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5章 帰還
77 希望の行方
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アルから依頼されていた王城内の浄化には、およそひと月がかかった。
なにせ広大な敷地の中に幾つもの宮殿と、そこに無数の部屋があり、さらは地下に張り巡らせられた通路まで……。禁制魔法の痕跡を欠片も残したくないというアルの切実な望みを叶えるため、ルオンに頑張ってもらった。
「ルオン、ありがとう。働きづめで疲れたわよね」
数日前に、ここでのすべきことを終え、これからモントロー城へと発とういう私たちは、見送りたいと言ったアルを待っていた。
ここは、城内で一番高いところにある宮殿の屋上庭園。魔法で創られた名も知れぬ花々が、明るい日差しを受けて揺れている。
モントロー城への帰り道は、ノルマンと共にルオンの背に乗せてもらうことにした。そのほうが早いし、途中で寄るべきところがあるからだ。
この数日間、ルオンにはたっぷりと休んで、モントロー城に帰りつけるほどの精霊力を蓄えてもらっていた。
そして私は相変わらず、男装のまま。
この城を出るまでは、本当の身分も明かせないので、このほうが都合がいいし、何より着慣れてしまうとドレスより遥かに動きやすいのだ。変わらずクラヴァットには、あの髪飾り。
あの日ノルマンは、男装している私を、ブローチ代わりに留めていたこの髪飾りで確信してくれ、助けに来てくれた。名実ともに大事なお守りだ。
「ほんと、こき使われて大変だったけど、あいつ、いい奴だから許してやる」
精霊に善人の太鼓判を押されるなんて、アルは大した人物だ。
ふふっ、と笑ってしまった私の横で、ノルマンが虎の姿のルオンの背を撫でる。
「今日は世話になるぞ、精霊様」
誤解が解け、ノルマンを許したルオン。今では護衛として四六時中、私たちと行動を共にしていたノルマンとすっかり打ち解けていた。
「君は精霊として、アルに王気を感じるか?」
ノルマンに尋ねられて、ルオンは両の宝石眼を煌めかせた。
「そうだね。彼からは王気を感じるよ。でも、あいつはそれを望んでいないんだろ?」
「ああ、そうなんだ」
「でも、心配するな。僕が精霊として言えるのは、この世の理は常に善き方向に流れるということ。たとえ大きな回り道をすることがあったとしてもだ。それが自然の理だからね」
「そうか……精霊様がそう言うのなら、そうなんだろうな。それを信じよう。だから、たかが人間の俺が、ここで気を揉んでも仕方がないと言うことか……」
「そういうこと!」
そこへ、移動魔法を使ったアルが姿を現した。
「ごめん、待たせたよね。ロッテ嬢もごめん!」
「いや……それより、お前も来るんだな」
「ああ。行かないわけがないよ。この日を待ちわびていたんだから」
そう口では言いながらも、アルの顔が心なしか強張っている。
モントロー城への帰途への途中、私たちが立ち寄るところには、アルも後から追いかけて来ることになっているのだ。そこにある答えが、アルの望むものかどうかはわからない、
「わかった。じゃあ、俺たちも行ってるから」
「うん。僕もすぐに行くよ。二人とも、また後で」
私たちが背に乗ると、ルオンは空高く駆け上がる。
ふわりと飛んだ銀毛の精霊を追うかのように、幾枚かの花弁がはらりと風に舞った。
◆◆◆
私とノルマンを載せたルオンは、その村の神殿の前に降りた。
ルオンはすぐに姿を消し、私たちは神殿の扉を叩いた。
「あ、公爵様! 公爵様にご挨拶申し上げます」
中から出てきた見習い神官が、私たちを見て挨拶をする。
「先ぶれを出していただければ、お出迎えしましたのに……急に何かございましたか?」
「突然の訪問となって、すまない……。ラファエルはいるだろうか?」
「はい。ですが今はちょうど、祭壇の間でお祈りをされている頃かと思います。呼んできましょうか?」
「いや、いい。俺たちが祭壇の間へ行こう」
「では、ご案内しましょう」
「祭壇の間は知っているから大丈夫だ。それより、後から遅れてもう一人、連れが来る。神官殿は、ここでその者を待って、俺たちのところまで連れてきてくれると有難いのだか、いいかな?」
「承知いたしました」
彼は祭壇の間の静寂の中、一人跪いて祈りを捧げていた。
窓から差し込む日差しが、静かに跪く彼のそばに温かな陽だまりを作っている。
その敬虔な姿に、私たちは黙って足を止め、彼の祈りが終わるのを待った。
やがて祈りを終え、こちらに振り返ったラファエルが、いつも通りの穏やかな笑みを浮かべる。
「ディアロッテ様、お戻りになられたんですね。またお目にかかることができて嬉しいです。お城からの内々のお手紙で知り、案じておりました」
「はい。ラファエル様にもご心配をおかけいたしました」
モントロー領内にまだ知人も少ない私が立ち寄る可能性のある所として、ノルマンはラファエルの元には早々に私の失踪を知らせたと聞いていた。ラファエルには、また余計な心配をかけてしまうこととなり、本当に心苦しい。
「いや、すべては俺の不徳の致すところだったんだ……。彼女が出て行ったのを責めることはできない」
「いえ、ノルマン様ばかりのせいでは……」
ラファエルがまた微笑んだ。
「そのご様子ですと、お二人の間の誤解が解けたようですね。私は詳しいことは存じませんが、お二人の絆が深まったということは、見ていてよくわかります。雨降って地固まる、というところでしょうかね」
くすっと破顔したラファエルに、私は顔が熱くなる。ノルマンもコホンと空咳をして、ほんのり赤くなった顔を背けた。
だが、そんな気恥ずかしさはすぐに引いていく。こちらに近づいてくる足音が、私たちにここまで来た理由を思い出させてくれたからだ。
「ラファエル。君は、彼に会うべき時が来たようだ」
ノルマンの真剣な表情に、察したラファエルから笑みが消える。
私たちの後ろから進み出たアルに、ラファエルはただ目を見張った。
「兄上……」
ラファエルに駆け寄ったアルを見て、ノルマンが私の手をそっと握る。
「俺たちは外そう」
「ええ」
頷いた私は、ノルマンと共に祭壇室を後にした。
なにせ広大な敷地の中に幾つもの宮殿と、そこに無数の部屋があり、さらは地下に張り巡らせられた通路まで……。禁制魔法の痕跡を欠片も残したくないというアルの切実な望みを叶えるため、ルオンに頑張ってもらった。
「ルオン、ありがとう。働きづめで疲れたわよね」
数日前に、ここでのすべきことを終え、これからモントロー城へと発とういう私たちは、見送りたいと言ったアルを待っていた。
ここは、城内で一番高いところにある宮殿の屋上庭園。魔法で創られた名も知れぬ花々が、明るい日差しを受けて揺れている。
モントロー城への帰り道は、ノルマンと共にルオンの背に乗せてもらうことにした。そのほうが早いし、途中で寄るべきところがあるからだ。
この数日間、ルオンにはたっぷりと休んで、モントロー城に帰りつけるほどの精霊力を蓄えてもらっていた。
そして私は相変わらず、男装のまま。
この城を出るまでは、本当の身分も明かせないので、このほうが都合がいいし、何より着慣れてしまうとドレスより遥かに動きやすいのだ。変わらずクラヴァットには、あの髪飾り。
あの日ノルマンは、男装している私を、ブローチ代わりに留めていたこの髪飾りで確信してくれ、助けに来てくれた。名実ともに大事なお守りだ。
「ほんと、こき使われて大変だったけど、あいつ、いい奴だから許してやる」
精霊に善人の太鼓判を押されるなんて、アルは大した人物だ。
ふふっ、と笑ってしまった私の横で、ノルマンが虎の姿のルオンの背を撫でる。
「今日は世話になるぞ、精霊様」
誤解が解け、ノルマンを許したルオン。今では護衛として四六時中、私たちと行動を共にしていたノルマンとすっかり打ち解けていた。
「君は精霊として、アルに王気を感じるか?」
ノルマンに尋ねられて、ルオンは両の宝石眼を煌めかせた。
「そうだね。彼からは王気を感じるよ。でも、あいつはそれを望んでいないんだろ?」
「ああ、そうなんだ」
「でも、心配するな。僕が精霊として言えるのは、この世の理は常に善き方向に流れるということ。たとえ大きな回り道をすることがあったとしてもだ。それが自然の理だからね」
「そうか……精霊様がそう言うのなら、そうなんだろうな。それを信じよう。だから、たかが人間の俺が、ここで気を揉んでも仕方がないと言うことか……」
「そういうこと!」
そこへ、移動魔法を使ったアルが姿を現した。
「ごめん、待たせたよね。ロッテ嬢もごめん!」
「いや……それより、お前も来るんだな」
「ああ。行かないわけがないよ。この日を待ちわびていたんだから」
そう口では言いながらも、アルの顔が心なしか強張っている。
モントロー城への帰途への途中、私たちが立ち寄るところには、アルも後から追いかけて来ることになっているのだ。そこにある答えが、アルの望むものかどうかはわからない、
「わかった。じゃあ、俺たちも行ってるから」
「うん。僕もすぐに行くよ。二人とも、また後で」
私たちが背に乗ると、ルオンは空高く駆け上がる。
ふわりと飛んだ銀毛の精霊を追うかのように、幾枚かの花弁がはらりと風に舞った。
◆◆◆
私とノルマンを載せたルオンは、その村の神殿の前に降りた。
ルオンはすぐに姿を消し、私たちは神殿の扉を叩いた。
「あ、公爵様! 公爵様にご挨拶申し上げます」
中から出てきた見習い神官が、私たちを見て挨拶をする。
「先ぶれを出していただければ、お出迎えしましたのに……急に何かございましたか?」
「突然の訪問となって、すまない……。ラファエルはいるだろうか?」
「はい。ですが今はちょうど、祭壇の間でお祈りをされている頃かと思います。呼んできましょうか?」
「いや、いい。俺たちが祭壇の間へ行こう」
「では、ご案内しましょう」
「祭壇の間は知っているから大丈夫だ。それより、後から遅れてもう一人、連れが来る。神官殿は、ここでその者を待って、俺たちのところまで連れてきてくれると有難いのだか、いいかな?」
「承知いたしました」
彼は祭壇の間の静寂の中、一人跪いて祈りを捧げていた。
窓から差し込む日差しが、静かに跪く彼のそばに温かな陽だまりを作っている。
その敬虔な姿に、私たちは黙って足を止め、彼の祈りが終わるのを待った。
やがて祈りを終え、こちらに振り返ったラファエルが、いつも通りの穏やかな笑みを浮かべる。
「ディアロッテ様、お戻りになられたんですね。またお目にかかることができて嬉しいです。お城からの内々のお手紙で知り、案じておりました」
「はい。ラファエル様にもご心配をおかけいたしました」
モントロー領内にまだ知人も少ない私が立ち寄る可能性のある所として、ノルマンはラファエルの元には早々に私の失踪を知らせたと聞いていた。ラファエルには、また余計な心配をかけてしまうこととなり、本当に心苦しい。
「いや、すべては俺の不徳の致すところだったんだ……。彼女が出て行ったのを責めることはできない」
「いえ、ノルマン様ばかりのせいでは……」
ラファエルがまた微笑んだ。
「そのご様子ですと、お二人の間の誤解が解けたようですね。私は詳しいことは存じませんが、お二人の絆が深まったということは、見ていてよくわかります。雨降って地固まる、というところでしょうかね」
くすっと破顔したラファエルに、私は顔が熱くなる。ノルマンもコホンと空咳をして、ほんのり赤くなった顔を背けた。
だが、そんな気恥ずかしさはすぐに引いていく。こちらに近づいてくる足音が、私たちにここまで来た理由を思い出させてくれたからだ。
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ノルマンの真剣な表情に、察したラファエルから笑みが消える。
私たちの後ろから進み出たアルに、ラファエルはただ目を見張った。
「兄上……」
ラファエルに駆け寄ったアルを見て、ノルマンが私の手をそっと握る。
「俺たちは外そう」
「ええ」
頷いた私は、ノルマンと共に祭壇室を後にした。
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