異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

妹の特訓、それとランクアップ

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 その後、俺たちを尾行していた3人を冒険者ギルドに連れて行く。

「本当に申し訳ありません。私たちギルド側の監督ミスです」

 レーネさんが頭を下げて謝る。

「気にしないでください。俺たちは怪我を負ってませんから。それに迷惑料もいただきましたし」

 今回の件で俺たちには金貨5枚がプレゼントされた。

「そのように仰っていただき、ありがとうございます」

 感謝の言葉を告げたレーネさんが頭を上げる。

「あの方たちはギルド内で態度の悪い方たちでしたが、目立った悪さはしておらず、冒険者資格の剥奪などはしておりませんでした。しかし、私たちの見込みが甘かったようです。まさか彼らが新人たちを強襲していたとは思いませんでした。今回の件であの方たちは王都から永久追放、冒険者ギルドからも永久追放となるでしょう」

 その言葉に安堵しつつ俺は素朴な疑問を問いかける。

「入国時に犯罪者は王都に入れないよう魔道具でチェックしてたと思います。入国時は問題なかったということですか?」
「その通りです。入国時に問題なければ基本的に再び魔道具でチェックすることはありません。本当は定期的にチェックするのが望ましいのですが、王都に住んでる方たちが多過ぎて……」
「そうだったんですね」

 想像通りの返答をもらう。

「それにしてもアキトさんはお強いですね。彼らはCランク冒険者なので簡単に勝てる相手ではありませんよ」

 一般的にダンジョンを探索できるEランクからが本当の冒険者と呼ばれる。
 戦う才能がなければDランク冒険者となれず、Dランク冒険者となるだけで戦いに精通していると言える。
 しかも今回の相手はCランク冒険者だったため、冒険者成り立ての俺が無傷で倒したことに驚くのも無理はない。

「戦闘は得意なんですよ」
「お兄ちゃんは最強なので、あんな人たちに負けません!」
「ふふっ。そうですね」

 カナデの言葉にレーネさんが笑みをこぼす。
 その後、少しだけレーネさんと談笑し宿屋に戻る。
 そして、帰って早々ベッドにダイブしているカナデに話しかける。

「さて、妹よ。兄から一つ提案がある」
「な、何かな?」

 いつにも増して真剣な俺にカナデが身構える。

「兄は妹を強化したいと思ってる」
「きょ、強化?」
「あぁ。名付けるなら魔法特化型妹から万能型妹にジョブチェンジってところだ」
「なに言ってるの?お兄ちゃん」

 妹からアホな子を見るような目で見られる。
 その視線に耐えられなくなり「こほんっ!」と咳払いを挟む。

「これから俺がカナデを守ることのできない事態が来るかもしれない」

 そう前置きした後、先ほど男3人に襲われた時に思ったことを告げる。

「だからカナデを強くするために指導したい。どうだ?」

 俺の思いを伝えるとゆっくり起き上がり、カナデが口を開く。

「私、地球ではお兄ちゃんに守られてばかりで自分の無力さに泣いた時もあったんだ。だからこの世界では自分の身は自分で守りたい。そしてお兄ちゃんの力になれる妹になりたい!」

 力強くカナデが言う。
 瞳からも真剣さが伝わってきた俺は笑顔で頷く。

「よし。なら早速明日から特訓だ。近接戦闘もこなせる万能型妹を目指して」
「……その万能型妹ってネーミングセンスはどうにかしてほしいなぁ」

 そんな呟きを聞きつつ、俺は明日からの特訓メニューを考えた。



 翌日。

「も、もう無理ぃ……妹は活動限界を迎えました」

 何もない草原で“パタリっ”とカナデが力尽きる。

「おい、ここに来て30分も経ってないぞ」
「お兄様。可愛い妹は膝枕を所望してます」
「図々しいな」

 といいつつもカナデが頑張ったことには変わりないので、カナデの頭を俺の太ももに乗せる。
 そして、いつものように優しく頭を撫でる。

「ふぁぁ~、生き返る~」
「はぁ、先が思いやられるぞ」

 元々、病弱だったため剣術や体術などの近接戦闘の習得に時間がかかると思っていたが、このペースだと習得に数ヶ月はかかりそうだ。

(まぁ、ゆっくりやっていこう。この世界は地球よりも安全だからな)

 そんなことを思いつつ、俺はカナデの頭を撫で続けた。



 その日以降、俺たちは薬草採取とカナデの特訓を並行して行い、1ヶ月が経過した。

「おめでとう御座います!今回の依頼達成でお二人はEランク冒険者となりました!」

 “パチパチパチ”とレーネさんが喜んでくれる。

「これでお二人はダンジョンに潜ることができますよ!」
「やったー!」

 そろそろ魔物との戦いでカナデを強化したかったため、ランクアップは素直に嬉しい。

「ギルド側としては薬草の採取量が減ってしまうことが残念ではありますが致し方ありません」

 やはり俺たちの採取量は桁違いらしく、1ヶ月でEランク冒険者となったのは史上初らしい。

「お二人の実力はFランク冒険者ではないと思っておりますので、早々にランクを上げることになりました」

 俺たちのステータスを開示したわけではないが、Cランク冒険者3人を無傷で片付ける俺と、薬草を大量に採取できる魔法を持つカナデを見て、そう判断しているらしい。

「ダンジョンに入るにあたり、いくつか注意点が存在します。今からご説明させていただきますね」
「よろしくお願いします」

 とのことで簡単に説明を受ける。

「ダンジョンにはそれぞれランクが設定されており、自身の冒険者ランクより1つ上まで挑戦可能です。お二人はEランク冒険者なのでD級ダンジョンまで探索可能となっております。また、ダンジョンに入る前と帰還後は必ずギルド職員にお知らせください。万が一の時は救助隊を派遣しますので」

 俺たちは頷きながらレーネさんの話を聞く。

「ダンジョンには5階層ごとに帰還ポイントがあります。そちらを使用すればいつでも地上に戻れます。また、一度通った帰還ポイントは再入場時に使用できます」
「つまり10階層で帰還したら10階層から探索を再開できるということですね?」
「その通りです。あとは魔物からドロップした魔石やダンジョン内にある宝箱から手に入れた物はご自由にお使いください」

 魔石に関しては今のところ売るしか使い道はないため、手に入れた場合は売る一択だ。

「他に何かご質問はありますか?」
「大丈夫です」
「私もありません!」
「ありがとうございます。それと要らないお世話かもしれませんが、ダンジョンに潜る時は必ず装備やアイテムを見直してくださいね」
「はーいっ!」

 こうして俺たちは無事、Eランク冒険者となった。
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