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ヤミイ

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「ごちそうさま」
 そう言って、小さくゲップを漏らし、柚葉が僕らを見上げたのは、かなり経ってからのことだった。
「おいしかったです。ありがとうございました」
 柚葉のおかげで、僕と先生の性器は洗い立てのようにピカピカになっている。
 フェラチオの快感で、いったん萎みかけていたのが、今は仲良く半勃起状態にまで戻っていた。
 こうして並べてみると、二本の生殖器の違いがよくわかる。
 こぶしの花のように丸いのは、先生の亀頭である。
 それに比べて、僕の亀頭は仮性包茎のせいで、全体がが未成熟で先端が矢じりの形に尖っている。
 長さはわずかに僕の肉筒のほうが長いが、太さは先生のもののほうが勝っている。
 色は先生のが薔薇色に近い肉色をしているのに対し、僕のは自慰のやりすぎか、メラニン色素の沈着が激しく、全体的に黒ずんだ印象だ。
 この発達した二本の肉の塊を、一緒くたに握って扱く時の気持ち良さときたら…。
 陶然と僕は思い出す。
 それこそオナニーの比ではない。
 ああ、早く、マンションに帰って、貫通型オナホールを使ってみたい。
 竹輪のようなオナホールを密着させた僕と先生の勃起ペニスに無理やり嵌めて、扱いて扱いて扱きまくるのだ。
「君は?」
 僕があらぬ妄想に囚われて二本の性器に見とれていると、改めて、先生が柚葉に訊いた。
「あなたと同じ、この大学の学生ですよ。私のことは、ユズハって呼んでください」
 唇の周りに付着した僕と先生の精液の混合物を名残惜しげに舌先で舐め取りながら、にっこり微笑んで柚葉が答えた。
「それはいいが、なぜ、こんなことを…?」
 先生はかなり困惑気味である。
 なんせ、僕との秘密の遊戯に、いつのまにか、見知らぬ女性が参加しているのだから。
「元旦から図書館が開いてるというので、国試の勉強に来てみたんです。そしたら、このブースから変に官能的な声が聞こえてきて…」
 僕に攻められ、喘ぐ先生の声。
 それを柚葉は敏感に聴き取ったのだ。
「それで、何事だろうと覗いてみたら、この子が、あなたを…」


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