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第一部
模擬戦訓練
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「第七隊員はまだ誰も捕まっていませんか?」
レオンが気を取り直すように、落ち着いた声で問う。
「はい。僕が聞こえた範囲内ではおそらく……」
「なら、アレックス達が抜けた分、より厳しくなるな」
俺はこう口にしつつ、ずっと何もラファエルが言わないことを不思議に思い、彼の顔を見た。
「ラファエル。どうしたんだ?」
おい、目は半開きになってるし、うとうとしていないか?
「今は俺達への襲撃はないんだよな? なら俺は少し寝てもいいよな」
それはもちろん、先ほどの話し合いで決めたことだから問題ない。だがどうして協力する姿勢を見せない? 落ちこぼれを理解しようとするのはむだかもしれないが――不思議だ。
「じゃあ話し合った通り、二時間たったら交代のために起こすよ。作戦決行は予定通り明日早朝で」
「というか見張りならダッドがいるじゃないか? 俺らがするよりよっぽどいいだろ」
それを聞いたダッドが何か言おうとしたが、レオンが制した。
「ラファエル様、ダッドにも休息は必要です。ダッドの能力がなければ作戦実行にも支障が出ます。捕獲できなければ私達全員の成績にも関わりますので……」
「分かってるよ! 平民のくせに知った口利くなよ。見張りだって全部平民がやればいいのに」
今度は俺が口を出そうとしたが、レオンとリューイに止められた。だがこの場でラファエルに意見できる立場のものは俺しかいない。
「ラファエル。作戦を成功させるためにはチームワークと体力温存が大事だ。俺達が見張っているからまずはゆっくり休め。その後は力になってもらうぞ」
一回目のローテーションは、外の見張りが俺とレオン、中の見張り兼食料補給がリューイ、休息がラファエルとダッドに決めてある。
俺はレオンとともに外から見えない位置に陣取った。入口の両脇なので少し距離があり、私的な会話はできないし、そもそもダッドがいるからどんなに小さい声で話しても内容が聞こえてしまう。俺達はじっと目を凝らして外を見るしかなかった。
何事もなく時間が過ぎたので、当初の予定通り交代する。次は外――ラファエルとダッド、中――レオン、休――俺とリューイだ。
傍でレオンが洞窟の内側の見張りをしている。体を休めなくてはいけないのに、視姦されているようで落ち着かない。
もうすぐ日が暮れる。暗くなれば行動に支障がでるが、相手も同条件だ。作戦としては、気が少し緩む時間――夜が明けたと思い安心する瞬間を狙い大雨を起こすことになっている。そのため、それまでいかに体力を温存しつつ第七隊から見つからないよう気を付ける必要がある。まともに狙われれば敵わない。
だが、やはり相手は国王軍だ。その願いも虚しく見つかったようだ。
「――敵です! 一キロ以上先にいますが直接こちらに向かっているようです」
一番に相手の襲来を察知したダッドが叫ぶ。もちろんその声に、休んでいた俺とリューイもすばやく起き上がった。
「ジルベール様。私の後ろに隠れていて、敵が来たら捕獲をお願いします」
レオンの声に俺は頷き、岩が突き出て陰になっている部分に身を隠した。
「一キロを切りました、第七隊の隊員はおそらく二人です。気を付けてください」
ダッドが言う。皆が神経を尖らせ、襲来に備える。緊張のためか、実際は短い時間だろうにとても長く感じられた。
「残り二百メートルを切りました。百メートル……六十……ラファエル様、お願いします」
「分かった」
ラファエルが水を出す。それと同時にレオンが風で全体に広げるようにして霧雨を作った。
そう、霧雨――だ。初めの予定は大雨だったのに。ラファエルが言っていた量より確実に少ない。体調が悪いのか盛ったのか分からないが、作戦を立てるのに確実な情報提供が基本と知らないのか?
だが今そんなことを嘆いても仕方ない。細雨だろうが晴れよりは視界が悪くなるし、そもそもどんな状況にも対応できなければ魔王との戦いになど到底勝てないのだから。
この少ない水の量では視界を奪えないため、レオンが機転を利かし、風を竜巻のようにして洞窟の入口を防御し始めた。
「ジルベール様、ラファエル様。合図したら風を止めますので捕獲をお願いします。ダッド、相手の動きを聞いて、時機を教えてください」
「分かりました」
風の音で聞きづらいだろうが、ダッドが集中して耳をすませている。俺もいつでも飛び込めるよう、手に青い布を持ち構えている。
「ジルベール様。一人、左側の岩の裏に隠れています。レオンくん、竜巻を止めてラファエル様と雨を作ってください。十秒後です」
合図とともにレオンとラファエルで小雨を作り、それと同時に俺は左側の岩に向かって一気に飛び出した。それに気付いた隊員が右側に避けようとした行く手を火で阻み、その怯んだ隙に布をかけようとしたが――一瞬の内に炎は異能によって出された砂で消火され、隊員の姿が見えなくなった。どこだ?
その答えを出す前に、後ろ側――洞窟の入口の方から突然、空気を裂くような砂嵐の音と太い叫び声が聞こえてきた。
振り返って見ると、レオンが一人の隊員に布を付けたところだった。
「リューイ、こちらの隊員、怪我はしてないはずですが、念の為確認をお願いします」
戦闘向きでないため、洞窟の中にいたリューイにレオンが言った。実際に魔王や魔物が現れた時も、治癒能力を持つ者が一番しなくてはならないのは戦闘回避だ。本人が負傷してしまって仲間を治せない。ちなみに――こういった模擬試験では、リューイのような生徒が正義感に駆られて戦闘に参加せず、いかに自身の身の安全確保を最優先できるかも採点される。
「ラファエル様――右です」
ダッドの声に応じて皆が一斉にその場所を見たら、もう一人の隊員が布をラファエルに付けようと向かっているところだった。
俺は咄嗟に火を出して援護し、ラファエルにその場を離れるよう促した。だが彼は動かない。
「ラファエル、どうした?」
「――体が動かせない」
この隊員の異能か? 俺は二人の間に火を保ちつつ回りこんだ。距離があるが能力が分からないため迂闊に近付けない。とその時、動けるようになったラファエルがレオンと連係して雨を作った。
「ジルベール様。斜め左、五メートル先です」
ダッドの声が聞こえ俺はすぐにその方向へ行くが、やはり後少しというところで体の自由が効かなくなった。やばい、やられる――だがそれに気が付いたレオンが風を一瞬止めて視界を晴らし、そして隊員を見つけるやいなや、隊員を囲むように風を回転させた。
「ジルベール様。おそらく時間が経てば動けるようになりますので、そしたら火で向こうの動きを牽制してください」
動けるようになると、俺はレオンに指示を出した。
「レオン。止めろ」
「はい」
左側に行こうとした隊員の動きを炎で止め、そのまま彼から見えない位置まで行く。レオンが囮になり動きを止められた瞬間に、隊員の背中側から俺が布を付けた。
「さすがだな。国王軍にまで名が聞こえているだけある」
捕まった隊員が感心したように言った。その目は俺達に向いているが、レオンを中心に写しているように見える。
そして彼は独り言のようにぶつぶつと何か囁いた。おそらく監督と一緒にいる隊員に遠距離会話の異能を持つ者がいるのだろう。少ししたら一人の隊員がやってきた。
「よし。一班、二人確保だな。その調子で引き続き終了時刻まで頑張ってくれ」
三人はそのまま俺達から離れて行った。残った俺達は一度洞窟の中へ戻り、これからの行動を話し合うことにした。
レオンが気を取り直すように、落ち着いた声で問う。
「はい。僕が聞こえた範囲内ではおそらく……」
「なら、アレックス達が抜けた分、より厳しくなるな」
俺はこう口にしつつ、ずっと何もラファエルが言わないことを不思議に思い、彼の顔を見た。
「ラファエル。どうしたんだ?」
おい、目は半開きになってるし、うとうとしていないか?
「今は俺達への襲撃はないんだよな? なら俺は少し寝てもいいよな」
それはもちろん、先ほどの話し合いで決めたことだから問題ない。だがどうして協力する姿勢を見せない? 落ちこぼれを理解しようとするのはむだかもしれないが――不思議だ。
「じゃあ話し合った通り、二時間たったら交代のために起こすよ。作戦決行は予定通り明日早朝で」
「というか見張りならダッドがいるじゃないか? 俺らがするよりよっぽどいいだろ」
それを聞いたダッドが何か言おうとしたが、レオンが制した。
「ラファエル様、ダッドにも休息は必要です。ダッドの能力がなければ作戦実行にも支障が出ます。捕獲できなければ私達全員の成績にも関わりますので……」
「分かってるよ! 平民のくせに知った口利くなよ。見張りだって全部平民がやればいいのに」
今度は俺が口を出そうとしたが、レオンとリューイに止められた。だがこの場でラファエルに意見できる立場のものは俺しかいない。
「ラファエル。作戦を成功させるためにはチームワークと体力温存が大事だ。俺達が見張っているからまずはゆっくり休め。その後は力になってもらうぞ」
一回目のローテーションは、外の見張りが俺とレオン、中の見張り兼食料補給がリューイ、休息がラファエルとダッドに決めてある。
俺はレオンとともに外から見えない位置に陣取った。入口の両脇なので少し距離があり、私的な会話はできないし、そもそもダッドがいるからどんなに小さい声で話しても内容が聞こえてしまう。俺達はじっと目を凝らして外を見るしかなかった。
何事もなく時間が過ぎたので、当初の予定通り交代する。次は外――ラファエルとダッド、中――レオン、休――俺とリューイだ。
傍でレオンが洞窟の内側の見張りをしている。体を休めなくてはいけないのに、視姦されているようで落ち着かない。
もうすぐ日が暮れる。暗くなれば行動に支障がでるが、相手も同条件だ。作戦としては、気が少し緩む時間――夜が明けたと思い安心する瞬間を狙い大雨を起こすことになっている。そのため、それまでいかに体力を温存しつつ第七隊から見つからないよう気を付ける必要がある。まともに狙われれば敵わない。
だが、やはり相手は国王軍だ。その願いも虚しく見つかったようだ。
「――敵です! 一キロ以上先にいますが直接こちらに向かっているようです」
一番に相手の襲来を察知したダッドが叫ぶ。もちろんその声に、休んでいた俺とリューイもすばやく起き上がった。
「ジルベール様。私の後ろに隠れていて、敵が来たら捕獲をお願いします」
レオンの声に俺は頷き、岩が突き出て陰になっている部分に身を隠した。
「一キロを切りました、第七隊の隊員はおそらく二人です。気を付けてください」
ダッドが言う。皆が神経を尖らせ、襲来に備える。緊張のためか、実際は短い時間だろうにとても長く感じられた。
「残り二百メートルを切りました。百メートル……六十……ラファエル様、お願いします」
「分かった」
ラファエルが水を出す。それと同時にレオンが風で全体に広げるようにして霧雨を作った。
そう、霧雨――だ。初めの予定は大雨だったのに。ラファエルが言っていた量より確実に少ない。体調が悪いのか盛ったのか分からないが、作戦を立てるのに確実な情報提供が基本と知らないのか?
だが今そんなことを嘆いても仕方ない。細雨だろうが晴れよりは視界が悪くなるし、そもそもどんな状況にも対応できなければ魔王との戦いになど到底勝てないのだから。
この少ない水の量では視界を奪えないため、レオンが機転を利かし、風を竜巻のようにして洞窟の入口を防御し始めた。
「ジルベール様、ラファエル様。合図したら風を止めますので捕獲をお願いします。ダッド、相手の動きを聞いて、時機を教えてください」
「分かりました」
風の音で聞きづらいだろうが、ダッドが集中して耳をすませている。俺もいつでも飛び込めるよう、手に青い布を持ち構えている。
「ジルベール様。一人、左側の岩の裏に隠れています。レオンくん、竜巻を止めてラファエル様と雨を作ってください。十秒後です」
合図とともにレオンとラファエルで小雨を作り、それと同時に俺は左側の岩に向かって一気に飛び出した。それに気付いた隊員が右側に避けようとした行く手を火で阻み、その怯んだ隙に布をかけようとしたが――一瞬の内に炎は異能によって出された砂で消火され、隊員の姿が見えなくなった。どこだ?
その答えを出す前に、後ろ側――洞窟の入口の方から突然、空気を裂くような砂嵐の音と太い叫び声が聞こえてきた。
振り返って見ると、レオンが一人の隊員に布を付けたところだった。
「リューイ、こちらの隊員、怪我はしてないはずですが、念の為確認をお願いします」
戦闘向きでないため、洞窟の中にいたリューイにレオンが言った。実際に魔王や魔物が現れた時も、治癒能力を持つ者が一番しなくてはならないのは戦闘回避だ。本人が負傷してしまって仲間を治せない。ちなみに――こういった模擬試験では、リューイのような生徒が正義感に駆られて戦闘に参加せず、いかに自身の身の安全確保を最優先できるかも採点される。
「ラファエル様――右です」
ダッドの声に応じて皆が一斉にその場所を見たら、もう一人の隊員が布をラファエルに付けようと向かっているところだった。
俺は咄嗟に火を出して援護し、ラファエルにその場を離れるよう促した。だが彼は動かない。
「ラファエル、どうした?」
「――体が動かせない」
この隊員の異能か? 俺は二人の間に火を保ちつつ回りこんだ。距離があるが能力が分からないため迂闊に近付けない。とその時、動けるようになったラファエルがレオンと連係して雨を作った。
「ジルベール様。斜め左、五メートル先です」
ダッドの声が聞こえ俺はすぐにその方向へ行くが、やはり後少しというところで体の自由が効かなくなった。やばい、やられる――だがそれに気が付いたレオンが風を一瞬止めて視界を晴らし、そして隊員を見つけるやいなや、隊員を囲むように風を回転させた。
「ジルベール様。おそらく時間が経てば動けるようになりますので、そしたら火で向こうの動きを牽制してください」
動けるようになると、俺はレオンに指示を出した。
「レオン。止めろ」
「はい」
左側に行こうとした隊員の動きを炎で止め、そのまま彼から見えない位置まで行く。レオンが囮になり動きを止められた瞬間に、隊員の背中側から俺が布を付けた。
「さすがだな。国王軍にまで名が聞こえているだけある」
捕まった隊員が感心したように言った。その目は俺達に向いているが、レオンを中心に写しているように見える。
そして彼は独り言のようにぶつぶつと何か囁いた。おそらく監督と一緒にいる隊員に遠距離会話の異能を持つ者がいるのだろう。少ししたら一人の隊員がやってきた。
「よし。一班、二人確保だな。その調子で引き続き終了時刻まで頑張ってくれ」
三人はそのまま俺達から離れて行った。残った俺達は一度洞窟の中へ戻り、これからの行動を話し合うことにした。
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