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第8章 二人きりの時間が、なによりも幸せで
⑤
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だけど――
玲央さんの作ったマカロニサラダを食べて、私は固まった。
……なにこれ、美味しすぎる。
「……っ」
ゆで卵の半熟具合、塩味のバランス、きゅうりのパリパリ感――
全部がちょうどいい。
しかも、マヨネーズの量も絶妙で、重たくないのにコクがある。
「……っ」
言葉が出ない。
私のハンバーグより、断然美味しい……!
「……ねえ、どうした?」
玲央さんが不思議そうに覗き込んできた。
「……なんでもないです。玲央さん、ほんとに料理上手なんですね。」
「え?ああ、まあ……気分でしかやらないけど。」
なんだか照れてる玲央さんが、ちょっとだけ誇らしげに見える。
「でも、ひよりのハンバーグも最高だったよ。心がこもってる。」
その言葉に、私は少しだけ救われる。
今夜は、ふたりの味が混ざった――
そんな幸せな夕食になった。
食器を洗っていると、横で玲央さんが一枚一枚、丁寧に拭いてくれていた。
「……食洗器、買おうかな。」
突然のひと言に、私は手を止めて振り返った。
「えっ⁉ どうして?」
笑いを含ませて聞き返すと、玲央さんは肩をすくめる。
「だって、二人分でも毎日だと面倒じゃん。しかも、ひよりが働き出したら、疲れるでしょ?」
「でも……贅沢すぎますよ。まだ二人だけなのに。」
「それでも、君の手が荒れたら嫌なんだよ。」
一瞬、胸の奥がぎゅっとなった。
「……優しすぎです。」
私が照れ隠しのようにそう言うと、玲央さんがふっと笑った。
「なんか、こういう時間いいよね。」
水気を拭いた皿を棚に戻しながら、玲央さんが私を見つめる。
そのまっすぐな視線に、ドキッとしてしまう。
「ひより、まだ若いから……正直、料理とか苦手かなって思ってた。」
「え……」
「でも、ちゃんと作れるんだね。丁寧で、気持ちがこもってて。」
そう言って、玲央さんがふっと優しく微笑んだ。
「……ありがとう。」
私は、照れくささをごまかすように、そっと水を止めた。
何気ない日常の中に、ふたりだけの時間が静かに満ちていく。
こういう瞬間を、大切にしたい。心からそう思えた。
「きっと、結婚したらこういうふうに暮らしていくのかな。」
洗い終わった食器を拭きながら、玲央さんがぽつりと呟いた。
私はその横顔を見つめながら、心がふわっと温かくなるのを感じた。
「……ですかね。私、料理、もっと頑張ります。」
玲央さんに、毎日美味しいって言ってもらえるようなご飯を作りたい。
疲れて帰ってきたとき、ほっとできるような、そんなご飯を。
「毎日、ひよりの手作り料理食べてさ。一緒にお風呂入って、同じ布団で寝て……うわー、幸せすぎる。」
玲央さんの作ったマカロニサラダを食べて、私は固まった。
……なにこれ、美味しすぎる。
「……っ」
ゆで卵の半熟具合、塩味のバランス、きゅうりのパリパリ感――
全部がちょうどいい。
しかも、マヨネーズの量も絶妙で、重たくないのにコクがある。
「……っ」
言葉が出ない。
私のハンバーグより、断然美味しい……!
「……ねえ、どうした?」
玲央さんが不思議そうに覗き込んできた。
「……なんでもないです。玲央さん、ほんとに料理上手なんですね。」
「え?ああ、まあ……気分でしかやらないけど。」
なんだか照れてる玲央さんが、ちょっとだけ誇らしげに見える。
「でも、ひよりのハンバーグも最高だったよ。心がこもってる。」
その言葉に、私は少しだけ救われる。
今夜は、ふたりの味が混ざった――
そんな幸せな夕食になった。
食器を洗っていると、横で玲央さんが一枚一枚、丁寧に拭いてくれていた。
「……食洗器、買おうかな。」
突然のひと言に、私は手を止めて振り返った。
「えっ⁉ どうして?」
笑いを含ませて聞き返すと、玲央さんは肩をすくめる。
「だって、二人分でも毎日だと面倒じゃん。しかも、ひよりが働き出したら、疲れるでしょ?」
「でも……贅沢すぎますよ。まだ二人だけなのに。」
「それでも、君の手が荒れたら嫌なんだよ。」
一瞬、胸の奥がぎゅっとなった。
「……優しすぎです。」
私が照れ隠しのようにそう言うと、玲央さんがふっと笑った。
「なんか、こういう時間いいよね。」
水気を拭いた皿を棚に戻しながら、玲央さんが私を見つめる。
そのまっすぐな視線に、ドキッとしてしまう。
「ひより、まだ若いから……正直、料理とか苦手かなって思ってた。」
「え……」
「でも、ちゃんと作れるんだね。丁寧で、気持ちがこもってて。」
そう言って、玲央さんがふっと優しく微笑んだ。
「……ありがとう。」
私は、照れくささをごまかすように、そっと水を止めた。
何気ない日常の中に、ふたりだけの時間が静かに満ちていく。
こういう瞬間を、大切にしたい。心からそう思えた。
「きっと、結婚したらこういうふうに暮らしていくのかな。」
洗い終わった食器を拭きながら、玲央さんがぽつりと呟いた。
私はその横顔を見つめながら、心がふわっと温かくなるのを感じた。
「……ですかね。私、料理、もっと頑張ります。」
玲央さんに、毎日美味しいって言ってもらえるようなご飯を作りたい。
疲れて帰ってきたとき、ほっとできるような、そんなご飯を。
「毎日、ひよりの手作り料理食べてさ。一緒にお風呂入って、同じ布団で寝て……うわー、幸せすぎる。」
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