28 / 84
芸能界編
ドラマ撮影 1
しおりを挟む
ドラマ撮影日を迎える。
今日は学校終わりに神野さんが学校まで迎えにきてくれる手筈となっている。
「お兄ちゃんの撮影楽しみー!」
「俺は緊張してきたよ」
放課後となり、俺と桜は神野さんとの合流場所へ。
ちなみに穂乃果は用事があるらしく、今回は桜だけが同行する形となった。
「お母さんの小説がドラマになるってすごいよね!」
「あぁ、すごいよな。でも俺たちの母さんが小説家の楓先生ってことは秘密にするんだぞ」
「はーい!」
母さんが偉い人たちと話し合った結果、俺たちが親子であることは秘密にすることにした。
もちろん現場監督等の偉い方は知っている。
理由として、今回俺が代役に抜擢されたのは原作者である母さんの推薦によるもの。
原作者と俺が親子関係ということが知れ渡ると『贔屓している』などと言う人が現れるため、親子関係であることは時期を見て発表するらしい。
そんな会話をしていると神野さんの車が俺たちの前で停まる。
「お疲れ様です!お待たせして申し訳ありません!」
「いえ、大丈夫です」
「今日はよろしくお願いしまーす!」
俺たちは挨拶をして車に乗り込む。
「それにしても今回は原作者である楓先生からの推薦ですよ!やっぱり日向さんはすごいですね!」
「あ、あはは」
原作者の楓先生が俺の母さんということは神野さんに伝えてない。
ということで伝えてみた。
「えぇー!お母さんが楓先生ー!」
案の定、驚く神野さん。
正確には俺の母さんではないが、その辺りは割愛する。
「なので俺がすごいわけではないです。他の人には言えませんが代役決めの時、母さんが無理やり俺を推薦したようです」
「な、なるほど。そういった経緯があったのですね」
「はい。なので今日は頑張らないといけません。俺が失敗すると推薦者である母さんに迷惑がかかりますから」
「わかりました!そういうことなら私もできる限りサポートします!」
「お願いします」
そんな会話をしながら俺たちは収録場所に向かった。
収録場所に到着する。
今回のドラマは大正時代なので俺は着物に着替え、カンカン帽を着用する。
そして俺たち3人はスタッフや俳優たちに挨拶回りをする。
「見て!シロ様の着物姿っ!」
「キング様も似合ってたけど着物姿もカッコいいっ!」
「シロ様を間近で見れるなんて、ここのスタッフしてて良かったーっ!」
「しかもシロ様の初演技!どんな演技を披露するか楽しみだね!」
なにやら俺の方を見て女性スタッフたちが話しているが、遠すぎて聞こえない。
「相変わらず、お兄ちゃんは人気者だね。女の子に」
「ど、どうした?いつもより口調が強いぞ?」
「べつにー」
そう言ってそっぽを向く。
「ふふっ。桜さんは可愛いですね」
「そ、そうですか?見るからに不機嫌そうなのですが」
「それは日向さんが察しの悪い男の子だからですよ」
神野さんは桜が不機嫌な理由を知っているようだが、俺には教えてくれない。
「あ、そういえば日向さん。共演者のことは頭に入ってますか?」
「はい。バッチリです」
事前に共演者の方々はチェックしているので問題はない。
(そういえば共演者に星野ヒナの名前があったな。しかも俺の妹役。昨日お姉さんと逸れた女の子も星野ヒナだったな)
同一人物かと思いネットで顔を調べたが、昨日はマスクをしていたこともあり同一人物である確証は得られなかった。
そんなことを思いながら挨拶回りをしていると星野ヒナちゃんの控え室にたどり着いたため、ノックをして部屋に入る。
「お疲れ様です。代役を任されましたシロと申します。今日からよろしくお願いします」
「よろしくです!ヒナの名前は星野ヒナ!小学6年生です!」
そう言って頭を下げるヒナちゃん。
(えぇ。そんなことってある?昨日迷子になってた女の子が天才子役だったなんて)
声を聞いて確信する。
目の前にいるヒナちゃんは昨日出会ったヒナちゃんであることを。
「あ、あぁ。よろしく、ヒナちゃん」
「はいなの!」
「妹が迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします」
今度はヒナちゃんのお姉さんである星野ミクさんが頭を下げる。
「そんなことありませんよ。むしろ俺の方が迷惑をかけると思います。俺はまだ俳優としては新人ですから」
そんな会話をミクさんと行う。
(ヒナちゃんのお姉さんって確か今注目の美少女モデル、星野ミクだろ?噂通り綺麗でスタイルが良いな)
桜や涼宮さんたちに負けず劣らずの美少女で、胸部に至っては涼宮さん以上の大きさを誇っている。
ちなみに俺や穂乃果、涼宮さんと同じ、高校2年生だ。
そんなことを思っていると、ミクさんが俺の顔を見て「うーん」と考え込んでいた。
「あ、あのぉ、俺の顔に何かついてますか?」
「あ!すみません!昨日ヒナを助けてくれた方と似てるなと思っただけです!」
「っ!?」
その言葉に“ドキッ”と心臓が跳ねた。
今日は学校終わりに神野さんが学校まで迎えにきてくれる手筈となっている。
「お兄ちゃんの撮影楽しみー!」
「俺は緊張してきたよ」
放課後となり、俺と桜は神野さんとの合流場所へ。
ちなみに穂乃果は用事があるらしく、今回は桜だけが同行する形となった。
「お母さんの小説がドラマになるってすごいよね!」
「あぁ、すごいよな。でも俺たちの母さんが小説家の楓先生ってことは秘密にするんだぞ」
「はーい!」
母さんが偉い人たちと話し合った結果、俺たちが親子であることは秘密にすることにした。
もちろん現場監督等の偉い方は知っている。
理由として、今回俺が代役に抜擢されたのは原作者である母さんの推薦によるもの。
原作者と俺が親子関係ということが知れ渡ると『贔屓している』などと言う人が現れるため、親子関係であることは時期を見て発表するらしい。
そんな会話をしていると神野さんの車が俺たちの前で停まる。
「お疲れ様です!お待たせして申し訳ありません!」
「いえ、大丈夫です」
「今日はよろしくお願いしまーす!」
俺たちは挨拶をして車に乗り込む。
「それにしても今回は原作者である楓先生からの推薦ですよ!やっぱり日向さんはすごいですね!」
「あ、あはは」
原作者の楓先生が俺の母さんということは神野さんに伝えてない。
ということで伝えてみた。
「えぇー!お母さんが楓先生ー!」
案の定、驚く神野さん。
正確には俺の母さんではないが、その辺りは割愛する。
「なので俺がすごいわけではないです。他の人には言えませんが代役決めの時、母さんが無理やり俺を推薦したようです」
「な、なるほど。そういった経緯があったのですね」
「はい。なので今日は頑張らないといけません。俺が失敗すると推薦者である母さんに迷惑がかかりますから」
「わかりました!そういうことなら私もできる限りサポートします!」
「お願いします」
そんな会話をしながら俺たちは収録場所に向かった。
収録場所に到着する。
今回のドラマは大正時代なので俺は着物に着替え、カンカン帽を着用する。
そして俺たち3人はスタッフや俳優たちに挨拶回りをする。
「見て!シロ様の着物姿っ!」
「キング様も似合ってたけど着物姿もカッコいいっ!」
「シロ様を間近で見れるなんて、ここのスタッフしてて良かったーっ!」
「しかもシロ様の初演技!どんな演技を披露するか楽しみだね!」
なにやら俺の方を見て女性スタッフたちが話しているが、遠すぎて聞こえない。
「相変わらず、お兄ちゃんは人気者だね。女の子に」
「ど、どうした?いつもより口調が強いぞ?」
「べつにー」
そう言ってそっぽを向く。
「ふふっ。桜さんは可愛いですね」
「そ、そうですか?見るからに不機嫌そうなのですが」
「それは日向さんが察しの悪い男の子だからですよ」
神野さんは桜が不機嫌な理由を知っているようだが、俺には教えてくれない。
「あ、そういえば日向さん。共演者のことは頭に入ってますか?」
「はい。バッチリです」
事前に共演者の方々はチェックしているので問題はない。
(そういえば共演者に星野ヒナの名前があったな。しかも俺の妹役。昨日お姉さんと逸れた女の子も星野ヒナだったな)
同一人物かと思いネットで顔を調べたが、昨日はマスクをしていたこともあり同一人物である確証は得られなかった。
そんなことを思いながら挨拶回りをしていると星野ヒナちゃんの控え室にたどり着いたため、ノックをして部屋に入る。
「お疲れ様です。代役を任されましたシロと申します。今日からよろしくお願いします」
「よろしくです!ヒナの名前は星野ヒナ!小学6年生です!」
そう言って頭を下げるヒナちゃん。
(えぇ。そんなことってある?昨日迷子になってた女の子が天才子役だったなんて)
声を聞いて確信する。
目の前にいるヒナちゃんは昨日出会ったヒナちゃんであることを。
「あ、あぁ。よろしく、ヒナちゃん」
「はいなの!」
「妹が迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします」
今度はヒナちゃんのお姉さんである星野ミクさんが頭を下げる。
「そんなことありませんよ。むしろ俺の方が迷惑をかけると思います。俺はまだ俳優としては新人ですから」
そんな会話をミクさんと行う。
(ヒナちゃんのお姉さんって確か今注目の美少女モデル、星野ミクだろ?噂通り綺麗でスタイルが良いな)
桜や涼宮さんたちに負けず劣らずの美少女で、胸部に至っては涼宮さん以上の大きさを誇っている。
ちなみに俺や穂乃果、涼宮さんと同じ、高校2年生だ。
そんなことを思っていると、ミクさんが俺の顔を見て「うーん」と考え込んでいた。
「あ、あのぉ、俺の顔に何かついてますか?」
「あ!すみません!昨日ヒナを助けてくれた方と似てるなと思っただけです!」
「っ!?」
その言葉に“ドキッ”と心臓が跳ねた。
159
あなたにおすすめの小説
『パンツの色』を視るだけで最強になった俺、聖女様の『白』で無敵の守護騎士と崇められる ~七色のヒロインに挟まれて理性が限界突破~
白山 乃愛
ファンタジー
「この世の真理は、下着の中にある」
山奥の美魔女師匠にそう教え込まれ、視認した「下着の色」をステータスに変換する最強の魔眼、『煩悩眼(デザイア・アイ)』を手に入れた高校生、色島カナタ。
ある日、学園の「聖女」と呼ばれる生徒会長・真白セイラを襲う魔獣を倒すため、カナタは彼女のスカートの中にある『純白』をガン見する。
「白(ホワイト)……ッ! 君の色は最高だァァァ!」
覚醒したカナタは、「物理無効化」の無敵バフを発動し、華麗に魔獣を撃破。
ただの変態として通報されるかと思いきや――
「誰もが見て見ぬ振りをした私の内面(心)の白さを、貴方だけが見抜いてくれた……!」
なぜか「高潔な精神を持つ騎士様」だと盛大に勘違いされてしまう。
その日から、カナタの学園生活は一変する。
物理的な質量を持つ「極太の好意の矢印」を顔面に押し付けてくる、重すぎる聖女様(白・防御特化)。
「私を見れば、もっと激しくなれるわよ?」と、漆黒の勝負下着で誘惑してくる小悪魔な転校生(黒・攻撃特化)。
白と黒。
二人のヒロインに挟まれ、カナタの理性と鼻血は限界突破寸前!
見れば最強。見すぎれば死(社会的に)。
これは、不純な動機と能力で戦う変態紳士が、なぜか世界を救って英雄になってしまう、ドタバタ学園無双ラブコメディ。
【更新頻度】
毎日更新(予定)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる