ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿

〓Mr.鷹党〓

文字の大きさ
21 / 21
ジブチ共和国 ルシウト小学校 偵察派遣

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第19話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「突入開始、3.2…」
無線を聞きながら藤浦は軽く息を飲んだ。
「1.GO」
皇山の声と共に藤浦達を指揮官とする総勢150名の主力部隊は数台の7tトラックを使い一斉に団地から出発した。
主力部隊が乗った7tトラック数台はそのまま2車線を横断すると、男たちが乗る車列を一斉に包囲した。
「行け」
藤浦が言うと同時に後部のドアが開き、武装した隊員達は一斉に走り出した。
男たちは、いきなりの事に驚きながらも銃を構えた。
「射撃許可は出てる。撃て」
藤浦が言うと隊員達は男たちに向け発砲し真ん中にあった黒のワンボックスカーを包囲した。
「対象車両の包囲を確認。これより車内検索に当たる」
無線を送ると藤浦は助手席から降りそのまま黒のワンボックスカーに近づいた。
ワンボックスカーの前に着くと拳銃を構えた。
「一気に行くぞ」
「はい」
藤浦に言われドア付近にいた隊員はドアガラスを勢いよく割った。
「手を上げろ」
隊員達はドアが開くと同時に車内に流れ込んだ。
その車両に乗っていた男たちは仕方なく手を上げ降参した。
「校舎内に取り残されてる小学生の解放、それと隊員たちも解放。衛生科を投入だ」
「わかりました」
隊員に指示を送りながら藤浦は人質になっていた隊員の顔に懐中電灯を照らした。
「無事か?」
藤浦の言葉を聞くと人質になっていた隊員達は涙を目に浮かべた。
「泣くな。男だろ?笑」
藤浦はそう言うと人質になっていた隊員達を順番に車内から下ろした。
「成功したみたいだな」
そう言うと塩崎は双眼鏡をその場に置き、軽く息を吸い込んだ。
「お疲れ様でした」
そう言うと隊員は塩崎に軽く頭を下げた。
「まだ終わってねーよ。これから真相を探るんだ。自衛隊時代と警衛隊の違い。それは捜査権を持ってることだ。日本国外で警察活動が許されてる俺たちにしかできないことだ。真相を突き止めるっていうのはな」
「そうでしたね」
「とりあえず俺らは駐屯地帰るか」
塩崎は車に乗り込むと安堵の笑いを見せた。
「人質奪還、及び犯人の制圧、無事に完了しました」
藤浦からの連絡を受け皇山、今西、浅木の3人は軽く笑いあった。
「やっとだな」
今西が言うと浅木はもう1台の無線機に目をやった。
「あとは調査部隊だけです」
そう言うと浅木は無線機に口を近づけた。
「今の状況は?」
「鑑識活動を実施してます。詳細はまだ不明です」
調査部隊の部隊長を任されている貴内は無線越しにそう言うと周囲に目をやった。
「血眼になって探してやれよ。何でもいい。欠片1つ見逃すな」
そう叫ぶなり貴内はその場にしゃがみこむと匍匐前進の姿勢をとった。
その後
藤浦達、主力部隊によって取り押さえられた男たちからの事情聴取、そして貴内達、調査部隊が見つけたある屋敷への捜索を行った結果、ある事実にぶつかった。
ジブチ共和国の横にあるルッシュルト共和国。
そこはアフリカ地域でも巨大な軍事国家として栄えていた。
そこにあるルッシュルト共和国軍 外人部隊
そこの外人部隊は世界各国から傭兵を募集しており、時には人員確保のために手段を選ばない姿勢も見せていた。
そんな中、その外人部隊の一部にNH-9と呼ばれるグループがあった。
そのNH-9はかつて警衛隊に席を置いていた幹部隊員9名を主軸に43名からなる警衛隊出身者による組織であった。
そのNH-9は、政権を巡る民間人同士の暴動や紛争が後を絶えないルッシュルト共和国内で時折、民間人に対しての無理やりな制圧などを行ってきた。
いつしか、NH-9による手段を選ばない制圧はルッシュルト共和国内で多くの反感を買うことになっていた。
そんな中、ルッシュルト共和国政府はジブチ共和国 大統領が病気で倒れたという情報を耳にしジブチへの侵攻を行うことを決めた。
全ては領土拡大という欲望のみでの侵略行為はジブチ共和国内だけではなく、ルッシュルト共和国内でも多くの反感を買うことになっていた。
そんな侵略作戦に使われたのがNH-9だった。
NH-9は年々、勢力を大きくしており、ジブチ侵攻時には構成員280名にまで拡大していた。
そんなNH-9は2208年、ルッシュルト政府の要望を正式に受け、ジブチに侵攻した。
NH-9は、外人部隊全ての部隊を率いてジブチに侵攻。
この侵攻で780名の民間人が犠牲となった。その中には戦災孤児と呼ばれるものも多く発生し国内の治安は一瞬で悪化した。
だが翌年、2209年、ジブチ共和国軍の台頭も重なり、NH-9は撤退を余儀なくされた。
だが、撤退したあともNH-9の残党と呼ばれる武装した日本人がジブチ共和国内に残り続けていた。
ジブチ内に残った日本人は現地住民を装いながら強盗、殺人等を繰り返し国民を次々と殺していった。
こんな事があった中で、ジブチに派遣されていた警衛隊はNH-9の残党と思われ銃を向けられていたのだ。
浅木を始めとするジブチ共駐屯地の主要隊員は誤解を解くと共に、制圧した男たちに謝罪した。
そして同時に浅木は日本政府からの謝罪も約束した。
しかし、日本政府は当然ながらNH-9の存在も含め全て認めないという姿勢をとった。
それは警衛隊上層部も同じであり、謝罪など遠い現実に思われていた。
だが半年後、事態は急変。
内閣府行政人事院による警衛隊への定期監査である新事実に突き当たった。
それは、NH-9への武器装具の横流しだった。
買取り役はルッシュルト政府であり、約450兆円で武器装具が売買されていた。
この売買による首謀者として行政人事院があげたのは副総監の沖原を始めとする約35人の幹部隊員だった。
行政人事院は当日付けでその36人の幹部隊員を懲戒免職とした。
また、警衛隊法違反事項として警務隊も捜査を開始。
新たに売買に関与していたとして約12名の幹部隊員の書類送検を行った。
これを受け警衛隊はルッシュルト共和国への武器装具の横流しを認め謝罪。
これに伴い、NH-9の存在も隠し通すことはできず警衛隊が認めたことにより、内閣総理大臣は緊急記者会見を開いた。
そして新たにもう1つ、NH-9は警衛隊主導での人材流失を行っていた事を内閣府行政人事院が発表し、日本国民から多くの反感を買うことになった。
これを受け、警衛隊 幕僚総監の籐洲は総監を辞職。同時に警衛隊を退職した。
同日付けで第18代目 幕僚総監に就任したのは東部方面隊 方面総監の能敦紀が就任した。
能は就任記者会見で警衛隊組織の浄化を念頭に置き、国民に信頼されるべく組織作りを発表し3年計画を発表した。
これは3年かけて組織作りを行うことを示しておりこの3年の間、内閣府行政人事院、防衛省から職員を派遣してもらい人材委員会を結成。
人材委員会による組織内改革が急務となっていた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ULTIMATE〜season42(2212)SECRET 邦家の秘匿

〓Mr.鷹党〓
ファンタジー
日報問題から3年後、またもや問題が…!? ジブチ派遣中の隊員から突如、連絡が取れなくなる。 警衛庁は毎日送られる日報をもとにジブチに捜索部隊を派遣 そこで見えてきた新たな問題とは!? 主要登場人物一覧 赤眞翔平(26)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長 塩崎柊斗(24)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官 吉瀬淳也(33)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官 高濵翔盛(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 樋樫柊臣(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 成濱佑汰(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 伊敷煌大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 崇眞稜大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 前原裕季哉(25)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 芦澤柊太(36)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 青村聡士(34)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 澤田新太(39) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官 今西遙駕(52)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長 新城彪駕(34)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 藤浦恭介(51)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 椎津愛虎(31)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官 貴内伸介(41)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士 正随緋斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官 中森蓮仁(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長 河城蒼空(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 天辻慶斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 夢丸奎大(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 河木涼(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官 伏垨綉梧(38)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官 猪俣繁倖(48)…警衛庁 駐屯科長 3等将士 大須賀敦晴(45)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士 国藤尚崇(44)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉 坂浦聡磨(38)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉 皇山誠士郎(30)…警衛庁 幕僚総監 第1秘書官 2等隊尉 新濱恭吾(48)…警衛庁 16代目幕僚総監 籐洲猛靖(53)…警衛庁 幕僚官房室長 幕僚補 翠谷敦也(33)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局管 在暁舜也(28)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局員

本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います

こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。 ※「小説家になろう」にも投稿しています

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

王様の恥かきっ娘

青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。 本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。 孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます 物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります これもショートショートで書く予定です。

リアルフェイスマスク

廣瀬純七
ファンタジー
リアルなフェイスマスクで女性に変身する男の話

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...