R指定

ヤミイ

文字の大きさ
172 / 855

164

しおりを挟む
 いつの間にか、気を失っていたようだ。
 ふと感じた寒さに、僕は薄く眼を開けた。
 七人掛けのシートの上に、僕はうつ伏せに倒れていた。
 夢・・・?
 身を起こすと、すぐにそれが夢などではないことがわかってきた。
 僕は全裸だった。
 しかも、躰の下敷きになったペニスは、痛いほど勃起してしまっている。
 手で探ると、案の定、根元を何かできつく縛られていた。
 リボンだ。
 先生の妹に縛られたままになっているのだ・・・。
 躰の節々が痛んだ。
 およそありえないエッチな格好をさせられたせいだろう。
 やはり、あれは夢ではなかったのだ。
 僕は十数人のマスク男たちに凌辱され、好き放題犯されたのだ・・・。
 苦労して立ち上がると、内腿をどろどろした液体が伝った。
 ゼリー状のそれは、冷めかけた多量の精液だった。
 周囲には誰もいない。
 マスク男たちはどうしたのだろう。
 それに、先生は・・・?
 僕が気を失っている間に、途中下車をしたとでもいうのだろうか。
 床の振動で、列車が減速しているのがわかった。
 窓から外を見る。
 見覚えのある光景が近づいてきた。
 地下鉄がトンネルを出て、ホームに入ろうとしているのだ。
 と、その時だった。
「あっ」
 背後に人の気配がしたかと思うと、後ろからいきなり勃起ペニスを握られ、僕は反射的にのけぞった。
 誰かが僕の股の間から手を入れ、そそり立つ肉竿の中ほどをぎゅっと握りしめてきたのである。
 だ、誰?
 身をよじって逃れようとしたとたん、もう一方の腕が胸に回され、羽交い絞めにされた。
 指が僕のカチカチになった乳首を右に左に転がし始める。
 僕は囚われた小動物だった。
 自然、小柄な躰が反り返り、勃起乳首と勃起ペニスを前に突き出す格好になった。
「あん・・・」
 僕は思わず喘いでいた。
 だ・・・め・・・。
 そんなことされたら、また気持ちよくなっちゃう・・・。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...