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第百六十六話 高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に
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わしはフレズを寝かせた後、リビングに入る。
「フレズさんは?」
「ミエルの部屋に寝かせて来た」
ドッと疲れたわしは、椅子に座って天を仰ぐ。
「……これからどうするかのう?」
「……どうしましょう?」
ロワも同じように天を仰ぐ。告白させずに1週間乗り切る策は早々に出来なくなった。
「フレズさんはいつ起きるんですか?」
「明日の朝までは起きん。今の内に策を練るぞ」
「可哀そうですけど、このまま1週間寝かせておいてはいかがですか?」
「ならん。これ以上は人体に影響が出る」
「……そうですか」
万策尽きた。というか、そもそもわしらは頭を使って策を張るタイプではない。ホウリやミエルが考え、わしらが実行する。こんなピンチはわしらが手に負える物ではない。
「とも言ってられぬか」
やらなければ状況は悪化する。となれば、嫌でもやらざる負えないじゃろう。
「して、どうするかのう?」
「告白されてしまいましたからね。いっそのことオッケーします?」
ロワが無垢な瞳で聞いてくる。確かにロワが承諾すれば、この状況は丸く収まるじゃろう。しかし、大きな問題がある。
頭の中にミエルが涙目で縋り付いてくる光景が浮かんできながら、わしは溜息を吐く。
「お主は告白してくる者全員と付き合うつもりか?」
「こ、これから気を付ければなんとかなるのでは?」
「わしらがやっている事は外部に漏らせん事が多いぞ?昨日今日あった奴にその秘密を話せというのか?秘密にしようにも、お主が秘密を守り切れるとも思えぬしのう」
「……そうですね」
特に反論出来る要素も無かったのか、そのまま引き下がる。
「こうなったら、いつもので行くか」
「いつもの?」
「『ミエルとロワは付き合ってます作戦』じゃ」
ロワは勿論じゃが、ミエルもモテるから悪い虫が寄り付きやすい。そういう時にはお互いを彼氏や彼女であると言って、牽制することになっておる。ミエルはフリじゃない方が良いのじゃろうがな。
「という事は、断るって事ですか?」
「もうそれしかないじゃろう。下手に期待させて後に引くよりはマシじゃろ」
1週間だけ乗りきって後はホウリに任せる。これしか思いつかん。
「断ればギクシャクするじゃろうが、必要経費とでも思っておけ」
「分かりました。元はと言えば僕のせいですしね」
ロワが苦笑いをしながら頭を掻く。そういえば、ロワがヘマをしたせいで大変な思いをしておるんじゃったな。
わしがロワを見ておると、ロワが不思議そうに首を傾げた。
「どうかしました?」
「……これからお主の特訓を始める。庭に出るんじゃ」
「え?いきなりどうしたんですか?」
「良いから来るんじゃ」
「ちょ、ちょっと待ってください!?」
「待たん」
嫌がるロワを引きずって庭に出る。その後、庭にはロワの悲鳴が響きわたったのじゃった。
☆ ☆ ☆ ☆
「ただいまー!」
「おかえりじゃー」
日が傾き始めたころ、門の外からノエルの声が聞こえた。わしは庭から返事をすると、家の陰からノエルがやって来た。
「フランお姉ちゃん?お庭で何してるの?」
「ロワと特訓じゃ」
本当はわしの憂さ晴らしじゃがな。
「ロワお兄ちゃんと特訓?ロワお兄ちゃんどこなの?」
ノエルがキョロキョロと周りを見渡すが、そこにロワの姿は無い。確かに少々見つけにくい所にいるのう。
「ほれ、あそこの上を見てみい」
庭の隅にある気を指さす。ノエルは目を凝らして木の上を見てみる。
すると、葉の中にロワが引っかかっているのが見えた。ロワはボロ雑巾のように枝に引っ掛かっている。
「あれ大丈夫なの?」
「手加減したから生きてはおる筈じゃ」
わしは木に向かい、ロワを念力で木の下に降ろす。
白目を剥いて倒れておるが、HPはかろうじて残っておる。この程度ならば大丈夫じゃろう。
セイントヒールで全身の傷を癒し、ロワの頬をペチペチと叩く。
「起きんかい」
「……うーん?」
ロワは目を開けると上体を起こす。
「ここは?」
「庭じゃ。お主は特訓中に気絶しておったんじゃよ」
「そうですか……、なんだか恐ろしい目に会っていた気がします」
えらい目に会い過ぎて記憶が混濁しておるみたいじゃ。少しやり過ぎたかのう?
いや、ここで手を抜いてはロワの為にならん。これで正解じゃな。決してやり過ぎた憂さ晴らしを正当化している訳ではない。
「目が覚めたのならば夕食の準備をするぞ。2人とも手伝ってくれ」
「はーい」
「分かりました」
☆ ☆ ☆ ☆
次の日、わしはミエルの部屋で眠っているフレズを見みていた。そろそろ起きる頃じゃし、説明もせねばならん。ロワとノエルと比べればわしの方が角が立たんというじゃろう。
まあ、本来であればロワが言うべきなんじゃろうが、2人きりにして問題があったら大変じゃしな。
そう思っていると、フレズが目を覚ました。
「あれ?私は……?」
「気が付いたか」
「フランさん?私どうしたんですか?」
「ロワに告白した後に緊張からか気絶したんじゃ」
「そっか……」
フレズが俯いて布団をぎゅっと握りしめる。ここで切り出すのはマズい、機会を伺って話そう。
フレズは俯いたまま黙っていたが、意を決したように口を開いた。
「……ロワさんは何か言ってましたか?」
「困っておったのう。何せ、急に告白されたからのう」
「そうですよね……」
そう言うと、再びフレズは黙りこくった。わしとフレズの間に気まずい雰囲気が流れる。
このままではらちが明かん。強引にでも話を進めるとしよう。
「フレズはロワが好きなのか?」
わしの質問にフレズが恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら頷く。
「態度を見るに一目惚れか?」
再び頷くフレズ。ここまではわしも知っておる。ここから本題に入った方が良いな。
「フレズ、これは言いにくい事なんじゃがロワには恋人がいるんじゃ」
「え?」
フレズは目を丸くしてわしを見てくる。
「だ、誰ですか!?」
「ミエルじゃよ。ロワと同じパーティーメンバーじゃ」
「あ、あの人……」
フレズは再び俯いて無言になる。数分程無言が続くと、フレズが目に涙を溜めながら話す。
「……ミエルさんって私と違って綺麗な人でしたよね。ロワさんってああいう人がタイプなんですか?」
確かにフレズは綺麗というよりも可愛らしいという雰囲気じゃ。ミエルはモデルのように綺麗じゃし、フレズとタイプは違うのう。
とはいえ、下手な事をいう訳にもいかないし当たり障りの無い事を言っておくか。
「外面もじゃが内面も理由ではないか?わしはロワ本人ではないから詳しい事は知らんがのう」
「……そう……ですか」
フレズが生気のない顔で窓の外へ視線を向ける。じゃが、目から涙を流しはじめると、枕に顔をうずめて声を上げ始めた。
わしはフレズの背中を撫でて落ち着くまで待つ。
30分後、フレズは嗚咽を漏らしながら顔を上げた。
「……グスッ」
「落ち着いたか?」
「……はい。取り乱してすみません」
「良い。好きな者にフラれたんじゃ、泣きたくもなるじゃろう。好きなだけ泣くがよい。わしの胸ならいくらでも貸そう」
「……ありがとうございます」
そう言うと、フレズはわしの胸に顔をうずめて来た。そして、そのまま声を上げて泣き始めた。わしはフレズを抱きしめて、泣き止むまで頭を撫で続ける。
この後、泣き止むまで待った後、傷心のフレズを連れて気分晴らしに外に遊びに行ったのじゃった。
「フレズさんは?」
「ミエルの部屋に寝かせて来た」
ドッと疲れたわしは、椅子に座って天を仰ぐ。
「……これからどうするかのう?」
「……どうしましょう?」
ロワも同じように天を仰ぐ。告白させずに1週間乗り切る策は早々に出来なくなった。
「フレズさんはいつ起きるんですか?」
「明日の朝までは起きん。今の内に策を練るぞ」
「可哀そうですけど、このまま1週間寝かせておいてはいかがですか?」
「ならん。これ以上は人体に影響が出る」
「……そうですか」
万策尽きた。というか、そもそもわしらは頭を使って策を張るタイプではない。ホウリやミエルが考え、わしらが実行する。こんなピンチはわしらが手に負える物ではない。
「とも言ってられぬか」
やらなければ状況は悪化する。となれば、嫌でもやらざる負えないじゃろう。
「して、どうするかのう?」
「告白されてしまいましたからね。いっそのことオッケーします?」
ロワが無垢な瞳で聞いてくる。確かにロワが承諾すれば、この状況は丸く収まるじゃろう。しかし、大きな問題がある。
頭の中にミエルが涙目で縋り付いてくる光景が浮かんできながら、わしは溜息を吐く。
「お主は告白してくる者全員と付き合うつもりか?」
「こ、これから気を付ければなんとかなるのでは?」
「わしらがやっている事は外部に漏らせん事が多いぞ?昨日今日あった奴にその秘密を話せというのか?秘密にしようにも、お主が秘密を守り切れるとも思えぬしのう」
「……そうですね」
特に反論出来る要素も無かったのか、そのまま引き下がる。
「こうなったら、いつもので行くか」
「いつもの?」
「『ミエルとロワは付き合ってます作戦』じゃ」
ロワは勿論じゃが、ミエルもモテるから悪い虫が寄り付きやすい。そういう時にはお互いを彼氏や彼女であると言って、牽制することになっておる。ミエルはフリじゃない方が良いのじゃろうがな。
「という事は、断るって事ですか?」
「もうそれしかないじゃろう。下手に期待させて後に引くよりはマシじゃろ」
1週間だけ乗りきって後はホウリに任せる。これしか思いつかん。
「断ればギクシャクするじゃろうが、必要経費とでも思っておけ」
「分かりました。元はと言えば僕のせいですしね」
ロワが苦笑いをしながら頭を掻く。そういえば、ロワがヘマをしたせいで大変な思いをしておるんじゃったな。
わしがロワを見ておると、ロワが不思議そうに首を傾げた。
「どうかしました?」
「……これからお主の特訓を始める。庭に出るんじゃ」
「え?いきなりどうしたんですか?」
「良いから来るんじゃ」
「ちょ、ちょっと待ってください!?」
「待たん」
嫌がるロワを引きずって庭に出る。その後、庭にはロワの悲鳴が響きわたったのじゃった。
☆ ☆ ☆ ☆
「ただいまー!」
「おかえりじゃー」
日が傾き始めたころ、門の外からノエルの声が聞こえた。わしは庭から返事をすると、家の陰からノエルがやって来た。
「フランお姉ちゃん?お庭で何してるの?」
「ロワと特訓じゃ」
本当はわしの憂さ晴らしじゃがな。
「ロワお兄ちゃんと特訓?ロワお兄ちゃんどこなの?」
ノエルがキョロキョロと周りを見渡すが、そこにロワの姿は無い。確かに少々見つけにくい所にいるのう。
「ほれ、あそこの上を見てみい」
庭の隅にある気を指さす。ノエルは目を凝らして木の上を見てみる。
すると、葉の中にロワが引っかかっているのが見えた。ロワはボロ雑巾のように枝に引っ掛かっている。
「あれ大丈夫なの?」
「手加減したから生きてはおる筈じゃ」
わしは木に向かい、ロワを念力で木の下に降ろす。
白目を剥いて倒れておるが、HPはかろうじて残っておる。この程度ならば大丈夫じゃろう。
セイントヒールで全身の傷を癒し、ロワの頬をペチペチと叩く。
「起きんかい」
「……うーん?」
ロワは目を開けると上体を起こす。
「ここは?」
「庭じゃ。お主は特訓中に気絶しておったんじゃよ」
「そうですか……、なんだか恐ろしい目に会っていた気がします」
えらい目に会い過ぎて記憶が混濁しておるみたいじゃ。少しやり過ぎたかのう?
いや、ここで手を抜いてはロワの為にならん。これで正解じゃな。決してやり過ぎた憂さ晴らしを正当化している訳ではない。
「目が覚めたのならば夕食の準備をするぞ。2人とも手伝ってくれ」
「はーい」
「分かりました」
☆ ☆ ☆ ☆
次の日、わしはミエルの部屋で眠っているフレズを見みていた。そろそろ起きる頃じゃし、説明もせねばならん。ロワとノエルと比べればわしの方が角が立たんというじゃろう。
まあ、本来であればロワが言うべきなんじゃろうが、2人きりにして問題があったら大変じゃしな。
そう思っていると、フレズが目を覚ました。
「あれ?私は……?」
「気が付いたか」
「フランさん?私どうしたんですか?」
「ロワに告白した後に緊張からか気絶したんじゃ」
「そっか……」
フレズが俯いて布団をぎゅっと握りしめる。ここで切り出すのはマズい、機会を伺って話そう。
フレズは俯いたまま黙っていたが、意を決したように口を開いた。
「……ロワさんは何か言ってましたか?」
「困っておったのう。何せ、急に告白されたからのう」
「そうですよね……」
そう言うと、再びフレズは黙りこくった。わしとフレズの間に気まずい雰囲気が流れる。
このままではらちが明かん。強引にでも話を進めるとしよう。
「フレズはロワが好きなのか?」
わしの質問にフレズが恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら頷く。
「態度を見るに一目惚れか?」
再び頷くフレズ。ここまではわしも知っておる。ここから本題に入った方が良いな。
「フレズ、これは言いにくい事なんじゃがロワには恋人がいるんじゃ」
「え?」
フレズは目を丸くしてわしを見てくる。
「だ、誰ですか!?」
「ミエルじゃよ。ロワと同じパーティーメンバーじゃ」
「あ、あの人……」
フレズは再び俯いて無言になる。数分程無言が続くと、フレズが目に涙を溜めながら話す。
「……ミエルさんって私と違って綺麗な人でしたよね。ロワさんってああいう人がタイプなんですか?」
確かにフレズは綺麗というよりも可愛らしいという雰囲気じゃ。ミエルはモデルのように綺麗じゃし、フレズとタイプは違うのう。
とはいえ、下手な事をいう訳にもいかないし当たり障りの無い事を言っておくか。
「外面もじゃが内面も理由ではないか?わしはロワ本人ではないから詳しい事は知らんがのう」
「……そう……ですか」
フレズが生気のない顔で窓の外へ視線を向ける。じゃが、目から涙を流しはじめると、枕に顔をうずめて声を上げ始めた。
わしはフレズの背中を撫でて落ち着くまで待つ。
30分後、フレズは嗚咽を漏らしながら顔を上げた。
「……グスッ」
「落ち着いたか?」
「……はい。取り乱してすみません」
「良い。好きな者にフラれたんじゃ、泣きたくもなるじゃろう。好きなだけ泣くがよい。わしの胸ならいくらでも貸そう」
「……ありがとうございます」
そう言うと、フレズはわしの胸に顔をうずめて来た。そして、そのまま声を上げて泣き始めた。わしはフレズを抱きしめて、泣き止むまで頭を撫で続ける。
この後、泣き止むまで待った後、傷心のフレズを連れて気分晴らしに外に遊びに行ったのじゃった。
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