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第三百九十話 俺は悪魔だぁ
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フランちゃんは邪悪な笑顔でブリザードラットに突撃していく。瞬間、私達とフランちゃんの間に薄い黄色の結界が出現した。
「これって?」
「フランの結界だ。これで俺達はブリザードラットやアイスラットから攻撃を受ける事は無い」
「私達を守るためってこと?」
「違うな、俺達に邪魔されない為にだ」
「獲物を横取りされないようにってことなのね……」
私たちの身の安全は二の次ってことね。まあ、私達は簡単にやられたりしないけどね。
「一応言っておくけど、皆も手出ししないでね」
「お前たちは街に戻って良いんだぞ?」
「戦闘の結果を報告する必要があるのよね。何もせずに帰ることはできないわ」
「そうかい。なら、一緒に見学するか」
ホウリ君はそう言って腕を組む。何かしようという気はないのだろう。下手に手をだしたらこちらに被害が出そうだし妥当な判断か。
私もホウリ君に倣って腕を組んでフランちゃんを見守る。
『チュウ!』
「はっはっは!行くぞ!」
向かってくるアイスラットを拳で打ちのめしながら、フランちゃんはブリザードラットに近づいてく。
『チュウチュウ!』
アイスラットはフランの目の前で一列に並ぶと、一斉に口を開いた。
「あれはアイスブレスの構え?」
「物体を凍らせる息だな。1匹だと少し寒くなる程度だが、あれだけの数が一斉に使うと一瞬で氷漬けになるな」
「あんな行動も取るのね」
「集団戦では一列に並ぶ隙は無いからな。敵が個人の時の限定行動だ」
「どうりで知らない訳ね」
ブリザードラットに1人で挑むなんて普通だったら自殺行為だ。フランちゃん以外には出来ない芸当ね。
ブリザードラットの口から一斉に白い息を吐きだす。息はみるみるうちにフランちゃんの体を白く染め上げていく。
「だ、団長。あの子は大丈夫でしょうか」
「普通ならあれで勝負ありよね」
「呑気に見ている場合ですか!?」
「問題無い」
「どういう意味ですか?」
「見ていれば分かる」
フランちゃんは体を白くしながらも勢いは全く衰えていない。
「はっはっは!この程度でわしを止められるか!」
フランちゃんはそのままアイスラットに接近すると、目にも止まらぬ早業で殴り飛ばした。
「オラオラオラァ!」
アイスラットを全員を光の粒に変えたあと、拳をブリザードラットに向ける。
「次はお主の番じゃ。覚悟せいよ」
『ヂュウ!』
ブリザードラットはフランを強敵と認識したのか、低く唸って威嚇する。体についている氷の鎧を大きくしていき、目の前の強敵に備えた。
「どれだけ備えても無駄じゃ!」
フランは跳びあがってブリザードラットに拳を叩きこもうとする。瞬間、フランの横から白い風が流れ込んできて、フランちゃんの目の前に氷を出現させた。
「ぬ?」
よく見てみるとフランちゃんの左右にはアイスラットが複数隠れていた。そのアイスラット達がアイスブレスで氷の壁を作ったのだ。
跳びあがっているフランちゃんは急に現れた氷の壁に対処できない。
更に氷の壁はさらに広がって、フランちゃんの腕を飲み込んだ。これでフランちゃんは空中で身動きが止められてしまった。
「魔物のくせに味なことをするわね」
「ラット系の魔物は狡猾なことで有名だからな」
配下をまだ隠していたのね。本当に抜け目のない奴。
『ヂュウ!』
ブリザードラットが口を開けて冷気を溜めていく。その様子を見た騎士団の部下が焦った様子で私の肩を叩く。
「あれは絶対零度ですよ!?あれを食らって生きていた者はいない程の強力なスキルです!?」
「あれも見たことないわね」
「隙がデカいからな。お前ら騎士団相手には使う時間なんてないんだろう」
「なんでお二人はそんなに余裕そうなんですか!?」
「余裕だからよ」
「この中でフランと戦ったのはクラフだけか。なら、他の連中がフランを心配するのも無理ないか」
「どういうことですか?」
騎士団の部下が首を傾げている。確かにフランちゃんの見た目は可愛らしい女の子。ブリザードラットに勝てるようには見えない。
「あの子は強いのよ。だから心配はいらないわ」
「いやいやいや!いくら強くっても1人でブリザードラットに勝てる訳ないでしょ!?」
「それが勝てるんだよ」
「そうね」
「何を根拠にそんな事……」
私たちの言葉が信じられないのか、部下がフランちゃんを焦った様子で見る。確かに話だけで信じるのは無理かもね。
「根拠はあるわよ」
「どんな根拠です?」
「私を含め、4人の神級スキル持ちがフランちゃんと戦ったのよ」
「結果はどうだったんです?」
「薄皮一枚を切るのが精いっぱいだったわね」
「ええ……」
私の言葉に部下がドン引きしたような表情になる。
「聞くよりも見た方が分かりやすいんじゃないか?」
「確かにそうね」
そんな事を話している間にも、ブリザードラットは絶対零度をチャージしている。
だけど、フランちゃんは慌てるどころか、更に笑みを濃くした。
「それがお主の全力か?良いぞ、撃ってこい」
フランちゃんが腕を封じている氷を叩き割って腕を解放する。
そして、腕を解放したフランちゃんは雪が積もった地面に着地する。だけど、絶対零度を躱そうとする気配は無い。どうやら、受けて立つつもりらしい。
「来い!」
『ヂュウ!』
ブリザードラットは口から白いビームを放つ。フランちゃんは抵抗する様子も見せずに、ビームに飲み込まれた。
ビームに飲み込まれたフランちゃんは、見る見るうちに全身が凍り付いていった。
「ああ……あれでは即死だ……もう助からない……」
「どうだろうな?」
確かに全身を氷漬けになれば助からないと思うのは無理もない。けど……
「フランは氷漬けになったくらいじゃ死なない」
「へ?」
瞬間、氷漬けになったフランちゃんの目玉が動いた。
「中々の威力じゃ。一瞬でマイナス273度まで下げるとはのう」
『ヂュッ!?』
フランちゃんの全身の氷がひび割れていき、遂に全身の氷が砕け散った。
「じゃが、わしには効かんのう?」
フランちゃんはゆっくりとブリザードラットに近づいていく。ブリザードラットはフランちゃんに勝てないと気付いたのか、徐々に後退していく。
「逃がすか!」
『チュウウ!』
ブリザードラットを守るかのように、無数のアイスラットがフランに飛び掛かってくる。
「はっ!その程度でわしを止められるものか!」
飛び掛かってくるアイスラットを次々と殴り飛ばしてくフランちゃん。その勢いは衰えずに、ブリザードラットに向かっていく。
ブリザードラットはフランちゃんに背を向けると、木々の中へと走り去ろうとする。
「言ったじゃろ?逃がさんよ」
すると、地面から無数の鎖がブリザードラットを拘束する。フランちゃんのスキルであるチェーンロックだ。
『チュウチュウ!』
「断末魔か?命乞いか?どちらにせよ聞く気は無いがな!」
フランちゃんの拳がブリザードラットの背中に迫る。ブリザードラットは最後のあがきというのか、背中の氷の鎧がどんどんと厚くなっていく。
「無駄なあがきじゃな!」
フランちゃんは敢えてなのか、一番厚い氷をぶん殴る。
氷はひびが入ると、飴細工のように簡単に砕け散った。そして、拳はブリザードラットの体に命中すると、吹き飛んでいった。
『ヂュウウウウウ!?』
ブリザードラットは木を数本巻き込みながら吹き飛んでいき、とうとう光の粒になって消えた。
「討伐完了、じゃな」
フランちゃんが指をパチンとならすと、残っていたアイスラットは全て炎に包まれて消滅した。そして、結界もすっかりと消え去った。
ホウリ君はゆっくりとフランちゃんに近づく。
「満足したか?」
フランちゃんは満面の笑みで頷く。
「全然足りん!」
「だろうな。もう少し狩っていくか」
ホウリ君は天を仰ぐ。
「クラフ、俺達はもう少しだけここに残る。お前はどうする?」
「私達の任務はブリザードラットを倒すまでよ。私たちは帰るわ」
「そうか。またな」
「ホウリ!早く行くぞ!ここらの魔物を駆逐してくれるわ!」
「やり過ぎるなよ~」
まるでキノコ狩りのテンションで2人は山を下っていく。ちなみに、そこから1ヶ月は街の周辺に魔物は全く出なかったんだけど、それは別の話。
「これって?」
「フランの結界だ。これで俺達はブリザードラットやアイスラットから攻撃を受ける事は無い」
「私達を守るためってこと?」
「違うな、俺達に邪魔されない為にだ」
「獲物を横取りされないようにってことなのね……」
私たちの身の安全は二の次ってことね。まあ、私達は簡単にやられたりしないけどね。
「一応言っておくけど、皆も手出ししないでね」
「お前たちは街に戻って良いんだぞ?」
「戦闘の結果を報告する必要があるのよね。何もせずに帰ることはできないわ」
「そうかい。なら、一緒に見学するか」
ホウリ君はそう言って腕を組む。何かしようという気はないのだろう。下手に手をだしたらこちらに被害が出そうだし妥当な判断か。
私もホウリ君に倣って腕を組んでフランちゃんを見守る。
『チュウ!』
「はっはっは!行くぞ!」
向かってくるアイスラットを拳で打ちのめしながら、フランちゃんはブリザードラットに近づいてく。
『チュウチュウ!』
アイスラットはフランの目の前で一列に並ぶと、一斉に口を開いた。
「あれはアイスブレスの構え?」
「物体を凍らせる息だな。1匹だと少し寒くなる程度だが、あれだけの数が一斉に使うと一瞬で氷漬けになるな」
「あんな行動も取るのね」
「集団戦では一列に並ぶ隙は無いからな。敵が個人の時の限定行動だ」
「どうりで知らない訳ね」
ブリザードラットに1人で挑むなんて普通だったら自殺行為だ。フランちゃん以外には出来ない芸当ね。
ブリザードラットの口から一斉に白い息を吐きだす。息はみるみるうちにフランちゃんの体を白く染め上げていく。
「だ、団長。あの子は大丈夫でしょうか」
「普通ならあれで勝負ありよね」
「呑気に見ている場合ですか!?」
「問題無い」
「どういう意味ですか?」
「見ていれば分かる」
フランちゃんは体を白くしながらも勢いは全く衰えていない。
「はっはっは!この程度でわしを止められるか!」
フランちゃんはそのままアイスラットに接近すると、目にも止まらぬ早業で殴り飛ばした。
「オラオラオラァ!」
アイスラットを全員を光の粒に変えたあと、拳をブリザードラットに向ける。
「次はお主の番じゃ。覚悟せいよ」
『ヂュウ!』
ブリザードラットはフランを強敵と認識したのか、低く唸って威嚇する。体についている氷の鎧を大きくしていき、目の前の強敵に備えた。
「どれだけ備えても無駄じゃ!」
フランは跳びあがってブリザードラットに拳を叩きこもうとする。瞬間、フランの横から白い風が流れ込んできて、フランちゃんの目の前に氷を出現させた。
「ぬ?」
よく見てみるとフランちゃんの左右にはアイスラットが複数隠れていた。そのアイスラット達がアイスブレスで氷の壁を作ったのだ。
跳びあがっているフランちゃんは急に現れた氷の壁に対処できない。
更に氷の壁はさらに広がって、フランちゃんの腕を飲み込んだ。これでフランちゃんは空中で身動きが止められてしまった。
「魔物のくせに味なことをするわね」
「ラット系の魔物は狡猾なことで有名だからな」
配下をまだ隠していたのね。本当に抜け目のない奴。
『ヂュウ!』
ブリザードラットが口を開けて冷気を溜めていく。その様子を見た騎士団の部下が焦った様子で私の肩を叩く。
「あれは絶対零度ですよ!?あれを食らって生きていた者はいない程の強力なスキルです!?」
「あれも見たことないわね」
「隙がデカいからな。お前ら騎士団相手には使う時間なんてないんだろう」
「なんでお二人はそんなに余裕そうなんですか!?」
「余裕だからよ」
「この中でフランと戦ったのはクラフだけか。なら、他の連中がフランを心配するのも無理ないか」
「どういうことですか?」
騎士団の部下が首を傾げている。確かにフランちゃんの見た目は可愛らしい女の子。ブリザードラットに勝てるようには見えない。
「あの子は強いのよ。だから心配はいらないわ」
「いやいやいや!いくら強くっても1人でブリザードラットに勝てる訳ないでしょ!?」
「それが勝てるんだよ」
「そうね」
「何を根拠にそんな事……」
私たちの言葉が信じられないのか、部下がフランちゃんを焦った様子で見る。確かに話だけで信じるのは無理かもね。
「根拠はあるわよ」
「どんな根拠です?」
「私を含め、4人の神級スキル持ちがフランちゃんと戦ったのよ」
「結果はどうだったんです?」
「薄皮一枚を切るのが精いっぱいだったわね」
「ええ……」
私の言葉に部下がドン引きしたような表情になる。
「聞くよりも見た方が分かりやすいんじゃないか?」
「確かにそうね」
そんな事を話している間にも、ブリザードラットは絶対零度をチャージしている。
だけど、フランちゃんは慌てるどころか、更に笑みを濃くした。
「それがお主の全力か?良いぞ、撃ってこい」
フランちゃんが腕を封じている氷を叩き割って腕を解放する。
そして、腕を解放したフランちゃんは雪が積もった地面に着地する。だけど、絶対零度を躱そうとする気配は無い。どうやら、受けて立つつもりらしい。
「来い!」
『ヂュウ!』
ブリザードラットは口から白いビームを放つ。フランちゃんは抵抗する様子も見せずに、ビームに飲み込まれた。
ビームに飲み込まれたフランちゃんは、見る見るうちに全身が凍り付いていった。
「ああ……あれでは即死だ……もう助からない……」
「どうだろうな?」
確かに全身を氷漬けになれば助からないと思うのは無理もない。けど……
「フランは氷漬けになったくらいじゃ死なない」
「へ?」
瞬間、氷漬けになったフランちゃんの目玉が動いた。
「中々の威力じゃ。一瞬でマイナス273度まで下げるとはのう」
『ヂュッ!?』
フランちゃんの全身の氷がひび割れていき、遂に全身の氷が砕け散った。
「じゃが、わしには効かんのう?」
フランちゃんはゆっくりとブリザードラットに近づいていく。ブリザードラットはフランちゃんに勝てないと気付いたのか、徐々に後退していく。
「逃がすか!」
『チュウウ!』
ブリザードラットを守るかのように、無数のアイスラットがフランに飛び掛かってくる。
「はっ!その程度でわしを止められるものか!」
飛び掛かってくるアイスラットを次々と殴り飛ばしてくフランちゃん。その勢いは衰えずに、ブリザードラットに向かっていく。
ブリザードラットはフランちゃんに背を向けると、木々の中へと走り去ろうとする。
「言ったじゃろ?逃がさんよ」
すると、地面から無数の鎖がブリザードラットを拘束する。フランちゃんのスキルであるチェーンロックだ。
『チュウチュウ!』
「断末魔か?命乞いか?どちらにせよ聞く気は無いがな!」
フランちゃんの拳がブリザードラットの背中に迫る。ブリザードラットは最後のあがきというのか、背中の氷の鎧がどんどんと厚くなっていく。
「無駄なあがきじゃな!」
フランちゃんは敢えてなのか、一番厚い氷をぶん殴る。
氷はひびが入ると、飴細工のように簡単に砕け散った。そして、拳はブリザードラットの体に命中すると、吹き飛んでいった。
『ヂュウウウウウ!?』
ブリザードラットは木を数本巻き込みながら吹き飛んでいき、とうとう光の粒になって消えた。
「討伐完了、じゃな」
フランちゃんが指をパチンとならすと、残っていたアイスラットは全て炎に包まれて消滅した。そして、結界もすっかりと消え去った。
ホウリ君はゆっくりとフランちゃんに近づく。
「満足したか?」
フランちゃんは満面の笑みで頷く。
「全然足りん!」
「だろうな。もう少し狩っていくか」
ホウリ君は天を仰ぐ。
「クラフ、俺達はもう少しだけここに残る。お前はどうする?」
「私達の任務はブリザードラットを倒すまでよ。私たちは帰るわ」
「そうか。またな」
「ホウリ!早く行くぞ!ここらの魔物を駆逐してくれるわ!」
「やり過ぎるなよ~」
まるでキノコ狩りのテンションで2人は山を下っていく。ちなみに、そこから1ヶ月は街の周辺に魔物は全く出なかったんだけど、それは別の話。
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