少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部

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芸能界編

クリスマスデート争奪戦 5

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 俺は土下座した状態で穂乃果から説教を受ける。

 そして穂乃果から貧乳の良さを聞いていると…

「穂乃果ちゃん、そこまでよ」

 母さんが止めてくれた。

(お、まさか母さんが止めてくれるとは。少しは母さんも申し訳ないって思ったんだな)

 穂乃果の説教を止めてくれたことに、ほんの少しだけ感謝する。

「今は問題の途中よ。後で真白くんを3時間くらい貸してあげるから、その時、存分に怒りなさい」
「…………」

 やはり母さんは悪魔のようだ。

(ま、まぁ。俺の寿命が少しだけ伸びたことに感謝しよう。その間に何かいい方法を考えないと)

 そんなことを思いながら皆んなの様子を眺める。

「では、これが最終問題よ。今のところ涼宮さんと星野さんが一歩リードしてる形ね」

 先程の問題で涼宮さんとミクさんが『巨乳』と回答して正解したため、2人が一歩リードの状況となる。

「最後の問題よ。真白くんが大好きな漫画、『生徒会長は告らせたい』に登場するキャラで、1番好きなヒロインは?」

(ほう、最終問題は俺がSNSでオススメした漫画か)

 母さんは問題を言い終えた後スマホを触り、ヒロインのイラストを表示する。

「巨乳の藤崎チカと貧乳の三宮カグヤ。どっちが好きか答えなさい。ちなみに部屋で真白くんがヒロインの名前を叫びながら発狂してたから、私は答えを知っているわ」

(えっ!発狂してたとこ母さんに聞かれてたの!?)

 そのことに驚きを隠せない俺。

「ねぇ、シロ」

 そんな俺に対して謎のオーラを放ちながら穂乃果が声をかける。

「な、なんだ?」
「巨乳のヒロインだったら――2度殺す」
「…………」

 どうやら生き返らせて再び殺すらしい。

(だが今回の問題に関してはセーフだ。俺はカグヤちゃんの名前を叫びながら発狂してたからな)

 発狂したところを母さんに聞かれたという恥ずかしい出来事は起きたが、今は『ナイス俺!』と叫びたい気分だ。
 そんな中、皆んなの回答が出揃ったので回答をオープンする。
 そこには前回の問題同様、涼宮さんとミクさんが巨乳のチカちゃんを。桜と穂乃果、ミレーユさんが貧乳のカグヤちゃんと回答する。

「正解は貧乳の三宮カグヤよ」

 母さんの言葉を聞いて、正解した桜たちが喜ぶ。

(ふぅ、俺も穂乃果から一回殺されるだけで済んだか。いや、一回殺されるだけでアウトだが)

「ということで全員2問正解になったわね」
「あ、ホントだね」

 母さんの言葉に涼宮さんが応える。

「なので最初に説明した通り、全員で真白くんをシェアすることになるわ」

(マジかよ。なかなかハードなクリスマスになるぞ)

 そんなことを思っていると、桜が「待って!」と声を出す。

「お母さん!さすがに私たち5人でお兄ちゃんをシェアするのは無理だと思うよ!だからもう一問、追加でするとか――」
「それは無理ね。だって5人の正解数が同じになるよう問題を作ったのよ。だから私はこの結果に満足してるわ」

 どうやら母さんは狙ってこの状況を作ったらしい。

(それってなかなかすごくね?だって皆んなの答えを予想しなければできないぞ?」

 涼宮さんたちとは初対面のはずなのに回答を予想して問題を作っている。
 その手腕はさすがの一言だ。

「うぅ。お母さんがそう言うなら諦めないと」
「潔く諦めてくれるのは桜のいいところよ。どこかのお兄ちゃんとは大違いね」
「なんで俺を引き合いに出すんだよ!」
「だって本当のことだもの」
「うっ」

 その通り過ぎて返す言葉がない。
 しかも母さんに反抗して返り討ちに合うというオマケ付き。
 そんなことを思っていると、涼宮さんが母さんに1つ質問をする。

「全員同じ正解数を目指してたのなら、1問目みたいな簡単な問題を3問してもよかったと思います。なのに、なぜ私たちの答えが割れそうな2問目と3問目を出題したのですか?」

(確かに2問目のエロ本問題と、3問目の問題は答えが割れるだろう。そうなると正解数もバラける可能性があった)

「それはね。真白くんは見た目重視のエッチな本なら巨乳の子を選ぶけど、性格が良い子だったら三宮カグヤのような貧乳の子でも好きになるってことを皆んなに知ってほしかったからよ。つまり真白くんは見た目で女の子を好きになるような人じゃないということね」
「なるほどです!」

 母さんの答えに涼宮さんが納得する。

(おぉ。つまり俺が巨乳の女なら誰でも好きになるようなクズではないことを皆んなに知ってもらいたかったんだな。俺のことも考えて問題を作るなんて、やっぱり母さんは頭が良いな)

 もちろん母さんの言葉通り、俺は巨乳なら誰でも好きになるような男ではないので反論もない。

「真白くん。本を貸してくれてありがとう。おかげで皆んなの正解数が同じになったわ」
「貸した覚えなんてないけどな」

 俺は母さんから紙袋を受け取り、無事エロ本を回収する。
 その時、母さんに聞きたいことを思いつく。

「なぁ。母さんの頭脳なら、この本を使わなくても皆んなの正解数を同じにしつつ、俺の名誉を守ることって出来なかったのか?俺には思いつかないが」
「……………もちろんよ」
「今の間は怪しすぎるんだが!」

 これは絶対、良い方法を思いついてたに違いない。
 そんなことを思っていると、穂乃果たちから話しかけられる。

「私はシロが胸の大きさで女を選ぶような男じゃないと信じてた」
「私もお兄ちゃんはそんな人じゃないって思ってたよ!」
「はい!シロ様なら胸が小さくても、性格が素晴らしい女の子なら好きになってくれると信じてました!」

 貧乳である3人が俺を褒めてくれる。

「ありがとう、3人とも。じゃあ、俺を殺すのは辞めてくれるってことで――」
「それは無理。巨乳のエロ本を持ってる時点で死刑確定」
「お兄ちゃん。何か言い残すことがあれば聞くよ?」
「ウチ、胸の小さい女の子が表紙の本をプレゼントしますね!」
「あ、あのぉ――」

 その後、貧乳組3人から貧乳の良さを教えられた。
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