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第6章 あなたが甘くなったのは、私のせい?
⑨
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「シャワー、浴びる?」
玲央さんのその一言に、頭が真っ白になった。
……そう、今日は特別な日。
心の準備をしてきたはずなのに、急に現実味を帯びて、胸がドキドキと高鳴る。
「うん。」
そう答えるだけで精一杯だった。
私たちは並んでバスルームに向かった。
ドアの前で、ふと立ち止まった私は、玲央さんが優しく聞いた。
「あの、一緒に入るんですか?」
「……ダメ?」
そう言って、玲央さんが少しだけ首をかしげ、私の顔を覗き込む。
その仕草が可愛くて、少しだけ力が抜けた。
「ううん。」
頷いた私に、玲央さんは安心したように微笑んだ。
そして私は、ワンピースの背中のファスナーをそっと下ろした。
下着を外す手が震えるけれど、見ないようにしてくれる彼の優しさに救われる。
お風呂場にはやわらかな湯気が立ちこめていて、湯船のお湯が心地よい香りを放っていた。
玲央さんと一緒に湯船に浸かると、その温かさが体だけでなく心まで解きほぐしてくれるようだった。
「はぁ……ああ、最高。」
玲央さんはそう言って、湯船のふちに頭を預ける。
リラックスしきった顔が、いつもより少し子供っぽくて、私は思わず見とれてしまった。
「気持ちいい?」
「うん。……ひよりとこうしてるの、夢みたいだ。」
その言葉に、胸がぎゅっとなる。
少しだけ近くに寄ったら、玲央さんの肩と私の肩が触れ合った。
びくっとしたけど、彼はそっと、私の手を握ってきた。
お湯の中、心まで溶けていくようなぬくもり。
──特別な夜は、ゆっくりと始まっていく。
お風呂から上がると、ふわりとバスタオルを巻いた私に、玲央さんがTシャツを手渡してくれた。
「これ、着る?俺のだけど。」
「うん……ありがとう。」
ふかふかのタオルで髪を拭きながら、玲央さんのTシャツに袖を通す。
彼の香りがふわっと包み込んで、胸がじんと熱くなる。
ふと、部屋の空気が静かに感じられて──
もしかして、このままベッドに行くのかな……と、心のどこかで覚悟していた。
でも、玲央さんはベッドに座って、私を見上げるようにして言った。
「……何、寂しそうな顔してんの?」
その声に顔を上げた瞬間、彼の唇がそっと私の唇に触れた。
やわらかくて、あたたかくて、優しいキス。
「言ったでしょ、ひよりが俺に体を許してくれるまで、待つって。」
──その言葉に、胸がいっぱいになる。
私は思わず、玲央さんの胸に飛び込んだ。
「特別な夜にするって……私、今日、覚悟してきたんだよ?」
震える声でそう伝えると、彼の腕がそっと背中に回ってくる。
「知ってる。でも……こうして抱きしめてるだけで、十分幸せだよ。」
玲央さんの匂い。あたたかさ。鼓動。
何もかもが心地よくて、安心できる。
玲央さんのその一言に、頭が真っ白になった。
……そう、今日は特別な日。
心の準備をしてきたはずなのに、急に現実味を帯びて、胸がドキドキと高鳴る。
「うん。」
そう答えるだけで精一杯だった。
私たちは並んでバスルームに向かった。
ドアの前で、ふと立ち止まった私は、玲央さんが優しく聞いた。
「あの、一緒に入るんですか?」
「……ダメ?」
そう言って、玲央さんが少しだけ首をかしげ、私の顔を覗き込む。
その仕草が可愛くて、少しだけ力が抜けた。
「ううん。」
頷いた私に、玲央さんは安心したように微笑んだ。
そして私は、ワンピースの背中のファスナーをそっと下ろした。
下着を外す手が震えるけれど、見ないようにしてくれる彼の優しさに救われる。
お風呂場にはやわらかな湯気が立ちこめていて、湯船のお湯が心地よい香りを放っていた。
玲央さんと一緒に湯船に浸かると、その温かさが体だけでなく心まで解きほぐしてくれるようだった。
「はぁ……ああ、最高。」
玲央さんはそう言って、湯船のふちに頭を預ける。
リラックスしきった顔が、いつもより少し子供っぽくて、私は思わず見とれてしまった。
「気持ちいい?」
「うん。……ひよりとこうしてるの、夢みたいだ。」
その言葉に、胸がぎゅっとなる。
少しだけ近くに寄ったら、玲央さんの肩と私の肩が触れ合った。
びくっとしたけど、彼はそっと、私の手を握ってきた。
お湯の中、心まで溶けていくようなぬくもり。
──特別な夜は、ゆっくりと始まっていく。
お風呂から上がると、ふわりとバスタオルを巻いた私に、玲央さんがTシャツを手渡してくれた。
「これ、着る?俺のだけど。」
「うん……ありがとう。」
ふかふかのタオルで髪を拭きながら、玲央さんのTシャツに袖を通す。
彼の香りがふわっと包み込んで、胸がじんと熱くなる。
ふと、部屋の空気が静かに感じられて──
もしかして、このままベッドに行くのかな……と、心のどこかで覚悟していた。
でも、玲央さんはベッドに座って、私を見上げるようにして言った。
「……何、寂しそうな顔してんの?」
その声に顔を上げた瞬間、彼の唇がそっと私の唇に触れた。
やわらかくて、あたたかくて、優しいキス。
「言ったでしょ、ひよりが俺に体を許してくれるまで、待つって。」
──その言葉に、胸がいっぱいになる。
私は思わず、玲央さんの胸に飛び込んだ。
「特別な夜にするって……私、今日、覚悟してきたんだよ?」
震える声でそう伝えると、彼の腕がそっと背中に回ってくる。
「知ってる。でも……こうして抱きしめてるだけで、十分幸せだよ。」
玲央さんの匂い。あたたかさ。鼓動。
何もかもが心地よくて、安心できる。
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