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第三百四十四話 さーて、来週のノエルさんは
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ある日の放課後、ノエルは部室でとあるチラシを眺めていた。
「うーん、どうしようかな?」
期限まであと一週間しかない。どうしようかな?
「何を悩んでんのよ。うっとおしいわね」
そんなノエルを見かねて、正面に座っていたサルミちゃんが視線を教科書からノエルに移した。
ノエルは見ていたチラシをサルミちゃんに向ける。
「半年後に小学生限定の闘技大会があるの。それに出ようか迷ってて」
「そんなくだらないこと、後で考えれば良いでしょうが」
「くだらないって何さ!」
「くだらないわよ。少なくとも……」
サルミちゃんが壁にかかっているカレンダーに視線を向ける。
「明日の試験と比べればね」
カレンダーの明日の日付の欄には赤ペンで「試験!!」と目立つように書かれている。だから、他の皆も部室にはいるけど、皆お勉強に夢中だ。
「試験も大事だけど、ノエルにとっては闘技大会も大事なの」
「だったら簡単よ。出たかったら出なさい。以上」
話は終わったと思ったのか、サルミちゃんが教科書に視線を戻す。
でも、出たいから出るって簡単な話でもないんだよね。
『サルミの言う通りだろ。何か問題でもあるのか?』
今度はマカダ君がノエルの方を向いてくれた。
『だってさ、考えてもみてよ。ノエルが参加したら勝負にならないでしょ?』
『確かにな?』
魔装を使えばほとんどの攻撃は効かないし、大抵の人を一撃で倒せる。ダメージを負ったとしてもセイントヒールですぐに完全回復できる。
流石に小学生が相手だったら負けないと思う。
『だったら魔装とセイントヒールを縛ったらどうだ?』
『あ、それなら丁度いいかも』
戦い方を縛るって発想は無かった。それなら丁度良く全力で戦えそうだ。
「よーし!ノエルも出ようっと!」
「その大会ってどんな大会なの?」
次はパンプ君がノエルに質問してきた。ノエルはパンプ君に闘技大会のチラシを見せる。
「バトルロイヤルのトーナメントだよ。10人で戦って、勝ち残った人が次の試合に進むの」
「難しそうだね」
「そうだね。ただ強いだけだと勝ち抜くのは難しいかな」
強いと周りの子から狙われやすくなる。だから、自分が狙われにくいように立ち回るのが重要だ。
「あれ?その大会ってフロランさんも出るって聞いたような?」
「え!?ほんと!?」
コアコちゃんの言葉を聞いて、ノエルは思わず立ち上がる。
「う、うん。噂で聞いただけだけど」
「そっか。フロランちゃんも出るんだ」
前に体育で戦った時は勝負がつかなかったんだよね。だったら、この大会で戦うのも悪くないかもしれない。
戦った後に、『中々やるじゃないか』『お前もな』みたいな会話をしてお友達になる。悪くない作戦だ。
「そういう事ならさっきの言葉は撤回させてもらうわ」
ノエル達の話を聞いていたサルミちゃんがまた顔を上げた。
「ノエル、その大会に出るのはやめなさい」
「なんでさ!?」
「あんたね、いい加減にフロランに嫌われてるの自覚しなさいよ。戦って下手に勝ちでもしたら、憎まれるかもしれないのよ?」
「え?じゃあ、わざと負けた方が良いってこと?」
『その場合は手を抜かれたって思われて、さらに嫌われるだろうな』
「それってどうしようも無くない?」
勝っても負けてもダメならどうしようもない。頑張って引き分けに持ち込むくらいかな?
「だから出るなって言ってるのよ。どうあっても関係が悪化する未来しか見えないわ」
「ちぇー」
そんなに出ない方が良いんだったら、諦めようかな。
チラシを鞄に仕舞って、ふと壁を見ると時計が目に入った。
「……そろそろ帰らなくちゃ」
「え?もう?」
「まだ下校時間まで2時間くらいあるよ?」
「ノエルの家にホウリお兄ちゃんからの荷物が届く予定なんだ。着替えとかも取ってきたいし、今日は先に帰るね」
「そう言う事なら仕方ないわね」
「また明日ね」
「また明日!勉強頑張ってね!」
「はいはい、余裕そうな学年一位さんの言うとおり頑張るわよ」
皆に挨拶を済ませてノエルは部室を後にしたのだった。
☆ ☆ ☆ ☆
家についたノエルは玄関を開けて2階の自分の部屋に直行する。
「届いているかなー」
ノエルのネームプレートが掛かっている扉を開けると、机の上に封筒が乗っていた。
「届いてる。良かったー」
鞄をベッドに投げ出して、机の上に乗っている封筒を開ける。これはホウリお兄ちゃんからのおつかい表。ホウリお兄ちゃんがオダリムに行っている間は、こうして封筒でおつかい表が届くことになっている。
皆には荷物ってぼかした言い方をしたけど、流石におつかいの事を言うのはマズイよね。まあ、マカダ君になら言っても良いかもだけど。
「どれどれ、今回のおつかいは何かな?」
えーっと、違法取引の摘発。潜入して情報の入手、荷物の配達。目新しいものは見当たらない。油断しなければ大丈夫そうなものばかりだ。
「場所も日時も問題無さそう。全部やっておこうかな。……ん?」
封筒の中におつかい表以外の紙が入っているのに気が付く。なんだろ?
「これはホウリお兄ちゃんからの手紙?」
ホウリお兄ちゃんからの手紙なんて珍しいや。1週間に一度は会っているから、何かあれば直接聞いていたしね。急ぎの用なのかな?
そんなことを考えつつ、ノエルは手紙を読んでみる。
『ノエルへ。最近、おつかいを頑張っているようだからご褒美に一番欲しいであろう情報を記載する。なお、読んだらこの手紙はおつかい表と一緒に燃やしておくように』
ホウリお兄ちゃんからご褒美!?今までそんな事無かったのに!?
頑張って来て良かったなぁ。もっと頑張ったらもっとご褒美貰えるかな?
嬉しさを噛みしめながら、ノエルは手紙を読み進めていく。
『ノエルはフロランという生徒と仲良くなりたいと聞いた。だから、今回はフロランに関する情報を記載する』
「フロランちゃんの?」
さっきまでフロランちゃんの話をしていたしタイムリーだ。もしかしたら、仲良く出来るヒントが載っているかも。
期待に胸を膨らませながら手紙を読み進める。
『フロランはバトルロイヤル形式の闘技大会に出場する』
それは知ってる。
『その闘技大会でフロランは────』
「……え?」
その後の情報を見たノエルはしばらく茫然としていた。
何分たったか分からない時間立ち尽くしていたノエルは、力なくベッドに腰かけた。
「……これってどうしたほうが良いんだろ」
1人で抱えるには大きすぎる。かといって他の人に話す訳にはいかない。唯一相談できそうなホウリお兄ちゃんはオダリムにいてすぐには会えない。
ノエルはベッドに横たわって天井を眺める。
「……もうこれしか方法は無い。そのためにはもっと強くならないと」
ベッドに放り出していた鞄から、闘技大会のチラシを取り出す。ノエルがやる事は決まった。後はノエル自身が強くなるだけだ。
「特訓の量を増やそうっと」
手紙とおつかい表を封筒の中に入れて部屋を出る。そして、指示の通りに封筒を燃やして、ノエルは家を後にした。
☆ ☆ ☆ ☆
「本当に良いのですか?」
「はい、よろしくお願いいたします!」
「分かりました。受理します」
「ありがとうございます」
次の日の朝、ノエルはナマク先生に一礼して職員室を出た。
「あれ?ノエル?」
「あ、サルミちゃん。おはよー!」
職員室から出ると登校してきたサルミちゃんとばったり会った。
「おはよう。なんで職員室にいるのよ」
「昨日話した闘技大会に出る為の書類をナマク先生に渡したくてさ。善は急げって言うし、朝いちばんで出しに来たんだ」
「……は?」
ノエルの言葉にサルミちゃんの口が大きく開く。うん、そういうリアクションになるよね。
「ちょっと待って、私が昨日言ったこと覚えてる?」
「……うん」
「覚えてて闘技大会に出るって訳?」
「………………うん」
サルミちゃんの鋭い視線に、ノエルの額から脂汗が噴き出してくる。
「なるほどね」
「サルミちゃん?」
サルミちゃんの表情が不自然なほどに良い笑顔に変わる。
「どういうことか説明してくれるかしら?」
「えーっと、ノエルの内なる闘争本能が戦えって言ってきて……」
「ふざけないでくれるかしら?」
サルミちゃんが優しく詰め寄ってくる。これなら怒鳴ってくれた方が怖くない。
「その……集団戦の戦いの勉強のために闘技大会に出たくて」
「そんな理由でフロランを敵に回すリスクを冒そうって訳じゃないわよね?」
「あの……その……」
ダメだ、サルミちゃんの察しが良すぎて誤魔化せる気がしない。
その後、なんとかそれっぽい言葉を並べてサルミちゃんに諦めてもらったのだった。
「うーん、どうしようかな?」
期限まであと一週間しかない。どうしようかな?
「何を悩んでんのよ。うっとおしいわね」
そんなノエルを見かねて、正面に座っていたサルミちゃんが視線を教科書からノエルに移した。
ノエルは見ていたチラシをサルミちゃんに向ける。
「半年後に小学生限定の闘技大会があるの。それに出ようか迷ってて」
「そんなくだらないこと、後で考えれば良いでしょうが」
「くだらないって何さ!」
「くだらないわよ。少なくとも……」
サルミちゃんが壁にかかっているカレンダーに視線を向ける。
「明日の試験と比べればね」
カレンダーの明日の日付の欄には赤ペンで「試験!!」と目立つように書かれている。だから、他の皆も部室にはいるけど、皆お勉強に夢中だ。
「試験も大事だけど、ノエルにとっては闘技大会も大事なの」
「だったら簡単よ。出たかったら出なさい。以上」
話は終わったと思ったのか、サルミちゃんが教科書に視線を戻す。
でも、出たいから出るって簡単な話でもないんだよね。
『サルミの言う通りだろ。何か問題でもあるのか?』
今度はマカダ君がノエルの方を向いてくれた。
『だってさ、考えてもみてよ。ノエルが参加したら勝負にならないでしょ?』
『確かにな?』
魔装を使えばほとんどの攻撃は効かないし、大抵の人を一撃で倒せる。ダメージを負ったとしてもセイントヒールですぐに完全回復できる。
流石に小学生が相手だったら負けないと思う。
『だったら魔装とセイントヒールを縛ったらどうだ?』
『あ、それなら丁度いいかも』
戦い方を縛るって発想は無かった。それなら丁度良く全力で戦えそうだ。
「よーし!ノエルも出ようっと!」
「その大会ってどんな大会なの?」
次はパンプ君がノエルに質問してきた。ノエルはパンプ君に闘技大会のチラシを見せる。
「バトルロイヤルのトーナメントだよ。10人で戦って、勝ち残った人が次の試合に進むの」
「難しそうだね」
「そうだね。ただ強いだけだと勝ち抜くのは難しいかな」
強いと周りの子から狙われやすくなる。だから、自分が狙われにくいように立ち回るのが重要だ。
「あれ?その大会ってフロランさんも出るって聞いたような?」
「え!?ほんと!?」
コアコちゃんの言葉を聞いて、ノエルは思わず立ち上がる。
「う、うん。噂で聞いただけだけど」
「そっか。フロランちゃんも出るんだ」
前に体育で戦った時は勝負がつかなかったんだよね。だったら、この大会で戦うのも悪くないかもしれない。
戦った後に、『中々やるじゃないか』『お前もな』みたいな会話をしてお友達になる。悪くない作戦だ。
「そういう事ならさっきの言葉は撤回させてもらうわ」
ノエル達の話を聞いていたサルミちゃんがまた顔を上げた。
「ノエル、その大会に出るのはやめなさい」
「なんでさ!?」
「あんたね、いい加減にフロランに嫌われてるの自覚しなさいよ。戦って下手に勝ちでもしたら、憎まれるかもしれないのよ?」
「え?じゃあ、わざと負けた方が良いってこと?」
『その場合は手を抜かれたって思われて、さらに嫌われるだろうな』
「それってどうしようも無くない?」
勝っても負けてもダメならどうしようもない。頑張って引き分けに持ち込むくらいかな?
「だから出るなって言ってるのよ。どうあっても関係が悪化する未来しか見えないわ」
「ちぇー」
そんなに出ない方が良いんだったら、諦めようかな。
チラシを鞄に仕舞って、ふと壁を見ると時計が目に入った。
「……そろそろ帰らなくちゃ」
「え?もう?」
「まだ下校時間まで2時間くらいあるよ?」
「ノエルの家にホウリお兄ちゃんからの荷物が届く予定なんだ。着替えとかも取ってきたいし、今日は先に帰るね」
「そう言う事なら仕方ないわね」
「また明日ね」
「また明日!勉強頑張ってね!」
「はいはい、余裕そうな学年一位さんの言うとおり頑張るわよ」
皆に挨拶を済ませてノエルは部室を後にしたのだった。
☆ ☆ ☆ ☆
家についたノエルは玄関を開けて2階の自分の部屋に直行する。
「届いているかなー」
ノエルのネームプレートが掛かっている扉を開けると、机の上に封筒が乗っていた。
「届いてる。良かったー」
鞄をベッドに投げ出して、机の上に乗っている封筒を開ける。これはホウリお兄ちゃんからのおつかい表。ホウリお兄ちゃんがオダリムに行っている間は、こうして封筒でおつかい表が届くことになっている。
皆には荷物ってぼかした言い方をしたけど、流石におつかいの事を言うのはマズイよね。まあ、マカダ君になら言っても良いかもだけど。
「どれどれ、今回のおつかいは何かな?」
えーっと、違法取引の摘発。潜入して情報の入手、荷物の配達。目新しいものは見当たらない。油断しなければ大丈夫そうなものばかりだ。
「場所も日時も問題無さそう。全部やっておこうかな。……ん?」
封筒の中におつかい表以外の紙が入っているのに気が付く。なんだろ?
「これはホウリお兄ちゃんからの手紙?」
ホウリお兄ちゃんからの手紙なんて珍しいや。1週間に一度は会っているから、何かあれば直接聞いていたしね。急ぎの用なのかな?
そんなことを考えつつ、ノエルは手紙を読んでみる。
『ノエルへ。最近、おつかいを頑張っているようだからご褒美に一番欲しいであろう情報を記載する。なお、読んだらこの手紙はおつかい表と一緒に燃やしておくように』
ホウリお兄ちゃんからご褒美!?今までそんな事無かったのに!?
頑張って来て良かったなぁ。もっと頑張ったらもっとご褒美貰えるかな?
嬉しさを噛みしめながら、ノエルは手紙を読み進めていく。
『ノエルはフロランという生徒と仲良くなりたいと聞いた。だから、今回はフロランに関する情報を記載する』
「フロランちゃんの?」
さっきまでフロランちゃんの話をしていたしタイムリーだ。もしかしたら、仲良く出来るヒントが載っているかも。
期待に胸を膨らませながら手紙を読み進める。
『フロランはバトルロイヤル形式の闘技大会に出場する』
それは知ってる。
『その闘技大会でフロランは────』
「……え?」
その後の情報を見たノエルはしばらく茫然としていた。
何分たったか分からない時間立ち尽くしていたノエルは、力なくベッドに腰かけた。
「……これってどうしたほうが良いんだろ」
1人で抱えるには大きすぎる。かといって他の人に話す訳にはいかない。唯一相談できそうなホウリお兄ちゃんはオダリムにいてすぐには会えない。
ノエルはベッドに横たわって天井を眺める。
「……もうこれしか方法は無い。そのためにはもっと強くならないと」
ベッドに放り出していた鞄から、闘技大会のチラシを取り出す。ノエルがやる事は決まった。後はノエル自身が強くなるだけだ。
「特訓の量を増やそうっと」
手紙とおつかい表を封筒の中に入れて部屋を出る。そして、指示の通りに封筒を燃やして、ノエルは家を後にした。
☆ ☆ ☆ ☆
「本当に良いのですか?」
「はい、よろしくお願いいたします!」
「分かりました。受理します」
「ありがとうございます」
次の日の朝、ノエルはナマク先生に一礼して職員室を出た。
「あれ?ノエル?」
「あ、サルミちゃん。おはよー!」
職員室から出ると登校してきたサルミちゃんとばったり会った。
「おはよう。なんで職員室にいるのよ」
「昨日話した闘技大会に出る為の書類をナマク先生に渡したくてさ。善は急げって言うし、朝いちばんで出しに来たんだ」
「……は?」
ノエルの言葉にサルミちゃんの口が大きく開く。うん、そういうリアクションになるよね。
「ちょっと待って、私が昨日言ったこと覚えてる?」
「……うん」
「覚えてて闘技大会に出るって訳?」
「………………うん」
サルミちゃんの鋭い視線に、ノエルの額から脂汗が噴き出してくる。
「なるほどね」
「サルミちゃん?」
サルミちゃんの表情が不自然なほどに良い笑顔に変わる。
「どういうことか説明してくれるかしら?」
「えーっと、ノエルの内なる闘争本能が戦えって言ってきて……」
「ふざけないでくれるかしら?」
サルミちゃんが優しく詰め寄ってくる。これなら怒鳴ってくれた方が怖くない。
「その……集団戦の戦いの勉強のために闘技大会に出たくて」
「そんな理由でフロランを敵に回すリスクを冒そうって訳じゃないわよね?」
「あの……その……」
ダメだ、サルミちゃんの察しが良すぎて誤魔化せる気がしない。
その後、なんとかそれっぽい言葉を並べてサルミちゃんに諦めてもらったのだった。
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