8 / 11
8.
しおりを挟む
夜、満月を過ぎたばかりの月が暗い執務室を照らしていた。王が長椅子に横になって丸まり、上からマントを被っている。春とはいえ夜はまだひんやりとした冷気が残っていた。
すると、いきなりそのマントが剥ぎとられランプの灯がその身を照らした。
「なんだよ、いきなり」
「陛下、いい加減ここで寝泊まりするのやめなさい、って散々言ってますよね?」
言われた側は、自分を睨みつけるエイスを見上げると、眉をしかめながら起き上がった。
「別にいいだろ、って何度も言ったよな」
「数日ならともかく、長期間だと体にも悪影響ですから」
「十分快適だよ。戦場はこんなものじゃないだろ」
「ここは戦場じゃないですよ」
「戦場だろ。此処も、何処だって」
「いいから寝室で寝てください」
「ここの方が眠れる」
「どうしてもって言うなら私もここで寝ますよ」
「どうしてそういうこと思いつくかな?」
王はますます眉を寄せ嫌そうな顔をした。だが側近の意思が変わらないとわかると、ため息をついて言った。
「わかった、とりあえず今日は引き下がる。とりあえず、な。明日はわからんぞ」
「……わかりました」
王は立ち上がると伸びをして首を曲げる。そんな彼にマントを手渡しながら、エイスは言った。
「カル、やはりあなたの今回の判断は間違っている」
「かもな。どっちでもいいよ、もう。仕方ないよ、時間が解決する予定だ」
「時間の神は優しいばかりじゃないですよ」
「……味方につけるさ」
言うと、エイスの肩にぽんと手を置いた。
「心配してくれてるのはわかってる。でも、最後は俺の問題だからさ」
「それで済むならこんなに心配しませんけどね」
「王様って面倒だなあ」
「王もあなたという個人も面倒です」
「心配性め」
カルは親友の胸を拳で殴るふりをすると、そのまま部屋を出て行った。
「……そんなものじゃないですよ」
残されたエイスは暗い部屋の中、独りごちた。
「王妃様、他に御用はありませんでしたでしょうか?」
ルミは飲み物の入った瓶と空のグラスを机の脇に置くと聞いた。
王妃は椅子に座ったまま微笑んだ。
「ええ、もういいわ。ありがとう、おやすみなさい」
「おやすみなさいませ」
ルミは丁寧におじきをして部屋から退出しようとする。が、その後ろ姿に再び王妃が声をかけた。
「あ、手元以外の部屋の灯りを全部消して行って」
「はい。暗くないですか?」
「大丈夫よ」
ルミは部屋にいくつか灯してあったランプを消すと、再び丁寧に挨拶をして出て行った。
王妃は一つ息をつくと、瓶から飲み物をグラスに注ぐ。それをゆっくりと口に含みむと、ふっと笑った。
「やっぱり、美味しいかわからないわ、これ」
独り言を口にしながらも残りを飲み干すと、ぼんやりと窓を見た。不透明なガラス越しに月明かりが滲んでいる。と、不意に立ち上がり窓を開けた。ひんやりとした空気と共に、月の明かりが薄暗い部屋にこぼれ落ちる。そして椅子に戻るとグラスに液体を注ぐ。それを口まで持っていったが唇を濡らした程度でグラスを置くと、再びぼんやりと窓の外を見ていた。それから椅子に座ったまま膝を抱え頭を膝に乗せて丸くなる。
「……カル……」
溢れた小さな声は誰にも聞かれることなく闇に溶けていった。
カルは枕にもたれてベットに横になりながら、琥珀色の酒の入ったグラスを飲み干すと脇の台に置いた。そこにある酒瓶も中身がほぼなくなっている。
「あー、目が冷めちまった。寝れない」
言って、天井を見上げる。
「あいつ、心配の仕方が最近うるさいんだよ」
息を大きくついて頭を抱えるように上半身をかがめる。元々の王の寝室は一人用のベット以外、使われているような気配もないテーブルやらソファがあるばかりで、それなりに豪奢な割には殺風景な雰囲気を漂わせている。
カルは再び大きくため息をつくと、肌かけを蹴飛ばしベットから立ち上がった。そして、廊下側から部屋に入るのとは別の扉の前までいくと、そこを開けた。
どことなく淀んでいる空気が流れている。もうしばらくの間、誰にも立ち入られることのなくなった部屋だった。
真っ暗な部屋の窓を開けると、新しい空気と月の光が入り込んだ。
カルはその中心にある大きな寝台に座る。暫くそうしてからごろっと横になり窓の外を眺めていたと思ったら、落ち着かないように月明かりに背を向けた。視線の先には整えられたままのシーツと枕の白がぼんやりと見える。王はそっと撫でるようにその布に手を這わせたかと思うと、いきなり起き上がり寝台の上に片膝をついた。そして寝台の頭上に飾ってあった美しい鞘の剣を手に取るとその剣を抜く。鞘の装飾性とは裏腹に、その抜き身の剣は月の光を浴びて不気味に光った。
王はその剣を振り上げるとそこにあった枕に突き立てた。暗い月明かりの部屋で、影が蠢くように何度も無言で突き立てたのだった。
すると、いきなりそのマントが剥ぎとられランプの灯がその身を照らした。
「なんだよ、いきなり」
「陛下、いい加減ここで寝泊まりするのやめなさい、って散々言ってますよね?」
言われた側は、自分を睨みつけるエイスを見上げると、眉をしかめながら起き上がった。
「別にいいだろ、って何度も言ったよな」
「数日ならともかく、長期間だと体にも悪影響ですから」
「十分快適だよ。戦場はこんなものじゃないだろ」
「ここは戦場じゃないですよ」
「戦場だろ。此処も、何処だって」
「いいから寝室で寝てください」
「ここの方が眠れる」
「どうしてもって言うなら私もここで寝ますよ」
「どうしてそういうこと思いつくかな?」
王はますます眉を寄せ嫌そうな顔をした。だが側近の意思が変わらないとわかると、ため息をついて言った。
「わかった、とりあえず今日は引き下がる。とりあえず、な。明日はわからんぞ」
「……わかりました」
王は立ち上がると伸びをして首を曲げる。そんな彼にマントを手渡しながら、エイスは言った。
「カル、やはりあなたの今回の判断は間違っている」
「かもな。どっちでもいいよ、もう。仕方ないよ、時間が解決する予定だ」
「時間の神は優しいばかりじゃないですよ」
「……味方につけるさ」
言うと、エイスの肩にぽんと手を置いた。
「心配してくれてるのはわかってる。でも、最後は俺の問題だからさ」
「それで済むならこんなに心配しませんけどね」
「王様って面倒だなあ」
「王もあなたという個人も面倒です」
「心配性め」
カルは親友の胸を拳で殴るふりをすると、そのまま部屋を出て行った。
「……そんなものじゃないですよ」
残されたエイスは暗い部屋の中、独りごちた。
「王妃様、他に御用はありませんでしたでしょうか?」
ルミは飲み物の入った瓶と空のグラスを机の脇に置くと聞いた。
王妃は椅子に座ったまま微笑んだ。
「ええ、もういいわ。ありがとう、おやすみなさい」
「おやすみなさいませ」
ルミは丁寧におじきをして部屋から退出しようとする。が、その後ろ姿に再び王妃が声をかけた。
「あ、手元以外の部屋の灯りを全部消して行って」
「はい。暗くないですか?」
「大丈夫よ」
ルミは部屋にいくつか灯してあったランプを消すと、再び丁寧に挨拶をして出て行った。
王妃は一つ息をつくと、瓶から飲み物をグラスに注ぐ。それをゆっくりと口に含みむと、ふっと笑った。
「やっぱり、美味しいかわからないわ、これ」
独り言を口にしながらも残りを飲み干すと、ぼんやりと窓を見た。不透明なガラス越しに月明かりが滲んでいる。と、不意に立ち上がり窓を開けた。ひんやりとした空気と共に、月の明かりが薄暗い部屋にこぼれ落ちる。そして椅子に戻るとグラスに液体を注ぐ。それを口まで持っていったが唇を濡らした程度でグラスを置くと、再びぼんやりと窓の外を見ていた。それから椅子に座ったまま膝を抱え頭を膝に乗せて丸くなる。
「……カル……」
溢れた小さな声は誰にも聞かれることなく闇に溶けていった。
カルは枕にもたれてベットに横になりながら、琥珀色の酒の入ったグラスを飲み干すと脇の台に置いた。そこにある酒瓶も中身がほぼなくなっている。
「あー、目が冷めちまった。寝れない」
言って、天井を見上げる。
「あいつ、心配の仕方が最近うるさいんだよ」
息を大きくついて頭を抱えるように上半身をかがめる。元々の王の寝室は一人用のベット以外、使われているような気配もないテーブルやらソファがあるばかりで、それなりに豪奢な割には殺風景な雰囲気を漂わせている。
カルは再び大きくため息をつくと、肌かけを蹴飛ばしベットから立ち上がった。そして、廊下側から部屋に入るのとは別の扉の前までいくと、そこを開けた。
どことなく淀んでいる空気が流れている。もうしばらくの間、誰にも立ち入られることのなくなった部屋だった。
真っ暗な部屋の窓を開けると、新しい空気と月の光が入り込んだ。
カルはその中心にある大きな寝台に座る。暫くそうしてからごろっと横になり窓の外を眺めていたと思ったら、落ち着かないように月明かりに背を向けた。視線の先には整えられたままのシーツと枕の白がぼんやりと見える。王はそっと撫でるようにその布に手を這わせたかと思うと、いきなり起き上がり寝台の上に片膝をついた。そして寝台の頭上に飾ってあった美しい鞘の剣を手に取るとその剣を抜く。鞘の装飾性とは裏腹に、その抜き身の剣は月の光を浴びて不気味に光った。
王はその剣を振り上げるとそこにあった枕に突き立てた。暗い月明かりの部屋で、影が蠢くように何度も無言で突き立てたのだった。
105
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
結婚して3年経っても子供ができないという理由で離縁されたエマは、前世の記憶を思い出して幸せになる。周りが勝手に復讐してくれました。
山田 バルス
恋愛
結婚三年目の春、エマは伯爵家の夫アンドレオから突然、側室を迎える話を告げられる。子をなせなかったことを理由に、彼女は僅かな補償のみで離縁された。妻として過ごした三年間は「無価値だった」と突きつけられ、エマは貴族社会から静かに切り捨てられる。
また実家の父母の墓参りに行くと、当主になっていた兄に離縁金を奪われてしまう。
大ピンチのエマには、秘密があった。なんと彼女は幼少期に前世の記憶を思い出していたのだ。
かつて観光地で石を磨き、アクセサリーを作り、人に喜ばれる仕事をしていた人生。何も持たない今だからこそ、もう一度「自分の手で生きる」ことを選び、あの人が住む商業国家スペイラ帝国へ向かう決意をする。
国境への道中、盗賊に襲われるが、護衛兵ロドリゲスの活躍で難を逃れる。彼の誠実な態度に、エマは「守られる価値のある存在」として扱われたことに胸を打たれた。
スペイラ帝国では身分に縛られず働ける。エマは前世の技術を活かし、石を磨いてアクセサリーを作る小さな露店を始める。石に意味を込めた腕輪やペンダントは人々の心を掴み、体験教室も開かれるようになる。伯爵夫人だった頃よりも、今の方がずっと「生きている」と実感していた。
ある朝、ロドリゲスが市場を訪れ、エマの作ったタイガーアイの腕輪を購入する。ところがその夜、彼は驚いた様子で戻り、腕輪が力を一・五倍に高める魔道具だと判明したと告げる。エマ自身は無意識だったが、彼女の作るアクセサリーには確かな力が宿っていた。
後日二人は食事に出かけ、エマは自分が貴族の妻として離縁された過去を打ち明ける。ロドリゲスは強く憤り、「最悪な貴族だ」と彼女と一緒になって怒ってくれた。その気持ちが、エマにとって何よりの救いだった。彼は次に防御力を高める腕輪を依頼し、冒険者ギルドで正式な鑑定を受けるよう勧める。
翌日、冒険者ギルドで鑑定を行った結果、エマの腕輪は高い防御効果を持つことが判明。さらに彼女自身を鑑定すると、なんと「付与特化型聖女」であることが明らかになる。聖女が付与した魔道具は現実の力として強く発現するのだ。
価値がないと切り捨てられた人生は、ここでは確かな力となった。スペイラ帝国で、聖女エマの新しい人生が、静かに、そして輝かしく始まる。
プリン食べたい!婚約者が王女殿下に夢中でまったく相手にされない伯爵令嬢ベアトリス!前世を思いだした。え?乙女ゲームの世界、わたしは悪役令嬢!
山田 バルス
恋愛
王都の中央にそびえる黄金の魔塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
そんなある日、ベアトリスは前世を思い出した。この世界はかつて病院に入院していた時の乙女ゲームの世界だと。
そして、自分は悪役令嬢だと。ゲームのシナリオをぶち壊すために、ベアトリスは立ち上がった。
レベルを上げに励み、頂点を極めた。これでゲームシナリオはぶち壊せる。
そう思ったベアトリスに真の目的が見つかった。前世では病院食ばかりだった。好きなものを食べられずに死んでしまった。だから、この世界では美味しいものを食べたい。ベアトリスの食への欲求を満たす旅が始まろうとしていた。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。
獅子王の運命の番は、捨てられた猫獣人の私でした
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:女性HOT3位!】
狼獣人のエリート騎士団長ガロウと番になり、幸せの絶頂だった猫獣人のミミ。しかしある日、ガロウは「真の番が見つかった」と美しい貴族令嬢を連れ帰り、「地味なお前はもう用済みだ」とミミを一方的に追い出してしまう。
家族にも見放され、王都の片隅の食堂で働くミミの前に現れたのは、お忍びで街を訪れていた最強の獣人王・レオンハルトだった。
彼は一目でミミが、数百年ぶりの『運命の番』であることを見抜く。心の傷を負ったミミを、王は包み込むように、そして激しく溺愛していく――。
「もう誰にもお前を傷つけさせない」
一方、ミミを捨てた元夫は後悔の日々を送っていた。そんな彼の元に、次期王妃の披露パーティーの招待状が届く。そこで彼が目にしたのは、獅子王の隣で誰よりも美しく輝く、ミミの姿だった――。
これは、不遇な少女が本当の愛を見つけ、最高に幸せになるまでの逆転溺愛ストーリー。
※気を抜くと読点だらけになることがあるので、読みづらさを感じたら教えてくれるとうれしいです。
祝:女性HOT69位!(2025年8月25日4時05分)
→27位へ!(8/25 19:21)→11位へ!(8/26 22:38)→6位へ!(8月27日 20:01)→3位へ!(8月28日 2:35)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる