10 / 24
2章 芸能界デビュー編
秋吉小町との初仕事 1
しおりを挟む
翌日以降も大変な学園生活を過ごした俺は、小町との収録日を迎え、神里さんの車で移動していた。
「今日の収録は声優である秋吉小町さんとのラジオ収録です。生放送ではないので安心して収録に臨んでください」
「分かりました」
俺の初仕事は小町との収録となる。
そのことをメッセージで伝えたら『ウチがクロ先輩の初めてを奪ったってことですね!』と誤解しそうな発言をしていた。
「そういえば小町さんとは知り合いとお聞きしました。どこで接点があったのですか?」
「あ、小町は俺と紫乃の幼馴染なんですよ。中学の頃、小町が引っ越したので小町との交流は無くなりましたが、今年、小町が俺と同じ大学に通うようになって交流が増えました」
引っ越して以降は会ってなかったので、小町が声優デビューした時は驚いたし、大学内で小町から声をかけられた時も驚いた。
「昔は紫乃を交えた3人でよく遊んでました。再会してからは小町が人気声優なので遊んではいませんが、大学内では時々話してますよ」
今では大学内で話す程度しか交流はないが、いつも『クロ先輩っ!』と駆け寄ってくるので嫌われてはいないと思う。
ちなみに昔は俺のことを「先輩」と呼んでいなかったが、大学内で再会してからは俺のことを「先輩」と呼んでいる。
そんな話をしながら車で収録場所へ向かっていると、一つの建物に到着する。
俺は神里さんに促され建物内へ入ると「あっ!クロせんぱーいっ!」との声が聞こえてきた。
「おはようございます、先輩っ!」
「おはよう、小町。今日も元気だな」
「ウチの取り柄は元気ですから!」
そう言って可愛い笑みを向ける。
秋吉小町。
薄い赤色の髪を肩のあたりで切り揃えており、愛嬌のある顔立ちをした美少女。
背は低く胸も小さいことがコンプレックスらしいが、それを補うくらい魅力的な笑顔をしている。
「ウチ、先輩のことずーっと待ってました。今から休憩室に行くなら案内しますよ?」
その提案に俺は神里さんを見る。
「私はここでやることがあるので小町さんに案内をお願いします。休憩室に荷物を置いたらディレクターがいる部屋まで来てください」
「分かりました」
とのことで神里さんと別れ、俺は小町についていく。
その道中…
「見て!あの人がクロ様よ!」
「きゃぁぁっ!やっぱり生のクロ様はカッコいいっ!」
「写真集で見るよりも数百倍カッコいいね!」
「今は小町さんがいて話かけにくいから後で話しかけよ!」
等々、俺を見て盛り上がる女性スタッフたち。
「さすがクロ先輩。女性スタッフたちからチヤホヤされてますね」
「あはは……全然慣れないけど」
大学内でも女子大生からチヤホヤされているが、全く慣れる気配はない。
「ウチがいなかったら今頃クロ先輩の近くに女性スタッフが集まってましたね」
「だな。小町が気を利かせて俺のことを待っててくれたおかげだ。ありがと、小町」
俺は小町に笑顔で感謝を伝える。
「~~~っ!そ、その顔は反則です!ある程度耐性のあるウチでなかったら天に召されてましたよ!」
「ご、ごめん?」
どうやら俺の顔には浄化作用があるらしいが、俺の素顔を何度も見ている小町は問題ないみたいだ。
そんなことを思っていると小町が「こほんっ!」と咳払いを挟み、話題を変える。
「先輩がどういった経緯でデビューすることになったかは紫乃ちゃんから聞きました。そして自分自身の自己評価が間違っていたことにも気づいたみたいですね」
「あぁ」
小町からも俺の自己評価は間違っていると言われていたため、俺の自己評価が正されたことを知り、嬉しそうな顔をする。
「良かったです!先輩の間違った自己評価のせいでウチはお手上げ状態でしたから!ようやく次のステップに移ることができます!」
「そうか、よく分からんが心配かけたな」
次のステップというのは全く分からなかったが、俺の自己評価のせいで苦労をかけてしまったことは理解した。
「はいっ!先輩の素顔をたくさんの人が知ってしまったことは想定外ですが、ウチは頑張ります!」
「……?おう、頑張ってくれ」
後半から話の内容についていけなかったため、とりあえず応援しておく。
そんな会話をしていると休憩室へ辿り着き、俺は荷物を置いてディレクターのいる部屋へと向かう。
「おはよう、クロくん。今日はよろしく」
「あ、はいっ!お願いします!」
俺はディレクターの羽柴さんへ挨拶をする。
羽柴さんは今から収録するラジオ番組でディレクターを務める男性で、パーソナリティを務める小町とイヤホンやマイクで連絡を取り、収録を進める役割を担っている。
年齢は50歳後半でディレクター歴も長い方だ。
「近くで見ると本当にイケメンだな。小町ちゃんがクロくんとの共演を薦めた理由がわかったぞ」
「そっ、そんなことは言わなくていいんです!」
羽柴さんの言葉に顔を真っ赤にして慌て出す小町。
「ははっ!確かにそうだな。じゃあ俺は準備に戻るから、しばらくそこで待っててくれ」
と言って羽柴さんが他のスタッフのもとへ向かう。
「ホント羽柴さんは要らない事ばかり言います」
どこか諦めたようなトーンで呟く。
おそらく今までも羽柴さんの言葉に振り回され続けたのだろう。
「別に要らない言葉じゃないだろ。俺も小町と仕事できて嬉しいんだから。むしろ小町もそう思ってくれて俺は嬉しかったぞ」
「っ!せ、先輩もそう思ってたんですね……」
どこか諦めたような表情から一転、ニマニマと嬉しそうな顔となる。
「だから今日は目一杯楽しもう。初めての収録だから失敗するかもしれないがサポートしてくれると助かるよ」
「はいっ!任せてください!」
その後、小町と雑談しながら収録開始まで過ごした。
「今日の収録は声優である秋吉小町さんとのラジオ収録です。生放送ではないので安心して収録に臨んでください」
「分かりました」
俺の初仕事は小町との収録となる。
そのことをメッセージで伝えたら『ウチがクロ先輩の初めてを奪ったってことですね!』と誤解しそうな発言をしていた。
「そういえば小町さんとは知り合いとお聞きしました。どこで接点があったのですか?」
「あ、小町は俺と紫乃の幼馴染なんですよ。中学の頃、小町が引っ越したので小町との交流は無くなりましたが、今年、小町が俺と同じ大学に通うようになって交流が増えました」
引っ越して以降は会ってなかったので、小町が声優デビューした時は驚いたし、大学内で小町から声をかけられた時も驚いた。
「昔は紫乃を交えた3人でよく遊んでました。再会してからは小町が人気声優なので遊んではいませんが、大学内では時々話してますよ」
今では大学内で話す程度しか交流はないが、いつも『クロ先輩っ!』と駆け寄ってくるので嫌われてはいないと思う。
ちなみに昔は俺のことを「先輩」と呼んでいなかったが、大学内で再会してからは俺のことを「先輩」と呼んでいる。
そんな話をしながら車で収録場所へ向かっていると、一つの建物に到着する。
俺は神里さんに促され建物内へ入ると「あっ!クロせんぱーいっ!」との声が聞こえてきた。
「おはようございます、先輩っ!」
「おはよう、小町。今日も元気だな」
「ウチの取り柄は元気ですから!」
そう言って可愛い笑みを向ける。
秋吉小町。
薄い赤色の髪を肩のあたりで切り揃えており、愛嬌のある顔立ちをした美少女。
背は低く胸も小さいことがコンプレックスらしいが、それを補うくらい魅力的な笑顔をしている。
「ウチ、先輩のことずーっと待ってました。今から休憩室に行くなら案内しますよ?」
その提案に俺は神里さんを見る。
「私はここでやることがあるので小町さんに案内をお願いします。休憩室に荷物を置いたらディレクターがいる部屋まで来てください」
「分かりました」
とのことで神里さんと別れ、俺は小町についていく。
その道中…
「見て!あの人がクロ様よ!」
「きゃぁぁっ!やっぱり生のクロ様はカッコいいっ!」
「写真集で見るよりも数百倍カッコいいね!」
「今は小町さんがいて話かけにくいから後で話しかけよ!」
等々、俺を見て盛り上がる女性スタッフたち。
「さすがクロ先輩。女性スタッフたちからチヤホヤされてますね」
「あはは……全然慣れないけど」
大学内でも女子大生からチヤホヤされているが、全く慣れる気配はない。
「ウチがいなかったら今頃クロ先輩の近くに女性スタッフが集まってましたね」
「だな。小町が気を利かせて俺のことを待っててくれたおかげだ。ありがと、小町」
俺は小町に笑顔で感謝を伝える。
「~~~っ!そ、その顔は反則です!ある程度耐性のあるウチでなかったら天に召されてましたよ!」
「ご、ごめん?」
どうやら俺の顔には浄化作用があるらしいが、俺の素顔を何度も見ている小町は問題ないみたいだ。
そんなことを思っていると小町が「こほんっ!」と咳払いを挟み、話題を変える。
「先輩がどういった経緯でデビューすることになったかは紫乃ちゃんから聞きました。そして自分自身の自己評価が間違っていたことにも気づいたみたいですね」
「あぁ」
小町からも俺の自己評価は間違っていると言われていたため、俺の自己評価が正されたことを知り、嬉しそうな顔をする。
「良かったです!先輩の間違った自己評価のせいでウチはお手上げ状態でしたから!ようやく次のステップに移ることができます!」
「そうか、よく分からんが心配かけたな」
次のステップというのは全く分からなかったが、俺の自己評価のせいで苦労をかけてしまったことは理解した。
「はいっ!先輩の素顔をたくさんの人が知ってしまったことは想定外ですが、ウチは頑張ります!」
「……?おう、頑張ってくれ」
後半から話の内容についていけなかったため、とりあえず応援しておく。
そんな会話をしていると休憩室へ辿り着き、俺は荷物を置いてディレクターのいる部屋へと向かう。
「おはよう、クロくん。今日はよろしく」
「あ、はいっ!お願いします!」
俺はディレクターの羽柴さんへ挨拶をする。
羽柴さんは今から収録するラジオ番組でディレクターを務める男性で、パーソナリティを務める小町とイヤホンやマイクで連絡を取り、収録を進める役割を担っている。
年齢は50歳後半でディレクター歴も長い方だ。
「近くで見ると本当にイケメンだな。小町ちゃんがクロくんとの共演を薦めた理由がわかったぞ」
「そっ、そんなことは言わなくていいんです!」
羽柴さんの言葉に顔を真っ赤にして慌て出す小町。
「ははっ!確かにそうだな。じゃあ俺は準備に戻るから、しばらくそこで待っててくれ」
と言って羽柴さんが他のスタッフのもとへ向かう。
「ホント羽柴さんは要らない事ばかり言います」
どこか諦めたようなトーンで呟く。
おそらく今までも羽柴さんの言葉に振り回され続けたのだろう。
「別に要らない言葉じゃないだろ。俺も小町と仕事できて嬉しいんだから。むしろ小町もそう思ってくれて俺は嬉しかったぞ」
「っ!せ、先輩もそう思ってたんですね……」
どこか諦めたような表情から一転、ニマニマと嬉しそうな顔となる。
「だから今日は目一杯楽しもう。初めての収録だから失敗するかもしれないがサポートしてくれると助かるよ」
「はいっ!任せてください!」
その後、小町と雑談しながら収録開始まで過ごした。
67
あなたにおすすめの小説
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる