325 / 472
第二百七十四話 団員を守るのは俺の仕事だ
しおりを挟む
ヤマタノオロチを遠ざけた後、他の皆と合流するまで、僕らは対策を取ることにしました。
火を起こして暖を取りながら、ミエルさんがクラフさんに尋ねます。
「それで、やりにくいと言っていたが、具体的にどういうことなんだ?」
「良く分からないのよ。いつもの攻撃が当たらなかったり、動きが違ったり……」
「つまり、いつもと動き方が違ったという訳か?」
「端的に言うとそうね。けど、なんだかそれだけじゃない気がするの」
「どういうことだ?」
「直感的なことだから言葉にするのは難しいわね」
なんだか話しにくそうだ。これは、これ以上聞いても何も出ないかな?
「ふむ、私達がいたら勝てそうか?」
「戦力は?」
「こんな感じだ」
ミエルさんが王都の騎士団の戦力をまとめた紙を渡す。
クラフさんが紙を目を通して口を開く。
「流石は王都の騎士団ね。これなら何とかなりそうだわ。けど、私達が消耗しすぎて、力に慣れそうにないのよ」
「なら、急いで回復してくれ。それまでは、私たちは時間稼ぎに専念する」
「ありがと。そうと決まれば、急いで街に戻らないとね」
クラフさんが、スミル騎士団の皆さんを1か所に集める。
「みなさーん、王都の騎士団の方たちが向かっているらしいです。ヤマタノオロチもしばらくは来ないと思うので、休憩や物資の補給をしてきてください」
「団長はどうするんですか?」
「私はここに残ります。幸い、私は消耗していないし、1人くらいはヤマタノオロチを知っている人が残った方が良いでしょう」
「分かりました」
ガントレットを付けていた男の人が騎士団の人達の前に出る。
「団長の代わりは俺が務める。すぐに街に戻って補給と回復を行い、済んだら戻ってくる。いいな?」
「「「はっ!」」」
「では、出発!」
上に登っていく騎士団の皆さんを、クラフさんは手を振る。
「本当に行かなくてよかったのか?」
「ええ。大丈夫よ。それよりも、早く王都の騎士団が来てくれると嬉しいかな」
「流石に神級スキル持ちが3人いるとはいえ、ヤマタノオロチ相手では厳しいからな」
「そうですね。……ん?3人?」
ミエルさんの言葉に僕は引っ掛かりを覚える。
「今、神級スキル持ちが3人って言いました?」
「ああ」
「つまり、クラフさんも神級スキルを持っているんですか?」
「そうよ」
「ええ!?」
あまりの衝撃に思わず目を見開く。
「ど、どの神級スキルを持っているんですか!?」
「私の神級スキルは『杖神』。回復、デバフ、バフのスキルが得意よ」
「特に回復スキルは強力でな。私が知っている奴の中で3番目に強い回復スキルだ」
「3番目……」
1番と2番はフランさんとノエルちゃんだろうから……イレギュラーな存在を除いて1番強い回復スキルを持っている人ってこと?凄すぎない?
「やあね、褒め過ぎよ」
「事実だ。それに、バフとデバフも役に立つし、それらを使うための思考力もある。伊達にスミルの騎士団長をやっている訳では無いのだぞ」
「それは凄いですね!そんな人が味方にいるなんて頼もしいです!」
僕はスミルさんの手を握って真っすぐ見つめる。すると、クラフさんは視線を反らせて苦笑した。
「えっと、その……あははは」
「ロワ?何をやっている?」
「あ、ご、ごめんなさい!」
ミエルさんから殺気を受けて僕は手を離す。
テンションが上がりすぎて、つい手を握ってしまった。初対面の人になんて失礼なこと……。
「本当にごめんなさい」
「べ、別にいいのよ?ちょっとびっくりしただけだから」
「そうはいかない。今後、同じことをしないように十分注意してくれ」
「は、はい」
目力を強くして、ミエルさんが顔を近づけてくる。なんだか、今までで一番威圧感がある気がする。
僕が何度も首を縦に振ると、ミエルさんは満足したのか顔を遠ざけてくれた。
「では、これからの事をまとめるぞ。まず、王都の騎士団と合流。その後、ヤマタノオロチを捜索し、可能であれば戦闘し、押さえつける。そして、スミルの騎士団が合流したら、討伐へ切り替える」
「スミルの騎士団の方々は、どのくらいで到着するんですか?」
「3時間はかかると思って欲しいかな」
「思ったよりも短いですね」
「そうだな、普通なら半日はかかる」
この高地を上り下りするのは時間がかかるはずだ。3時間で補給と回復を終えて往復するなんて、かなり早い。
普段、どんな過酷な訓練をしていたら、そんなに素早く行動ができるんだろうか。
「では、焚火で皆に場所を知らせつつ、ここで待機だな」
「そうですね」
空を見上げると、星空が瞬いている。空気が澄んでいるからか、王都よりも輝きが強い。だから、たいまつが無くても周りを見る事ができる。
戦うには都合がいいけど、それを差し引いても幻想的で心が奪われる。
「……とても綺麗ですね」
「そうだな」
ミエルさんの声から、さっきまでの緊張感が無くなる。少しでも心が休まったのなら良かった。
☆ ☆ ☆ ☆
結局、王都の騎士団と合流したのは日が昇り始めた時だった。
皆さんと合流してから、僕らは下山してヤマタノオロチを探す。
「見つけた者はすぐに報告するように」
ミエルさんにそう言われて、僕らは注意深く周りを観察する。けど、あんな巨大な魔物の姿は見えない。
「見つからないわね?」
「麓まで転がったのか?」
「だとしたら厄介ね。見つからないと、今後、襲ってくるかも」
「そうだな。可能であればここで仕留めてしまいたい」
ミエルさんとクラフさんが話し合いながら、周りを注視する。
自分でやっておいてなんだけど、かなり面倒なことになってしまった。これって、見つけられなかったら、僕の責任では?腹を切ってお詫びするべきなのでは?
「…………」
「どうした?顔色が悪いぞ?」
「……大丈夫です」
「本当か?今から腹を切る奴の顔になってるぞ?」
「…………問題無いです」
ケット先輩は首を傾げたが、それ以上は何も聞いてこなかった。
とにかく、一刻も早くヤマタノオロチを見つけないと。腹を切るのはゴメンだ。
目を皿のようにしてヤマタノオロチを探す。でも、あんな巨大な魔物が開けた斜面にいるんだったら、すぐに気付くだろう。やっぱりここにはいないのかな……ん?
「ミエルさん」
とある違和感を覚えた僕はミエルさんに声を掛ける。
「どうした?」
「あそこ見てください」
僕は下の方を指さす。そこは不自然に雪が盛り上がっていた。
「なんだあれ?」
「さあ?でも、何も無いのに雪が積もってるのは不自然じゃないですか?」
「ふむ、調べてみるか。私が近づくから、皆は後ろから様子を見てくれ」
「それではミエルさんが危険ですよ!?」
「団員を守るのが団長の仕事だ。それに、私なら多少攻撃を受けても問題無い」
「ダメです」
「だが……」
「だって、僕が嫌ですから」
そう言うとミエルさんが言葉を失った。それを肯定と受け取った僕は矢筒のカバーを外す。
「僕が矢で攻撃します。それで様子を見てみましょう」
普通の矢だとダメージは無い筈。だったら、劣化トリシューラの方がいいかな。
そう思い、劣化トリシューラを弓に番えて引き絞る。MPは100、様子見ならこれくらいで良いと思う。
「……ふっ」
MPを籠め切った劣化トリシューラが雪が積もったところへ突き刺さる。瞬間、雪の下からヤマタノオロチが勢いよく飛び出してきた。
『シャアアアアア!』
「え!?」
8本の首で威嚇してくるヤマタノオロチを見て、クラフさんが眼を見開く。
「ヤマタノオロチに雪に潜る習性はない筈よ!?」
「これも普段とは違うという点の1つだろう」
ミエルさんが大剣と盾を構える。
「全員行くぞ!目標はヤマタノオロチだ!」
「「「おおおおおおお!」」」
各々が武器を構えて、目標であるヤマタノオロチを見据える。
こうして、ヤマタノオロチとの戦いが始まったのだった。
火を起こして暖を取りながら、ミエルさんがクラフさんに尋ねます。
「それで、やりにくいと言っていたが、具体的にどういうことなんだ?」
「良く分からないのよ。いつもの攻撃が当たらなかったり、動きが違ったり……」
「つまり、いつもと動き方が違ったという訳か?」
「端的に言うとそうね。けど、なんだかそれだけじゃない気がするの」
「どういうことだ?」
「直感的なことだから言葉にするのは難しいわね」
なんだか話しにくそうだ。これは、これ以上聞いても何も出ないかな?
「ふむ、私達がいたら勝てそうか?」
「戦力は?」
「こんな感じだ」
ミエルさんが王都の騎士団の戦力をまとめた紙を渡す。
クラフさんが紙を目を通して口を開く。
「流石は王都の騎士団ね。これなら何とかなりそうだわ。けど、私達が消耗しすぎて、力に慣れそうにないのよ」
「なら、急いで回復してくれ。それまでは、私たちは時間稼ぎに専念する」
「ありがと。そうと決まれば、急いで街に戻らないとね」
クラフさんが、スミル騎士団の皆さんを1か所に集める。
「みなさーん、王都の騎士団の方たちが向かっているらしいです。ヤマタノオロチもしばらくは来ないと思うので、休憩や物資の補給をしてきてください」
「団長はどうするんですか?」
「私はここに残ります。幸い、私は消耗していないし、1人くらいはヤマタノオロチを知っている人が残った方が良いでしょう」
「分かりました」
ガントレットを付けていた男の人が騎士団の人達の前に出る。
「団長の代わりは俺が務める。すぐに街に戻って補給と回復を行い、済んだら戻ってくる。いいな?」
「「「はっ!」」」
「では、出発!」
上に登っていく騎士団の皆さんを、クラフさんは手を振る。
「本当に行かなくてよかったのか?」
「ええ。大丈夫よ。それよりも、早く王都の騎士団が来てくれると嬉しいかな」
「流石に神級スキル持ちが3人いるとはいえ、ヤマタノオロチ相手では厳しいからな」
「そうですね。……ん?3人?」
ミエルさんの言葉に僕は引っ掛かりを覚える。
「今、神級スキル持ちが3人って言いました?」
「ああ」
「つまり、クラフさんも神級スキルを持っているんですか?」
「そうよ」
「ええ!?」
あまりの衝撃に思わず目を見開く。
「ど、どの神級スキルを持っているんですか!?」
「私の神級スキルは『杖神』。回復、デバフ、バフのスキルが得意よ」
「特に回復スキルは強力でな。私が知っている奴の中で3番目に強い回復スキルだ」
「3番目……」
1番と2番はフランさんとノエルちゃんだろうから……イレギュラーな存在を除いて1番強い回復スキルを持っている人ってこと?凄すぎない?
「やあね、褒め過ぎよ」
「事実だ。それに、バフとデバフも役に立つし、それらを使うための思考力もある。伊達にスミルの騎士団長をやっている訳では無いのだぞ」
「それは凄いですね!そんな人が味方にいるなんて頼もしいです!」
僕はスミルさんの手を握って真っすぐ見つめる。すると、クラフさんは視線を反らせて苦笑した。
「えっと、その……あははは」
「ロワ?何をやっている?」
「あ、ご、ごめんなさい!」
ミエルさんから殺気を受けて僕は手を離す。
テンションが上がりすぎて、つい手を握ってしまった。初対面の人になんて失礼なこと……。
「本当にごめんなさい」
「べ、別にいいのよ?ちょっとびっくりしただけだから」
「そうはいかない。今後、同じことをしないように十分注意してくれ」
「は、はい」
目力を強くして、ミエルさんが顔を近づけてくる。なんだか、今までで一番威圧感がある気がする。
僕が何度も首を縦に振ると、ミエルさんは満足したのか顔を遠ざけてくれた。
「では、これからの事をまとめるぞ。まず、王都の騎士団と合流。その後、ヤマタノオロチを捜索し、可能であれば戦闘し、押さえつける。そして、スミルの騎士団が合流したら、討伐へ切り替える」
「スミルの騎士団の方々は、どのくらいで到着するんですか?」
「3時間はかかると思って欲しいかな」
「思ったよりも短いですね」
「そうだな、普通なら半日はかかる」
この高地を上り下りするのは時間がかかるはずだ。3時間で補給と回復を終えて往復するなんて、かなり早い。
普段、どんな過酷な訓練をしていたら、そんなに素早く行動ができるんだろうか。
「では、焚火で皆に場所を知らせつつ、ここで待機だな」
「そうですね」
空を見上げると、星空が瞬いている。空気が澄んでいるからか、王都よりも輝きが強い。だから、たいまつが無くても周りを見る事ができる。
戦うには都合がいいけど、それを差し引いても幻想的で心が奪われる。
「……とても綺麗ですね」
「そうだな」
ミエルさんの声から、さっきまでの緊張感が無くなる。少しでも心が休まったのなら良かった。
☆ ☆ ☆ ☆
結局、王都の騎士団と合流したのは日が昇り始めた時だった。
皆さんと合流してから、僕らは下山してヤマタノオロチを探す。
「見つけた者はすぐに報告するように」
ミエルさんにそう言われて、僕らは注意深く周りを観察する。けど、あんな巨大な魔物の姿は見えない。
「見つからないわね?」
「麓まで転がったのか?」
「だとしたら厄介ね。見つからないと、今後、襲ってくるかも」
「そうだな。可能であればここで仕留めてしまいたい」
ミエルさんとクラフさんが話し合いながら、周りを注視する。
自分でやっておいてなんだけど、かなり面倒なことになってしまった。これって、見つけられなかったら、僕の責任では?腹を切ってお詫びするべきなのでは?
「…………」
「どうした?顔色が悪いぞ?」
「……大丈夫です」
「本当か?今から腹を切る奴の顔になってるぞ?」
「…………問題無いです」
ケット先輩は首を傾げたが、それ以上は何も聞いてこなかった。
とにかく、一刻も早くヤマタノオロチを見つけないと。腹を切るのはゴメンだ。
目を皿のようにしてヤマタノオロチを探す。でも、あんな巨大な魔物が開けた斜面にいるんだったら、すぐに気付くだろう。やっぱりここにはいないのかな……ん?
「ミエルさん」
とある違和感を覚えた僕はミエルさんに声を掛ける。
「どうした?」
「あそこ見てください」
僕は下の方を指さす。そこは不自然に雪が盛り上がっていた。
「なんだあれ?」
「さあ?でも、何も無いのに雪が積もってるのは不自然じゃないですか?」
「ふむ、調べてみるか。私が近づくから、皆は後ろから様子を見てくれ」
「それではミエルさんが危険ですよ!?」
「団員を守るのが団長の仕事だ。それに、私なら多少攻撃を受けても問題無い」
「ダメです」
「だが……」
「だって、僕が嫌ですから」
そう言うとミエルさんが言葉を失った。それを肯定と受け取った僕は矢筒のカバーを外す。
「僕が矢で攻撃します。それで様子を見てみましょう」
普通の矢だとダメージは無い筈。だったら、劣化トリシューラの方がいいかな。
そう思い、劣化トリシューラを弓に番えて引き絞る。MPは100、様子見ならこれくらいで良いと思う。
「……ふっ」
MPを籠め切った劣化トリシューラが雪が積もったところへ突き刺さる。瞬間、雪の下からヤマタノオロチが勢いよく飛び出してきた。
『シャアアアアア!』
「え!?」
8本の首で威嚇してくるヤマタノオロチを見て、クラフさんが眼を見開く。
「ヤマタノオロチに雪に潜る習性はない筈よ!?」
「これも普段とは違うという点の1つだろう」
ミエルさんが大剣と盾を構える。
「全員行くぞ!目標はヤマタノオロチだ!」
「「「おおおおおおお!」」」
各々が武器を構えて、目標であるヤマタノオロチを見据える。
こうして、ヤマタノオロチとの戦いが始まったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
DIYと異世界建築生活〜ギャル娘たちとパパの腰袋チート
みーくん
ファンタジー
気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。
唯一の武器は、腰につけた工具袋——
…って、これ中身無限!?釘も木材もコンクリも出てくるんだけど!?
戸惑いながらも、拾った(?)ギャル魔法少女や謎の娘たちと家づくりを始めたおっさん。
土木工事からリゾート開発、果てはダンジョン探索まで!?
「異世界に家がないなら、建てればいいじゃない」
今日もおっさんはハンマー片手に、愛とユーモアと魔法で暮らしをDIY!
建築×育児×チート×ギャル
“腰袋チート”で異世界を住みよく変える、大人の冒険がここに始まる!
腰活(こしかつっ!)よろしくお願いします
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる