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歪な関係
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「それで、友達のふりをしている片想い相手と肉体関係が続いていると?」
「いや、最後まではしてないです。途中……というか抜いたら終わりって感じで」
一太くんと抜き合うラッキースケベを経てから2週間。
俺はハートフルメンタルクリニックで、八藤先生にカウンセリングを受けていた。先生からマネージャーに話が通ったらしく、カウンセリングのためにしっかり仕事が調整されて今日はカウンセリング以外の用事がない。実質オフ日だ。
「射精の補助をお互いにしている、というのは肉体関係・性行為に含まれるかと思います」
抜き合いが射精の補助という文言になる医者の語彙力に感心していると、先生は高そうなボールペンを顎に当てた。
「つまり睡眠のために添い寝をしていた方と、添い寝ではなく性行為までしているということですよね」
「はい。相手のこと好きなんでそういうことできるの嬉しくてやっちゃってるんですけど、良くないですよね……」
最初の数回はラッキーという楽観的なものの見方で幸せだったけど、定期的に抜き合ううちにもうセフレと変わらないのではと思ってから、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
「以前いたセックスフレンドの方のようには割りきれないんですね」
「前のはどうなってもいい相手だったんで。今の人とはちゃんと友達でいたいというか……」
「恋人ではなく友達でいたいんですか?」
グサッと刺さることを言われて、俺は口を閉じた。
なれるなら、と思うけどそんなのは高望みだ。
「恋人になろうとして拒絶されるくらいなら、友達でいたいです」
「なるほど、慎重になられてるんですね」
サラサラとバインダーの紙に何かを書いていく先生。チラリと盗み見ても薬の名称のようなよく分からない英数字があるだけだ。
「お話を聞く限り、そのお友達の存在のおかげで杉崎さんの症状は改善傾向にあります。その人と恋人になった場合、うまくいけば今よりさらに大きな心の支えとなるでしょう」
「男同士でもですか。前に男同士は厳しいって……」
「もちろん男女の方が障害はありません。ただお互い真剣に交際できるのであれば、好意を寄せている相手と結ばれるのが心には1番です」
一太くん恋人いないらしいけど、昔はいただろうな。
付き合うとどんな感じなんだろ。年上と付き合ったらずっと敬語で喋ってそう。
無意味な想像が広がりかけて、それを止めるために俺は前髪をかき上げた。
「気を付けていただきたいのは、お友達を続けたい場合も、恋人になりたい場合もセックスは避けてください。射精の補助の段階でグレーゾーンですが、セックスまでしてしまうと後戻りが難しいので」
「……ただのセフレになる、ってことですよね」
「ええ、悪い意味で友達以上恋人未満と言えます。割りきれるならセックスフレンドも良いですが、片想いの上に成り立つ肉体関係は心に悪影響なケースが非常に多いです」
そうですよね、そりゃあ。
ワンチャン抜き合いができるという甘い蜜を吸ったせいで、自分の首を絞めることになっている。自分の愚かさに眉を寄せていると、先生が励ますように笑った。
「その彼がいることで杉崎さんには良い影響があるのですから、あまり悩みすぎず適度な距離感で接してみるというところから始めてみてはどうでしょう」
俺は曖昧に頷いて、曖昧な笑みを返した。
カウンセリングを終えてクリニックから出ると午後5時過ぎだった。
スマホを見るとLINEの通知が入っていて、マネージャーかと胃が一瞬強張る。マネージャーのことが嫌いなわけじゃないけど、仕事の話は往々にして胃が痛くなる。
「って、一太くんか」
強張った胃は無駄となり、代わりに頬が緩んだ。
内容は『何時ごろウチ来ますか』という、もはや業務連絡に近い内容だったけど、嬉しいものは嬉しい。
でも、先生に釘刺されたし距離感修正しないとだよな。
同時に暗い気持ちが込み上げて、気分を変えようと『7時までには行く。ケーキ買ってくね』と返信した瞬間、ガッと肩に衝撃が走った。掴まれたのだと理解するより先に、目が見たくもない男をとらえて胃の強張りが戻る。
「久しぶりだな。杉崎」
俺の顔を覗く西野から逃げるように身をよじった。
「……西野お前、なんで」
「会いに来たんだよ。お前そこのクリニック行ってんだろ」
なんで知ってる。
黙って睨むと西野は笑った。
「何回寝たと思ってんだ。お前が飲んでる薬の袋を見る機会なんて腐るほどあった。会うために行きそうなところ来たってだけだ」
会いに来るなよ、ストーカー野郎。
そう思っても言って無駄なのはわかっている。
西野の前で薬を飲んでいた過去の自分を殴りたくなりながら、人気のない駐車場を顎で示した。人通りがある道に西野といたくない。
素直に従った西野は駐車場のフェンスに寄りかかった。俺はその前に距離を保って立つ。
「まず、俺は西野に会いたくない。そしてこんなとこまで来るな。マンションでも勝手に見張ってろ」
「お前が入り浸ってるマンションに行くと、正義感の強い部外者が邪魔してくるから仕方ないだろ」
一太くんを迷惑がる西野にイラつくけど、俺は冷静を保った。俺を怒らせようとするのは西野の嫌なやり方だ。
「なんで、俺にこだわるんだよ。もうお前に好き勝手されるつもりはない。さっさと別の遊び相手を探せ」
「今は無理だな。俺は杉崎のことが好きだ」
さらりと言われて一気に頭に血が上った。
過去されてきた暴力を思い出しての怒りなのか、それとも自分に言えないことをあっさり言える西野が妬ましいのかわからなかった。
とにかくついさっき冷静を保てた俺はいなくなっていた。
「今さらよくそんなこと言えるな。お前が好きなのは俺じゃなくて俺の顔だろ」
「それのなにが悪い。好きなことに変わりはない」
「全然ちげーっての」
俺が吐き捨てるように言うと、西野はフェンスから背中を離した。
「清永さんのこと好きなんだろ」
「は?」
急な話の展開に心臓が大きく跳ねる。
しかし至って初耳だという顔で西野を見た。
「お前は顔を見れば睨むほど嫌いな俺にさえすがってた男だ。助けてくれた優しい清永さんに靡かないわけがない」
およそ的確な分析に胃に針が刺さったような痛みが走り、すがってたと思われていたことにも吐き気がした。
「勝手に深読みするなよ。一太くんとは……」
「ただの友達か?ハハ、強がりたいならそれでも良い」
バカにするように笑った西野は肩を揺らしている。
「清永さんとは水族館で偶然会ったことがあってな。その時、杉崎のことは好きでもなんでもないって言ってたが」
好きでもなんでもない。
西野は笑いを止めて嬉しそうな顔をした。俺の顔に動揺が出たからだろう。俺が辛い顔をすると西野は口も目も喜の感情を見せる。
一太くんには恋愛感情なんてないって分かりきってたはずなのに、言葉で聞かされるとどうしたらいいかわからなかった。
落ち着けよ、好きじゃないって当たり前なんだよ。
そう言い聞かせても、どんどん浅くなる呼吸に焦りが増す。
「ノンケ相手に惚れたって、気持ち悪いと思われて終わりだ。優しくしてくれる男に優しさ以上を求めるな」
「……好き勝手なこと言ってんなよ」
「友達ごっこを続けて何になる。惚れた時点で『友達』なんかにはなれない。恋人にも友達にもなれないんだよ」
これ以上なにも聞きたくない。
俺は気づいたら駐車場を走り出ていた。走り出て走り続けても、ずっと一太くんの顔がちらついた。
どこにいるのかわからなくなるほどに走って、脇腹の痛みに呻いて転ぶように脚を止めた。
呼吸するだけで喉が痛い。
タクシー、そうだタクシーを呼んで、とにかく西野に会わないように帰らなければ。
スマホを見ると、一太くんからメッセージが来ていた。
『ケーキ、楽しみです』
喜怒哀楽の全てが胸の中で渦巻いていて、返信もせずにLINEを閉じた。
「いや、最後まではしてないです。途中……というか抜いたら終わりって感じで」
一太くんと抜き合うラッキースケベを経てから2週間。
俺はハートフルメンタルクリニックで、八藤先生にカウンセリングを受けていた。先生からマネージャーに話が通ったらしく、カウンセリングのためにしっかり仕事が調整されて今日はカウンセリング以外の用事がない。実質オフ日だ。
「射精の補助をお互いにしている、というのは肉体関係・性行為に含まれるかと思います」
抜き合いが射精の補助という文言になる医者の語彙力に感心していると、先生は高そうなボールペンを顎に当てた。
「つまり睡眠のために添い寝をしていた方と、添い寝ではなく性行為までしているということですよね」
「はい。相手のこと好きなんでそういうことできるの嬉しくてやっちゃってるんですけど、良くないですよね……」
最初の数回はラッキーという楽観的なものの見方で幸せだったけど、定期的に抜き合ううちにもうセフレと変わらないのではと思ってから、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
「以前いたセックスフレンドの方のようには割りきれないんですね」
「前のはどうなってもいい相手だったんで。今の人とはちゃんと友達でいたいというか……」
「恋人ではなく友達でいたいんですか?」
グサッと刺さることを言われて、俺は口を閉じた。
なれるなら、と思うけどそんなのは高望みだ。
「恋人になろうとして拒絶されるくらいなら、友達でいたいです」
「なるほど、慎重になられてるんですね」
サラサラとバインダーの紙に何かを書いていく先生。チラリと盗み見ても薬の名称のようなよく分からない英数字があるだけだ。
「お話を聞く限り、そのお友達の存在のおかげで杉崎さんの症状は改善傾向にあります。その人と恋人になった場合、うまくいけば今よりさらに大きな心の支えとなるでしょう」
「男同士でもですか。前に男同士は厳しいって……」
「もちろん男女の方が障害はありません。ただお互い真剣に交際できるのであれば、好意を寄せている相手と結ばれるのが心には1番です」
一太くん恋人いないらしいけど、昔はいただろうな。
付き合うとどんな感じなんだろ。年上と付き合ったらずっと敬語で喋ってそう。
無意味な想像が広がりかけて、それを止めるために俺は前髪をかき上げた。
「気を付けていただきたいのは、お友達を続けたい場合も、恋人になりたい場合もセックスは避けてください。射精の補助の段階でグレーゾーンですが、セックスまでしてしまうと後戻りが難しいので」
「……ただのセフレになる、ってことですよね」
「ええ、悪い意味で友達以上恋人未満と言えます。割りきれるならセックスフレンドも良いですが、片想いの上に成り立つ肉体関係は心に悪影響なケースが非常に多いです」
そうですよね、そりゃあ。
ワンチャン抜き合いができるという甘い蜜を吸ったせいで、自分の首を絞めることになっている。自分の愚かさに眉を寄せていると、先生が励ますように笑った。
「その彼がいることで杉崎さんには良い影響があるのですから、あまり悩みすぎず適度な距離感で接してみるというところから始めてみてはどうでしょう」
俺は曖昧に頷いて、曖昧な笑みを返した。
カウンセリングを終えてクリニックから出ると午後5時過ぎだった。
スマホを見るとLINEの通知が入っていて、マネージャーかと胃が一瞬強張る。マネージャーのことが嫌いなわけじゃないけど、仕事の話は往々にして胃が痛くなる。
「って、一太くんか」
強張った胃は無駄となり、代わりに頬が緩んだ。
内容は『何時ごろウチ来ますか』という、もはや業務連絡に近い内容だったけど、嬉しいものは嬉しい。
でも、先生に釘刺されたし距離感修正しないとだよな。
同時に暗い気持ちが込み上げて、気分を変えようと『7時までには行く。ケーキ買ってくね』と返信した瞬間、ガッと肩に衝撃が走った。掴まれたのだと理解するより先に、目が見たくもない男をとらえて胃の強張りが戻る。
「久しぶりだな。杉崎」
俺の顔を覗く西野から逃げるように身をよじった。
「……西野お前、なんで」
「会いに来たんだよ。お前そこのクリニック行ってんだろ」
なんで知ってる。
黙って睨むと西野は笑った。
「何回寝たと思ってんだ。お前が飲んでる薬の袋を見る機会なんて腐るほどあった。会うために行きそうなところ来たってだけだ」
会いに来るなよ、ストーカー野郎。
そう思っても言って無駄なのはわかっている。
西野の前で薬を飲んでいた過去の自分を殴りたくなりながら、人気のない駐車場を顎で示した。人通りがある道に西野といたくない。
素直に従った西野は駐車場のフェンスに寄りかかった。俺はその前に距離を保って立つ。
「まず、俺は西野に会いたくない。そしてこんなとこまで来るな。マンションでも勝手に見張ってろ」
「お前が入り浸ってるマンションに行くと、正義感の強い部外者が邪魔してくるから仕方ないだろ」
一太くんを迷惑がる西野にイラつくけど、俺は冷静を保った。俺を怒らせようとするのは西野の嫌なやり方だ。
「なんで、俺にこだわるんだよ。もうお前に好き勝手されるつもりはない。さっさと別の遊び相手を探せ」
「今は無理だな。俺は杉崎のことが好きだ」
さらりと言われて一気に頭に血が上った。
過去されてきた暴力を思い出しての怒りなのか、それとも自分に言えないことをあっさり言える西野が妬ましいのかわからなかった。
とにかくついさっき冷静を保てた俺はいなくなっていた。
「今さらよくそんなこと言えるな。お前が好きなのは俺じゃなくて俺の顔だろ」
「それのなにが悪い。好きなことに変わりはない」
「全然ちげーっての」
俺が吐き捨てるように言うと、西野はフェンスから背中を離した。
「清永さんのこと好きなんだろ」
「は?」
急な話の展開に心臓が大きく跳ねる。
しかし至って初耳だという顔で西野を見た。
「お前は顔を見れば睨むほど嫌いな俺にさえすがってた男だ。助けてくれた優しい清永さんに靡かないわけがない」
およそ的確な分析に胃に針が刺さったような痛みが走り、すがってたと思われていたことにも吐き気がした。
「勝手に深読みするなよ。一太くんとは……」
「ただの友達か?ハハ、強がりたいならそれでも良い」
バカにするように笑った西野は肩を揺らしている。
「清永さんとは水族館で偶然会ったことがあってな。その時、杉崎のことは好きでもなんでもないって言ってたが」
好きでもなんでもない。
西野は笑いを止めて嬉しそうな顔をした。俺の顔に動揺が出たからだろう。俺が辛い顔をすると西野は口も目も喜の感情を見せる。
一太くんには恋愛感情なんてないって分かりきってたはずなのに、言葉で聞かされるとどうしたらいいかわからなかった。
落ち着けよ、好きじゃないって当たり前なんだよ。
そう言い聞かせても、どんどん浅くなる呼吸に焦りが増す。
「ノンケ相手に惚れたって、気持ち悪いと思われて終わりだ。優しくしてくれる男に優しさ以上を求めるな」
「……好き勝手なこと言ってんなよ」
「友達ごっこを続けて何になる。惚れた時点で『友達』なんかにはなれない。恋人にも友達にもなれないんだよ」
これ以上なにも聞きたくない。
俺は気づいたら駐車場を走り出ていた。走り出て走り続けても、ずっと一太くんの顔がちらついた。
どこにいるのかわからなくなるほどに走って、脇腹の痛みに呻いて転ぶように脚を止めた。
呼吸するだけで喉が痛い。
タクシー、そうだタクシーを呼んで、とにかく西野に会わないように帰らなければ。
スマホを見ると、一太くんからメッセージが来ていた。
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