少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部

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芸能界編

クリスマスデート争奪戦 4

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「今から真白くんとクリスマスにデートする人を決める勝負をするわ」

 母さんが簡単に勝負内容を説明する。

「私が3問ほど真白くんについての問題を用意したわ。もちろん桜と穂乃果ちゃんが有利にならないよう配慮はしたつもりよ。そして正解数が最も多い人を真白くんとクリスマスにデートする権利を与えるわ。正解数が同じになった場合は、その人たちで真白くんをシェアすること。この勝負内容でいいかしら?」

 母さんの問いかけに全員が頷く。
 その反応を見て、母さんが全員に紙とペンを配る。

「では第1問。真白くんの好きな食べ物と嫌いな食べ物は?」

 この問題に対して、全員がスラスラとペンを走らせる。

(え?これ難しくないか?俺の好きな食べ物や嫌いな食べ物を涼宮さんたちに教えてないぞ?)

「なぁ、母さん。俺、涼宮さんたちに好きな食べ物とか教えてないから、桜たちが有利になると思うぞ?」
「えぇ。普通の人なら身内が有利ね。でも――」
「大丈夫だよ、シロくん。これは簡単な問題だから」
「え?」
「はい。『これくらいのことがわからない人に、シロ様は渡せない』と、お母様から言われてるようです」
「その通りだ。簡単だから心配しなくていいぞ」

 なぜか自信満々の涼宮さんたち。

「書き終わったようね。じゃあ回答を一斉にオープンして」

 母さんの声かけに全員が回答をオープンする。

 そこには全員が…

 好きな食べ物: ハンバーグ
 嫌いな食べ物: 納豆

 と、書かれていた。

「すごいわ。全員正解よ」
「これくらい当然のこと」
「だね!」
「イージー問題でした!」

 全員、間違っているとは思わなかったようで、回答を聞いても安堵する様子はない。

「え、なんでわかったんだ?」

 なぜ涼宮さんたちが正解できたか分からず、問いかける。

「それはね。とある雑誌にシロくんについての質問コーナーがあったんだよ」
「そこにシロ様の好きな食べ物、嫌いな食べ物が載ってました!」
「アタシもその雑誌を見て知ったな」

 そう言われて思い出す。
 どこかの記者から質問攻めを受け、とりあえず答えまくったことを。

(でもあの雑誌って結構マイナーだったはずだ。やっぱり人気芸能人になると、マイナーな雑誌もチェックするんだな)

 そう思い、俺は3人に感心する。

「さすがに簡単すぎたわね。では第2問よ」

 そう言って母さんは紙袋を俺たちの前に出す。

「!?」

(ま、まて!母さんは何をしようとしてるんだ!?あの紙袋には俺の部屋にあったエロ本が入ってるんだぞ!?)

 嫌な予感がした俺は母さんを止めようとするが、一足遅く…

「この紙袋の中には真白くんの部屋にあったエッチな本が入ってるわ。その本の表紙の女が巨乳か、貧乳か。どちらかを答えなさい」

(エロ本を問題にするのかよ!俺をこの場に引き止めるだけでなく、問題にも使用するとは!まさに悪魔!)

「あら?真白くんから情熱的な眼差しを向けられてるわ。でもごめんなさい。私には夫がいるの」
「違うわ!なんでそれを問題にするんだよ!」
「真白くんが好きな女の子のタイプを分かってもらう良い問題だと思ったの。良かったわね、彼女たちに好きな女の子のタイプを知ってもらうことができて」
「余計なお世話だっ!」

 そう声に出した時、5人から普段とは違った目を向けられていることに気付く。

(マズイっ!母さんが持ってる本は巨乳の女の子が表紙だ!しかも布面積の少ない女の子の!)

 そのため、5人に向けて弁明を図る。

「お、落ち着いて、皆んな!こ、これには事情が――」
「ねぇ、シロ」

 俺の言葉を遮るように穂乃果が話す。

「な、なんだ?」
「巨乳の女だったら――殺す」
「ひぃっ!」

 はい、死刑宣告いただきました。

(やべぇよ!色々とやべぇよ!と、とりあえず、どうやって穂乃果からの死刑宣告を避けるかを必死に考えよう!)

 そんなことを思いつつ頭をフル回転させるが、全く良い案が浮かばない。

「じゃあ回答を一斉にオープンして」

 俺が頭をフル回転させている間に回答が出揃ったようで、皆んなが一斉に回答をオープンする。
 桜と穂乃果、ミレーユさんが貧乳。涼宮さん、ミクさんが巨乳と回答していた。

(なるほど。自分の胸の大きさを答えてるのか)

 良い案が浮かばないので抵抗することを諦めて、呑気に皆んなの回答を分析する。

「なるほど。では正解を発表するわ。正解は――巨乳よ」

 そう言って母さんが紙袋から本を取り出す。
 その結果、涼宮さんとミクさんが正解し、1歩リードとなる。

 そして俺はというと…

「ねぇ、シロ」
「命だけは勘弁してください」

 必死に命乞いを始める。

「た、たまたま巨乳の女の子が表紙だっただけだ!俺は貧乳も好きだからな!」

 そして全力で貧乳も大好きなことをアピールする。
 しかし母さんが余計なひと言を告げる。

「あら、私が真白くんの部屋を漁った時は、巨乳の子が表紙の本しか出てこなかったわよ?」
「へぇ」
「………」

(母さんは俺がイジメられるのを見て楽しんでるのか!?いや、絶対楽しんでるだろ!)

「ねぇ、シロ。撲殺がいい?絞殺がいい?それとも――毒殺がいい?」
「命だけは勘弁してくださいっ!」

 俺は土下座を披露して命乞いをした。

 その横では…

「うわぁ、お兄ちゃん、なかなかエッチな本を持ってるね」
「はい。しかも表紙の娘、ものすごく大きいです」
「この娘くらいの大きさってなると星野さんくらいかな?」
「なっ!ア、アタシはこんなに大きくないぞ!?」

 呑気に巨乳トークをしていた。
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