27 / 100
第1章 アテナ復活
27話 目覚め
しおりを挟む
今日は目覚めの良い朝だった。ホテルを変わってからお腹を壊す事もなく、体調も良い。準備万端でクランハウスへ。
「おはようございます。こんな日に呼び出して申し訳ありません」
神妙な面持ちのメリーさん。メリーさんも今日が大事な日だという事はわかっている。そのタイミングでボクに話ってなんだろ?
「単刀直入に言います。ハヤトさんのクランを私の第2クランにしたいと考えております。どうか私をクランメンバーにしてください」
このゲームでは2つのクランに所属する事が出来る。このシステムを使い、自分でクランを立ち上げて、大手クランの傘下に入る人もいる。
某有名な海賊漫画で主人公の傘下に入る海賊団を思い浮かべると、このシステムは理解しやすいかもしれない。
大手クランの場合、このシステムを濫用すれば、逆に管理が大変になる事もあるため、第2クランを設定していいのは幹部候補生までと決めている。
幹部候補生クラスの人ともなれば、その人気ゆえにその人の下で活動したいという人も出てくる。
メリーさんはブラックドラゴンの幹部候補生。メリーさんはその美貌もあり、人気も高い。だからメリーさんが第2クランを立ち上げたらメリーさんのクランで活動したいと思っていた人も多いはず。
そんなメリーさんがなんでボクのクランを第2クランに選んだのだろうか?
「理由を聞いてもいいですか?」
「ブラックドラゴンの幹部候補生はリュウイチ様から言われている言葉があります。『幹部候補生が幹部になれないのは、オンリーワンがないから。幹部になりたいならオンリーオンを身につけてこい』と言われています」
オンリーワンを身につけろってこういったゲームにおいては何よりも難しい課題であるよな。
「リュウイチ様は『わかりやすいオンリーワンは亀白ナルミと赤井コジロウの2人。この2人のスキル構成は誰もマネ出来ない。強くなるためにマネしようとするのは良いが、それはただの劣化であり、自分の才能を殺すだけだ』とも言われています」
亀白ナルミは遠距離主体なのに狙撃スキルを持たない人。自動追尾の補助がつく狙撃スキルがなければ普通の人はモンスターに攻撃を与える事が出来ない。だから亀白ナルミはオンリーワン。
「自分にしか出来ないオンリーワンを私はずっと考えていました。その答えがハヤトさんのクランに入る事だと思ったため、クランメンバーになりたいと思いました」
何故だ。何故、ボクのところでオンリーワンを身につける事が出来ると思ったんだ。思うとすればサンダーラムとサンダームートンの討伐の時しかないぞ。
あの時ボクは特に思う事はなかったが、メリーさんには何か思う事があったんだろう。
メリーさんがボクのクランを第2クランにしたいと言うのであれば、ボクには断る理由はない。
「そうですか、わかりました。メリーさんをクランメンバーとして迎えたいと思います。よろしくお願いします」
「ありがとうございます」
メリーさんはスマホを取り出したので、ボクもスマホを取り出し、メリーさんをクランメンバーとして招待。
メリーさんはボクのクランを第2クランとして登録。ボクのクランの初めてのメンバーはブラックドラゴンの幹部候補生、吉田メリーさん。
「本当にありがとうございます。今度ゆっくりと私のオンリーワンについてはお話したいと思います。まずは今日の永久凍土ゴーレムの討伐を頑張りましょう」
「はい、そうですね。よろしくお願いします」
ボクとメリーさんはクランハウスを出て、東の王国の火山に到着。亀梨マリナさんはすでに待っていた。
「お待たせしました。こちら灼熱の氷の杖になります。早速ですが行きましょう」
ボクはアイテム袋から灼熱の氷を杖を取り出しマリナさんへ。
「ありがとう。それじゃあ行きましょう」
ブラックドラゴンの幹部候補生でもあるメリーさんはマリナさんとも知り合いであるので特に挨拶はする事なく、火山の奥へ。
~~~
永久凍土ゴーレムがいるエリアへ到着。ここには雑魚の凍土ゴーレムもいるエリア。
「ハヤトくんに決めて欲しい事がある。ハヤトくんがいくら黒の銀狼のマントを装備してるとはいえ、私達の戦いの足手まといになるリスクがあるの。だから始めに雑魚モンスターと戦ってハヤトくんの動きを見てみたいって思ってるところもある」
ボクが死ねば永久凍土ゴーレムの青レンガの品質は悪くなる。
「もちろん急いでいるのはわかるわ。でも死ねば余計に時間がかかるわ。安全とスピード、ハヤトくんはどちらを取る?」
どうする。
早くアテナの骨の製作にとりかかりたいなら、いきなりボスの永久凍土ゴーレムを倒す方を選びたい。
だけどリスク確認もしないでボスを倒すのも無謀な考えだとも思う。この選択でボクの運命が決まる。
考えろ、考えろ、考えろ。
アテナの骨の製作は生産職の全てが詰まっているともいえる事だろう。
生産職にとって大事な事はなんだ。
よく考えろ。
大事な事はなんだ。
よく考えろ。
……生産職にとって大事な事は安全第一だ。
製造業の作業は危険を伴う作業が多い。グライダーなどの回転工具の作業でいえば巻き込み事故や砥石の破損による怪我に注意が必要だったりもする。
動画サイトを見てたりすると、生産は楽しいっていう良い部分しか見えてこないが実際のリアルの現場では軽い切り傷やヤケドは頻繁に起こっている事でもある。
だからボクは安全第一でいく事にする。
「安全第一でいきたいと思いますのでよろしくお願いします」
「わかったわ。それじゃあみなさんよろしくお願いします」
~~~
雑魚の凍土ゴーレムとの戦い。メリーさんは魔法剣士、マリナさんは神聖系の純魔法使い、そしてボクは純生産職。
凍土ゴーレム、永久凍土ゴーレムは硬いモンスターで物理攻撃は効きにくい。だからマリナさんの魔法攻撃主体で倒す。
火山に住む凍土ゴーレム、永久凍土ゴーレムには厄介な特徴がある。属性変更をしてくるのだ。火魔法に弱いバージョンと水魔法に弱いバージョン。
魔法使いの攻撃は発動までに溜めが必要で、頻繁に行われる属性変更と相性が悪い。灼熱の氷の杖であれば、この属性変更に対応出来る。
メリーさんの武器には錬金で水属性が付いているので、水魔法のバフをしながら近距離で戦い、ボクとマリナさんにヘイトが向かないように戦う段取り。
マリナさんは神聖系の魔法でパーティーの回復もしながら、2つの属性魔法で攻撃する段取り。
ボクは自分が死なないように立ち回る段取り。せっかくパーティーを組んでいるのにボクだけ何もしないっていうのはどうなんだろう?
今はそんな事を考えてる場合じゃない。今は死なないように立ち回るだけだ。
~~~
やはりボクは運動音痴で鈍臭い。雑魚1体目の戦いはあっけなく死んでしまった。
3体目でようやく死ぬ事はなくなったが、2人が不安そうな顔をするので、まだボスには挑まない事にした。
7体目までくるとボクも立ち回り方を覚え、少し余裕も出てきた。
「そろそろ行けそうね。念のためもう1回戦って、次で最後にしましょう」
「はい」
雑魚の凍土ゴーレムとの戦いもこれで最後。少し余裕が出てきたからボクも戦いに参加したい。と言ってもボクに出来る事はポーションで回復する事くらいしか出来ない。
立ち回りを覚える前の時、ボクが死ぬパターンは決まっていた。マリナさんの魔法攻撃で一定以上のダメージを与えると、凍土ゴーレムは全体攻撃を仕掛けてくる。その攻撃で死ぬ事はないが、マリナさんの全体回復魔法が間に合わずに、2回目の全体攻撃でやられるパターン。
立ち回りを覚えてからは、この全体攻撃が当たらない遠くの位置までボクはその都度下がっていた。少し余裕も出来てきた今なら逆に援護する事も出来るかもしれない。もし、失敗したら安全策をとってまた遠くの位置まで下がればいいだけだ。
そうと決まれば段取り確認だ。
凍土ゴーレムは全体攻撃をする前にあるクセを見せる。右肩が少し上がるのだ。それから右腕をぶん回し、全体攻撃。
なので右肩が少し上がったら、メリーさんとマリナさんをポーションで回復。最大HPを超えてオーバー回復するポーションなので、攻撃を受ける前に回復すれば、マリナさんは全体回復する手間がなくなる。
ある程度近くないとパーティーメンバーの回復は出来ないため、ボクも全体攻撃を受けるが、ボクの回復は全体攻撃を受けた後でも自分のポーションで余裕で回復出来る。
段取り確認完了。
凍土ゴーレムとの最後の戦いが始まった。
「火魔法・レーザーファイア・発動」
マリナさんの攻撃は凍土ゴーレムを直撃。すると凍土ゴーレムの右肩が上がった。
「今だ!」
「ポーション回復・メリーとマリナ」
メリーさんとマリナさんは驚いた表情を見せる。さっきまでのボクは右腕を回し始めてから遠くに逃げていたからだ。
凍土ゴーレムは右腕を回し、全体攻撃。
「ポーション回復・自分」
ボクは自分を回復。クラブのマークを選んだボクのポーション回復は他のマークの人より効果が高くなる。
そのためマリナさんは回復を一切しなくなり、攻撃に集中。先程とは比べ物にならないほど早く凍土ゴーレムを討伐。
「……ハヤトくん、回復ありがとうね。これならボスの永久凍土ゴーレムも行けそうだね」
ちょっと不思議そうな顔をしている2人。気にはなるけど、今は永久凍土ゴーレムの討伐が先だ。
~~~
ボスの永久凍土ゴーレムの討伐はすぐだった。
実は永久凍土ゴーレムが1番無防備になるのは全体攻撃の後。本来ならそこで攻撃をしたいマリナさんだったが、ボクが死なないように立ち回りをしていたため、絶好のチャンスで攻撃出来ていなかったのだ。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
最高品質の青レンガを手に入れる事が出来た。これで全ての素材が揃った。
これからアテナの骨の製作に取り掛かる。
アテナの骨を作り、メインストーリーが第2章になれば公式アナウンスがある。
まだそのアナウンスがないという事はまだ誰もアテナの骨を作れていないという事でもある。
まだボクにもチャンスはある。諦めるのはまだ早い。
ボク達は火山を出て、ボクはマイハウスへ戻った。
~~~
「ねぇ、マリナ。今のハヤトくんの動きってアレだよね?」
「あなたもやっぱり感じた?」
「まさかあの動きを出来る人がいるなんてね……」
「おはようございます。こんな日に呼び出して申し訳ありません」
神妙な面持ちのメリーさん。メリーさんも今日が大事な日だという事はわかっている。そのタイミングでボクに話ってなんだろ?
「単刀直入に言います。ハヤトさんのクランを私の第2クランにしたいと考えております。どうか私をクランメンバーにしてください」
このゲームでは2つのクランに所属する事が出来る。このシステムを使い、自分でクランを立ち上げて、大手クランの傘下に入る人もいる。
某有名な海賊漫画で主人公の傘下に入る海賊団を思い浮かべると、このシステムは理解しやすいかもしれない。
大手クランの場合、このシステムを濫用すれば、逆に管理が大変になる事もあるため、第2クランを設定していいのは幹部候補生までと決めている。
幹部候補生クラスの人ともなれば、その人気ゆえにその人の下で活動したいという人も出てくる。
メリーさんはブラックドラゴンの幹部候補生。メリーさんはその美貌もあり、人気も高い。だからメリーさんが第2クランを立ち上げたらメリーさんのクランで活動したいと思っていた人も多いはず。
そんなメリーさんがなんでボクのクランを第2クランに選んだのだろうか?
「理由を聞いてもいいですか?」
「ブラックドラゴンの幹部候補生はリュウイチ様から言われている言葉があります。『幹部候補生が幹部になれないのは、オンリーワンがないから。幹部になりたいならオンリーオンを身につけてこい』と言われています」
オンリーワンを身につけろってこういったゲームにおいては何よりも難しい課題であるよな。
「リュウイチ様は『わかりやすいオンリーワンは亀白ナルミと赤井コジロウの2人。この2人のスキル構成は誰もマネ出来ない。強くなるためにマネしようとするのは良いが、それはただの劣化であり、自分の才能を殺すだけだ』とも言われています」
亀白ナルミは遠距離主体なのに狙撃スキルを持たない人。自動追尾の補助がつく狙撃スキルがなければ普通の人はモンスターに攻撃を与える事が出来ない。だから亀白ナルミはオンリーワン。
「自分にしか出来ないオンリーワンを私はずっと考えていました。その答えがハヤトさんのクランに入る事だと思ったため、クランメンバーになりたいと思いました」
何故だ。何故、ボクのところでオンリーワンを身につける事が出来ると思ったんだ。思うとすればサンダーラムとサンダームートンの討伐の時しかないぞ。
あの時ボクは特に思う事はなかったが、メリーさんには何か思う事があったんだろう。
メリーさんがボクのクランを第2クランにしたいと言うのであれば、ボクには断る理由はない。
「そうですか、わかりました。メリーさんをクランメンバーとして迎えたいと思います。よろしくお願いします」
「ありがとうございます」
メリーさんはスマホを取り出したので、ボクもスマホを取り出し、メリーさんをクランメンバーとして招待。
メリーさんはボクのクランを第2クランとして登録。ボクのクランの初めてのメンバーはブラックドラゴンの幹部候補生、吉田メリーさん。
「本当にありがとうございます。今度ゆっくりと私のオンリーワンについてはお話したいと思います。まずは今日の永久凍土ゴーレムの討伐を頑張りましょう」
「はい、そうですね。よろしくお願いします」
ボクとメリーさんはクランハウスを出て、東の王国の火山に到着。亀梨マリナさんはすでに待っていた。
「お待たせしました。こちら灼熱の氷の杖になります。早速ですが行きましょう」
ボクはアイテム袋から灼熱の氷を杖を取り出しマリナさんへ。
「ありがとう。それじゃあ行きましょう」
ブラックドラゴンの幹部候補生でもあるメリーさんはマリナさんとも知り合いであるので特に挨拶はする事なく、火山の奥へ。
~~~
永久凍土ゴーレムがいるエリアへ到着。ここには雑魚の凍土ゴーレムもいるエリア。
「ハヤトくんに決めて欲しい事がある。ハヤトくんがいくら黒の銀狼のマントを装備してるとはいえ、私達の戦いの足手まといになるリスクがあるの。だから始めに雑魚モンスターと戦ってハヤトくんの動きを見てみたいって思ってるところもある」
ボクが死ねば永久凍土ゴーレムの青レンガの品質は悪くなる。
「もちろん急いでいるのはわかるわ。でも死ねば余計に時間がかかるわ。安全とスピード、ハヤトくんはどちらを取る?」
どうする。
早くアテナの骨の製作にとりかかりたいなら、いきなりボスの永久凍土ゴーレムを倒す方を選びたい。
だけどリスク確認もしないでボスを倒すのも無謀な考えだとも思う。この選択でボクの運命が決まる。
考えろ、考えろ、考えろ。
アテナの骨の製作は生産職の全てが詰まっているともいえる事だろう。
生産職にとって大事な事はなんだ。
よく考えろ。
大事な事はなんだ。
よく考えろ。
……生産職にとって大事な事は安全第一だ。
製造業の作業は危険を伴う作業が多い。グライダーなどの回転工具の作業でいえば巻き込み事故や砥石の破損による怪我に注意が必要だったりもする。
動画サイトを見てたりすると、生産は楽しいっていう良い部分しか見えてこないが実際のリアルの現場では軽い切り傷やヤケドは頻繁に起こっている事でもある。
だからボクは安全第一でいく事にする。
「安全第一でいきたいと思いますのでよろしくお願いします」
「わかったわ。それじゃあみなさんよろしくお願いします」
~~~
雑魚の凍土ゴーレムとの戦い。メリーさんは魔法剣士、マリナさんは神聖系の純魔法使い、そしてボクは純生産職。
凍土ゴーレム、永久凍土ゴーレムは硬いモンスターで物理攻撃は効きにくい。だからマリナさんの魔法攻撃主体で倒す。
火山に住む凍土ゴーレム、永久凍土ゴーレムには厄介な特徴がある。属性変更をしてくるのだ。火魔法に弱いバージョンと水魔法に弱いバージョン。
魔法使いの攻撃は発動までに溜めが必要で、頻繁に行われる属性変更と相性が悪い。灼熱の氷の杖であれば、この属性変更に対応出来る。
メリーさんの武器には錬金で水属性が付いているので、水魔法のバフをしながら近距離で戦い、ボクとマリナさんにヘイトが向かないように戦う段取り。
マリナさんは神聖系の魔法でパーティーの回復もしながら、2つの属性魔法で攻撃する段取り。
ボクは自分が死なないように立ち回る段取り。せっかくパーティーを組んでいるのにボクだけ何もしないっていうのはどうなんだろう?
今はそんな事を考えてる場合じゃない。今は死なないように立ち回るだけだ。
~~~
やはりボクは運動音痴で鈍臭い。雑魚1体目の戦いはあっけなく死んでしまった。
3体目でようやく死ぬ事はなくなったが、2人が不安そうな顔をするので、まだボスには挑まない事にした。
7体目までくるとボクも立ち回り方を覚え、少し余裕も出てきた。
「そろそろ行けそうね。念のためもう1回戦って、次で最後にしましょう」
「はい」
雑魚の凍土ゴーレムとの戦いもこれで最後。少し余裕が出てきたからボクも戦いに参加したい。と言ってもボクに出来る事はポーションで回復する事くらいしか出来ない。
立ち回りを覚える前の時、ボクが死ぬパターンは決まっていた。マリナさんの魔法攻撃で一定以上のダメージを与えると、凍土ゴーレムは全体攻撃を仕掛けてくる。その攻撃で死ぬ事はないが、マリナさんの全体回復魔法が間に合わずに、2回目の全体攻撃でやられるパターン。
立ち回りを覚えてからは、この全体攻撃が当たらない遠くの位置までボクはその都度下がっていた。少し余裕も出来てきた今なら逆に援護する事も出来るかもしれない。もし、失敗したら安全策をとってまた遠くの位置まで下がればいいだけだ。
そうと決まれば段取り確認だ。
凍土ゴーレムは全体攻撃をする前にあるクセを見せる。右肩が少し上がるのだ。それから右腕をぶん回し、全体攻撃。
なので右肩が少し上がったら、メリーさんとマリナさんをポーションで回復。最大HPを超えてオーバー回復するポーションなので、攻撃を受ける前に回復すれば、マリナさんは全体回復する手間がなくなる。
ある程度近くないとパーティーメンバーの回復は出来ないため、ボクも全体攻撃を受けるが、ボクの回復は全体攻撃を受けた後でも自分のポーションで余裕で回復出来る。
段取り確認完了。
凍土ゴーレムとの最後の戦いが始まった。
「火魔法・レーザーファイア・発動」
マリナさんの攻撃は凍土ゴーレムを直撃。すると凍土ゴーレムの右肩が上がった。
「今だ!」
「ポーション回復・メリーとマリナ」
メリーさんとマリナさんは驚いた表情を見せる。さっきまでのボクは右腕を回し始めてから遠くに逃げていたからだ。
凍土ゴーレムは右腕を回し、全体攻撃。
「ポーション回復・自分」
ボクは自分を回復。クラブのマークを選んだボクのポーション回復は他のマークの人より効果が高くなる。
そのためマリナさんは回復を一切しなくなり、攻撃に集中。先程とは比べ物にならないほど早く凍土ゴーレムを討伐。
「……ハヤトくん、回復ありがとうね。これならボスの永久凍土ゴーレムも行けそうだね」
ちょっと不思議そうな顔をしている2人。気にはなるけど、今は永久凍土ゴーレムの討伐が先だ。
~~~
ボスの永久凍土ゴーレムの討伐はすぐだった。
実は永久凍土ゴーレムが1番無防備になるのは全体攻撃の後。本来ならそこで攻撃をしたいマリナさんだったが、ボクが死なないように立ち回りをしていたため、絶好のチャンスで攻撃出来ていなかったのだ。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
最高品質の青レンガを手に入れる事が出来た。これで全ての素材が揃った。
これからアテナの骨の製作に取り掛かる。
アテナの骨を作り、メインストーリーが第2章になれば公式アナウンスがある。
まだそのアナウンスがないという事はまだ誰もアテナの骨を作れていないという事でもある。
まだボクにもチャンスはある。諦めるのはまだ早い。
ボク達は火山を出て、ボクはマイハウスへ戻った。
~~~
「ねぇ、マリナ。今のハヤトくんの動きってアレだよね?」
「あなたもやっぱり感じた?」
「まさかあの動きを出来る人がいるなんてね……」
56
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
出来損ないと虐げられた公爵令嬢、前世の記憶で古代魔法を再現し最強になる~私を捨てた国が助けを求めてきても、もう隣で守ってくれる人がいますので
夏見ナイ
ファンタジー
ヴァインベルク公爵家のエリアーナは、魔力ゼロの『出来損ない』として家族に虐げられる日々を送っていた。16歳の誕生日、兄に突き落とされた衝撃で、彼女は前世の記憶――物理学を学ぶ日本の女子大生だったことを思い出す。
「この世界の魔法は、物理法則で再現できる!」
前世の知識を武器に、虐げられた運命を覆すことを決意したエリアーナ。そんな彼女の類稀なる才能に唯一気づいたのは、『氷の悪魔』と畏れられる冷徹な辺境伯カイドだった。
彼に守られ、その頭脳で自身を蔑んだ者たちを見返していく痛快逆転ストーリー!
コストカットだ!と追放された王宮道化師は、無数のスキルで冒険者として成り上がる。
あけちともあき
ファンタジー
「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」
長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。
だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。
困ったオーギュストは、手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。
長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。
それはどんな難関も突破し、どんな謎も明らかにする。
その活躍は、まさに万能!
死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。
一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。
大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。
その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。
かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。
目次
連載中 全21話
2021年2月17日 23:39 更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる