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芸能界編
ドラマ撮影 2
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「あ!すみません!昨日ヒナを助けてくれた方と似てるなと思っただけです!」
「っ!?」
ミクさんの言葉に“ドキッ”と心臓が跳ねる。
(う、嘘だろ!出会った時と今の格好は全然違うんだぞ!)
昨日ヒナちゃんたちと出会った時は前髪を全部下ろしており、素顔が見えないようにしていた。
そのためミクさんの発言に驚きを隠せない。
「そっ、そんなことないですよ?」
「シロさん。声がうわずってますよ」
「ギクっ!」
「アタシ、『ギクっ!』て口に出す人、初めて見ました」
「お兄ちゃん、何を隠してるの?」
俺の挙動不審っぷりに桜もジト目で見てくる。
「な、何も隠してないぞ。うん。何も隠してない」
「何で怪しさ満点の返答するのよ」
桜が呆れながら呟く。
そんなやり取りをしている最中もミクさんは俺の顔から目を逸らさない。
「なぁヒナ。昨日、逸れた時に助けてくれたお兄ちゃんとシロさんって似てないか?」
ミクさんの言葉にヒナちゃんも俺の顔を見る。
「そう言われると似てる気がするの」
「そ、それはお姉さんの言葉から固定概念的なものが発生しただけだぞ」
「しかもシロ様から悪い人の気配を感じないの!昨日の真白お兄ちゃんと同じで!」
「真白お兄ちゃん?」
ヒナちゃんの言葉に桜が反応する。
「き、気のせいだろ。世界には同じ顔の人が3人いるって言うしな」
そう伝えるが、未だに首を傾げる2人。
「なぁシロさん。もしかしてシロさんは――」
と、ミクさんが何かを話そうとした時、勢いよく控え室の扉が開く。
「ヒナー!そろそろ収録の準備をするよー!」
そう言ってミクさんとヒナちゃんに似た女性が部屋に入ってきた。
「あ、はーい!シロ様、また後でね!」
ヒナちゃんが名前を呼んだ女性の下へと走る。
「すみません、ジッと顔を見てしまって。アタシの勘違いでした」
「いえ、気にしてませんので」
そう言ってミクさんもヒナちゃんの後を追う。
「では私たちも移動しましょうか」
とのことで、ヒナちゃんたちに挨拶をしてから部屋を出る。
(ふぅ、なんとか誤魔化せたな)
そう思い、ホッと一息つく。
「ねぇ、お兄ちゃん。もしかして昨日、あの2人と会ってフラグでも立ててきたの?」
「フラグは立ててないが、昨日迷子のヒナちゃんを交番まで送り届けたんだ。でも、その時は髪を下ろした状態だったぞ。何で今の俺と結びつけることができたんだ?」
そう思い考えるが答えは導き出せない。
「はぁ。また要注意人物が増えたよ。お兄ちゃんのバカっ」
その隣で桜が何かを呟いていた。
ヒナちゃんの控え室を出た俺たちは監督の下へ向かう。
「監督、代役に選んでいただき、ありがとうございます」
「よろしくな、シロくん」
今回の監督は50歳代男性。
なんでもサンドイッチのCMを撮った時の監督とは知り合いらしく、その監督が絶賛していたことが俺を代役に選んだ決め手らしい。
「シロくんは楓先生の子供さんと聞いてね。しかも一昨日のCM撮影は良かったと聞いている。だからシロくんの演技、期待してるからな」
「ご期待に応えることができるよう頑張ります!」
監督の言葉に胸を張って応える。
「今日、撮影予定のセリフは覚えたか?」
「はい!大丈夫です!」
「よし!じゃあ、予定通り準備を進めておくよ!10分後に撮影開始だ!」
とのことで一度控え室に戻り、台本の最終チェックを行う。
そして10分後。
俺の演技を中心に撮影が始まった。
俺の演技を中心に撮影を行い、一通りの演技が終わる。
「うん!想像よりも良かったよ!」
「ありがとうございます!」
開口一番、監督から褒め言葉をいただく。
「シロくん、なかなか才能があると思うぞ。緊張でセリフが飛ぶこともなかったし。少し改善してほしい点はいくつかあるが、初めてで今の演技なら文句なしだ。家で猛練習してきただろ」
「そうですね。俺が母さんの作品を悪くするわけにはいきませんから」
母さんとの特訓のおかげで大きなミスをすることなく演技することができた。
(母さん、妥協という言葉を知らないからなぁ。深夜3時までやるとは思わなかったし)
そのおかげで監督から褒められたので文句はないが。
「よし、じゃあ次はここを注意して演技をしてくれ。例えば――」
等々、監督直々にアドバイスをもらい、アドバイス通りに演技を行う。
そして…
「よし、今日の撮影はここまでだ!」
何回か撮り直しを行い、無事今日撮る予定だったシーンを撮り終わる。
「お疲れ様でした!」
俺は監督やスタッフに挨拶をしてから、桜たちと合流する。
「お兄ちゃん!めっちゃ良かったよ!」
「私も日向さんの演技力に驚きました。本当に初めての撮影ですか?」
「はい。昨日一昨日と付け焼き刃ではありますが練習したので、そのおかげですね」
2人からも褒めてもらい、嬉しい気持ちとなる。
「でも撮り直しを何度も行いました。監督からのアドバイスを上手く昇華できなかったシーンもあるので、今日の夜も練習ですね」
監督や桜たちから褒められたが、俺自身まだまだだと思ってる。
(亡くなった母さんの演技はこんなものじゃなかった。もちろん、今の俺が母さんと同じレベルの演技ができるとは微塵も思ってないが、母さんに近づくくらいの演技力は身につけれるはずだ)
そう思い、自分自身に喝を入れる。
その後は今日の撮影の感想を言い合いながら控え室に向かった。
「っ!?」
ミクさんの言葉に“ドキッ”と心臓が跳ねる。
(う、嘘だろ!出会った時と今の格好は全然違うんだぞ!)
昨日ヒナちゃんたちと出会った時は前髪を全部下ろしており、素顔が見えないようにしていた。
そのためミクさんの発言に驚きを隠せない。
「そっ、そんなことないですよ?」
「シロさん。声がうわずってますよ」
「ギクっ!」
「アタシ、『ギクっ!』て口に出す人、初めて見ました」
「お兄ちゃん、何を隠してるの?」
俺の挙動不審っぷりに桜もジト目で見てくる。
「な、何も隠してないぞ。うん。何も隠してない」
「何で怪しさ満点の返答するのよ」
桜が呆れながら呟く。
そんなやり取りをしている最中もミクさんは俺の顔から目を逸らさない。
「なぁヒナ。昨日、逸れた時に助けてくれたお兄ちゃんとシロさんって似てないか?」
ミクさんの言葉にヒナちゃんも俺の顔を見る。
「そう言われると似てる気がするの」
「そ、それはお姉さんの言葉から固定概念的なものが発生しただけだぞ」
「しかもシロ様から悪い人の気配を感じないの!昨日の真白お兄ちゃんと同じで!」
「真白お兄ちゃん?」
ヒナちゃんの言葉に桜が反応する。
「き、気のせいだろ。世界には同じ顔の人が3人いるって言うしな」
そう伝えるが、未だに首を傾げる2人。
「なぁシロさん。もしかしてシロさんは――」
と、ミクさんが何かを話そうとした時、勢いよく控え室の扉が開く。
「ヒナー!そろそろ収録の準備をするよー!」
そう言ってミクさんとヒナちゃんに似た女性が部屋に入ってきた。
「あ、はーい!シロ様、また後でね!」
ヒナちゃんが名前を呼んだ女性の下へと走る。
「すみません、ジッと顔を見てしまって。アタシの勘違いでした」
「いえ、気にしてませんので」
そう言ってミクさんもヒナちゃんの後を追う。
「では私たちも移動しましょうか」
とのことで、ヒナちゃんたちに挨拶をしてから部屋を出る。
(ふぅ、なんとか誤魔化せたな)
そう思い、ホッと一息つく。
「ねぇ、お兄ちゃん。もしかして昨日、あの2人と会ってフラグでも立ててきたの?」
「フラグは立ててないが、昨日迷子のヒナちゃんを交番まで送り届けたんだ。でも、その時は髪を下ろした状態だったぞ。何で今の俺と結びつけることができたんだ?」
そう思い考えるが答えは導き出せない。
「はぁ。また要注意人物が増えたよ。お兄ちゃんのバカっ」
その隣で桜が何かを呟いていた。
ヒナちゃんの控え室を出た俺たちは監督の下へ向かう。
「監督、代役に選んでいただき、ありがとうございます」
「よろしくな、シロくん」
今回の監督は50歳代男性。
なんでもサンドイッチのCMを撮った時の監督とは知り合いらしく、その監督が絶賛していたことが俺を代役に選んだ決め手らしい。
「シロくんは楓先生の子供さんと聞いてね。しかも一昨日のCM撮影は良かったと聞いている。だからシロくんの演技、期待してるからな」
「ご期待に応えることができるよう頑張ります!」
監督の言葉に胸を張って応える。
「今日、撮影予定のセリフは覚えたか?」
「はい!大丈夫です!」
「よし!じゃあ、予定通り準備を進めておくよ!10分後に撮影開始だ!」
とのことで一度控え室に戻り、台本の最終チェックを行う。
そして10分後。
俺の演技を中心に撮影が始まった。
俺の演技を中心に撮影を行い、一通りの演技が終わる。
「うん!想像よりも良かったよ!」
「ありがとうございます!」
開口一番、監督から褒め言葉をいただく。
「シロくん、なかなか才能があると思うぞ。緊張でセリフが飛ぶこともなかったし。少し改善してほしい点はいくつかあるが、初めてで今の演技なら文句なしだ。家で猛練習してきただろ」
「そうですね。俺が母さんの作品を悪くするわけにはいきませんから」
母さんとの特訓のおかげで大きなミスをすることなく演技することができた。
(母さん、妥協という言葉を知らないからなぁ。深夜3時までやるとは思わなかったし)
そのおかげで監督から褒められたので文句はないが。
「よし、じゃあ次はここを注意して演技をしてくれ。例えば――」
等々、監督直々にアドバイスをもらい、アドバイス通りに演技を行う。
そして…
「よし、今日の撮影はここまでだ!」
何回か撮り直しを行い、無事今日撮る予定だったシーンを撮り終わる。
「お疲れ様でした!」
俺は監督やスタッフに挨拶をしてから、桜たちと合流する。
「お兄ちゃん!めっちゃ良かったよ!」
「私も日向さんの演技力に驚きました。本当に初めての撮影ですか?」
「はい。昨日一昨日と付け焼き刃ではありますが練習したので、そのおかげですね」
2人からも褒めてもらい、嬉しい気持ちとなる。
「でも撮り直しを何度も行いました。監督からのアドバイスを上手く昇華できなかったシーンもあるので、今日の夜も練習ですね」
監督や桜たちから褒められたが、俺自身まだまだだと思ってる。
(亡くなった母さんの演技はこんなものじゃなかった。もちろん、今の俺が母さんと同じレベルの演技ができるとは微塵も思ってないが、母さんに近づくくらいの演技力は身につけれるはずだ)
そう思い、自分自身に喝を入れる。
その後は今日の撮影の感想を言い合いながら控え室に向かった。
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