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その254.オットマンはオスマン帝国から
しおりを挟む最近ゲーミングチェアを買いまして、これがまあ快適なんですわ。
なんでもっと早く買わなかったんだろう、昔の自分めバカバカ、と後悔したくなるくらい。
机に向かってPC作業をすることが多い人で、腰痛に苦しんでいる方には、是非お勧め。
長時間座っていても、腰への負担が全然違うんです。
ちょっと疲れたら、リクライニングを倒して、座面の下にあるオットマンを引き出して、ふくらはぎを乗せて横になれば、もはやこれはベッドですよ!
食料とトイレの問題さえ解決すれば、ここから一切動かなくていいや、明日から身分証の現住所は「ゲーミングチェアの上」に変更します!とか思っちゃったりして。
さて、今回は椅子の話。
種類によっては、チェアの座面に収納されて、必要に応じて引き出すことのできるオットマン。
ソファなどでは個別に存在し、前に置いて「足を乗せる平台」として使われています。ラクなんですよねー。
この「オットマン」、英語で書くと「Ottoman」で、「オスマン帝国(オスマントルコ)」の意味なんですって。
オスマン帝国では、背もたれが無く高さもあまり無い、低い椅子がよく使われていました。
それが18世紀にイギリスに伝わって「オスマン帝国風の椅子」と呼ばれたのが始まりです。
現在では、「オットマン」は足置きに使う家具(あるいは椅子や乗物のシートに設置されている、可動する足置き部分)を意味します。
カウチソファ(座面が一部長くなっているソファ)にもオットマンがあると便利ですが、結構場所を取ったりしますね。
「カウチソファ」で思い出しましたが、1980年代後半、「カウチポテト族」なんて言葉が流行ったりしました。
快適なカウチソファに寝転んで、ポテトチップスを食べつつ、部屋で映画のビデオを見て、外出もせずにゴロゴロしている……贅沢と怠惰の極み。
そんな若者たちを指す言葉だったようです。
当時は、各家庭にビデオデッキも普及し始め「映画館でしか見られなかった映画が、自分の家でも見られる!」ことがひとつのステータスでもあったんですね。
(VHSの映画のテープは、出始めた当時は1本1万円以上で売られていました。当時はそれでも買ったんですよ)
この「カウチポテト」という言葉が生まれたアメリカでは、「ポテトチップスを食べる」という意味はなく、「ジャガイモが転がるように、カウチの上でゴロゴロしている」という直球な比喩でした。
「ポテトチップスを食べる」のは日本で付け加えられた意味のようです。
もしも現代で、「カウチポテト族」に似た意味の新しい言葉を作るなら。
ヨギボーの椅子に背中を預けて、ウーバーイーツで頼んだ食事を口にしつつ、グダグダ……みたいな「ヨギボーイーツ族」といったところでしょうか?
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