魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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外伝 トリック&トリート

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 ハロウィーンの仮装大会を終え、俺達はいったん家に戻っていた。
 俺はデカいバッグを持って大きく伸びをする。


「じゃあ、街中に繰り出すか」
「待たんかい」


 俺が外に出ようとすると、フランに腕を掴まれた。


「なんだよ。急いでるんだ、用があるんなら早くしてくれ」
「どこ行くつもりじゃ」
「今日はハロウィーンだろ?他の家にお菓子を貰いに行くんだよ」
「『貰う』ではなく『強奪』の間違えじゃろ」
「失敬な。配り切れなくて余ったお菓子を貰うだけだ」
「本当か?」


 フランが手を緩めず疑わしそうな視線を向けて来る。


「なんだよ」
「お主はお菓子の事になると行動が荒っぽくなるからのう。じゃから、お菓子に溢れている今日は特に心配なんじゃよ」
「心配するな。いくら俺でもお菓子を奪うようなことをする訳ないだろ」
「本当か?」


 フランの疑いのまなざしが突き刺さる。俺って一体どんな奴だと思われてるんだろうか。


「心配なら一緒に来るか?」
「良いのか?」
「余ったお菓子を貰いに行くだけだからな。いつもの情報収集も程ほどにするつもりだ」
「休むわけではないんじゃな」
「当たり前だ。情報は鮮度が命。一日でも休む訳にはいかない」


 別の街に行った時も情報収集は欠かしていない。じゃないと、フランを倒すのが遅れてしまう。


「で、どうするんだ?」
「着いていくわい」
「そうか。分かった」


 こうしてフランと一緒に家の外に出て、大通りに出る。
 ハロウィンという事もあり、街の中は仮装した人で溢れている。
 本来、この世界のハロウィンは別の種族へ仮装するのが普通だ。だが、500年くらい前から特定の職業の制服とか、物語のキャラクターへの仮装も行うようになった。
 つまり、日本のハロウィンと同じになった訳だ。だから、今日だけは日本と同じような景色になっている。


「で、全ての家を回るわけではあるまい。どこに行くつもりじゃ?」
「まずは洋菓子屋を回る。キュムレット、シュルーク、三厳、ライクムの順番だ」
「待て待て、他の家の余った菓子を貰うんじゃろ?なぜ洋菓子屋へ行く?」
「定期的に売れ残りを貰ってるんだよ。その代わり、改善点なんかを指摘して、商品の品質向上に貢献している」
「お主のやりそうなことじゃわい。というか、今あげた店は全て超人気店じゃったと記憶しておるんじゃが?」
「その通りだ」


 俺があげた店は、この王都での売り上げ上位4店だ。
 全ての店が品質の良い素材を使って、熟練の腕を持って洋菓子を作っている。値段は張るが、品質は折り紙付きだ。


「信用を得るまで苦労したぜ。おかげで、発売前の洋菓子もこっそりと売って貰えるんだ」
「そんな事までやっておるのか」


 常連になるだけじゃ信用されないからな。素材の購入先とかを融通し、なんとか信用を得た。


「ちゃんと最短経路を算出したからな。効率よく回れるぞ」
「準備が良いのう」


 順路を書いた地図をフランに渡し。足取り軽やかに街角を曲がる。
 すると、子どもに囲まれているコスプレイヤーが、困っているのが見えた。


「ぷりにゃんだー!」
「魔法使ってー!」
「悪者を倒しに行くのー?」
「えーっと……」


 あの恰好は魔法少女ぷりにゃん?というか、ラビか?
 ラビは俺達に気が付くと笑顔で手を振って来た。


「ホウリさーん!フランさーん!」
「どうしたんだ、ぷりにゃん」


 俺は子供たちの夢を壊さないように、ぷりにゃん呼びで答える。
 しかし、フランから写真を見せて貰っていたから知っていたが、本当にぷりにゃんだな。本の中から出て来たと言われても信じてしまいそうだ。
 そんな俺の考えを知らずに、ラビが子供たちを振り切って、俺たちのもとへ駆け寄ってくる。


「探しましたよ」
「俺をか?それともフランをか?」
「どちらもです」
「どちらも?」


 俺達2人を探しているなんてただ事じゃないな。


「何があった?」
「この恰好ですか?実はビタルさんにハロウィンだからって無理やり着させられまして……」
「そっちじゃねえよ。俺達を探していた理由を聞いているんだ」
「あ、そっちですか」
「お主って抜けてるところがあるよな」
「ほっといてください!」


 ラビが頬を膨らませて抗議してくる。しかし、本人は怒っているんだろうが、恰好が可愛らしくて、あざとさを感じてしまう。本人に伝えると更に怒るだろうから言わないけど。


「で、何があったんだ?」
「実は何者かによる窃盗事件が発生しました」
「盗まれた物と事件現場は?」
「盗まれたものは洋菓子です」
「洋菓子だと?」


 俺の中に嫌な予感が沸き上がる。そして、ラビの口から思っていた言葉が発された。


「現場はキュムレット、シュルーク、三厳、ライクムです」
「む?そこは今からわしらが行こうとしておった洋菓子店じゃな」
「幸い、廃棄する予定だったものだったので、被害は軽微です。しかし、今日だけで4件の事件を起こっているんです。更に被害が出る可能性があります」
「それをわしらに止めて欲しい訳か」
「そういう事です。どう思いますかホウリさん。……ホウリさん?」


 返事をしないのを不思議に思ったのか、ラビが俺の顔を覗き込んでくる。


「……ラビ」
「な、なんでしょうか?」
「現場に移動しながら詳しい話を聞かせろ。犯人をすぐに豚箱に叩き込んでやる」


☆   ☆   ☆   ☆


 ラビから聞いた話を要約すると、犯行があったのが2時間前。30分置きにそれぞれの洋菓子店から洋菓子が盗難にあった。全て同じように、目を離したら洋菓子が無くなっていたようだ。
 現場同士は30分で移動可能な距離にある。だから、誰でも犯行は可能だ。
 ここまでであれば、俺とフランを頼る必要は無い。だが、問題はここからだ。


「犯人が目撃されているんですよ」
「なんじゃ。ならば簡単に捕まるではないか?」


 フランの言葉にラビが首を振る。


「それが、変なんですよ」
「変?」


 現場周辺で盗まれた洋菓子を犯人が持っていく姿が目撃された。その犯人の姿が俺とフランを呼んだ理由だという。


「犯人はお化けらしいです」
「それこそ普通じゃろ。周りにはお化けどころか、魔物の姿だってあるぞ?」


 フランの言う通り、周りにはお化けや魔物といった仮装で溢れている。
 今日はハロウィーン、どんな恰好の奴がいても不審じゃない。というか、その中でも俺達に視線が集まっている気がするな。
 まあ、クオリティの高いバンパイアが2人と、本物そっくりのぷりにゃんがいるんだ。当たり前か。
 ぷりにゃん……ラビは再び首を横に振って否定する。


「違うんですよ。本物のお化けだったんです」
「本物?どういうことじゃ?」
「白くてフヨフヨと浮いていて、半透明だったんです」
「スキルを使えば、それくらいは可能じゃろ?」
「今の証言を全部スキルで実現するとなると、3000くらいのMPが必要だ。廃棄の洋菓子を取るためには手間がかかりすぎる」


 それだけのMPがあるんなら高給取りだろうし、普通に買った方が早い。スキルの線は薄いだろう。


「おいおい、幽霊の仕業じゃと言うつもりか?」
「おいおい、幽霊がいないって言うつもりか?」
「はっはっは!そんなのが居てたまるか。全てフィクションでおとぎ話で作り物じゃ」


 フランが豪気に笑い飛ばす。だが、体が細かく震えている。言葉では強いが、本当は怖いんだな。


「安心しろ。対処さえ間違えなければ、お化けは生きている人間よりも弱い」
「べ、別に怖くはないが?」
「それで、対処とは?」


 フランとは違い、ラビは平気そうだ。多分現実感が無いんだろうな。後は幽霊の有無よりも犯人の逮捕の方が重要だと思っているか。


「塩で除霊とかってよく聞くだろ?あれは本当だ」
「つまり、岩塩を弾丸の如く発射すれば良いんじゃな?」
「周りに被害が出るからやめろ。あと、お化けの仕業と決まった訳じゃないからな?」


 あとは妖気を込めた札とかが効果的だが、普通には用意出来ないし、省いて良いだろう。
 そうこうしている内に、最初の現場であるキュムレットに着いた。
 扉が黄色のテープで出入りが規制されており、簡単には入れないようになっている。


「すみません、協力者を連れて来たので入っても良いですか?」


 ラビが検察証を見張りの憲兵に見せると、テープがはがされ中に入れるようになった。


「行きますよ」
「お、おう!いつでも来い!」
「とりあえず、その塩の袋は仕舞っとけ」


 フランが持っていた、10㎏と書かれた袋に入った塩を仕舞わせる。それだけあれば、王都中の幽霊を成仏させられるな。
 フランは渋々と塩の袋を仕舞い、代わりに店で売っているくらいの300gの塩を取り出した。
 なんで持ってる塩のレパートリーが豊富のかは置いといて、これくらいなら目を瞑るか。


「お邪魔しまーす」


 綺麗に掃除されて清潔感がある店内。いつも来ている時と何も変わりは無い。
 ショーケースやレジに視線を向けるが、怪しそうなところは無い。


「現場は?」
「奥の厨房です」


 店の奥へと進み、厨房への扉を開ける。中は現場検証を行っている憲兵以外は、普通の厨房だった。
 荒らされた形跡も物色した形跡も無い。犯人は洋菓子のある場所を最初から知っていたのか、それとも……
 俺達が中に入ると、憲兵たちの視線が全てこちらに向いた。
 俺は気にせずに、地面を凝視していた憲兵に近づく。


「よお」
「ホウリさん!?どうしたんですか!?捜査協力の要請があったから来た。手伝うから情報をよこせ」
「それが……」


 俺の質問に憲兵が罰が悪そうに答える。


「何もわかってないんですよ」
「どういうことだ?」
「言葉通りの意味です。どれだけ調べても何の痕跡も発見できないんです」
「成程な」


 事件が起こって3時間が経っている。だが、手掛かりが何も見つからない。となると……


「洋菓子があったのはあそこか?」
「はい」


 俺は厨房の片隅にある『廃棄』と書かれた箱の中を覗き込む。


「ここに俺が貰う予定だった洋菓子があった訳か」
「そうじゃが、今それは関係なかろう?」
「俺の物が盗まれたも同じなんだぞ?関係あるに決まってるだろ?」
「いやそのりくつはおかしい」
「それで、何か分かりました?」
「今から調べる」


 俺は薬品に入った瓶を取り出す。瓶は半透明の紫色で、中の薬品の影が見える。


「なんじゃそれ?」
「幽霊の痕跡を探る薬品だ」


 俺は蓋を取って中身を箱の中にぶちまけた。すると、ラビが血相を変えて瓶を取り上げて来た。


「ちょっと!?何してるんですか!?」
「捜査だ。黙って見てろ」


 しばらくすると、箱の中の一部がブラックライトで照らされたように光った。


「これは?」
「お化けの痕跡を可視化したものだ。これが出るってことは今回の事件の犯人はお化けで決まりだな」
「えー、どうやって立件しようかな?」
「お化け相手に立件できるか。この事件は未解決事件だ」
「かなり困るんですけど?」
「知るか。文句はお化けに言え」
「でもー」


 ラビの抗議を聞き流しながら、人型に切った紙を取り出す。


「なんじゃそれ?」
「形代ってやつだ。これを使えば霊的な痕跡を追える」
「あの薬を撒きながら追うわけにはいかんしのう。というか、お主そんなことも出来るのか」
「別に特別なことじゃない。知識さえあれば誰でも出来る」
「面白そうじゃな。今度、わしにも教えてくれんか?」
「対価を払えば良いぞ」


 筆で特殊な文様を書き、箱の中へと入れる。すると、形代が浮き出して窓の外へと、ゆっくりと飛んでいった。
 背後からは憲兵たちの驚く声が聞こえてくる。


「あそこか」
「行くぞ。岩塩の弾丸は既に作成済みじゃ」
「出番が無い事を祈っておくよ」
「私は、行った方が良いんですかね?」
「当たり前だろうが。見失わない内に行くぞ」


 俺達は窓の外へと飛び出す。形代は屋根の上にいくと、そのまま西に進み始めた。
 俺達は屋根を伝って形代を追う。追うこと十数分、形代はとある家の3階の窓に張り付いた。


「この家か」
「で、どうする?突撃するか?」
「それは不味いですよ!」
「ならどうする?」
「まずは捜査令状を取るところから始めないと……」
「お化けの痕跡があったって令状を請求するのか?鼻で笑われて終わりだぞ?」
「じゃあどうするんですか?」
「決まってるだろ?」


 俺は新月を家の壁に向ける。


「突撃あるのみ!」
「よし来た!」
「来てないですよ!!」


 フランが思いっきり壁を殴り抜ける。すると、轟音が鳴り響く……ことは無く壁は崩壊した。フランのスキルで音を消したおかげだ。普段から物を壊すときは音を消せって言っておいた成果だな。


「邪魔するぜ」
「邪魔するなら帰って~」
「フランさんが言うんですね」


 反対していたラビも恐る恐る家の中へと入る。すると、予想だにしない光景が広がっていた。


「なんじゃこれは……」


 そこには瘦せすぎて皮だけになった子供がいた。周りには袋と洋菓子のクズが散乱している。部屋には照明器具も家具も無い。檻が無いだけの監獄と同じだ。
 子供は俺達を光の無い目で見て来る。


「あ、ああ……」
「君!大丈夫!?」


 ラビがすぐに子供の元へ駆け寄る。フランも駆け寄ってセイントヒールをかけ始めた。


「いったい何があったんじゃ……」
「見た感じ虐待だな。何カ月も碌に飯を与えられていないんだろう」
「そんな……」


 フランとラビが絶句する。こういう光景は何度も見て来たから、フラン達よりも衝撃は少ない。けど、だからと言って何も感じない訳じゃない。
 俺が憲兵を呼ぼうと外に出た瞬間、部屋の扉が開いた。


「誰かいるの!?」


 扉からは母親と思しき女が、物凄い形相で入って来た。
 女は俺達を見るとギョッと目を丸くする。


「あ、あんた達は誰よ!なんで壁が壊れているのよ!」
「私は検察官のラビ・プレンです。お話、伺っても良いですか?」


 ラビが検察証を見せながら女に詰め寄る。すると、検察官という言葉を聞いた女は途端にうろたえ始めた。


「な、なんで検察官がここに……」
「ある捜査を行っている内に、この家に手掛かりがあると掴みました。窓から様子を伺ったところ、倒れている子がいたので、早急に壁を破壊し家に入りました」


 嘘ではない説明で突撃を正当化する。憲兵や検察官は緊急性を要すると判断した場合は、最小限の破壊活動が認められている。勿論、後で本当に必要だったのかを吟味されて、不適切と判断されたら処分が下る。
 今回は人命が左右される場面だったから、処分は無いはずだ。


「3階だから子供の様子を見られないと思いましたか?お菓子よりも甘いですよ」
「そ、そんなことが許されるとでも……」
「許されるんですよ。それが法です」
「それよりも、この子の事を話してもらって良いですか?」
「い、嫌よ!」
「お主に拒否権があるわけ無かろうが。虐待の現行犯じゃぞ?」
「だな。ラビ、そいつの尋問は任せた。俺とフランはこの子を病院に連れてって、応援を呼んでくる」
「分かりました」
「ちょっと!何勝手なこと……」


 女の言葉を無視して俺達は子供を連れて外に出る。ついでにフランには壁を修復してもらった。
 こうして、王都にはびこる犯罪が一つ消えたのだった。


☆   ☆   ☆   ☆


「いやー、盗難事件を追っていたら虐待の現場を発見するとはのう」
「どの事件がどこに繋がるのか分からないな」
「じゃなー、ん?そういえばお化けはどうなったんじゃ?」
「あれか?アレの正体なら分かったぞ?」
「本当か?」
「アレの正体は子供だよ」
「子供?お化けって死んだ人間なんじゃろ?」
「生きた人間だってお化けになれる。正確には生霊って言うんだがな」
「じゃが、なぜそう言い切れる?」
「あの部屋、扉の付近に埃が積もっていただろ?」
「そうじゃったか?」
「そうだったんだよ。で、人の出入りが多い所は埃が積もりにくい訳だが……」
「扉付近に埃があるとすると、出入りが無かったと?」
「そういうこと。見た感じ、何カ月も出入りしていなかったんだろうな」
「そんなに長く閉じ込められていたのか……ん?待て、ならば何故あの子は生きておる?」
「あの子が生霊になって外から食料を持ってきてたから、これが答えだ」
「……突拍子が無さ過ぎんか?」
「だが、事前の情報と合致する。恐らく、廃棄とか持ってきても問題無いものを選んでいたんだろう。だから、生きていくギリギリの食料しか集まらなかった」
「生きるのに必死で死者の真似事か」
「誰でも出来る訳じゃないけどな。才能と極限状態がマッチしてしまった故の現象だろう」
「ま、なんでも良いがな。あの子も助かった訳じゃし」
「そうだな。まあ、母親の方は絶対に助からないだろうがな」
「む?何故じゃ?」
「あいつの裁判は俺が出る」
「……手加減せえよ?」
「ダメだ。元を正せば、俺の洋菓子が無くなったのは、あいつの性だ。この借りは高くつくぞ」
「やはり私怨か。まあ、あやつがやって来たことを思えば、同情はせんがな」
「なんにせよ、無事に解決して良かったぜ」
「そうじゃな」
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