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20 気持ち悪い空気がにじみ出ちゃった?
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◆気持ち悪い空気がにじみ出ちゃった?
陛下と、御付きの騎士たちが、サロンから出て行った気配を感じ、クロウは恐る恐る顔を上げる。部屋には、誰もいない。
ホッとして。胸に抱いていたチョンを離した。
だって、チョンったら。陛下にあらゆる罵詈雑言を吐くのだもの。
なに言っているのか、陛下には通じなかったかもしれないけど。
話がわかるこっちは、冷や冷やだよぉ。
猫でも、牙を剥いたら成敗されちゃうかもしれないだろう?
「兄上ッ、大丈夫ですか? あいつぅ、兄上を足蹴にするとか。許せませぬ」
チョンは。ぼくが心配していたことなど、つゆ知らず。まだ、怒っている。
無茶は勘弁。だけど。ぼくの味方だから、そこにいるだけで心強いですよ。
「チョン? あいつではなく、陛下でしょう。あと、陛下に向かって、シャーシャーしちゃ、ダメです」
「だって、兄上が蹴られたのです。黙っていられません」
「チョン? モブは、そういう扱いをされる者なんだ。慣れて?」
ニカッと笑って見せると。チョンはジト目になって言う。
「…兄上。なんでもモブで済まそうとするのはやめてくださいっ」
そうは言っても、モブだもの。
たぶん、モブだから。取るに足らない存在だから。草むらに名も知れず咲いている小花だから。踏みつけられても、こちらは文句を言えないし。無礼なことをしちゃっても、あちらも見逃してくれるんだ。
たぶん、そう。
「チョン? そろそろ日が暮れるよ。今日はいつもと状況が違うわけだから、早めにスタンバっておいたらいいんじゃないか?」
怒るチョンをなだめるように。鼻と鼻をくっつけると。
チョンはへの字口ながら。ゴロゴロ喉を鳴らした。
「もうっ。これでは誤魔化されませんからね。あとで説教ですよ、兄上ッ」
プリプリして、続きの間に入っていくけれど。ゴロゴロ言っているのだ。
もうっ。好きなくせにぃ。ツンデレ最強すぎんだろっ?
けど…。
びっくりしたっ。いや、マジでびっくりしたよぉ。
蹴られたときは、一瞬、なにが起きたかわからなかったけど。
しゃがんだまま後ろに倒れて、起き上がりこぼしみたいになったけど。
起き上がれなかったけど。
子供の天使が手招きをする天上…ならぬ、天井が見えたけど。
とにもかくにも、成敗されなくて良かったぁ。
今のは間違いなく、ゲームだったら成敗案件だったもの。ヤバヤバヤバ。
セドリックにサロンへ案内されたあと、そこで、とっとと仕事モードに突入したぼくは。すっかり油断していたのだ。
陛下と拝謁する機会など、もうないと思っていたから。
ぼくがアイリスの邪魔をしに、アイリスと王の間に割って入ったりしない限り。
おそらく、服の出来上がりを確認してもらう、この島を出る間際に、お目にかかれたらいいなぁ、くらいに思っていたわけで。
セドリックに、部屋を出ると成敗されるかもしれないと忠告されたから、ここから出る気はなかったし。
もちろん、アイリスの邪魔をする気もないよ?
だったら、陛下とぼくの接点は、一切ないではないか?
というわけで。もうこのサロンには、夕食の給仕の人くらいしか来ないだろうから。いつものリラックスした仕事スタイルで。前髪もちょんちょこりんにした、人と会うことを想定していないノーガード状態で。
刺繍中は周りの気配を感じ取れない全集中状態で。黙々と針を刺していたわけだ。
でも、うん。なにやら温かい日差しが…いや、後光が、窓のない方角から来ているような気がしていたんだよね。
そうしたら、チョンが言ったのだ。
「兄上っ、陛下がお出ましですよっ」
えぇ? そんな馬鹿な。
へ? はぁ? 陛下? ナマ陛下? 嘘でしょ?
入り口を見たら、本当に、黄金色の髪の、ハイパーゴージャスな、後光に輝いた陛下が、サロンの中を見ているもんだから。
ギョギョッとなったよ。目が飛び出るかと思ったよ。
「陛下、お、おいでくださり。ありがとうございます」
先ほどの、エントランスホールでの無礼を挽回するつもりで。仕事の危険物を排除したうえで、床に土下座した。
城に入る前に、セドリックに。陛下にハサミなど、仕事の危険なものを見せるなと言われていたから。ちゃんと配慮いたしました。
「いちいち膝をつくな、鬱陶しい」
そうしたら、陛下に怒られてしまいました。
ふむ。土下座はやり過ぎでしたかね?
これからは、陛下が向こうからやって来たら、会釈くらいでいいのかな?
まぁ、大叔母様の屋敷の使用人も。脇によけて、頭を下げるくらいな感じだし。ぼくも働き手であるから、それくらいでいいんだろうな?
「申し訳ありません、陛下」
慌てて立ち上がり。ぼくは陛下の前で、やんわり頭を下げた。
顔を上げるのや、目を合わせるのは。さすがに不敬だからな。
「あの、お時間がおありでしたら、ぜひ、見ていただけませんか?」
声をかけたら、怒られるかもしれないと思ったが。陛下はうなずいてくれた…優しいです。
ぼくは王に椅子をすすめて。作業台に戻った。
やった。作品を見てくれるって。
バミネは、仕立てを丸投げしやがった。
でも、好みのデザインや、題材や、素材など、いろいろ聞きたいことはあるではないか?
勝手に作って、気に入ってもらえなかったら、どうするんだっ。
しかし結局、今まで陛下の好みを聞く時間はなく。なにもわからなかったから。
アイキンのゲームのスチルを思い起こして、あのイアン様に合うようなデザインを作るくらいしかできなかった。
まだ、服の形になっていないが、胸元を飾る刺繍のデザインがなされた布地を、トルソーに引っかけ。陛下の前に設置した。
「いかがでしょう?」
いろいろ説明しながら、ぼくは、陛下の反応をガン見した。
気に入ってくれるかなぁ?
それとも、他のが良いですか? 陛下のためなら徹夜も厭いません。
「この図案は、おまえが考えたのか?」
「はい。フェニックスです。王家繁栄の願いを込めました」
言うと。陛下はほんのり笑った、ような気がした。好感触、かな?
「このようなツギハギでは、最終形態は想像できない。勝手にやれ」
ですよねぇ? と心の中で思う。
陛下は席を立ち、すぐにもサロンを出て行ってしまいそうな、不愉快そうな気配を漂わせている。
でもぼくは。勇気を振り絞り。さらに陛下に許しを請うた。
「あの、仮縫いの前に。陛下に採寸をお願いしたいのですが。ダメでしょうか?」
そうしたら、セドリックに怒られてしまった。
ここで、止めておけばよかったのだが…。
採寸は、かなり重要事項で。騎士団から上がってきた、サイズの申告では大雑把すぎで、嫌だった。
本当にこのサイズかよ? と疑う部分もある。
あのバミネのすることだからな。あいつのこと、基本、信じていないので。
でも、陛下が許してくれたので。ぼくはいそいそ計測をしたのだ。
うわ、胸板、分厚い。
シオンにギュッとされたとき、あいつもかなり胸筋が発達していたけど。そうはいっても、まだ十四歳。
陛下の鍛えられた胸板に比べると、まだまだだな。くふっ。
なんて、想像していたからか。
採寸の途中で、なんでか蹴られてしまった。
良からぬことを考えていたわけではないけれど、陛下の胸筋、ラブ。なんて思っていたから、気持ち悪い空気がにじみ出てしまったのだろうか? あり得る。
「言われたとおりに仕立てれば良い」
そう言い放ち、陛下はサロンを出て行ってしまった。
蹴られた理由は…ちょっと、よくわからなかった。
まぁ、ぼくの気持ち悪い空気がにじみ出ちゃったのではない、とするなら。
とうとうと陛下の容姿を賛辞したあとに、口下手などと言ったから、説得力なくて信用を無くしてしまったのかな?
あのあと、冷ややかな目で睨まれたもんな。
推しを語るオタクのごとく、陛下の美しさについては口が止まらなくなるんだよね?
この世界では、母と弟を守るためになんでもやる感じで育ち、人様とそれなりに接することができるようになったのだが。
そうは言っても、前世ではコミュ力なさすぎで、仕事を解雇された挫折者。
そういう素地は残っているものだから。そんなぼくが陛下とお話など。恐れ多くて、固まってしまったんだよ。
ぼくは、推しのことなら際限なくしゃべれるけど。
それ以外は途端に口をつぐんでしまう。コミュ力ない系のオタクなので。
あとは…金糸を使いたい、と言ったことだろうか?
やはり、白地に白糸でないと、駄目だということか。陛下の条件にケチをつけたから、怒ってしまったのだな、きっと。今後、気をつけよう。
あぁ、心当たり多過ぎ。
つまり、陛下との対面の評価は零点だな。ダメダメだぁ。
ま、ここに陛下は、もう来ないだろうけど。
つか、陛下の後ろにいた御方は、三人目の攻略対象者ではありませんか?
騎士様、パート2。
胸元まである、絹糸のような銀の髪に。アメジストの瞳とか? どんだけ乙女心を揺さぶる気ぃ?
陛下と並ぶと、陰と陽。月と太陽。
そして、ちらりとしか見えなかったけれど。冷たい系の美貌だよ。
あぁ。セドリックが燃えるような赤い髪で、陽気な性格だから。そちらとも対比させているのかも?
静と動。氷と炎。的な? 騎士様は、ふたりでいること多いもんな。
それに乙女は、ふたりが互いの要素を際立たせるという関係性が大好きって、知っています。
乙女ゲームなのだから、乙女の心を鷲掴むエッセンスを散りばめないとね?
あと、ぼくが会えていない攻略対象は、執事と料理人か…。
アイリスは、どの恋を選ぶのだろう? 楽しみだな。
陛下と、御付きの騎士たちが、サロンから出て行った気配を感じ、クロウは恐る恐る顔を上げる。部屋には、誰もいない。
ホッとして。胸に抱いていたチョンを離した。
だって、チョンったら。陛下にあらゆる罵詈雑言を吐くのだもの。
なに言っているのか、陛下には通じなかったかもしれないけど。
話がわかるこっちは、冷や冷やだよぉ。
猫でも、牙を剥いたら成敗されちゃうかもしれないだろう?
「兄上ッ、大丈夫ですか? あいつぅ、兄上を足蹴にするとか。許せませぬ」
チョンは。ぼくが心配していたことなど、つゆ知らず。まだ、怒っている。
無茶は勘弁。だけど。ぼくの味方だから、そこにいるだけで心強いですよ。
「チョン? あいつではなく、陛下でしょう。あと、陛下に向かって、シャーシャーしちゃ、ダメです」
「だって、兄上が蹴られたのです。黙っていられません」
「チョン? モブは、そういう扱いをされる者なんだ。慣れて?」
ニカッと笑って見せると。チョンはジト目になって言う。
「…兄上。なんでもモブで済まそうとするのはやめてくださいっ」
そうは言っても、モブだもの。
たぶん、モブだから。取るに足らない存在だから。草むらに名も知れず咲いている小花だから。踏みつけられても、こちらは文句を言えないし。無礼なことをしちゃっても、あちらも見逃してくれるんだ。
たぶん、そう。
「チョン? そろそろ日が暮れるよ。今日はいつもと状況が違うわけだから、早めにスタンバっておいたらいいんじゃないか?」
怒るチョンをなだめるように。鼻と鼻をくっつけると。
チョンはへの字口ながら。ゴロゴロ喉を鳴らした。
「もうっ。これでは誤魔化されませんからね。あとで説教ですよ、兄上ッ」
プリプリして、続きの間に入っていくけれど。ゴロゴロ言っているのだ。
もうっ。好きなくせにぃ。ツンデレ最強すぎんだろっ?
けど…。
びっくりしたっ。いや、マジでびっくりしたよぉ。
蹴られたときは、一瞬、なにが起きたかわからなかったけど。
しゃがんだまま後ろに倒れて、起き上がりこぼしみたいになったけど。
起き上がれなかったけど。
子供の天使が手招きをする天上…ならぬ、天井が見えたけど。
とにもかくにも、成敗されなくて良かったぁ。
今のは間違いなく、ゲームだったら成敗案件だったもの。ヤバヤバヤバ。
セドリックにサロンへ案内されたあと、そこで、とっとと仕事モードに突入したぼくは。すっかり油断していたのだ。
陛下と拝謁する機会など、もうないと思っていたから。
ぼくがアイリスの邪魔をしに、アイリスと王の間に割って入ったりしない限り。
おそらく、服の出来上がりを確認してもらう、この島を出る間際に、お目にかかれたらいいなぁ、くらいに思っていたわけで。
セドリックに、部屋を出ると成敗されるかもしれないと忠告されたから、ここから出る気はなかったし。
もちろん、アイリスの邪魔をする気もないよ?
だったら、陛下とぼくの接点は、一切ないではないか?
というわけで。もうこのサロンには、夕食の給仕の人くらいしか来ないだろうから。いつものリラックスした仕事スタイルで。前髪もちょんちょこりんにした、人と会うことを想定していないノーガード状態で。
刺繍中は周りの気配を感じ取れない全集中状態で。黙々と針を刺していたわけだ。
でも、うん。なにやら温かい日差しが…いや、後光が、窓のない方角から来ているような気がしていたんだよね。
そうしたら、チョンが言ったのだ。
「兄上っ、陛下がお出ましですよっ」
えぇ? そんな馬鹿な。
へ? はぁ? 陛下? ナマ陛下? 嘘でしょ?
入り口を見たら、本当に、黄金色の髪の、ハイパーゴージャスな、後光に輝いた陛下が、サロンの中を見ているもんだから。
ギョギョッとなったよ。目が飛び出るかと思ったよ。
「陛下、お、おいでくださり。ありがとうございます」
先ほどの、エントランスホールでの無礼を挽回するつもりで。仕事の危険物を排除したうえで、床に土下座した。
城に入る前に、セドリックに。陛下にハサミなど、仕事の危険なものを見せるなと言われていたから。ちゃんと配慮いたしました。
「いちいち膝をつくな、鬱陶しい」
そうしたら、陛下に怒られてしまいました。
ふむ。土下座はやり過ぎでしたかね?
これからは、陛下が向こうからやって来たら、会釈くらいでいいのかな?
まぁ、大叔母様の屋敷の使用人も。脇によけて、頭を下げるくらいな感じだし。ぼくも働き手であるから、それくらいでいいんだろうな?
「申し訳ありません、陛下」
慌てて立ち上がり。ぼくは陛下の前で、やんわり頭を下げた。
顔を上げるのや、目を合わせるのは。さすがに不敬だからな。
「あの、お時間がおありでしたら、ぜひ、見ていただけませんか?」
声をかけたら、怒られるかもしれないと思ったが。陛下はうなずいてくれた…優しいです。
ぼくは王に椅子をすすめて。作業台に戻った。
やった。作品を見てくれるって。
バミネは、仕立てを丸投げしやがった。
でも、好みのデザインや、題材や、素材など、いろいろ聞きたいことはあるではないか?
勝手に作って、気に入ってもらえなかったら、どうするんだっ。
しかし結局、今まで陛下の好みを聞く時間はなく。なにもわからなかったから。
アイキンのゲームのスチルを思い起こして、あのイアン様に合うようなデザインを作るくらいしかできなかった。
まだ、服の形になっていないが、胸元を飾る刺繍のデザインがなされた布地を、トルソーに引っかけ。陛下の前に設置した。
「いかがでしょう?」
いろいろ説明しながら、ぼくは、陛下の反応をガン見した。
気に入ってくれるかなぁ?
それとも、他のが良いですか? 陛下のためなら徹夜も厭いません。
「この図案は、おまえが考えたのか?」
「はい。フェニックスです。王家繁栄の願いを込めました」
言うと。陛下はほんのり笑った、ような気がした。好感触、かな?
「このようなツギハギでは、最終形態は想像できない。勝手にやれ」
ですよねぇ? と心の中で思う。
陛下は席を立ち、すぐにもサロンを出て行ってしまいそうな、不愉快そうな気配を漂わせている。
でもぼくは。勇気を振り絞り。さらに陛下に許しを請うた。
「あの、仮縫いの前に。陛下に採寸をお願いしたいのですが。ダメでしょうか?」
そうしたら、セドリックに怒られてしまった。
ここで、止めておけばよかったのだが…。
採寸は、かなり重要事項で。騎士団から上がってきた、サイズの申告では大雑把すぎで、嫌だった。
本当にこのサイズかよ? と疑う部分もある。
あのバミネのすることだからな。あいつのこと、基本、信じていないので。
でも、陛下が許してくれたので。ぼくはいそいそ計測をしたのだ。
うわ、胸板、分厚い。
シオンにギュッとされたとき、あいつもかなり胸筋が発達していたけど。そうはいっても、まだ十四歳。
陛下の鍛えられた胸板に比べると、まだまだだな。くふっ。
なんて、想像していたからか。
採寸の途中で、なんでか蹴られてしまった。
良からぬことを考えていたわけではないけれど、陛下の胸筋、ラブ。なんて思っていたから、気持ち悪い空気がにじみ出てしまったのだろうか? あり得る。
「言われたとおりに仕立てれば良い」
そう言い放ち、陛下はサロンを出て行ってしまった。
蹴られた理由は…ちょっと、よくわからなかった。
まぁ、ぼくの気持ち悪い空気がにじみ出ちゃったのではない、とするなら。
とうとうと陛下の容姿を賛辞したあとに、口下手などと言ったから、説得力なくて信用を無くしてしまったのかな?
あのあと、冷ややかな目で睨まれたもんな。
推しを語るオタクのごとく、陛下の美しさについては口が止まらなくなるんだよね?
この世界では、母と弟を守るためになんでもやる感じで育ち、人様とそれなりに接することができるようになったのだが。
そうは言っても、前世ではコミュ力なさすぎで、仕事を解雇された挫折者。
そういう素地は残っているものだから。そんなぼくが陛下とお話など。恐れ多くて、固まってしまったんだよ。
ぼくは、推しのことなら際限なくしゃべれるけど。
それ以外は途端に口をつぐんでしまう。コミュ力ない系のオタクなので。
あとは…金糸を使いたい、と言ったことだろうか?
やはり、白地に白糸でないと、駄目だということか。陛下の条件にケチをつけたから、怒ってしまったのだな、きっと。今後、気をつけよう。
あぁ、心当たり多過ぎ。
つまり、陛下との対面の評価は零点だな。ダメダメだぁ。
ま、ここに陛下は、もう来ないだろうけど。
つか、陛下の後ろにいた御方は、三人目の攻略対象者ではありませんか?
騎士様、パート2。
胸元まである、絹糸のような銀の髪に。アメジストの瞳とか? どんだけ乙女心を揺さぶる気ぃ?
陛下と並ぶと、陰と陽。月と太陽。
そして、ちらりとしか見えなかったけれど。冷たい系の美貌だよ。
あぁ。セドリックが燃えるような赤い髪で、陽気な性格だから。そちらとも対比させているのかも?
静と動。氷と炎。的な? 騎士様は、ふたりでいること多いもんな。
それに乙女は、ふたりが互いの要素を際立たせるという関係性が大好きって、知っています。
乙女ゲームなのだから、乙女の心を鷲掴むエッセンスを散りばめないとね?
あと、ぼくが会えていない攻略対象は、執事と料理人か…。
アイリスは、どの恋を選ぶのだろう? 楽しみだな。
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