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ヤミイ

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「すっごーい、なんかすべすべ~!」
「うん、毛が一本も生えてなくって、つるつるだね~」
 僕はいつのまにか、彼女らが触りやすいように、両手を頭上に上げている。
 その露わになった腋の下を、まだ幼さの残る双子みたいによく似たふたりの女子大生が撫でている。
 僕を取り巻く野次馬の間には、すでに警察に通報しなくては、という切羽詰まった雰囲気はなくなっていた。
 僕を囲んだ女子大生グループ。
 彼女らの外側を取り巻く老若男女の見物人たち。
 みんなが次に僕が何をされるのかを今か今かと待ち望み、愉しんでいるかのように見えるのだ。
 ひょっとしたら、大みそかのイベントのひとつとでも思っているのかも知れなかった。
 この時期に多い、ドッキリみたいなテレビのバラエティ番組の特番である。
「あたし、けっこう男の人のコレ、好きなんだー」
 リーダー格の”厚化粧”は、僕の前にしゃがみこんで、熱心に勃起ペニスを観察している。
「それにしてもあんた、立派なモノ持ってるねえ。体つきからして、まだ子どもなんでしょ?」
「ついこの間、18歳になった、ところです・・・」
 躰を震わせながら、僕は答えた。
 衆人環視の中、全裸で立たされ、身体中をまさぐられるー。
 これほど興奮する状況はほかにない。
 しかも女子大生たちは、リーダーを除いて後は皆処女なのか、僕を触る手つきがどこかぎこちない。
 でも、そのぎこちなさがたまらないのだ。
 手慣れたマスク男たちとはまた違った予測不能の繊細な快感を、各々が僕に与えてくれるのである。
「中学生? まじ? 信じられない」
 ずっしりと重い僕の肉竿を手に取って落とし、その弾み具合を確かめて、”厚化粧”が目を丸くする。
「みんな、聞いた? この子、こんなにいやらしいチンコして、まだ18なんだって」

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