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残りのエンドロール
最終話 10年後
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「はっぴばーすでーとぅーゆー」
「はっぴばーすでーとぅーゆー」
「はっぴばーすでーでぃあーあやか~」
「はっぴばーすでーとぅーゆー!」
「あー!あー!」
あれから10回目のある春の日。
桜が満開に咲くこの季節に、愛娘の綾花が2歳の誕生日を迎えた。
私はついに40歳を過ぎ、日々腰痛と戦っている。
私の隣でハッピバースデーの歌を歌っているのは、北窪さん……改め、雅人さん。
綾花の父であり、私の夫である。
「花雫。ビール飲む?」
「飲むー!」
「最近おなかやばいけど…飲む?」
「飲む!!」
「はいはい」
雅人さんは苦笑いをしながらもビールを取りにいってくれた。
彼とは5年前から付き合い始め、3年前に結婚をした。よくもまあ5年も待ってくれたもんだ。
目があやかしを映さなくなった日から5年間、私はそれはもうひどい有様だった。無性に彼らに会いたくなっては泣き出すし、急に電池が切れたみたいに1日中布団から出られなくなったりしていた。
そんな私を雅人さんがずっと支えてくれた。
彼は、素の私どころか、病人になってしまった私まで受け入れてくれて、大切にしてくれた。
その時の私にとって、雅人さんがいてくれてどれほど救われたか。何度お礼を言っても間に合わない。
苦しい日々を過ごした私は、5年かけてやっと気持ちの整理がついた。
というより雅人さんが整理をつかせてくれた。
そして今は、彼と綾花に支えられ、毎日を過ごしている。
彼らのおかげで、私は今もこうして笑って生きていけている。
今の私は自分の人生を退屈なエンドロールだなんて思わない。一日一日が大切で、愛おしい。
ちなみに、40歳になった今も、私はちゃんと毎日欠かさず夜にシャワーを浴びている。めんどくさくて入りたくないときは数えきれないくらいあったけど、綾目が隣でシャワー浴びろって騒いでるんだろうなって考えると自然と浴びようって気になる。
同じ理由で、休日でも出かけるときは化粧をするし、コンビニじゃなくてスーパーで買い物をするようにしている。昔の私とは大違い。自分偉いって毎日褒めている。それは全て、綾目のおかげ。
それと、我が家は毎朝チョボクル食パンを食べている。薄雪が気に入っていたホテルパンを今もずっと食べている。食パンが入ったトースターを、薄雪は今も楽し気に眺めているのかな、なんて思うと顔がほころんでしまう。
雅人さんがビールを取りにいっている間、私は愛娘にじゃれついていた。
「綾花ちゃん~。今日もかわいいねえ~。噛んでもいいかな~?」
「や!」
「あーんかわいい~!!」
「花雫。これ忘れてるよ。薄雪と綾目にも祝ってもらわないと」
「あー!ありがとう~」
雅人さんがビールと一緒に持ってきたのは、今も変わらず花を咲かせているカスミソウ。
雅人さんとお付き合いをはじめる前、私は彼にふたりのあやかしのことを打ち明けた。
はじめは信じてくれなかったし、精神科に行った方がいいんじゃないかなんて言われたりしたけど、ある日突然私の言っていることを信じてくれた。
枯れないカスミソウのおかげかなと思ってたけどなんてことはない。私がいないときに、こっそり喜代春が雅人さんの前に姿を現して事情を説明したようだ。そのとき喜代春は怪奇現象を起こしまくって無理矢理あやかしのことを信じさせたとか。
トラウマレベルの経験をさせられたのに、雅人さんは私の元を離れなかった。
それどころか、薄雪と綾目の話をもっと聞きたいと言ってくれた。私のことを守ってくれている薄雪と綾目に感謝してるとまで言ってくれていた。聖人以外の何者でもない。
私は雅人さんに、たくさん話を聞いてもらった。薄雪のこと、綾目のこと。喜代春や蓮華、蕣のこと……。
営業中にユメクイというあやかしと出会った薄雪が、ソレを良いあやかしにして、私の夢見を良くしてくれたっていう話をしたら、雅人さんが本気で羨ましそうにしていた。そしてなんと翌日から、彼も銀髪の少女の夢を見るようになったらしい。
あやかしのことを忘れようとしていた私に、雅人さんは、薄雪と綾目(と愉快な仲間)の4人(と諸々)で共に過ごしていこうと言ってくれた。
彼は、私にあやかしを忘れさせるのではなく、忘れずに生きて行こうと手を引いてくれたのだ。
3年前、雅人さんが私にプロポーズをしてくれたあの日に言ったこの言葉のおかげで、私はこうして見えないあやかしたちのことを考えても、悲しくなったり苦しくなったりしなくなった。むしろ考えてはニコニコ、もしくはニヤニヤしている。
雅人さんの目にあやかしは映らない。でも彼はあやかしを信じ、大切にしてくれている。
だから雅人さんはよく花を買ってくる。家に飾ったり庭に植えたり。
彼は部屋の隅に妙なスペースまで作って、そこにポテチや日本酒、飴玉なんかをよく供えている。そうしろと言われる夢を見たそうだ。なんてあつかましいあやかしたちだろうか。ふふ。
供え物はいつの間にか数が減っている。時には空瓶が転がっていることも。
私と雅人さんが家を留守にしている間、彼らはこっそり宴会をしているようだ。
あやかしたちは、今でもうちでわりと楽しんでるみたいです。
「あー!ママーー」
「なあに綾花ちゃん~」
そしてなにより綾花の存在。
子どもがあまり好きじゃなかった私でも、いざ我が子を手にしてみると雅人さんに引かれるくらいのメロメロっぷり。将来自分がモンペにならないか不安。
おもちゃで遊んでいた綾花は、おもむろに私の後ろを指さしてきゃっきゃと笑った。
「あーめー!」
「飴?飴食べたいのー?」
私はだらしない顔で笑いながら、テーブルの上に置いてある飴を取りに行った。
私の後ろで綾花がひとりで笑い声をあげている。
「うしゅーきー!」
「…え?」
いまこの子なんて言った?
私はゆっくり振り返った。彼女は今度は、私の隣を指さしている。誰もいないよ?
固まっていると、綾花が私の手を握った。もう片方の手は空を掴んでいる。
彼女は両手を寄せて、にぱっと笑った。
「あくしゅー!」
「……」
「きゃはー!うしゅーき!あーめー!」
「…見えてるの?」
「あー!あー!」
「綾花?薄雪と綾目のこと、見えてるの?」
綾花は私の質問に応えず、急に困ったような顔をする。
「うしゅーきー?ないちゃやー。よしよし、よしよし。ママもーよしよししてあげてー」
「……」
「あーめーもー。ないちゃやー。よしよし」
「…うそ」
綾花がなにもない空間を撫でている。
私と雅人さんは目を見合わせた。雅人さんも口をあんぐり開けている。
「ママー」
「ど、どうしたの、綾花ちゃん」
「ぎゅーしてあげて。あーかにしてくれるみたいにー。うしゅーきもあーめーもエンエンしてるからー」
「……」
「ここー」
綾花に手を引かれ、何もない場所で立ちすくむ。私は呆然としながら見えないモノを抱きしめた。
「あー、もっとないちゃったあ…」
「……」
「あれ、ママまでないちゃったあ……パパー。パパー。ママたちのことぎゅーしてあげてー。あーかにしてくれるみたいにー」
泣いている私を、雅人さんと綾花が抱きしめてくれる。
私は涙を流しながら、綾花が教えてくれた、彼らの居る場所を腕で包み込む。
そこにいるの?
薄雪、綾目。私はいま、あなたたちを抱きしめられてるの?
私には彼らの声が聞こえない。
残されたものは、手の平に落ちた花の雫。
そして紡がれ続ける、花が結んだあやかしとの縁。
【花が結んだあやかしとの縁 end】
「はっぴばーすでーとぅーゆー」
「はっぴばーすでーでぃあーあやか~」
「はっぴばーすでーとぅーゆー!」
「あー!あー!」
あれから10回目のある春の日。
桜が満開に咲くこの季節に、愛娘の綾花が2歳の誕生日を迎えた。
私はついに40歳を過ぎ、日々腰痛と戦っている。
私の隣でハッピバースデーの歌を歌っているのは、北窪さん……改め、雅人さん。
綾花の父であり、私の夫である。
「花雫。ビール飲む?」
「飲むー!」
「最近おなかやばいけど…飲む?」
「飲む!!」
「はいはい」
雅人さんは苦笑いをしながらもビールを取りにいってくれた。
彼とは5年前から付き合い始め、3年前に結婚をした。よくもまあ5年も待ってくれたもんだ。
目があやかしを映さなくなった日から5年間、私はそれはもうひどい有様だった。無性に彼らに会いたくなっては泣き出すし、急に電池が切れたみたいに1日中布団から出られなくなったりしていた。
そんな私を雅人さんがずっと支えてくれた。
彼は、素の私どころか、病人になってしまった私まで受け入れてくれて、大切にしてくれた。
その時の私にとって、雅人さんがいてくれてどれほど救われたか。何度お礼を言っても間に合わない。
苦しい日々を過ごした私は、5年かけてやっと気持ちの整理がついた。
というより雅人さんが整理をつかせてくれた。
そして今は、彼と綾花に支えられ、毎日を過ごしている。
彼らのおかげで、私は今もこうして笑って生きていけている。
今の私は自分の人生を退屈なエンドロールだなんて思わない。一日一日が大切で、愛おしい。
ちなみに、40歳になった今も、私はちゃんと毎日欠かさず夜にシャワーを浴びている。めんどくさくて入りたくないときは数えきれないくらいあったけど、綾目が隣でシャワー浴びろって騒いでるんだろうなって考えると自然と浴びようって気になる。
同じ理由で、休日でも出かけるときは化粧をするし、コンビニじゃなくてスーパーで買い物をするようにしている。昔の私とは大違い。自分偉いって毎日褒めている。それは全て、綾目のおかげ。
それと、我が家は毎朝チョボクル食パンを食べている。薄雪が気に入っていたホテルパンを今もずっと食べている。食パンが入ったトースターを、薄雪は今も楽し気に眺めているのかな、なんて思うと顔がほころんでしまう。
雅人さんがビールを取りにいっている間、私は愛娘にじゃれついていた。
「綾花ちゃん~。今日もかわいいねえ~。噛んでもいいかな~?」
「や!」
「あーんかわいい~!!」
「花雫。これ忘れてるよ。薄雪と綾目にも祝ってもらわないと」
「あー!ありがとう~」
雅人さんがビールと一緒に持ってきたのは、今も変わらず花を咲かせているカスミソウ。
雅人さんとお付き合いをはじめる前、私は彼にふたりのあやかしのことを打ち明けた。
はじめは信じてくれなかったし、精神科に行った方がいいんじゃないかなんて言われたりしたけど、ある日突然私の言っていることを信じてくれた。
枯れないカスミソウのおかげかなと思ってたけどなんてことはない。私がいないときに、こっそり喜代春が雅人さんの前に姿を現して事情を説明したようだ。そのとき喜代春は怪奇現象を起こしまくって無理矢理あやかしのことを信じさせたとか。
トラウマレベルの経験をさせられたのに、雅人さんは私の元を離れなかった。
それどころか、薄雪と綾目の話をもっと聞きたいと言ってくれた。私のことを守ってくれている薄雪と綾目に感謝してるとまで言ってくれていた。聖人以外の何者でもない。
私は雅人さんに、たくさん話を聞いてもらった。薄雪のこと、綾目のこと。喜代春や蓮華、蕣のこと……。
営業中にユメクイというあやかしと出会った薄雪が、ソレを良いあやかしにして、私の夢見を良くしてくれたっていう話をしたら、雅人さんが本気で羨ましそうにしていた。そしてなんと翌日から、彼も銀髪の少女の夢を見るようになったらしい。
あやかしのことを忘れようとしていた私に、雅人さんは、薄雪と綾目(と愉快な仲間)の4人(と諸々)で共に過ごしていこうと言ってくれた。
彼は、私にあやかしを忘れさせるのではなく、忘れずに生きて行こうと手を引いてくれたのだ。
3年前、雅人さんが私にプロポーズをしてくれたあの日に言ったこの言葉のおかげで、私はこうして見えないあやかしたちのことを考えても、悲しくなったり苦しくなったりしなくなった。むしろ考えてはニコニコ、もしくはニヤニヤしている。
雅人さんの目にあやかしは映らない。でも彼はあやかしを信じ、大切にしてくれている。
だから雅人さんはよく花を買ってくる。家に飾ったり庭に植えたり。
彼は部屋の隅に妙なスペースまで作って、そこにポテチや日本酒、飴玉なんかをよく供えている。そうしろと言われる夢を見たそうだ。なんてあつかましいあやかしたちだろうか。ふふ。
供え物はいつの間にか数が減っている。時には空瓶が転がっていることも。
私と雅人さんが家を留守にしている間、彼らはこっそり宴会をしているようだ。
あやかしたちは、今でもうちでわりと楽しんでるみたいです。
「あー!ママーー」
「なあに綾花ちゃん~」
そしてなにより綾花の存在。
子どもがあまり好きじゃなかった私でも、いざ我が子を手にしてみると雅人さんに引かれるくらいのメロメロっぷり。将来自分がモンペにならないか不安。
おもちゃで遊んでいた綾花は、おもむろに私の後ろを指さしてきゃっきゃと笑った。
「あーめー!」
「飴?飴食べたいのー?」
私はだらしない顔で笑いながら、テーブルの上に置いてある飴を取りに行った。
私の後ろで綾花がひとりで笑い声をあげている。
「うしゅーきー!」
「…え?」
いまこの子なんて言った?
私はゆっくり振り返った。彼女は今度は、私の隣を指さしている。誰もいないよ?
固まっていると、綾花が私の手を握った。もう片方の手は空を掴んでいる。
彼女は両手を寄せて、にぱっと笑った。
「あくしゅー!」
「……」
「きゃはー!うしゅーき!あーめー!」
「…見えてるの?」
「あー!あー!」
「綾花?薄雪と綾目のこと、見えてるの?」
綾花は私の質問に応えず、急に困ったような顔をする。
「うしゅーきー?ないちゃやー。よしよし、よしよし。ママもーよしよししてあげてー」
「……」
「あーめーもー。ないちゃやー。よしよし」
「…うそ」
綾花がなにもない空間を撫でている。
私と雅人さんは目を見合わせた。雅人さんも口をあんぐり開けている。
「ママー」
「ど、どうしたの、綾花ちゃん」
「ぎゅーしてあげて。あーかにしてくれるみたいにー。うしゅーきもあーめーもエンエンしてるからー」
「……」
「ここー」
綾花に手を引かれ、何もない場所で立ちすくむ。私は呆然としながら見えないモノを抱きしめた。
「あー、もっとないちゃったあ…」
「……」
「あれ、ママまでないちゃったあ……パパー。パパー。ママたちのことぎゅーしてあげてー。あーかにしてくれるみたいにー」
泣いている私を、雅人さんと綾花が抱きしめてくれる。
私は涙を流しながら、綾花が教えてくれた、彼らの居る場所を腕で包み込む。
そこにいるの?
薄雪、綾目。私はいま、あなたたちを抱きしめられてるの?
私には彼らの声が聞こえない。
残されたものは、手の平に落ちた花の雫。
そして紡がれ続ける、花が結んだあやかしとの縁。
【花が結んだあやかしとの縁 end】
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