【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました

鳥山正人

文字の大きさ
28 / 100
第1章 アテナ復活

28話 アテナの骨①

しおりを挟む
マイハウスに戻ったボク。これからやるのは溶岩真珠の粉末を使ってパラジウムに錬金作業。

まずはマグマ貝から溶岩真珠を採取だ。

「一点集中スキル・オン」
「剥ぎ取り採取作業・開始」

マグマ貝から輝く点が見える。まずは貝の口にアダマンタイトのナイフを入れる。次は貝の底にナイフを入れて貝と身を切り離す。最後に身から溶岩真珠を取り出す。

「剥ぎ取り採取作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」

品質を見ようとした、その瞬間。眩しく光り輝く女神アテナのエフェクトが現れた。

溶岩真珠、100%の神品質。

「よし、神品質で採取出来たぞ」

生産3種の神器がなければ、溶岩真珠とパラジウムは神品質で採取出来ない。だからあの2人もパラジウムの採取が最後になった。

[お知らせ:現在、最終工程の焼成までアテナの骨の製作を進めている方がおります]

突然聞こえてきたシステムメッセージは公式アナウンスの発表。

「焦るな、ここからは少しのミスも許されない作業が続くんだ。焦る事なく落ち着いて丁寧な作業だ」

パラジウムと酸化カルシウムがナノレベルの薄さで何層にも重なって出来ているのがアテナの骨。

次にするのは酸化カルシウムで出来ている溶岩真珠をナノ粉末になるまで砕いていく作業。

「一点集中スキル・オン」
「錬金作業・開始」

カンッ、カンッ、カンッ

ミスリルのハンマーを持ち、溶岩真珠を砕いていく。

カンッ、カンッ、カンッ

~~~
「クロロ豚真珠の時はこのくらいで微粉末になったが見た感じだとまだ粉末だろう。時間のかかる作業だから細かく状態をチェックしながらいこう」

溶岩真珠の粉末、100%の神品質。

「やはりまだ粉末状態か。微粉末になるまでどのくらいかかるんだろう」

再びミスリルのハンマーを持って叩き始める。

~~~
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ

粉末より細かくなると叩くというよりはすり潰す感じになる。

「これでどうだ」

溶岩真珠の微粉末、100%の神品質。

「クソっまだか。イヤ、焦るな、落ちついて作業継続だ」

ボクは再びミスリルのハンマーを持ってゴリゴリし始める。

ゴリゴリ、ゴリゴリラ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ

超単純作業を永遠とも思えるような時間の中、ひたすらゴリゴリして微粉末をナノ粉末にする。途中ゴリラって聞こえた気もするが気のせいだろう。とりあえず今の状態を確認しよう。

溶岩真珠のマイクロ粉末、100%の神品質。

「クソっまだか。一体いつになったらナノ粉末になるんだ。イヤ、焦るな。仕事は丁寧にやらないといけないんだ。じっくりいこう」

ボクは再びミスリルのハンマーでゴリゴリし始める。

ゴリラゴリラ、ゴリラゴリラ、ゴリラゴリラ、ウホッウホッ、ウホッウホッ、ウホッウホッ

「よし、ゴリラゴリラからウホッウホッに変わってきたぞ。ってこれは一体なんなんだ」

溶岩真珠のナノ粉末、100%の神品質。

「でもようやくナノ粉末の完成だ。もう二度とこんな作業はしたくない。もうこりごりだ……コリゴリラ……あっーーー!!」

…………

「よし次はナノ粉末とパラジウムを合わせる作業だ」

神の錬金鍋にミスリルのインゴットを入れて、神品質の魔力水を製作。その魔力水をボールに移し、溶岩真珠のナノ粉末とパラジウムを入れて1時間ほど浸けておく。

「錬金作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」

未完成のアテナの骨、100%の神品質。

「ようやくここまで来る事が出来た。残すは焼成のみ。頑張るぞ」

次がいよいよ最後の作業。未完成のアテナの骨の焼成だ。

~~~

[お知らせ:現在、最終工程の焼成までアテナの骨の製作を進めている方がおります]

「アオイがここまで早く出来るとは思わない。これはきっとハヤトくんだな。もうアテナの骨の焼成まで来たのか。なのにボクは……クソっ、なんで最後の焼成が上手くいかないだ。僕には足りないものってなんなんだ……」





しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。 ──────── 自筆です。

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜

きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。 遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。 作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓―― 今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!? ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。 癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

出来損ないと虐げられた公爵令嬢、前世の記憶で古代魔法を再現し最強になる~私を捨てた国が助けを求めてきても、もう隣で守ってくれる人がいますので

夏見ナイ
ファンタジー
ヴァインベルク公爵家のエリアーナは、魔力ゼロの『出来損ない』として家族に虐げられる日々を送っていた。16歳の誕生日、兄に突き落とされた衝撃で、彼女は前世の記憶――物理学を学ぶ日本の女子大生だったことを思い出す。 「この世界の魔法は、物理法則で再現できる!」 前世の知識を武器に、虐げられた運命を覆すことを決意したエリアーナ。そんな彼女の類稀なる才能に唯一気づいたのは、『氷の悪魔』と畏れられる冷徹な辺境伯カイドだった。 彼に守られ、その頭脳で自身を蔑んだ者たちを見返していく痛快逆転ストーリー!

A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる

国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。 持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。 これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。

【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~

いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。 地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。 「――もう、草とだけ暮らせればいい」 絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。 やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる―― 「あなたの薬に、国を救ってほしい」 導かれるように再び王都へと向かうレイナ。 医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。 薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える―― これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。  なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!  冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。  ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。  そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

処理中です...