見つけたアレを身に着けた自分の姿を想像して、興奮していたからである。
 ふと思いついて、バスタブに片足をかけ、僕はアナルを浴室の鏡に映してみた。
 両手で尻の肉をつかんで左右に割り、中がよく見えるように鏡に向かって腰をぐっと突き出したのだ。
 菊の花弁に似た僕の肛門は、見るも無残なありさまだった。
 欲情した女性器のようにぱっくりと赤い口を開け、物欲しげにぬるぬるした直腸の内部を見せているのである。
 まるで何か太く熱いものを、こじ入れてもらいたがっているかのように…。
 シャワーを強めにして、お湯を注ぎ込んでみる。
「く」
 勃起ペニスがぴくんと跳ね、下腹に亀頭が当たった。
 気持ち、いい…。
 二日間にわたるアナル責めに、どうやら僕はかなり開花されてしまったらしい。
 こらえきれず、右手の人差し指を突っこんでみた。
 おそるおそる指を入れていく。
 穴は予想以上に広がっていて、指は抵抗感なく入っていくようだ。
「あんっ」
 思わず甘い声を漏らしたのは、肛門を過ぎた辺りで、指先が固い肉の隆起に触れたからだった。
 つるりとした感触のそれは、明らかに直腸の壁の一部らしかった。
 ペニスが勃起しているせいで前立腺が膨張し、直腸壁を押し上げているのである。
 ここをアナルプラグやアナルバイブで責められ、僕は何度もイかされてしまったのだ…。
 その甘美な体験を思い返しながら、指の腹でプニプニをつんつんつつく。
「く、くはあ…」
 つい、生臭い吐息を漏らしてしまった。
 だめだ。
 だんだんと、気持ちよくなってきてしまう。
 その何よりの証拠に、亀頭の先、尿道口から我慢汁が滲み、ふたつに割れた鈴口に溜まり始めた。
 鏡の中では、はしたなく股を広げ、お尻の穴を鏡に映した少年が恥ずかしげにこちらを振り向いている。
 念入りにメイクを施したその顔は、ぱっと見、美少女アイドルのよう。
 なのに、やっていることといえば…。
 ぱっくり開いた赤い肛門に指を出し入れしては、はあはあ喘いでいるのだ。
 しかも、少女の顔をしているくせに、股の間でそっくり返った長いペニスはまるで育ち過ぎたタケノコみたい。
 目を凝らしてみると、そのペニスの向こうでは、みっともなくも、乳首まで勃たせているようだった。
「アナル…好き?」
 鏡の中の少年が、赤いルージュを塗られた唇を艶めかしく動かし、訊いてきた。
「しゅ、しゅき…」
 僕は瞳を情欲で潤ませ、ひと呼吸遅れて、彼と同じタイミングでうなずいた。
 
 
 
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