魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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第六十六話 酒!飲まずにはいられないッ!

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──────アクセラレート──────
アクセラレートとは物理用の遠距離の武器スキルである。矢などの遠距離の運動エネルギーを0にして数秒後に再び運動エネルギーを発生させるという効果を持つ。使い道としてはガードされる瞬間にスキルを発動させ、無効化されたと相手に思わせた後に運動エネルギーを発生させて不意の一撃を与えるなどである。なお、使い方が難しいためこのスキルを使いこなせる人物は一流の技術を持ってると言われる。────────Maoupediaより抜粋



☆  ☆  ☆  ☆ 



「はぁ!」
「うわぁ!」


 僕は大剣を間一髪でかわして後ろに飛びのきます。しかし、カロンさんは走りながら距離を詰めてくるので中々隙は出来ません。それに加えて僕の左肩は負傷しているので、いつもよりも弓が引きにくいです。
 大剣の攻撃は遅いので避けるのは簡単ですが弓を放つ隙は無いです。このままではいずれ大剣に当たってしまいます。
 というか、事前にホウリさんから聞いていた話と全く違うんですけど!トリシューラで壁を破壊すればカロンさんが降参するから簡単に勝てるって聞いていたのに!
 僕は助けを求める為にホウリさんへと視線を向けます。ホウリさんは手すりにもたれながら戦いを眺めています。そんなホウリさんに僕は口パクで助けを求めます。


(助けてください)


 普通であれば気が付かないでしょうがホウリさんであれば分かるでしょう。僕の見立て通りホウリさんは僕が何か伝えたいのを感じ取ったのか僕の口を凝視してきます。よし、これは何とかなりそうです!
 僕は迫りくる大剣を避けながらもう一度口パクをします。


(どうしたらいいですか)


 僕の口の動きで言いたいことが分かったのかホウリさんは顎に手を当てて思考を始めます。試行してから数秒後、ホウリさんは真剣な表情で合図を送ってきました。


(今夜は、カレー、だぞ)
「なんでカレーの話になるんですか!!」
(安心しろ、辛口だ)
「辛さの問題じゃないですよ!」
(分かった、大盛りにしてやる)
「量の問題でもないです!」


 勝負の最中に何を言ってるんですかホウリさんは!しかし、僕の大声にカロンさんの攻撃が一瞬止まりました。良く分かりませんがとりあえずチャンスです!
 僕はカロンさんの脇を抜けて戦場の反対側へと全速力で向かいます。それに気が付いたカロンさんも追ってきますが、僕との距離は離れていきます。カロンさんは思ったよりは速いですが、流石に僕の方が遅いことはないです。距離さえ取れば矢の1本ぐらいは射ることが出来るでしょう。あの矢さえ射ることができれば形勢は良くなるはずです。
 僕はカロンさんと距離を十分に取ると矢筒から矢を取り出して弓に番えて引き絞ります。しかし、その瞬間に僕の左肩に鋭い痛みが走ります。


「くぅ……」
 

 痛みをこらえながら僕は何とか弓を引き切ります。そして、僕は自分の真上に矢を放ちました。僕が放った矢はヒールシュート。これで左肩を治療すれば戦いやすくなります。ヒールシュートをスネッグアローで左肩へ向かって操作します。しかし……


「させるか!」


 飛んできた投げナイフが矢に当たり弾道が逸れて地面に突き刺さる。咄嗟にカロンさんへ視線を向けると、投げナイフを数本構えていました。盾の裏に何本かナイフが収納されているので何度か妨害されることは覚悟しておいた方がいいですね。
 しかし、苦労して隙を作ったのに矢が無効化されてしまいましたのは予想外でした。状況的には本当に厳しいですが何とかして隙を作らないと……。
 再び僕に向かって駆けだしてきたカロンさんのナイフを無効化しながら考えを巡らせます。
 今の僕は弓を放つまで10秒は掛かる。どうにかして隙を作らないと戦う事が出来ない。だけど、隙を作る手段が僕にはない。一体どうしたら……
 助けを求めて再びホウリさんに視線を送ります。それに気が付いたホウリさんは今度は手話ではなく大声で叫びました。


「ロワ!相手を良く見ろ!」


 相手をよく見る……そうでした、僕はまだ対戦相手であるカロンさんを良く見てませんでした。ホウリさんの言葉通りカロンさんを良く見てみます。


「はあぁぁぁぁぁぁぁ!」
「う……」


 改めてカロンさんを見てみると、気迫がこの前よりも段違いな事に気が付きます。思わず怖気づいてしまいそうな程の気迫というか文字通り死に物狂いというか……ってボーっとしている場合じゃない!今は戦いに集中しないと!
 遠くに行っていた思考を引き戻します。そして、大剣を振りかぶっているカロンさんの懐へと飛び込んで腰へとしがみつきます。大剣は小回りが利かないので懐に入れば時間は稼げるはずです。


「ええい!離せ!」


 カロンさんが盾で僕を吹き飛ばします。そして吹き飛ばされたて倒れている僕にカロンさんは剣の先を突きつけました。


「俺はミエルを手に入れる。その為に貴様を倒す!」
「ミエル……さん?」
「これで終わりだ!」


 大剣が迫りくる中で僕の頭の中にはミエルさんの顔が浮かんできました。そうだ、僕は!


「負ける訳にはいかない!」


 振り下ろされた大剣を転がって避けて、立ち上がって体勢を整えます。
 僕は忘れていました。この戦いでミエルさんの未来が決まってしまう事を。こんな重要な重要な事を忘れてしまうだなんて、僕はどれだけバカなんでしょう。
 僕は盾を構えているカロンさんに向き直ります。


「すみません、カロンさん」
「何がだ?」
「僕はカロンさんを下に見ていました」
「ケッ!」


 僕の言葉を聞いたカロンさんの表情に嫌悪感が現れます。そんなカロンさんに僕は言葉を続けます。


「今から本気で戦います」
「なんだと?」


 僕は矢筒からトリシューラの複製を取り出して弓に番えます。そして、ゆっくりとカロンさんを見据えます。


「あなたにミエルさんを渡しません!」
「ほざけ!」


 激高したカロンさんが大剣で切り付けてきます。僕は大剣を避けながら弓を引き絞ります。


「くぅ……」


 弓を引き絞ると右肩の傷が痛み、壁に移っているHPバーも徐々にですが減っているのが分かります。ですが、


「ま……けるか!」


 痛みを気合でなんとかして弓を引き絞り切ります。
 僕がトリシューラの複製の複製を出した瞬間、カロンさんの顔色が変わります。


「なんだと!?さっきの矢は1発限りじゃないのか!?」


 確かに純正のトリシューラは1発しか持ってきてません。それをなんでカロンさんが知っているんでしょうか?知ってるのは僕とホウリさんだけの筈ですし。もしかして……、とりあえず、勘違いしてるみたいですし射りましょう。


「はぁ!」
「うおぉ!」


 僕が放った複製をカロンさんは全力で横っ飛びをして回避します。外したことを確認した僕は体制を崩しているカロンさんに追い打ちする為に1本の矢を放ちます。それを見たカロンさんは余裕の表情で盾を構えます。


「1本程度どうとでもなる」
「それはどうですかね?」


 放った矢は先端から裂けていき、5本の矢へと分裂してカロンさんへと襲い掛かります。


「な!?」


 カロンさんは咄嗟に盾で防御しますが、1本が鎧の肩へと命中します。カロンさんは少しのけぞりましたがすぐに体制を立て直しました。
 普通の矢ではダメージは与えられないみたいですね。あの盾か鎧をどうにかしないと。
 体勢を立て直したカロンさんが再び僕に迫ってきます。とりあえずは左肩の傷を何とかしないと。
 僕はヒールシュートを取り出して上に向けて放ちます。


「させるか!」


 しかし、カロンさんの投げナイフでヒールシュートが撃墜されます。どうやら僕に回復の隙を与えないつもりなのでしょう。だったら早々に決着を付けなくてはなりませんね。
 矢を番えてカロンさんに向けて引き絞ります。それを見たカロンさんは盾を突き出しながら突進してきました。
 スネッグアローで横から攻撃するのは簡単ですが、並みの攻撃では鎧に阻まれてダメージが通らないでしょう。だったら……
 僕は突進してくるカロンさんに向かって矢を放ちます。それを見たカロンさんは盾に顔を隠しながら突進を続けます。確かに盾に身を隠されては攻撃は通りにくくなります。
 ……かかりましたね!それが狙いです!
 放った矢は盾に当たる直前に軌道を変えてカロンさんの後方へと飛んでいきます。矢は地面へと刺さると輝きだします。そして、僕と矢の位置が一瞬で入れ替わりました。
 僕が放った矢はワープアロー、狙いは最初からカロンさんの背後を取る事です!盾を構えている状態では前が見え辛いですし背後を取られた事に気が付きにくい。後はトリシューラの複製で鎧を砕いて他の矢を当てれば僕の勝ちです!
 そう思った僕はトリシューラの複製を構えます。しかし、


「後ろか!」


 なぜかカロンさんは突進をやめて、僕に向かって振り向いて距離を詰めてきます。え?なんでバレたんですか?まるでホウリさんみたいに戦略が読まれているみたいです。
 僕は困惑しながらもトリシューラの複製を取り出して弓に番えます。さっき複製を見せた時にカロンさんは警戒していました。今回も複製を大きく回避させてスキが出たらそこを狙いましょう。
 そう思って弓を引き絞るとそれをみたカロンさんがニヤリと笑います。


「さっきの青い矢は壁を破壊していなかった!つまり、その矢は最初の矢の偽物だ!だったら警戒する必要もねぇ!」
「くっ、バレているか……」

 
 言葉通りカロンさんが足を緩める気配はないです。
 こうなればあの手で行くしかありません。HP的にもこの策が失敗したら負けてしまいます。
 覚悟を決めた僕はカロンさんに向かって狙いを付けます。
 まだです、まだ……まだ……、今です!
 僕とカロンさんの距離が10mまで迫った瞬間、僕はトリシューラの複製を放ちます。複製は青い軌跡を描いてカロンさんへと飛んでいきます。


「叩き落してやるぜ!」


 複製を防ごうとカロンさんが盾を前に出します。すると、


(ガアァァァァァン!)


 すると、盾は何かにぶつかったような音と共に大きく横に吹っ飛んでいきました。


「なんだ!」


 カロンさんは飛ばされた方へと視線を向けます。そこにあったのは、トリシューラの複製に弾き飛ばされている盾でした。昨日ミエルさんとの特訓でも使った手です。ミエルさんでも引っ掛かった手です。カロンさんにならば通じるでしょう。
 がら空きになったカロンさんにトリシューラの複製が飛んでいきます。いくら複製でも盾無しで受けたら無事では済みません。
 僕が勝ちを確信した瞬間、カロンさんが大剣を両手で握りしめます。


「なめるなぁぁぁぁぁ!」


 カロンさんは握りしめた大剣で複製を切り上げます。切り上げられた複製は威力を無くして、回転しながらカロンさんの後方へ飛んでいきます。
 命中しなかった!まだ1.2発は射れるけどこのままだと……。
 僕はトリシューラの複製を取り出して弓に番えます。


「威力を見るに1発だと決めきれないみたいだな」
「くっ……」


 図星を付かれて僕は焦りを感じる。カロンさんも僕の表情から焦りを感じ取ったのか全力で僕に向かってくる。


「これで終わりだ!」


 カロンさんが大剣を僕に向かって振りかぶります。瞬間、


「ぐはっ!」


 トリシューラの複製がカロンさんの右肩へ突き刺さりました。あまりにも衝撃的だったのかカロンさんは自分の右肩へ視線を向けます。
 アクセラレート、ミエルさんには通じませんでしたが普通の人には効果てきめんですね。


「ぐっ……」


 あまりの痛みに大剣を落としたカロンさんの腹部に僕はトリシューラの複製を引き絞ります。


「これで終わりです!」


 ゼロ距離で放たれたトリシューラの複製は鎧を砕いてカロンさんを5m程吹き飛ばしました。
 その瞬間、壁に写っているカロンさんのHPバーが半分以下になり顔に大きな罰マークが付きます。そして、聖域の中に大きなアナウンスが鳴り響きました。


『勝者、ロワ・タタン!』


 よかった、僕は勝てたんですね。ミエルさんを守れたんですね。
 アナウンスを聞いた瞬間、安心した僕は体から力が抜けて思わず膝をついてしまいます。


「ロワ!」
「ロワお兄ちゃん!」


 それを見たミエルさんとノエルちゃんが顔色を変えて僕の元へと駆けてきました。


「大丈夫かロワ!」
「すぐに治療するね!」


 傷ついた僕をノエルちゃんが杖を出して治療してくれます。ミエルさんは立てるまでに回復した僕を見て胸をなでおろします。


「無事でよかった……」
「えへへ、ちゃんと勝てましたよ」
「ああ、見ていたぞ。かっこよかった」
「ありがとうございます」


 これでミエルさんは無理やり結婚させられることもなくなりました。とりあえずは一安心ですね。
 僕が安心しているとフランさんとホウリさんもミエルさんとノエルちゃんの後ろからやってきました。

「おつかれじゃ」
「おつかれさん、よく頑張ったな」
「ホウリさん、フランさん」


 皆さんに褒められて思わず涙が出そうになりますが、戦っていた時の疑問が再び沸き上がってきます。


「ホウリさん、一つ聞いていいですか?」
「なんだ?」
「もしかして、カロンさんに僕の手の内を教えました?」
「いいや?」


 ホウリさんが首を振って否定します。よかった、ホウリさんが僕を裏切ったのかと────


「俺が教えたのはトリシューラが1発限りってことだけだ」
「それ教えちゃダメな奴!」


 作戦の肝じゃないですか!心を折るための作戦でネタバレしてどうするんですか!


「それで負けたらどうするんですか……」
「それは問題ない。どう転んでもこっちの負けは無い」
「また何か企んでいたんですか……」


 ホウリさんのコレにも慣れてきました。嫌な慣れですね。


「何をしてたんですか?」
「説明する前に、お前はカロンの動きが素早いとは思わなかったか?」
「そうですね、想定よりもかなり早かったです」


 下手したらミエルさんよりも早かったかもしれません。
 僕の答えに満足したのかホウリさんは頷いて話します。


「その秘密はこれだ」


 そう言うとホウリさんは一つの小瓶を取り出しました。僕は小瓶を受け取ってじっくりと眺めてみます。


「これは……ポーションの瓶ですか?」
「そうだ、中には敏捷性を上げる薬品が入っていた」
「誰が飲んだんですか?」
「もしかして……」


 僕はお付きの騎士に背負われているカロンさんを見ます。


「そうだ、カロンが試合前に飲んだものだ」
「え?この試合ってポーションでのバフは禁止では?」
「だから俺があいつの勝ちたいという気持ちを利用してポーションを使うように誘導した。万が一負けても異議申し立てしてカロンの反則負けになるって寸法だ」
「うわぁ……」


 あっけらかんとしているホウリさんの言葉に思わずドン引きしてしまいます。


「それって黒幕がやる行動ですよね?」
「それはわしも言った」


 フランさんが疲れた様子でいいます。この様子だとフランさん達もついさっき聞いたみたいですね。


「どうしてこんなことを……」
「ミエルの今後にかかわる大事な試合を舐めて掛かっている奴にお灸を据える為だが?」
「本当に申し訳ございません」


 皆さんに向かって土下座をします。


「お前のその癖は致命的になる。それは分かっているな?」
「わしもその部分では同意じゃな」
「重々承知しております」


 顔を見ないでもホウリさんとフランさんが呆れているのが分かります。確かにミエルさんにとって大切な試合で相手を低く見るのは良くないです。


「どんな敵でも油断するな。足元を掬われるぞ」
「肝に銘じます」
「分かったら顔を上げろ」


 ホウリさんに言われて僕は顔を上げます。すると、ボロボロになってお付きの騎士に担がれているカロンさんが居ました。ですが、周りの騎士の方々はカロンさんを心配している様子は無く、淡々と聖域を後にします。
 そんなカロンさんを見ているとさっきの戦いの様子が頭に呼び起されました。とても必死で戦っていました。普通ではない迫力でした。何がカロンさんをあそこまで駆り立てたのでしょうか?


「ホウリさん、カロンさんはなぜ勝ちにこだわったんでしょうか?」
「両親や周りの期待に押しつぶされた結果だな。最終的には手段を選んでいられない程に追い込まれたようだがな」
「お主がとどめを刺したじゃろうが」
「俺が介入しなくてもあいつは負けてた。あいつを滅ぼしたのはあいつ自身だ」
「なんだか、可愛そうですね」


 僕もお父さんが有名だったから、周りの期待が大きかったっけ。カロンさんと僕との違いは姉さんやホウリさん達みたいに支えてくれる人がいたかどうかでしょう。そう考えるとパーティーに誘ってくれたホウリさんには感謝しかないですね。


「ま、あいつは何とかするだろ。俺達は今後の事を考えるとしよう」
「今後の事?」
「ノエルの事とかもあるがとりあえずは──────」


 ホウリさんは思わせぶりに溜めた後、笑いながら話します。


「カレーの具材でも考えよう」
「やったー」
「わーい、お兄ちゃん大好きー」


 僕とフランちゃんが跳ねながら喜んでいるのをホウリさんとミエルさんとフランさんが優しく笑いながら眺めています。
 こうして、僕らの問題の一つが解決したのでした。
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