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昔、好きだった人
現実はそんなもの
ガーデン・パーティーの道中は最悪だ。彼はむすっとして外を眺めているし、私だって彼と顔を合わせたくなくてそっぽを向いている。でもそれだと味気ないから時々盗み見る。もしかしたら夫の提案を受け入れていえば、こんなひどいことにはなっていなかったのかもしれない。妻としての義務を果たしていないのは私の方ではないかと考えてしまう。
喧嘩をすると寂しいものだ。楽しい時間が共有できない。本当はガーデン・パーティーに参加の返事をしたのも、忙しい夫に少しでも気分転換をしてほしかったからなのに。
落ち込む気分とは裏腹に、私たち夫婦は仲良く腕を組みながら首都郊外のブレトン子爵の邸宅に足を踏み入れた。
ブレトン子爵の集まりは基本的に夫婦同伴が多く、私たち夫婦は最年少に近い組み合わせだ。浮ついた雰囲気もなく、さまざまな人と話を弾ませ、時に美味しい食事を摂ることのできる上品な空間となっていた。
各テーブルの上にはとてもきれいな秋の花が飾られていた。隣の夫に「あの花、きれいね」と話しかけられないから黙ったままだったけれど。
入場してすぐにホストのブレトン子爵夫妻に挨拶した後、彼は勤め先関係の知人に出くわした。相手が人懐こい表情をとるところを見ても、夫にもそれなりの友好的な関係を築く人がいたらしい。
私はちょうど同じように招かれていた二番目の姉を見かけたものだから「姉と話してきます」と言って、傍を離れた。
「アン姉さま」
「あら、わたしの妹じゃないの。アドルファスから離れていいの?」
姉は相変わらずふわふわした話し方で首を傾げてみせる。
「あの人は私がいてもいなくても変わらないもの。ほら見てよ、あの顔。妻の相手をしている時よりも生き生きしているもの」
「そんなことはないんじゃない? こっちも気にしているみたいよ? あなた、優しくされているんじゃなくて?」
「今朝喧嘩したばっかりだよ。今は冷戦中です」
「あなたって、本当に勇ましい子よねえ」
姉は開いた扇子を口元に当て、ほほほ、と笑う。これがまた様になっているのが我が姉の特徴で、実際の階級よりも数段上のお嬢様のように思われる。さらにこれが上の姉と違って素の姿なのだ。
猫かぶりとおっとりと意地っ張り。同じ父母の元で生まれながらここまで三者三様の娘が出来上がるというのも珍しい。
「新婚旅行(ハネムーン)はどうだったの? 素敵な思い出はできたかしら?」
姉に問われるがまま、ぽつぽつと答えていく。姉も調子よく「へえ」とか「まあ」とか相槌を打ってくれるものだから私もいろいろとつい話してしまう。姉は「初々しくていいわねえ」と総括した。
「でもかなりやきもきした。今でもあれが正しい行動だったのかは自信がないよ」
「そこがあなたの課題かしらね。幸せは掴みにいくものよ。手をこまねいて何もしなかったら、別の誰かに取られてしまう。……そういうところ、あったでしょ? マシュー・カーランドの時なんて本当に……」
「姉さま。今はその話をする場所じゃないです」
胸いっぱいに苦々しい思いが広がった。
マシュー・カーランド子爵。金色の髪に海のような真っ青な瞳をしていて、話しているだけで周りを明るくする太陽のような人だった。話すととても楽しくて時間を忘れさせてくれたし、紳士的で快活に笑う人だった。
私と同世代の女の子たちはみんな彼に夢中だった。彼にダンスに誘われたい女の子たちがそれとなく彼の目につくようなところを歩くのも普通だったし、彼と話していて頬を赤らめる子なんてざらにいた。
私はひそかに憧れていて、滅多にお近づきになれたわけではなかったけれど、その他大勢の女の子と同じように一度だけ彼と踊る機会があって、今もよく覚えている。
私をホールドする腕の感覚。触れ合いそうな吐息。頭上で微笑む気配。私の味気ない社交界三年の歴史の中で燦然と輝く栄光があの瞬間にあったのだから。
まあ、彼はあのあとすぐに大金持ちの美人伯爵令嬢と電撃結婚してしまって、大勢の女の子たちを泣かせてしまうのだけれども(私を含め)。
「私は社交界デビューしたばかりで世の中の仕組みも何も知らなかったの。憧れは憧れのままだったし、願ったところで叶わないこともたくさんあると思い知った。現実はそんなものよね」
「ふふ。マティルダも昔と比べれば落ち着いてきたものね。そうだわ、思い出した。今日のパーティーにもカーランド子爵がいたのよ」
「え? 気づかなかった……」
周囲に頭を巡らせると、庭に設えられた白のテーブルクロスを囲むようにして歓談している男性陣の中に、件のカーランド子爵を見つける。相変わらず目鼻立ちが整った顔と舞台俳優のような立ち姿には惚れ惚れしてしまうけれど……。
「子爵はあんな感じの人だった?」
以前の彼にあったはつらつとした快活さがごそっと失われており、顔全体に濃い影が落ちている。前はまるで雲の切れ間から光が差し込んだ中に彼が立っているように思えていた。彼だけがきらきらと眩しく輝いていた。だが今は暗い顔つきに引きずられるようにして、雰囲気そのものが変わってしまっている。
私の疑問に姉は不思議そうに「さあ」と首を傾げるのみ。違和感があるのは私だけ?
「奥様の方は来ていないみたいね。この場ではやりにくいでしょうに」
「うん……」
私はカーランド子爵を目で追った。子爵の横顔が私たちに向き、こちらに歩いてくる。見つかってしまった。
「ごきげんよう、レディ。パーティーは楽しめていますか?」
「もちろんですわ、子爵」
姉が卒なく答えると子爵の青い目が私に向いた。
「私は少し緊張を。こういう場は久しぶりなものですから」
「まったくそのようには見えませんね。堂々と振る舞っていらっしゃって、すてきだ。何か飲み物は? レモネードはお好きですか」
「ええ」
子爵はにこりと笑って、近くのウエイターからレモネードのグラスを取って手渡される。
そういえば、昔彼とワルツを踊った後に渡されたのもレモネードのグラス。口にした時の爽やかな甘酸っぱさをふと思い出した。
「子どもっぽいと思われるかもしれませんが。飲みやすくて気に入っているんです」
「私も同じ理由で気に入っています。気が合いますね」
そんな感じで軽く世間話をぽつぽつと。
二年前まではまともに目を見られなかった相手が、今は普通に会話ができている。
かつては彼に「憧れていた」。要は過去形として語れるぐらいには私自身の気持ちも変わったのだろう。だから、彼が何気なく「……よろしければ、お名前をうかがっても?」と尋ねてきても、深くショックを受けなかった。
世の中とはそんなもの。私は彼にとってその他大勢の女の子に過ぎなかったのだから。けれど、好きだった人だからこそ、その心の片隅でもいいから覚えてほしかった。少しの寂しさを抱えつつ、私は愛想笑いで自分の名前を答えた。
「マティルダ・サルマンと申します」
「かわいらしい名前ですね」
彼はいっそう笑みを深くし、親しげな素振りを見せたけれども、私の方で気が引けてしまって、言葉少なに礼を述べるだけで済ませた。
「……ありがとうございます」
「あなたとは良き友人になれそうな気がしますね」
子爵とは別の婦人に呼ばれたのを機に別れた。
「……ふう。ちゃんと話ができていたかな?」
「十分落ち着いているように見えたわ」
「あっけなかったね。前は一言でもいいからお話ししてみたいと思っていたけれど……本当はたいしたことでもなかったのかもしれないね。何でもいいからもっと話しておけばよかった」
子爵の結婚を知り、家族に隠れてベッドの枕を涙で濡らすほど後悔せずにすんだだろうに。
こんなことを姉と話していると、主催者であるブレトン子爵夫人が私の顔を覗き込みながら「ご気分はよろしくて?」と声をかけてきた。
「ええ。何も問題ありません」
「あの、カーランド子爵はあなたに何かおっしゃらなかった? その、親密な関係を迫るような……」
「いいえ?」
何を言っているのだろうとはじめは感じた。だがブレトン夫人の話は驚くべきものだった。
「あの方、最近はとても女性関係の評判がよろしくないのよ? まだ物も知らない女の子に声をかけて、自分の離婚をちらつかせて交際を迫るとか……」
「え……」
夫人はわずかに顔をしかめながら話す。
「どうにも奥方との持参金目当ての結婚がよろしくなかったみたいね。結婚してすぐにお子様ができたのはよかったけれども、浮気癖が出てきてしまって。だんだんと社交界の評判も悪くなってきたものだから、最近はどこにもお呼ばれされていないはずなの。このパーティーもそう。マティルダ様も気を付けていらして」
喧嘩をすると寂しいものだ。楽しい時間が共有できない。本当はガーデン・パーティーに参加の返事をしたのも、忙しい夫に少しでも気分転換をしてほしかったからなのに。
落ち込む気分とは裏腹に、私たち夫婦は仲良く腕を組みながら首都郊外のブレトン子爵の邸宅に足を踏み入れた。
ブレトン子爵の集まりは基本的に夫婦同伴が多く、私たち夫婦は最年少に近い組み合わせだ。浮ついた雰囲気もなく、さまざまな人と話を弾ませ、時に美味しい食事を摂ることのできる上品な空間となっていた。
各テーブルの上にはとてもきれいな秋の花が飾られていた。隣の夫に「あの花、きれいね」と話しかけられないから黙ったままだったけれど。
入場してすぐにホストのブレトン子爵夫妻に挨拶した後、彼は勤め先関係の知人に出くわした。相手が人懐こい表情をとるところを見ても、夫にもそれなりの友好的な関係を築く人がいたらしい。
私はちょうど同じように招かれていた二番目の姉を見かけたものだから「姉と話してきます」と言って、傍を離れた。
「アン姉さま」
「あら、わたしの妹じゃないの。アドルファスから離れていいの?」
姉は相変わらずふわふわした話し方で首を傾げてみせる。
「あの人は私がいてもいなくても変わらないもの。ほら見てよ、あの顔。妻の相手をしている時よりも生き生きしているもの」
「そんなことはないんじゃない? こっちも気にしているみたいよ? あなた、優しくされているんじゃなくて?」
「今朝喧嘩したばっかりだよ。今は冷戦中です」
「あなたって、本当に勇ましい子よねえ」
姉は開いた扇子を口元に当て、ほほほ、と笑う。これがまた様になっているのが我が姉の特徴で、実際の階級よりも数段上のお嬢様のように思われる。さらにこれが上の姉と違って素の姿なのだ。
猫かぶりとおっとりと意地っ張り。同じ父母の元で生まれながらここまで三者三様の娘が出来上がるというのも珍しい。
「新婚旅行(ハネムーン)はどうだったの? 素敵な思い出はできたかしら?」
姉に問われるがまま、ぽつぽつと答えていく。姉も調子よく「へえ」とか「まあ」とか相槌を打ってくれるものだから私もいろいろとつい話してしまう。姉は「初々しくていいわねえ」と総括した。
「でもかなりやきもきした。今でもあれが正しい行動だったのかは自信がないよ」
「そこがあなたの課題かしらね。幸せは掴みにいくものよ。手をこまねいて何もしなかったら、別の誰かに取られてしまう。……そういうところ、あったでしょ? マシュー・カーランドの時なんて本当に……」
「姉さま。今はその話をする場所じゃないです」
胸いっぱいに苦々しい思いが広がった。
マシュー・カーランド子爵。金色の髪に海のような真っ青な瞳をしていて、話しているだけで周りを明るくする太陽のような人だった。話すととても楽しくて時間を忘れさせてくれたし、紳士的で快活に笑う人だった。
私と同世代の女の子たちはみんな彼に夢中だった。彼にダンスに誘われたい女の子たちがそれとなく彼の目につくようなところを歩くのも普通だったし、彼と話していて頬を赤らめる子なんてざらにいた。
私はひそかに憧れていて、滅多にお近づきになれたわけではなかったけれど、その他大勢の女の子と同じように一度だけ彼と踊る機会があって、今もよく覚えている。
私をホールドする腕の感覚。触れ合いそうな吐息。頭上で微笑む気配。私の味気ない社交界三年の歴史の中で燦然と輝く栄光があの瞬間にあったのだから。
まあ、彼はあのあとすぐに大金持ちの美人伯爵令嬢と電撃結婚してしまって、大勢の女の子たちを泣かせてしまうのだけれども(私を含め)。
「私は社交界デビューしたばかりで世の中の仕組みも何も知らなかったの。憧れは憧れのままだったし、願ったところで叶わないこともたくさんあると思い知った。現実はそんなものよね」
「ふふ。マティルダも昔と比べれば落ち着いてきたものね。そうだわ、思い出した。今日のパーティーにもカーランド子爵がいたのよ」
「え? 気づかなかった……」
周囲に頭を巡らせると、庭に設えられた白のテーブルクロスを囲むようにして歓談している男性陣の中に、件のカーランド子爵を見つける。相変わらず目鼻立ちが整った顔と舞台俳優のような立ち姿には惚れ惚れしてしまうけれど……。
「子爵はあんな感じの人だった?」
以前の彼にあったはつらつとした快活さがごそっと失われており、顔全体に濃い影が落ちている。前はまるで雲の切れ間から光が差し込んだ中に彼が立っているように思えていた。彼だけがきらきらと眩しく輝いていた。だが今は暗い顔つきに引きずられるようにして、雰囲気そのものが変わってしまっている。
私の疑問に姉は不思議そうに「さあ」と首を傾げるのみ。違和感があるのは私だけ?
「奥様の方は来ていないみたいね。この場ではやりにくいでしょうに」
「うん……」
私はカーランド子爵を目で追った。子爵の横顔が私たちに向き、こちらに歩いてくる。見つかってしまった。
「ごきげんよう、レディ。パーティーは楽しめていますか?」
「もちろんですわ、子爵」
姉が卒なく答えると子爵の青い目が私に向いた。
「私は少し緊張を。こういう場は久しぶりなものですから」
「まったくそのようには見えませんね。堂々と振る舞っていらっしゃって、すてきだ。何か飲み物は? レモネードはお好きですか」
「ええ」
子爵はにこりと笑って、近くのウエイターからレモネードのグラスを取って手渡される。
そういえば、昔彼とワルツを踊った後に渡されたのもレモネードのグラス。口にした時の爽やかな甘酸っぱさをふと思い出した。
「子どもっぽいと思われるかもしれませんが。飲みやすくて気に入っているんです」
「私も同じ理由で気に入っています。気が合いますね」
そんな感じで軽く世間話をぽつぽつと。
二年前まではまともに目を見られなかった相手が、今は普通に会話ができている。
かつては彼に「憧れていた」。要は過去形として語れるぐらいには私自身の気持ちも変わったのだろう。だから、彼が何気なく「……よろしければ、お名前をうかがっても?」と尋ねてきても、深くショックを受けなかった。
世の中とはそんなもの。私は彼にとってその他大勢の女の子に過ぎなかったのだから。けれど、好きだった人だからこそ、その心の片隅でもいいから覚えてほしかった。少しの寂しさを抱えつつ、私は愛想笑いで自分の名前を答えた。
「マティルダ・サルマンと申します」
「かわいらしい名前ですね」
彼はいっそう笑みを深くし、親しげな素振りを見せたけれども、私の方で気が引けてしまって、言葉少なに礼を述べるだけで済ませた。
「……ありがとうございます」
「あなたとは良き友人になれそうな気がしますね」
子爵とは別の婦人に呼ばれたのを機に別れた。
「……ふう。ちゃんと話ができていたかな?」
「十分落ち着いているように見えたわ」
「あっけなかったね。前は一言でもいいからお話ししてみたいと思っていたけれど……本当はたいしたことでもなかったのかもしれないね。何でもいいからもっと話しておけばよかった」
子爵の結婚を知り、家族に隠れてベッドの枕を涙で濡らすほど後悔せずにすんだだろうに。
こんなことを姉と話していると、主催者であるブレトン子爵夫人が私の顔を覗き込みながら「ご気分はよろしくて?」と声をかけてきた。
「ええ。何も問題ありません」
「あの、カーランド子爵はあなたに何かおっしゃらなかった? その、親密な関係を迫るような……」
「いいえ?」
何を言っているのだろうとはじめは感じた。だがブレトン夫人の話は驚くべきものだった。
「あの方、最近はとても女性関係の評判がよろしくないのよ? まだ物も知らない女の子に声をかけて、自分の離婚をちらつかせて交際を迫るとか……」
「え……」
夫人はわずかに顔をしかめながら話す。
「どうにも奥方との持参金目当ての結婚がよろしくなかったみたいね。結婚してすぐにお子様ができたのはよかったけれども、浮気癖が出てきてしまって。だんだんと社交界の評判も悪くなってきたものだから、最近はどこにもお呼ばれされていないはずなの。このパーティーもそう。マティルダ様も気を付けていらして」
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