異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

初めての依頼

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 賢者スキルについて頭を悩ませていると、カナデが異空間ボックスに服を片付けたため、賢者さんとのやり取りを忘れて今後の話をする。

「さて、今からどーする?」
「はいはーい!私はダンジョンに行きたいっ!Fランクの私たちでも入れるなら!」

 この世界では基本的にダンジョンというものが存在する。
 詳しい起源は分からないが突如として世界中にダンジョンが生まれ、この世界にいる人たちはダンジョンから獲れる資源を活用して生きてきた。
 そしてダンジョン内には魔物というモンスターが多数存在するため、戦う手段のある冒険者がダンジョン内の資源を獲る仕事を行っている。

「そうだな。依頼書を見て受けれるのであれば受けてみるか。っとその前に一つ忠告だ」

 俺は真面目な顔をしてカナデを見る。

「チートスキルをもらったとはいえ、カナデは今まで戦ったことがないんだ。スキルやステータスにあぐらをかいて油断するなよ」
「分かってるよ、お兄ちゃん。私だってバカじゃないから。あんな油断は2度としないよ。私が油断したせいでお父さんとお母さんは死んだからね」

 その表情は父さんと母さんを自分のせいで亡くした悔しさが滲み出ている。

 俺自身、思い出すのも嫌な出来事だが…

(これなら大丈夫か。賢者さんもいるし危険なことはしないだろ)

 そう思い、俺は“ポンっ”とカナデの頭に手を置く。

「ならよし。じゃあ冒険者ギルドに行くか」
「うんっ!」

 こうして俺たちは冒険者ギルドに向かった。



 冒険者ギルドに到着する。

「えーっとFランクが受けれる依頼は……薬草採取と探し物だな」
「だね。まぁダンジョンに入れないとは思ってたよ」

 小説の主人公たちも最低ランクの時は討伐系の依頼ではなく採取系の依頼や雑用を受けていたので、ダンジョンに入れるとは思っていなかったようだ。

「王都内での探し物に関しては危険はないと思うが、薬草採取は侮れないぞ。王都の外は魔物と遭遇する可能性があるからな」

 この世界ではダンジョンから魔物が溢れるダンジョン崩壊というものが存在し、崩壊したダンジョンの魔物が地上を歩き回ることが稀にある。
 そうならないよう基本的に冒険者ギルドの方々が対処しているが、中には冒険者ギルドも把握していないダンジョンが存在し、知らない間に崩壊しているパターンもあるらしい。
 そのため、王都から一歩でも外に出れば魔物と戦う可能性が存在する。

「それと敵は魔物だけじゃないぞ。盗賊たちも危険だからな」

 魔物以外にも行商人や冒険者を襲う盗賊も存在するため、危険なことには変わりない。
 むしろ悪事を働いたことによって王都に入れなくなり、生活に困ってる盗賊が多いため、魔物よりも盗賊に注意した方がいいくらいだ。

「この世界に慣れることが大事だから、地道に薬草採取から頑張ろうな」
「はーいっ!」

 俺の言っていることが正しいことを理解しているため、カナデが大人しく賛同する。

「じゃあレーネさんに依頼書を持っていくか」
「うんっ!」

 俺たちはレーネさんのもとへ向かい、薬草採取の依頼を受ける。

「薬草採取ですね。コチラの依頼は薬草を10本納品することが最低クリア条件です。多めに納品された場合は追加で報酬をお渡しします」
「どの辺りで沢山採れますか?」
「そうですね。この薬草は南西の方角にある丘で沢山採れます。この薬草を見つけたら摘んでくださいね」

 レーネさんが薬草を1つ取り出して俺たちに見せる。

「葉っぱが4つに分かれているものが薬草となります」

 どうやらこの世界では四つ葉のクローバーが薬草らしい。

「薬草に似た草が多いため大変な依頼となりますが、頑張ってくださいね」
「ありがとうございます」
「はーいっ!」

 こうして俺たちの初依頼がスタートした。
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