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本編 第一部
7 虐げられた子
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ヴィクター卿が後ろから追いかける音を聞きながら、ヴィヴィアは動悸を感じながら階段を登った。あらかじめ持ってきていたランプの灯りが役に立つ。
かつんかつん。
ヒールが静かな通り道を響かせる。
シエルが言っていた通り、2階に扉がある。
冷たい気持ちにさせる一枚の木でできた扉。
それに手をかけようとしたが、鍵がかかっていたのを思い出した。
ヴィクター卿が後ろに控えている。ヴィヴィアは彼に振り返った。
「お願い」
彼女の意図を感じたヴィクター卿は自身の手を扉にかけた。
ばちばち
彼の手から火花が散る。火花が雷に転じ扉を包み込んだと思えば、扉は音を立て崩れ落ちた。
これがヴィクター卿の力だった。
こんなすごい騎士がどうして悪役なんかに心酔していたかわからない。
疑問は横に置き、今は中にいるノエルのことだ。
「う、ん」
奥の方から影が動いた。扉が壊れた音と、ヴィヴィアが持つ灯りに反応している。
生きている。
ヴィヴィアはノエルの方へ駆け寄った。
「……っ!」
名を呼ぼうとしても息をするのを一瞬忘れた。
奥にいた子はあまり痩せこけて、皮膚もかさかさでハリがなく皺ができていた。
その上で見える腕や足の青あざは明らかに誰かから暴行を受けた後だ。
そういえば、シエルの体にもところどころあざがあった。
ここはロズモンド男爵の孤児院。
悪役ヴィヴィアの子ノエルが廃嫡され預けられ最期を迎えた場所。
小説内の嫌われ者、主君に捨てられた女が残した不義の子。
そんな子がこんな施設でどう過ごしていた?
草組に落とされ、労働を強制されて、うまく立ち回れなくて、体調を崩して……。
「あ、あぁっ……」
暴言と暴力の中、助けられることもなくこの暗い倉庫で糞尿にまみれた汚い布の上で冷たくなっていく子供の姿が嫌でも脳裏に浮かんでくる。
ヴィヴィアはノエルを抱きしめた。自分の体にひどい匂いが、汚物がつくのも躊躇わずに。
「ごめんね、ノエル! ごめんね」
何故そんな言葉が出たかわからない。
もしかするとこれはヴィヴィアの二度目の人生で、その記憶が魂に刻まれていたのかもしれない。
◆◆◆
ひとしきり泣いた後にヴィクター卿の声でヴィヴィアは我を取り戻した。
「奥様、その子を暖かな場所へ連れていきましょう」
危険な状態であるが、まだノエルは生きている。泣くのは後だ。
ヴィヴィアはノエルを抱き上げて立ち上がった。
「奥様、暗い中の階段は危ないです。子供は私が」
ヴィクター卿の言っていることも確かだ。
ここの階段は急で、子供を抱き抱えて降りるのは怖い。
「じゃあ、お願い」
ヴィヴィアがノエルをヴィクター卿に預ける。ヴィクター卿は顔色変えずに子供を抱き上げた。
酷い匂いのはずなのに全く嫌な顔をしない。
「私が灯りを持って先におりるわね」
「はい」
シエルの元へ戻ろう。
「シエル!」
ばしっ
風を切る音と、頬を引っぱたく酷い音がした。
「何、外に出ているの! 扉を壊して。公爵夫人が来る忙しい時に何をしてんのよ」
倉庫の外で金切声の女が叫んでいた。
若い女だ。綺麗なドレスに身を包んでいる。
「何とか言いなさいよっ!」
シエルは黙っていた。頬をたたかれて、うつむいている。
それに腹を立てた女はシエルの胸ぐらを掴み、手を挙げた。
その腕をヴィヴィアは掴んだ。
灯りを思わず捨ててこわばった表情で女を睨む。
「何よ、あんた。うわっ、くさい。おぇっ、何うちに侵入しているのよ」
ヴィヴィアは思わず女の右頬に平手をお見舞いした。
それは容赦なく音を響かせ、女の右頬に痛みが走った。
「何するのよ! 私がロズモンド男爵の恋人と知っているの?」
騒ぎを聞きつけて本館から人がやってきた。
「院長、どうしました?」
女はどうやらロズモンド孤児院の院長のようだ。
「ロズモンド男爵を呼んで! 侵入者よ!!」
院長に言われて、スタッフは慌てて孤児院を飛び出した。そうこうしているうちに他のスタッフが姿を現してヴィヴィアを押さえつける。
「ふん、あんたなんか男爵に頼んで牢屋にぶち込んでやる。確か貴族侮辱罪だっけ」
ふふんと高らかに笑う院長の声にヴィヴィアは馬鹿にしたように口を開いた。
「男爵の愛人は貴族じゃないでしょ?」
ロズモンド孤児院についてはあらかた調べてある。院長は平民の出である。
ヴィヴィアの言葉に院長はカチンときて手を上げようとした。
その瞬間、ヴィクター卿が院長に体当たりして同時にヴィヴィアを押さえつけるスタッフの腕をつかんだ。
ノエルを抱き抱えながらの俊敏な動きである。
「何よ! あんたも牢屋にいれてやる」
院長の金切り声をよそにヴィクター卿はヴィヴィアに声をかけた。
「申し訳ありません。奥様に危害を加える隙を与えてしまい、罰は受けます」
「ありがとう。いいのよ。ノエルを優先してあげて」
ヴィヴィアとヴィクター卿のやり取りに院長はあれこれと言いがかりをつける。
早くノエルを本館のベッドへ移したいのだが。
「なんなんだ、この騒ぎは」
呼ばれたロズモンド男爵が現れて院長はぱぁっと笑顔になり彼に飛びついた。
「あなた、怖かったわ。早くこの侵入者を何とかして」
「おお、可哀想なローザ。すぐに狼藉者たちをとらえてやる」
兵士らを連れてきていた男爵は指示を出そうとしたが、ヴィヴィアをみて口をぱくぱくとした。
「何をしているの、あなた?」
院長は怒りロズモンド男爵の肩を叩く。
「私が誰かわかるようね、ロズモンド男爵」
ヴィヴィアは冷たく言い放つ。
さすがにゴーヴァン公爵家の女主人の顔は忘れてないようだ。
暗闇でも目立つ赤い髪、緑の瞳で認識している可能性はある。
「とりあえず、話は朝ににしてこの子を看病したいのだけど」
ヴィヴィアの言葉にロズモンド男爵は慌てて孤児院本館の寝室へと案内した。
案内された先はノエルが以前使用していたベッドである。掃除がほとんどされておらず埃っぽい。
糞尿、吐瀉物で臭いが充満していたあの倉庫よりはマシだが。
「まさか、こんな環境で病気の子をみろと?」
そうは言うが、他のベッドはすでに埋まっていると言われた。
ならば院長やスタッフのベッドを借りたいところだが、後々ケチをつけられるかもしれない。
部屋を掃除してシーツは新しいものに変えよう。
「ヴィクター卿、男爵家にいる騎士たちを呼んでください」
ヴィヴィアの指示で、ヴィクター卿は窓を開けて手をかざす。空高く、火花と雷が飛び散り一瞬あたりが明るくなった。
間も無くして、騎士たちが合流してくる。
「あなたたちにお願いがあります。この子のように隔離され隠されたり、治療が必要な子を見つけてください」
そういうと、彼らは孤児院の敷地内を捜索しだした。
院長は「やめて」と騒いで騎士たちを邪魔しようとしたが、騎士らは気に留めず敷地内を歩き回っていた。
「あなた、何とかしてよ!」
院長は顔を真っ赤にするが、ロズモンド男爵は拳を握りながらヴィヴィアを睨みつけていた。
「このような無礼、許されませんよ」
そう言うがヴィヴィアは別に気にしなかった。
「私を罰せるのは公爵閣下くらいよ」
身分的にヴィヴィアの方が上である。ロズモンド男爵の地位はあくまでクリスの推薦あってのものだ。
腹立たしいとロズモンド男爵は口にした。
「お飾り夫人の癖に」
聞こえるがヴィヴィアは無視した。
本当のことだ。
そしてお飾りであってもヴィヴィアの立場はロズモンド男爵が独断で何とかできる相手ではない。
かつんかつん。
ヒールが静かな通り道を響かせる。
シエルが言っていた通り、2階に扉がある。
冷たい気持ちにさせる一枚の木でできた扉。
それに手をかけようとしたが、鍵がかかっていたのを思い出した。
ヴィクター卿が後ろに控えている。ヴィヴィアは彼に振り返った。
「お願い」
彼女の意図を感じたヴィクター卿は自身の手を扉にかけた。
ばちばち
彼の手から火花が散る。火花が雷に転じ扉を包み込んだと思えば、扉は音を立て崩れ落ちた。
これがヴィクター卿の力だった。
こんなすごい騎士がどうして悪役なんかに心酔していたかわからない。
疑問は横に置き、今は中にいるノエルのことだ。
「う、ん」
奥の方から影が動いた。扉が壊れた音と、ヴィヴィアが持つ灯りに反応している。
生きている。
ヴィヴィアはノエルの方へ駆け寄った。
「……っ!」
名を呼ぼうとしても息をするのを一瞬忘れた。
奥にいた子はあまり痩せこけて、皮膚もかさかさでハリがなく皺ができていた。
その上で見える腕や足の青あざは明らかに誰かから暴行を受けた後だ。
そういえば、シエルの体にもところどころあざがあった。
ここはロズモンド男爵の孤児院。
悪役ヴィヴィアの子ノエルが廃嫡され預けられ最期を迎えた場所。
小説内の嫌われ者、主君に捨てられた女が残した不義の子。
そんな子がこんな施設でどう過ごしていた?
草組に落とされ、労働を強制されて、うまく立ち回れなくて、体調を崩して……。
「あ、あぁっ……」
暴言と暴力の中、助けられることもなくこの暗い倉庫で糞尿にまみれた汚い布の上で冷たくなっていく子供の姿が嫌でも脳裏に浮かんでくる。
ヴィヴィアはノエルを抱きしめた。自分の体にひどい匂いが、汚物がつくのも躊躇わずに。
「ごめんね、ノエル! ごめんね」
何故そんな言葉が出たかわからない。
もしかするとこれはヴィヴィアの二度目の人生で、その記憶が魂に刻まれていたのかもしれない。
◆◆◆
ひとしきり泣いた後にヴィクター卿の声でヴィヴィアは我を取り戻した。
「奥様、その子を暖かな場所へ連れていきましょう」
危険な状態であるが、まだノエルは生きている。泣くのは後だ。
ヴィヴィアはノエルを抱き上げて立ち上がった。
「奥様、暗い中の階段は危ないです。子供は私が」
ヴィクター卿の言っていることも確かだ。
ここの階段は急で、子供を抱き抱えて降りるのは怖い。
「じゃあ、お願い」
ヴィヴィアがノエルをヴィクター卿に預ける。ヴィクター卿は顔色変えずに子供を抱き上げた。
酷い匂いのはずなのに全く嫌な顔をしない。
「私が灯りを持って先におりるわね」
「はい」
シエルの元へ戻ろう。
「シエル!」
ばしっ
風を切る音と、頬を引っぱたく酷い音がした。
「何、外に出ているの! 扉を壊して。公爵夫人が来る忙しい時に何をしてんのよ」
倉庫の外で金切声の女が叫んでいた。
若い女だ。綺麗なドレスに身を包んでいる。
「何とか言いなさいよっ!」
シエルは黙っていた。頬をたたかれて、うつむいている。
それに腹を立てた女はシエルの胸ぐらを掴み、手を挙げた。
その腕をヴィヴィアは掴んだ。
灯りを思わず捨ててこわばった表情で女を睨む。
「何よ、あんた。うわっ、くさい。おぇっ、何うちに侵入しているのよ」
ヴィヴィアは思わず女の右頬に平手をお見舞いした。
それは容赦なく音を響かせ、女の右頬に痛みが走った。
「何するのよ! 私がロズモンド男爵の恋人と知っているの?」
騒ぎを聞きつけて本館から人がやってきた。
「院長、どうしました?」
女はどうやらロズモンド孤児院の院長のようだ。
「ロズモンド男爵を呼んで! 侵入者よ!!」
院長に言われて、スタッフは慌てて孤児院を飛び出した。そうこうしているうちに他のスタッフが姿を現してヴィヴィアを押さえつける。
「ふん、あんたなんか男爵に頼んで牢屋にぶち込んでやる。確か貴族侮辱罪だっけ」
ふふんと高らかに笑う院長の声にヴィヴィアは馬鹿にしたように口を開いた。
「男爵の愛人は貴族じゃないでしょ?」
ロズモンド孤児院についてはあらかた調べてある。院長は平民の出である。
ヴィヴィアの言葉に院長はカチンときて手を上げようとした。
その瞬間、ヴィクター卿が院長に体当たりして同時にヴィヴィアを押さえつけるスタッフの腕をつかんだ。
ノエルを抱き抱えながらの俊敏な動きである。
「何よ! あんたも牢屋にいれてやる」
院長の金切り声をよそにヴィクター卿はヴィヴィアに声をかけた。
「申し訳ありません。奥様に危害を加える隙を与えてしまい、罰は受けます」
「ありがとう。いいのよ。ノエルを優先してあげて」
ヴィヴィアとヴィクター卿のやり取りに院長はあれこれと言いがかりをつける。
早くノエルを本館のベッドへ移したいのだが。
「なんなんだ、この騒ぎは」
呼ばれたロズモンド男爵が現れて院長はぱぁっと笑顔になり彼に飛びついた。
「あなた、怖かったわ。早くこの侵入者を何とかして」
「おお、可哀想なローザ。すぐに狼藉者たちをとらえてやる」
兵士らを連れてきていた男爵は指示を出そうとしたが、ヴィヴィアをみて口をぱくぱくとした。
「何をしているの、あなた?」
院長は怒りロズモンド男爵の肩を叩く。
「私が誰かわかるようね、ロズモンド男爵」
ヴィヴィアは冷たく言い放つ。
さすがにゴーヴァン公爵家の女主人の顔は忘れてないようだ。
暗闇でも目立つ赤い髪、緑の瞳で認識している可能性はある。
「とりあえず、話は朝ににしてこの子を看病したいのだけど」
ヴィヴィアの言葉にロズモンド男爵は慌てて孤児院本館の寝室へと案内した。
案内された先はノエルが以前使用していたベッドである。掃除がほとんどされておらず埃っぽい。
糞尿、吐瀉物で臭いが充満していたあの倉庫よりはマシだが。
「まさか、こんな環境で病気の子をみろと?」
そうは言うが、他のベッドはすでに埋まっていると言われた。
ならば院長やスタッフのベッドを借りたいところだが、後々ケチをつけられるかもしれない。
部屋を掃除してシーツは新しいものに変えよう。
「ヴィクター卿、男爵家にいる騎士たちを呼んでください」
ヴィヴィアの指示で、ヴィクター卿は窓を開けて手をかざす。空高く、火花と雷が飛び散り一瞬あたりが明るくなった。
間も無くして、騎士たちが合流してくる。
「あなたたちにお願いがあります。この子のように隔離され隠されたり、治療が必要な子を見つけてください」
そういうと、彼らは孤児院の敷地内を捜索しだした。
院長は「やめて」と騒いで騎士たちを邪魔しようとしたが、騎士らは気に留めず敷地内を歩き回っていた。
「あなた、何とかしてよ!」
院長は顔を真っ赤にするが、ロズモンド男爵は拳を握りながらヴィヴィアを睨みつけていた。
「このような無礼、許されませんよ」
そう言うがヴィヴィアは別に気にしなかった。
「私を罰せるのは公爵閣下くらいよ」
身分的にヴィヴィアの方が上である。ロズモンド男爵の地位はあくまでクリスの推薦あってのものだ。
腹立たしいとロズモンド男爵は口にした。
「お飾り夫人の癖に」
聞こえるがヴィヴィアは無視した。
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