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第2章・のんびりまったりスローライフ?
いろいろ買い取りしてもらった②
しおりを挟む「黒魔結晶持ち込みの報酬だけは、先に払っておこう。やっとギルドで報酬が決まったんだ。金貨百枚、十万ルドだ」
十万ルド……という事は、日本円で百万円くらいか。
かなりの高額だけど、それだけ黒魔結晶はそれだけ危険な物だものね。
被害も出るだろうし、それくらいの報酬が必要なのかもしれない。
だけど、持ち込まれた黒魔結晶の消滅のためには、高レベルの神官が作る聖水が必要なんだよね。
その聖水ってものすごく高そうなんだけど、それで冒険者ギルドの経営はやっていけるのだろうか。
疑問に思った私がそれを尋ねると、ゴムレスさんは大丈夫だと頷いた。
「各国からの援助もあるからな。今回の黒魔結晶の件は、脅威度はSクラスとなった。当然、冒険者ギルドだけじゃなく、各国の兵も動く。だから安心して、黒魔結晶を持ち込んでくれればいい。それに、もしもの事態に備え、国が各村の防衛にも力を入れる事になったんだ。王都やビジードのような巨大な煉瓦の壁は築けなくても、木の柵よりは、丸太の壁の方が安心だろう」
うん、確かにそうだよね。
今回の魔物たちはスモル村までは行かなかったから良かったものの、腰くらいまでしかない柵で囲われただけの村じゃ、魔物たちが押し寄せたら一瞬で壊滅してしまうだろう。
「いい事だと思う。だが、それは、オブルリヒトもか?」
「オブルリヒトは――まぁ、いろいろと忙しいようだが、ルリアルーク王だと名乗りをあげるくらいだ、少しは動いてくれるだろうぜ。他国との兼ね合いもあるだろうからな」
ゴムレスさんもジルさんもヴォークさんも、苦笑している。
どうやらジュニアスに対し、思うところがあるようだ。
もしかすると、ジュニアスの事を良く思っていないのかもしれない。
まぁ、考えてみれば、ギルド側からすると、冒険者たちはみんなジュニアスが居る王都オブリ―ルへと向かっちゃったって言うから、迷惑な話かもしれないよね。
そして、ジュニアスがルリアルーク王だと名乗るのなら、人々のために何かをしてほしいという気持ちがあるんだろう。
ユリウスは、こういう重責が嫌だったのかもしれないね。
私たちは素材を冒険者ギルドに預けた証明書のカードを貰うと、商都ビジードの冒険者ギルドを後にした。
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