ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿

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ジブチ共和国 ルシウト小学校 偵察派遣

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第18話

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主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「ビール瓶か」
澤田から報告を受け皇山は軽く目をつぶった。
「つまり、そのビール瓶を飲んでいた奴が彼らが俺たちに銃口を向ける理由という事ですか?」
浅木に聞かれ澤田は軽く頷いた。
「彼らは俺たちに酷い憎悪を持ってる。あれだけの憎悪を持たれるということは、それなりにやばいんだろうなってのは想像ついたっす」
「それ以外に報告事項は?」 
今西が聞くと澤田はすぐに口を開けた。
「数人の隊員が人質になってるみたいです。それと、小学校に向けての発砲事案を現認。芦澤 2等士官が負傷しました。それ以外は確認できてませんが、深刻な状態には変わりないかと」
澤田が言うと今西は澤田の左腕に目をやった。
「とりあえず、その腕の治療を進めなさい。衛生科隊員も常駐してるんだから。後、その怪我の申請はこっちでやっておく。だから、怪我の治療だけに専念しなさい」
「わかりました」
そう言うと澤田は横にいた衛生科隊員と共に部屋を後にした。
「とにかくこのビール瓶が決め手か」
そう言いながら皇山はビニール袋に入っていたビール瓶に目をやった。
「とにかく、人質になってる隊員の救出を急ぐのがベストでしょう。部隊を編成しましょう」
浅木が言うと皇山は隊庭に目をやった。
「臨時で編成してる部隊がある。それをそのまま出そうと思ってる。人質奪還及び犯人の制圧それと、このビール瓶についての調査。これを同時並行で行きたいと考えてます」
皇山が言うと今西は軽く頷いた。
「早速、出動準備の指示出してきます」
そう言うと今西はその場で一礼し部屋を後にした。
それを見届けながら皇山はスマホで幕僚総監に電話をかけた。
「あ、お疲れ様です。皇山です。先程、受傷事案があり、偵察に向かってました隊員からの報告で人質事案があったとの事でこれから部隊を出そうと思ってます。よろしいですか?」
「あ?あー、ちょっと待て」
そう言いながら籐洲はパソコンに目をやった。
「マスコミへの報道規制もかけてない。部隊を出すのはやめてくれ」
「何を言ってるんですか?うちの隊員が人質になってるんです」
「わかってるよ。わかってるけどな、そこでもし部隊が出動して、それをマスコミに報じられれば日本国内で多くの混乱を招くことになる。なんせ国会にも通してない任務だ。こんなのが表に出れば前代未聞の不祥事だ。勝手に武装した警衛隊部隊が出動。だめだ」
「しかし」
皇山はそう言うとその場で俯きながらスマホを耳から離した。
「貸して貰えますか?」
浅木に言われ皇山は浅木に目をやった。
「電話代わります。いいですか?」
「え?別にいいけど」
そう言いながら皇山はスマホを浅木に渡した。
「お電話かわりました。駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官の浅木と言います」
「あ?浅木?なんの用だよ。今、皇山と話してたろ?こっちは」
「皇山さんですと埒が開かないと判断しましたので」
「で?なんの用だよ」
「これを世間に公表しない訳はなんです?今、こうやって前線で何人ものの隊員がいるんです。家族持ちの人も大勢です。なのに公表しない理由はなんですか?海外派遣で交戦に合うのは誰でも予想できる事案です。これを別に公表しないというのは、どうも無理があるように思えまして」
「んなの知らねーよ。こっちは世間も視野に入れてるんだ。公表すればまた信用度が落ちる。政治というものに関してお前はどうやら何も興味がないみたいだが、こっちは政治をしてるんだ」
「わかりました」
そう言うと浅木はそのまま電話を切った。
「お、おいどうだった?もう電話終わったのか?」
皇山に聞かれ浅木はスマホを皇山に返した。
「このまま部隊を派遣しましょう」
「いや、まだ総監からの許可はおりてない」
「構いません。出しましょう。全責任は私が負います。今は規則違反だのを気にしてる場合ではありません。隊員を奪還する。それだけです」
「大丈夫なのか?本当に」
「えぇー。大丈夫ですよ。何とかなるってもんです」
「わかった」
皇山はそう言うと上着を羽織った。
そんな中、隊庭には編成された隊員達がフル装備を装着し集まっていた。
皇山がやってくると隊員らは不動の姿勢をとった。
「礼式は省く。今回の任務についてだが幕僚総監からの許可はおりていない」
皇山の言葉に隊員らは軽くざわついた。
「だが、これは超法規的措置としては充分すぎる条件が整っている。その為、隊員の奪還及び、犯人の制圧そして、なぜ彼らが我々に銃口を向けるのか。それを調査すべく制圧部隊と調査部隊を同時に編成した。彼らは小学校近くに捨てられていた飲みかけのビール瓶を触る隊員を見て発砲し、残党という言葉を口にした。何の残党なのか検討もつかないが、その残党というキーワードが本作戦の重要な鍵を握っているという事は想像つくだろう。諸君は、これから行う自らの行為を恥じることなく、堂々と行って欲しい。規律違反という者もいるだろうが、規律を犯してでも助けなければならない命が目の前にあると、そう思って欲しい。全ての作戦終了後、総員は原隊復帰となりその後の全ての処分は私が受ける」
皇山が言うと横にいた浅木は皇山に目をやった。
「以上何か質問は?」
皇山が聞くと編成部隊の先頭にいた今西が回れ右をした。
「総員、直ちに準備にかかれ」
「おす」
隊員らは一斉に散らばった。
「質問なんてしてる余裕は無いって意味っすよ笑」
今西が言うと浅木は軽く息を吸い込んだ。
「まずは、偵察小隊を出動させ、上がってきた敵情報告をもとに主力部隊を投入。そして調査部隊を澤田が撃たれた茂みへと派遣。以上が流れです。これ通り冷静によろしくお願いします」
そう言うと皇山は軽く頭を下げた。
午後6時
ルシウト小学校を包囲する黒ずくめの集団を横目に偵察小隊に編成された隊員達はルシウト小学校前にある団地にいた。
「見えるか?敵情」
偵察小隊の小隊長に任命された塩崎は息を殺しながら横の隊員に声をかけた。
「人質等は確認できませんが、黒ずくめの男数名確認できました。何故、何時間もずっとここにいるのでしょうか?」
「彼らは主力部隊で、そこから枝分かれした奴らが何かを探ってるんじゃないのかな?変に動けばアジトを突き止められる危険性もある。だからこうやって小学校前でずっと駐屯している。俺の推測だけどな。奴らが言っているその、残党とやらを枝分かれした奴らが探してると思う。なんの残党なのかも分からんが」
「なるほど」
「主力部隊の突入のタイミングを決めるのは俺たちだ。だから彼らが何かアクションを示した時、すぐに本部に一報だ。遅れは許されない。わかってるか?」
「もちろんです」
隊員が言うと塩崎は軽く頷きながら双眼鏡で主力部隊が待機する同じ団地内にある公園に目を向けた。
主力部隊の部隊長に任命されている藤浦は軽く息を飲みながら小学校から目線を離していなかった。
数分後
車から1人の男が降りてきた。
「1人降りてきました」
隊員に言われ塩崎はすかさず双眼鏡を手にした。
「本当だな。1人か。人質の場所が分かればいいんだが、どこだ?」
塩崎は小学校前にとまる数台の車に目をやった。
その時、真ん中に止まっていた車のカーテンが微かに動いたのが目に入った。
その動いたカーテンの隙間からうっすらではあるが、スーツのジャケットのような袖が目に入った。
「見つけた。あれだ」
塩崎が言うと隊員はすぐに無線機を手に取り塩崎に渡した。
「敵情報告、真ん中の黒のワンボックスカーにて、人質と思われるスーツの袖を確認」
「00.了解」
無線連絡を受けると浅木は皇山に目をやった。
「行くか」
皇山はそう言うと深く息を吸い込んだ。
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