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昔、好きだった人
もっと早く帰ってきてください
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私ことマティルダ・サルマンは先だって結婚した。夫の名前はアドルファス。新婚早々に半年もの間、海外出張に出かけ、ついこの間帰ってきたばかりの朴念仁だ。
私たちの出逢いは社交界の付き合いの中だが記憶は曖昧だ。別に初対面で恋に落ちたとか、そういう劇的な出会いでないことは確かである。結婚に至ったのも親同士の話し合いからで、二人の間に愛が生まれたかといえば、現在進行形でも生まれていない。昔、小説を読みながら思い描いた素敵な結婚生活は夢のまた夢だし、実際のところ「結婚とはなにか」という哲学的な問いに片足をつっこんでいるようなドライな心情で臨んでいる。
休暇を終えた彼は毎日のように夜遅くまで帰ってこない生活をしていた。最後に一緒に晩餐を取った日を思い出せないほどだ。彼は役所で会計監査官という役職にいるらしいが、財政関係の細々としたデスクワークは几帳面そうな彼には合っていそう。
私は私で、日中は家を整え、自分のための勉強に勤しみ、たまに知人や友人に誘われて社交に出かけるなどして過ごしている。
彼と顔を合わせるのは大体、朝と夜の日に二度ほど。彼の出勤に合わせて朝食を摂り、彼が帰ってくるのを出迎える深夜だけ。朝はともかく、深夜は眠気との戦いだ。この時刻には「早く帰ってこい!」と心で念じている。とはいえ、毎日のように待っているといい加減じれったくなってきた。
「もっと早く帰ってきてください」
とうとう直接口にしてしまった夜。頬にいつもの「ただいまのちゅう」をした彼は目を丸くした。
「……マティルダがそんなことを言うとは」
「アドルファスが帰ってこないと寝られないんです。ほら見てください。目蓋が今にも下にくっついていきそうでしょう?」
「本当だ」
外出用のコートを待ち構えていた執事に渡した彼は首元のタイやシャツの袖ボタンを外しながら「僕だって眠い」と応じるようにあくびをした。
「そういえば同僚が言っていたよ。夜遅く帰っていると、そのうち妻が出迎えもしなくなるらしいね。それが倦怠期のはじまりだったと」
「帰ってきた顔が死にそうな上に不機嫌だったら迎える側も甲斐がありませんし、見たくなくなるものなのかも」
「ふうん。僕たちは倦怠期まで辿り着けるかな」
「道のりは遠そうですよ」
「それならずっと出迎えてくれそうだね。悪くない」
「へりくつこねないでください」
彼はふっと笑って「気を付けるよ」と言った。
「それで君からのキスはないの?」
「……ごまかされてくれませんでしたね」
中腰になった彼の頬にキスをする。スパイシーな香水とわずかな汗の香りが混ざっていた。
「夫婦には適度なスキンシップも必要だろう?」
「えぇ、まったくです」
いまだに慣れない恥ずかしさを隠すように不満そうな声が出た。
「マティルダ」
ふいに肩の辺りを抱かれて、身体をぐっと引き寄せられる。薄手のシュミーズにガウンを羽織っただけの身体には刺激が強すぎて、勝手に熱が上がる。
軽いハグからはすぐに解放された。夫は今さっきの行動にはまるで素知らぬ顔で話を続ける。
「さて。明日の予定は何だったかな」
「ブレトン子爵家でのガーデン・パーティーですよ。明日の午前中もゆっくり寝ていられませんね」
私も素知らぬ顔で答える。
「いいさ。それよりも夫婦一緒に出席するのは初めてじゃないか?」
「はい」
だからこそ少し心配していた。ブレトン子爵家の集まりはさして悪い噂を聞かないけれど、私たち夫婦は新顔であるし、夫婦そろっての社交界のお披露目となるから。あと、普通に仲が悪いと思われているだろうし。
「まあ、どうにでもなるよ。周囲はいろいろ言ってくるかもしれないが、僕たち自体は上手くやっていけている」
「えっ」
「は?」
私たちは思わず見つめ合っていた。どう考えても二人の間に齟齬がある。私自身は彼と上手くやっていけるのか、と日々、悩んでいる最中であるのだけれども、彼はそうでなかったらしい。
しん、と静まり返る玄関ホール。彼は頭をかきながら「なるほど」と呟いた。
「そう思っていたのは僕だけだったというわけだね。君という人は本当に……僕をいらいらさせるのが得意だ」
夫は私の横をすり抜けて行ってしまった。
夫婦の部屋は今現在も別々になっているため、彼が部屋に引っ込んだから今晩は顔を合わせることもない。
「どうしよう……怒らせちゃった?」
後ろに控えた執事へ助けを求めれば、彼は視線を伏せたまま「どちらが悪いということでもございませんでしょうに」と言った。
翌日の朝食時。彼は私よりも早く食卓についており、私が食堂に行くころには食後のコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。焦げ茶色の目が私を追うように動いた。
「おはようございます」
「おはよう」
気まずく思いながら正面の席につく。使用人が食事を運んできたので手をつけた。彼はその間も新聞を読んでいる。昨晩の怒りが持続している様子はなさそうだけれども、話題を出さないのも嵐の前の静けさのように思えてならない。
「……今日は何時ごろに出発しますか?」
「十時半ごろでいいんじゃないか?」
「ではそれに間に合うように準備しますね」
「うん」
彼は開いていた新聞を閉じ、食卓の上にぱさりと置いた。
「そろそろ部屋を一緒にしてみようか」
「……急なお話ですね」
「前のホテルは一緒の部屋だったし、悪くないだろう。我々は合法的に許されている」
「私はそれでも構いませんが」
むしろ、結婚したばかりの夫婦が完全別室を貫いている方が珍しいと人には思われるだろう。
「互いの両親を安心させるためにもそろそろ子作りしはじめるからそのつもりで」
「こっ……!」
手元が狂ってフォークが床に滑り落ちた。
「ど、どうしてですか。今までそんなことは一言もおっしゃらなかったから、今はそのつもりがないとばかり」
お互いに継ぐべき家もないため、急ぐ必要もないし、極端に言えば子どもが生まれなくともひどく責められる立場にはないのだ。だからこれまでも気楽に構えていられたし、彼自身も外見上取り繕うことはあっても私とそういう関係になりたがるとも思っていなかった。
新婚旅行(ハネムーン)の時でさえ、ベッドは別々で実際に何もなかったのだから完全に油断していたのだ。
「愛はなくとも男女ならば夜の営みはできるし、子どももできる。世の中にはそういう夫婦もたくさんいるじゃないか」
「アドルファス……」
私は控えている使用人たちに目線を送る。察した彼らは食堂から静かに出ていった。
「別に恥ずかしがることでもないだろうに。君も生娘のような反応をしなくてもいいよ」
彼の言い方には棘がある。やはり昨晩の出来事での怒りを引きずったままで、しかも私が以前、頬にキスをしたときにのたまった「たかがキスひとつですから、たいしたことではありません」という発言から生じた誤解を大真面目に信じ込んでいる。
この人、普段の私を見て経験皆無だってことぐらい察してくれないのかな。
「アドルファス。どうして怒っているのですか?」
「怒っている? まさか。僕は君に物の道理を言っているだけだよ」
「それが怒っているというんです」
「僕に抱かれるのはいや? 気持ち悪いから拒絶するつもり?」
「そんなことは言っていません!」
話すうちに私自身もヒートアップしてきた。
「物事には順序が必要ではありませんか! 私たちはこれまでそういった距離感を少しずつ縮めてきましたが、突然一歩どころか一足飛びにそこまで行くとは思わないでしょう?」
「縮めてきたのなら、上手くやっていけていると君も確信をもって言えたんじゃないか!」
彼が強い口調でいうものだから、私はさらにむかっとして言い返す。
「あれは困惑していたんです! 私はいつだってあなたとの関係性のことを考えていましたし、最終的にどこに着地するのかわからない! だから躊躇いました! でもそれはあなたと意見が違っていてもいいことではありませんか! 不機嫌になられても困りますっ」
「君は自分の言葉を忘れたの? 恋愛をするなら自分としろ、と懇願してきたのは君だ! だから僕はあれからずっと努力してきた!」
「ならばもっと早く帰ってきてください! 新婚旅行(ハネムーン)で仲良くなれたかと思いきや、嫌なことも一緒に起きてぐちゃぐちゃになりました。仕事で遅く帰ってくるのは構いませんが、私との時間を割いていない状況で「上手くやっている」とは言えません!」
「わかった。要は、君は嫌なんだな? 嫌なら仕方がない。僕は金輪際君に触れないからそのつもりで。今までは全部僕が無理やりさせていたんだからね」
「嫌とは言っていません! 一方的に決められたくないだけです! ねえ、聞いていますか、アドルファス。……アドルファス!」
またも彼は立ち上がって食堂を出て行った。ああ、どうしよう。事態が余計にややこしくなってしまった。でもやっぱり悪いのはアドルファスだ。いきなり子作りしようだなんて、唐突すぎる。
私たちの出逢いは社交界の付き合いの中だが記憶は曖昧だ。別に初対面で恋に落ちたとか、そういう劇的な出会いでないことは確かである。結婚に至ったのも親同士の話し合いからで、二人の間に愛が生まれたかといえば、現在進行形でも生まれていない。昔、小説を読みながら思い描いた素敵な結婚生活は夢のまた夢だし、実際のところ「結婚とはなにか」という哲学的な問いに片足をつっこんでいるようなドライな心情で臨んでいる。
休暇を終えた彼は毎日のように夜遅くまで帰ってこない生活をしていた。最後に一緒に晩餐を取った日を思い出せないほどだ。彼は役所で会計監査官という役職にいるらしいが、財政関係の細々としたデスクワークは几帳面そうな彼には合っていそう。
私は私で、日中は家を整え、自分のための勉強に勤しみ、たまに知人や友人に誘われて社交に出かけるなどして過ごしている。
彼と顔を合わせるのは大体、朝と夜の日に二度ほど。彼の出勤に合わせて朝食を摂り、彼が帰ってくるのを出迎える深夜だけ。朝はともかく、深夜は眠気との戦いだ。この時刻には「早く帰ってこい!」と心で念じている。とはいえ、毎日のように待っているといい加減じれったくなってきた。
「もっと早く帰ってきてください」
とうとう直接口にしてしまった夜。頬にいつもの「ただいまのちゅう」をした彼は目を丸くした。
「……マティルダがそんなことを言うとは」
「アドルファスが帰ってこないと寝られないんです。ほら見てください。目蓋が今にも下にくっついていきそうでしょう?」
「本当だ」
外出用のコートを待ち構えていた執事に渡した彼は首元のタイやシャツの袖ボタンを外しながら「僕だって眠い」と応じるようにあくびをした。
「そういえば同僚が言っていたよ。夜遅く帰っていると、そのうち妻が出迎えもしなくなるらしいね。それが倦怠期のはじまりだったと」
「帰ってきた顔が死にそうな上に不機嫌だったら迎える側も甲斐がありませんし、見たくなくなるものなのかも」
「ふうん。僕たちは倦怠期まで辿り着けるかな」
「道のりは遠そうですよ」
「それならずっと出迎えてくれそうだね。悪くない」
「へりくつこねないでください」
彼はふっと笑って「気を付けるよ」と言った。
「それで君からのキスはないの?」
「……ごまかされてくれませんでしたね」
中腰になった彼の頬にキスをする。スパイシーな香水とわずかな汗の香りが混ざっていた。
「夫婦には適度なスキンシップも必要だろう?」
「えぇ、まったくです」
いまだに慣れない恥ずかしさを隠すように不満そうな声が出た。
「マティルダ」
ふいに肩の辺りを抱かれて、身体をぐっと引き寄せられる。薄手のシュミーズにガウンを羽織っただけの身体には刺激が強すぎて、勝手に熱が上がる。
軽いハグからはすぐに解放された。夫は今さっきの行動にはまるで素知らぬ顔で話を続ける。
「さて。明日の予定は何だったかな」
「ブレトン子爵家でのガーデン・パーティーですよ。明日の午前中もゆっくり寝ていられませんね」
私も素知らぬ顔で答える。
「いいさ。それよりも夫婦一緒に出席するのは初めてじゃないか?」
「はい」
だからこそ少し心配していた。ブレトン子爵家の集まりはさして悪い噂を聞かないけれど、私たち夫婦は新顔であるし、夫婦そろっての社交界のお披露目となるから。あと、普通に仲が悪いと思われているだろうし。
「まあ、どうにでもなるよ。周囲はいろいろ言ってくるかもしれないが、僕たち自体は上手くやっていけている」
「えっ」
「は?」
私たちは思わず見つめ合っていた。どう考えても二人の間に齟齬がある。私自身は彼と上手くやっていけるのか、と日々、悩んでいる最中であるのだけれども、彼はそうでなかったらしい。
しん、と静まり返る玄関ホール。彼は頭をかきながら「なるほど」と呟いた。
「そう思っていたのは僕だけだったというわけだね。君という人は本当に……僕をいらいらさせるのが得意だ」
夫は私の横をすり抜けて行ってしまった。
夫婦の部屋は今現在も別々になっているため、彼が部屋に引っ込んだから今晩は顔を合わせることもない。
「どうしよう……怒らせちゃった?」
後ろに控えた執事へ助けを求めれば、彼は視線を伏せたまま「どちらが悪いということでもございませんでしょうに」と言った。
翌日の朝食時。彼は私よりも早く食卓についており、私が食堂に行くころには食後のコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。焦げ茶色の目が私を追うように動いた。
「おはようございます」
「おはよう」
気まずく思いながら正面の席につく。使用人が食事を運んできたので手をつけた。彼はその間も新聞を読んでいる。昨晩の怒りが持続している様子はなさそうだけれども、話題を出さないのも嵐の前の静けさのように思えてならない。
「……今日は何時ごろに出発しますか?」
「十時半ごろでいいんじゃないか?」
「ではそれに間に合うように準備しますね」
「うん」
彼は開いていた新聞を閉じ、食卓の上にぱさりと置いた。
「そろそろ部屋を一緒にしてみようか」
「……急なお話ですね」
「前のホテルは一緒の部屋だったし、悪くないだろう。我々は合法的に許されている」
「私はそれでも構いませんが」
むしろ、結婚したばかりの夫婦が完全別室を貫いている方が珍しいと人には思われるだろう。
「互いの両親を安心させるためにもそろそろ子作りしはじめるからそのつもりで」
「こっ……!」
手元が狂ってフォークが床に滑り落ちた。
「ど、どうしてですか。今までそんなことは一言もおっしゃらなかったから、今はそのつもりがないとばかり」
お互いに継ぐべき家もないため、急ぐ必要もないし、極端に言えば子どもが生まれなくともひどく責められる立場にはないのだ。だからこれまでも気楽に構えていられたし、彼自身も外見上取り繕うことはあっても私とそういう関係になりたがるとも思っていなかった。
新婚旅行(ハネムーン)の時でさえ、ベッドは別々で実際に何もなかったのだから完全に油断していたのだ。
「愛はなくとも男女ならば夜の営みはできるし、子どももできる。世の中にはそういう夫婦もたくさんいるじゃないか」
「アドルファス……」
私は控えている使用人たちに目線を送る。察した彼らは食堂から静かに出ていった。
「別に恥ずかしがることでもないだろうに。君も生娘のような反応をしなくてもいいよ」
彼の言い方には棘がある。やはり昨晩の出来事での怒りを引きずったままで、しかも私が以前、頬にキスをしたときにのたまった「たかがキスひとつですから、たいしたことではありません」という発言から生じた誤解を大真面目に信じ込んでいる。
この人、普段の私を見て経験皆無だってことぐらい察してくれないのかな。
「アドルファス。どうして怒っているのですか?」
「怒っている? まさか。僕は君に物の道理を言っているだけだよ」
「それが怒っているというんです」
「僕に抱かれるのはいや? 気持ち悪いから拒絶するつもり?」
「そんなことは言っていません!」
話すうちに私自身もヒートアップしてきた。
「物事には順序が必要ではありませんか! 私たちはこれまでそういった距離感を少しずつ縮めてきましたが、突然一歩どころか一足飛びにそこまで行くとは思わないでしょう?」
「縮めてきたのなら、上手くやっていけていると君も確信をもって言えたんじゃないか!」
彼が強い口調でいうものだから、私はさらにむかっとして言い返す。
「あれは困惑していたんです! 私はいつだってあなたとの関係性のことを考えていましたし、最終的にどこに着地するのかわからない! だから躊躇いました! でもそれはあなたと意見が違っていてもいいことではありませんか! 不機嫌になられても困りますっ」
「君は自分の言葉を忘れたの? 恋愛をするなら自分としろ、と懇願してきたのは君だ! だから僕はあれからずっと努力してきた!」
「ならばもっと早く帰ってきてください! 新婚旅行(ハネムーン)で仲良くなれたかと思いきや、嫌なことも一緒に起きてぐちゃぐちゃになりました。仕事で遅く帰ってくるのは構いませんが、私との時間を割いていない状況で「上手くやっている」とは言えません!」
「わかった。要は、君は嫌なんだな? 嫌なら仕方がない。僕は金輪際君に触れないからそのつもりで。今までは全部僕が無理やりさせていたんだからね」
「嫌とは言っていません! 一方的に決められたくないだけです! ねえ、聞いていますか、アドルファス。……アドルファス!」
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