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称号・発明王女返還式
「わたくしはこれが自然体ですので」
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アーロドロップはこれから一気に忙しくなる。右も左もわからない慶汰がいては、フットワークが鈍くなってしまうだろう。そう懸念したキラティアーズが、慶汰の面倒を見てくれることになった。
称号の返還式の直後、アーロドロップと別れた慶汰とキラティアーズは、王城の外の庭園を歩いていた。今後しばらく、慶汰が一人で動いていい範囲を教えてもらうためだ。
庭園はどこを見ても丁寧に手入れされており、広い花壇がゆったりと幅を開けて並んで、直線と交差点の道を作っている。道行く人を楽しませるように咲く色とりどりの花は、地上の植物に比べて色が淡く、薄い部分と濃い部分のグラデーションが鮮やかで、ここは日本によく似た異世界なのだと、はっきり自覚させられた。
「キラティアーズさんも、公務があるんですよね。俺がいたら迷惑じゃないですか?」
「寂しいことを言わないでください。それに、こういう言い方は他人行儀であまり好みではありませんが、貴方をご案内することもわたくしの大切な公務ですよ。貴方は地上からの来訪者で、王女を救った命の恩人ですから」
慶汰が思っている以上に、慶汰の存在は竜宮城にとってイレギュラーなのだろう。慶汰が相槌を打つように頷くと、キラティアーズは柔らかく微笑んだ。
「仕事でなくても、妹を助けてもらった姉として、恩返しはしたいですし」
「キラティアーズさん……」
「せっかくですし、わたくしのことはキティと呼んでくださいな。アロップだけ愛称というのもなんですから。言葉遣いも自然体でいいですよ、慶汰さん」
「や、でも……キラティアーズさんも敬語じゃないっスか」
アーロドロップとは打ち解けるまでに色々あった分、喋るようになってからは身構えることもなかった。だがキラティアーズは、雰囲気からしっかり王族で、つい緊張してしまうのだ。
キラティアーズは、少し悪戯心をほのめかすように口を曲げる。
「わたくしはこれが自然体ですので」
「あ、それずるい!」
しかもそれがとても様になっているのだ。見事に一本取られた気分である。
「フフ。さ、そちらの建物が薬事院です。もし体調がすぐれないと感じたら、緑の羽織を着ている方々に声をかけてくださいね」
清潔な白い箱形の建物を、キラティアーズの手が示す。巨大な薬箱のような印象が強くて、慶汰はすぐに憶えた。
「ありがとうございま――いや、ありがとう、キティ」
慶汰が言い直すと、キラティアーズは嬉しそうに「はい」と微笑む。
「これで一通り紹介するべき場所はご案内できたと思いますが……なにか不安なことはありますか?」
キラティアーズに訊かれて、慶汰はすぐに頷き返した。
「キティから見て、玉手箱で植物状態の人間を回復させることって、実際どうなんだ? 実現できそうなのか?」
「そうですね、わたくしも昨日アロップから聞いたばかりなのでなんとも言えませんが……仮説の方に、問題はないと思います」
「仮説というと、浦島太郎を老化させたのだから、それだけのポテンシャルを持っているってことか」
「はい。実際、規格外の龍脈保有量と龍脈術の処理能力を持っているようですから……あとは、一二〇〇年前に仕掛けられた龍脈術がどのようなものだったのかを解析できれば、もう少し詳しい話もできるかと」
「ん? どのようなものかって、それは開いた者を老化させるって効果だろ?」
キラティアーズは顎に人差し指を添えた。
「効果の結果はそうですが、もう少し具体的に設定する必要があります。そもそも、一二〇〇年前の乙姫上皇陛下は、なぜそんな意味不明な龍脈術を仕込んだのでしょうか。そこがわからないと、慶汰さんのお姉さんを回復させる時に、取り返しのつかない誤作動が起きるかもしれません」
「そ、それは怖いな……」
絶対に間違えられない。ならば、できるだけ鮮明に、一二〇〇年前の乙姫のことを理解しなければならない。
「何か、慶汰さんの生まれた地上世界に、手がかりとなりそうな情報はありませんでしたか?」
「なぜ乙姫は浦島太郎を老けさせたか、か……。んー、そういえば、タイムスリップによる肉体の急激な老化を防ぐために、浦島太郎の魂を封印した、みたいな説を聞いたような」
「……どういうことでしょう。その話、詳しく聞かせてください」
「うろ覚えだからなんとも言えないけどな……。竜宮城と地上は時間の流れが違い、無防備に地上に戻るとその影響を一気に受けてしまう、みたいな説があって……」
慶汰はひとまず、思い出した順番に要素を語った。
前提として、竜宮城で五年過ごして地上で六〇〇年過ぎた場合、地上に戻るとそのタイミングで肉体が六〇〇歳分加齢する――という仮説がある。
それを防ぐ道具が、玉手箱だ。
乙姫様は、浦島太郎を急激に老化させないために、玉手箱の中に浦島太郎の魂を閉じ込めたという。
だから、浦島太郎は地上に帰還した後も活動できた。
「しかし、玉手箱を開いたことで、老化を防ぐ効力が損なわれ――」
「急激に老化して死亡した、ということですか……」
「ああ。今の話、ありえそうか?」
「大前提がおかしいですね。地上から竜宮城にいる間に大きな時間のズレが生じたとして、それから地上に戻ると元の時間軸に沿って急激に肉体が変化する、というのはありえません」
「なるほど……じゃあ今の話はフィクションか」
「そう考えていいと思います。なにより、もしそういうシチュエーションなら、当時の乙姫上皇陛下が浦島太郎さんに術の効果を説明していないことも不自然ですし」
「あ~……たしかに」
浦島太郎だって、貰った玉手箱が「自分の急激な老化を防ぐためのもので、開いたら自分が老化する」と聞いていれば、まず開こうとはしないだろう。乙姫だって、玉手箱の効果を説明しない理由がない。
慶汰が大きく頷くと、キラティアーズが「それはそれとして」と前置きした。
「ただ、玉手箱の龍脈術が、開いて発動する〝発動型〟ではなく、閉じている間効力が発揮されている〝持続型〟という考え方はありかもしれません」
「そういう龍脈術もあるのか……ああ、乙姫羽衣の着心地調節機能がそれか」
慶汰の自宅の倉庫で聞いた効果だ。
「その通りです。とにかく、玉手箱の解析次第ではありますが、現状、念頭に置いておきたいのは三つですね」
キラティアーズが、人差し指を立てる。
「当時の乙姫上皇陛下は、玉手箱にどんな龍脈術を仕掛けたのか」
続いて中指も伸びる。
「老化する龍脈術なら、どうしてそんなものを仕込んだのか。そうでないなら、浦島太郎さんが老化した真の原因はなんなのか」
最後に、薬指も広がった。
「どんな龍脈術を仕掛けたにしろ、それを浦島太郎さんに説明しなかったのはなぜか。もし説明があったとしたなら、浦島太郎さんが蓋を開いたのはどうしてか」
「つまり、当時の乙姫様と浦島太郎の考えていたことを理解しなければならないってことか……」
目を閉じて、キラティアーズは首を縦に振る。
「ひとまず、今は古い文献の解析結果を待ちましょう。今後、玉手箱からモルネアが出てきて、そのデータが無事なら、色々とわかることも増えるでしょうから」
「ここで結論を急いだってしょうがない、か……」
仕方がないな、と脱力するように、慶汰は息を吐いた。
称号の返還式の直後、アーロドロップと別れた慶汰とキラティアーズは、王城の外の庭園を歩いていた。今後しばらく、慶汰が一人で動いていい範囲を教えてもらうためだ。
庭園はどこを見ても丁寧に手入れされており、広い花壇がゆったりと幅を開けて並んで、直線と交差点の道を作っている。道行く人を楽しませるように咲く色とりどりの花は、地上の植物に比べて色が淡く、薄い部分と濃い部分のグラデーションが鮮やかで、ここは日本によく似た異世界なのだと、はっきり自覚させられた。
「キラティアーズさんも、公務があるんですよね。俺がいたら迷惑じゃないですか?」
「寂しいことを言わないでください。それに、こういう言い方は他人行儀であまり好みではありませんが、貴方をご案内することもわたくしの大切な公務ですよ。貴方は地上からの来訪者で、王女を救った命の恩人ですから」
慶汰が思っている以上に、慶汰の存在は竜宮城にとってイレギュラーなのだろう。慶汰が相槌を打つように頷くと、キラティアーズは柔らかく微笑んだ。
「仕事でなくても、妹を助けてもらった姉として、恩返しはしたいですし」
「キラティアーズさん……」
「せっかくですし、わたくしのことはキティと呼んでくださいな。アロップだけ愛称というのもなんですから。言葉遣いも自然体でいいですよ、慶汰さん」
「や、でも……キラティアーズさんも敬語じゃないっスか」
アーロドロップとは打ち解けるまでに色々あった分、喋るようになってからは身構えることもなかった。だがキラティアーズは、雰囲気からしっかり王族で、つい緊張してしまうのだ。
キラティアーズは、少し悪戯心をほのめかすように口を曲げる。
「わたくしはこれが自然体ですので」
「あ、それずるい!」
しかもそれがとても様になっているのだ。見事に一本取られた気分である。
「フフ。さ、そちらの建物が薬事院です。もし体調がすぐれないと感じたら、緑の羽織を着ている方々に声をかけてくださいね」
清潔な白い箱形の建物を、キラティアーズの手が示す。巨大な薬箱のような印象が強くて、慶汰はすぐに憶えた。
「ありがとうございま――いや、ありがとう、キティ」
慶汰が言い直すと、キラティアーズは嬉しそうに「はい」と微笑む。
「これで一通り紹介するべき場所はご案内できたと思いますが……なにか不安なことはありますか?」
キラティアーズに訊かれて、慶汰はすぐに頷き返した。
「キティから見て、玉手箱で植物状態の人間を回復させることって、実際どうなんだ? 実現できそうなのか?」
「そうですね、わたくしも昨日アロップから聞いたばかりなのでなんとも言えませんが……仮説の方に、問題はないと思います」
「仮説というと、浦島太郎を老化させたのだから、それだけのポテンシャルを持っているってことか」
「はい。実際、規格外の龍脈保有量と龍脈術の処理能力を持っているようですから……あとは、一二〇〇年前に仕掛けられた龍脈術がどのようなものだったのかを解析できれば、もう少し詳しい話もできるかと」
「ん? どのようなものかって、それは開いた者を老化させるって効果だろ?」
キラティアーズは顎に人差し指を添えた。
「効果の結果はそうですが、もう少し具体的に設定する必要があります。そもそも、一二〇〇年前の乙姫上皇陛下は、なぜそんな意味不明な龍脈術を仕込んだのでしょうか。そこがわからないと、慶汰さんのお姉さんを回復させる時に、取り返しのつかない誤作動が起きるかもしれません」
「そ、それは怖いな……」
絶対に間違えられない。ならば、できるだけ鮮明に、一二〇〇年前の乙姫のことを理解しなければならない。
「何か、慶汰さんの生まれた地上世界に、手がかりとなりそうな情報はありませんでしたか?」
「なぜ乙姫は浦島太郎を老けさせたか、か……。んー、そういえば、タイムスリップによる肉体の急激な老化を防ぐために、浦島太郎の魂を封印した、みたいな説を聞いたような」
「……どういうことでしょう。その話、詳しく聞かせてください」
「うろ覚えだからなんとも言えないけどな……。竜宮城と地上は時間の流れが違い、無防備に地上に戻るとその影響を一気に受けてしまう、みたいな説があって……」
慶汰はひとまず、思い出した順番に要素を語った。
前提として、竜宮城で五年過ごして地上で六〇〇年過ぎた場合、地上に戻るとそのタイミングで肉体が六〇〇歳分加齢する――という仮説がある。
それを防ぐ道具が、玉手箱だ。
乙姫様は、浦島太郎を急激に老化させないために、玉手箱の中に浦島太郎の魂を閉じ込めたという。
だから、浦島太郎は地上に帰還した後も活動できた。
「しかし、玉手箱を開いたことで、老化を防ぐ効力が損なわれ――」
「急激に老化して死亡した、ということですか……」
「ああ。今の話、ありえそうか?」
「大前提がおかしいですね。地上から竜宮城にいる間に大きな時間のズレが生じたとして、それから地上に戻ると元の時間軸に沿って急激に肉体が変化する、というのはありえません」
「なるほど……じゃあ今の話はフィクションか」
「そう考えていいと思います。なにより、もしそういうシチュエーションなら、当時の乙姫上皇陛下が浦島太郎さんに術の効果を説明していないことも不自然ですし」
「あ~……たしかに」
浦島太郎だって、貰った玉手箱が「自分の急激な老化を防ぐためのもので、開いたら自分が老化する」と聞いていれば、まず開こうとはしないだろう。乙姫だって、玉手箱の効果を説明しない理由がない。
慶汰が大きく頷くと、キラティアーズが「それはそれとして」と前置きした。
「ただ、玉手箱の龍脈術が、開いて発動する〝発動型〟ではなく、閉じている間効力が発揮されている〝持続型〟という考え方はありかもしれません」
「そういう龍脈術もあるのか……ああ、乙姫羽衣の着心地調節機能がそれか」
慶汰の自宅の倉庫で聞いた効果だ。
「その通りです。とにかく、玉手箱の解析次第ではありますが、現状、念頭に置いておきたいのは三つですね」
キラティアーズが、人差し指を立てる。
「当時の乙姫上皇陛下は、玉手箱にどんな龍脈術を仕掛けたのか」
続いて中指も伸びる。
「老化する龍脈術なら、どうしてそんなものを仕込んだのか。そうでないなら、浦島太郎さんが老化した真の原因はなんなのか」
最後に、薬指も広がった。
「どんな龍脈術を仕掛けたにしろ、それを浦島太郎さんに説明しなかったのはなぜか。もし説明があったとしたなら、浦島太郎さんが蓋を開いたのはどうしてか」
「つまり、当時の乙姫様と浦島太郎の考えていたことを理解しなければならないってことか……」
目を閉じて、キラティアーズは首を縦に振る。
「ひとまず、今は古い文献の解析結果を待ちましょう。今後、玉手箱からモルネアが出てきて、そのデータが無事なら、色々とわかることも増えるでしょうから」
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