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第3章
パーティ 1
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食事は楽しかった。拓真は話題も豊富で飽きない。拓真は年齢が若いこともあって、あまり気を使わない。ご贔屓さんの多くは役者に優しいが、年配の方や地位の高い方が多いので、やはり無意識に役者も気を使うものだ。だが、拓真は気さくで、時々ご贔屓さんだということをやや忘れて、友達のような錯覚に陥りそうになるほどだった。
しかし、言わなければならないことは、言わなければならない。
「拓真さん。本当なら、お客さんと二人きりのお食事というのは、お受けしないんです」
「そうですか。……実はルール違反かなという気はしていました」
拓真は再びしゅん、とうなだれた。しかし、すぐに気を取り直して言った。
「でも、僕は、出来れば客としてではなくて、あなたと人間同士のお付き合いがしたいんです」
綾之助は面くらった。こういうことを人気役者はお客から言われがちであるが、もちろん綾之助は言われたことなどない。
なんと言って断ったらええんやろう。こういうとき、人気役者さんはなんと言って断らはるのやろう。蓮十郎にでもレクチャーしておいてもらえば良かった。
「拓真さん。私は、貴方とは個人的なお付き合いはできません。葦嶋さんは、主人の大切なご贔屓やから、勝手にお付き合いをして、もし失礼があったら責任をとられへん。わかってください」
拓真はいい人だと思う。普通に出会っていれば友達になりたいな、と思えるような人間だ。でも拓真と綾之助では釣り合わない。それは、綾之助にはどうしようもないことだった。
「そうですか、分かりました」
拓真は一瞬傷ついたような顔をしたが、すぐに笑顔を作った。
「迷惑をかけてすみませんでした。綾之助さん。もうこんなことはいたしませんから」
その後、拓真はごくごく一般的な世間話をして、そう遅くなりすぎない時間に綾之助をタクシーに乗せてくれた。
「ご迷惑をかけてすみませんでした」
最後に別れる時にもう一度謝ってくれた拓真を見て、綾之助はほっとした。たぶん、これからは拓真が綾之助に付きまとうことはないだろう。拓真がいい人で良かった。これで心置きなく舞台に専念できる。
最初こそ入りの悪かった二月の花形歌舞伎だが、徐々に客が増えはじめ、中日を過ぎる頃には満席となる日も出てきた。よい評判が立って、腰の重い大阪の客が劇場に集まりだしたのだ。やっと努力が認められたと感じ、関係者たちの喜びもひとしおであった。
客の入りが良くなれば、楽屋の雰囲気はさらに良くなる。相変わらず三也のあたりはキツかったが、最初に危惧したほどのやりにくさはなかった。
あの日以来、拓真からの連絡はない。しかし、何度か劇場には足を運んでくれている様子で、番頭が何度か拓真を見かけたと報告してきていた。
もう、拓真さんがうちに声を掛けはることはないんやろな。
そう思うとほっとしたけれど、同時に少し寂しく感じた。
「なあ、綾。一緒に行ってやあー」
出番を終えて、衣装を脱いでいる綾之助にまとわりついて邪魔をしているのは知八である。出番もないのに、なぜか竹田座に入り浸っている知八であった。
「ぼん、学校には行かなくていいんですか?」
腰紐を解きながら問いかけると、知八はなんてことなさそうに答えた。
「ええの、ええの。大学っていうのは、別に頑張って行かんでもなんとか卒業できるもんなんよ」
「はぁ」
大学というものをよく分かっていない綾之助は、そう言われると引き下がるしかない。本当は舞台がお休みの月ぐらい真面目に勉学に励んで欲しいのだが。
「でもな、このパーティーは僕、サボられへんやん?」
そう言って、招待状を振り回す。
「おじいちゃんは東京やろ。幸弥おじさんとお父さん、蓮十郎兄さんは公演中やからちょっと顔出したら帰るやろ。僕はずっとおらなあかんねで。ほんでずっと『蓮十郎さんはいらっしゃらないんですか』とか言われ続けるかわいそうな宿命。綾は夜の部は出番最初の演目だけやし一緒に行ってやぁ」
「でも、うちが行ってもなんの役にも立ちませんから」
「いやいや、井筒綾之助は去年の咲くやこの花賞の受賞者やで。喜びはるで、絶対。それに僕も綾が来てくれるんやったら、ギリギリ頑張れる気がする」
要は、一人で出席するのが寂しいらしい。
「それに正味の話、幸弥おじさんに綾之助連れて行きぃ、って言われてん」
「なんでですか」
「あそこのアホぼんのせいやろ」
「あほぼん?」
「葦嶋拓真さん」
知八が出席しなくてはならないとぶうぶう言っているのは、アシジマの新商品レセプションパーティーである。アシジマは実に五十年ぶりに新しいブランデーの銘柄を発表するのだが、本社のある大阪でもこれの大々的なレセプションが行われることになった。このレセプションパーティーに、長年アシジマのご贔屓を受けている相模屋が花を添えるのは当然のことだ。
「あほぼんって……」
「綾、あのタイプはな、気ぃ許したらあかんねんで。悪気なく役者に手を出すタイプや。突然食事に誘ってきたりしはんで、絶対」
すでに食事に誘われたとはとても言えない。
「まぁ、でも、会場では僕の隣にずっとおったら問題ないから。俺が守ったるから心配しぃなや」
綾之助は行くとは一言も言ってないのに、知八は話を進めようとする。
「えー、うちがほんまに行くんですかぁ?」
綾之助は、嫌だという気持ちを前面に押し出してみたが、知八には通用しない。
「行きたないんやったら、綾の口から幸弥おじさんにそう言いや」
「そんなん、よう言いません」
「ほな、あきらめえ」
そもそも、企業のパーティなんて、師匠を会場まで送り迎えしたことはあるが、その中に入るのは初めてである。
「ぼん、パーティって何着るんですか。裃つけるんですか」
「やりすぎやろう。スーツでええと思うけど」
「逆にパーティに着ていけるような洋装を持ってません!」
「ほな羽織袴やなぁ。じゃあ、僕もそうしよう! ペアルックやね!」
「……」
確かに綾之助も井筒の紋を付けるので、ペアルックと言えばペアルックなのかもしれない。
しかし、言わなければならないことは、言わなければならない。
「拓真さん。本当なら、お客さんと二人きりのお食事というのは、お受けしないんです」
「そうですか。……実はルール違反かなという気はしていました」
拓真は再びしゅん、とうなだれた。しかし、すぐに気を取り直して言った。
「でも、僕は、出来れば客としてではなくて、あなたと人間同士のお付き合いがしたいんです」
綾之助は面くらった。こういうことを人気役者はお客から言われがちであるが、もちろん綾之助は言われたことなどない。
なんと言って断ったらええんやろう。こういうとき、人気役者さんはなんと言って断らはるのやろう。蓮十郎にでもレクチャーしておいてもらえば良かった。
「拓真さん。私は、貴方とは個人的なお付き合いはできません。葦嶋さんは、主人の大切なご贔屓やから、勝手にお付き合いをして、もし失礼があったら責任をとられへん。わかってください」
拓真はいい人だと思う。普通に出会っていれば友達になりたいな、と思えるような人間だ。でも拓真と綾之助では釣り合わない。それは、綾之助にはどうしようもないことだった。
「そうですか、分かりました」
拓真は一瞬傷ついたような顔をしたが、すぐに笑顔を作った。
「迷惑をかけてすみませんでした。綾之助さん。もうこんなことはいたしませんから」
その後、拓真はごくごく一般的な世間話をして、そう遅くなりすぎない時間に綾之助をタクシーに乗せてくれた。
「ご迷惑をかけてすみませんでした」
最後に別れる時にもう一度謝ってくれた拓真を見て、綾之助はほっとした。たぶん、これからは拓真が綾之助に付きまとうことはないだろう。拓真がいい人で良かった。これで心置きなく舞台に専念できる。
最初こそ入りの悪かった二月の花形歌舞伎だが、徐々に客が増えはじめ、中日を過ぎる頃には満席となる日も出てきた。よい評判が立って、腰の重い大阪の客が劇場に集まりだしたのだ。やっと努力が認められたと感じ、関係者たちの喜びもひとしおであった。
客の入りが良くなれば、楽屋の雰囲気はさらに良くなる。相変わらず三也のあたりはキツかったが、最初に危惧したほどのやりにくさはなかった。
あの日以来、拓真からの連絡はない。しかし、何度か劇場には足を運んでくれている様子で、番頭が何度か拓真を見かけたと報告してきていた。
もう、拓真さんがうちに声を掛けはることはないんやろな。
そう思うとほっとしたけれど、同時に少し寂しく感じた。
「なあ、綾。一緒に行ってやあー」
出番を終えて、衣装を脱いでいる綾之助にまとわりついて邪魔をしているのは知八である。出番もないのに、なぜか竹田座に入り浸っている知八であった。
「ぼん、学校には行かなくていいんですか?」
腰紐を解きながら問いかけると、知八はなんてことなさそうに答えた。
「ええの、ええの。大学っていうのは、別に頑張って行かんでもなんとか卒業できるもんなんよ」
「はぁ」
大学というものをよく分かっていない綾之助は、そう言われると引き下がるしかない。本当は舞台がお休みの月ぐらい真面目に勉学に励んで欲しいのだが。
「でもな、このパーティーは僕、サボられへんやん?」
そう言って、招待状を振り回す。
「おじいちゃんは東京やろ。幸弥おじさんとお父さん、蓮十郎兄さんは公演中やからちょっと顔出したら帰るやろ。僕はずっとおらなあかんねで。ほんでずっと『蓮十郎さんはいらっしゃらないんですか』とか言われ続けるかわいそうな宿命。綾は夜の部は出番最初の演目だけやし一緒に行ってやぁ」
「でも、うちが行ってもなんの役にも立ちませんから」
「いやいや、井筒綾之助は去年の咲くやこの花賞の受賞者やで。喜びはるで、絶対。それに僕も綾が来てくれるんやったら、ギリギリ頑張れる気がする」
要は、一人で出席するのが寂しいらしい。
「それに正味の話、幸弥おじさんに綾之助連れて行きぃ、って言われてん」
「なんでですか」
「あそこのアホぼんのせいやろ」
「あほぼん?」
「葦嶋拓真さん」
知八が出席しなくてはならないとぶうぶう言っているのは、アシジマの新商品レセプションパーティーである。アシジマは実に五十年ぶりに新しいブランデーの銘柄を発表するのだが、本社のある大阪でもこれの大々的なレセプションが行われることになった。このレセプションパーティーに、長年アシジマのご贔屓を受けている相模屋が花を添えるのは当然のことだ。
「あほぼんって……」
「綾、あのタイプはな、気ぃ許したらあかんねんで。悪気なく役者に手を出すタイプや。突然食事に誘ってきたりしはんで、絶対」
すでに食事に誘われたとはとても言えない。
「まぁ、でも、会場では僕の隣にずっとおったら問題ないから。俺が守ったるから心配しぃなや」
綾之助は行くとは一言も言ってないのに、知八は話を進めようとする。
「えー、うちがほんまに行くんですかぁ?」
綾之助は、嫌だという気持ちを前面に押し出してみたが、知八には通用しない。
「行きたないんやったら、綾の口から幸弥おじさんにそう言いや」
「そんなん、よう言いません」
「ほな、あきらめえ」
そもそも、企業のパーティなんて、師匠を会場まで送り迎えしたことはあるが、その中に入るのは初めてである。
「ぼん、パーティって何着るんですか。裃つけるんですか」
「やりすぎやろう。スーツでええと思うけど」
「逆にパーティに着ていけるような洋装を持ってません!」
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「……」
確かに綾之助も井筒の紋を付けるので、ペアルックと言えばペアルックなのかもしれない。
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