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プロローグ
共に歩む世界※ 【完】
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しばらく滞在予定の、この目の前に広がる瑞々しい春の柔らかな草原を眺めながら僕は思わず微笑んだ。年に数度訪れるこの辺境の地はいつも小さな頃の温かな思い出と、複雑な思春期の苦悩と喜びを思い出させる。
それでも最近は良い思い出ばかり浮かんでくるのは、僕も随分いい歳になったと言うことなんだろう。
今回はセリーナ姉上の子供であるシモンの甥、ブランドンへの正式な後継者指名の公式文書の締結があるので、僕もそれに間に合う様に急ぎ王都から駆けつけたのだった。
その公式文書をもって、シモンはブランドンに本格的な後継教育を始めるのでそれなりに忙しくはなるのだけれど、少しずつ抱えている重責を軽くすることで、僕とシモンももう少し一緒に居る機会が増えるのでは無いかと期待していた。
結局僕がブリアン伯爵になったせいで、辺境伯後継であるシモンとの逢瀬のやりくりは簡単とは言えないものになった。けれども、2年前にシモンが39歳で辺境伯になった時から、僕たちは更に目まぐるしい日々を送ることになった。
僕の様な伯爵家とは格の違う役割と広大な領地のある辺境の地は、シモンが先に立って指示しなければならない事が多く、それは自然領地に留まることを意味していた。
もっとも冬の社交シーズンは貴族のほとんどが王都へ集まっていたので、僕たちは他の時に会えない分、共に過ごしていたと言えるかもしれない。
ローレンスは僕たちが未だにお互いを欲している事に呆れていた様子だったけれど、僕は彼が時々ジェラルドを切なげに見つめている事に気づいていた。
とは言え貴族の嗜みとして、妻帯したローレンスに僕から何を言える訳もなく、時々それについてシモンに話す事しか出来なかった。
「アンドレ、私達の様に全てを投げ出せる者の方が稀なのだよ。皆、何かしら秘密を抱えて生きていくのが貴族の宿命とも言えるのだから。私はそんな宿命を投げ打って、アンドレとの日々を手にしたんだ。
まぁ、ここまで気忙しいとは思いもしなかったけどね。」
そう微笑むシモンの、貫禄を増した美丈夫ぶりに僕はうっとりと見つめてから抱きついた。
「…人生一度しかないのだもの。私からシモンを奪ったら生きていてもしょうがない。でしょ?」
そんな冬に交わした会話と甘い時間を思い出しながら、僕は久しぶりに会えることに浮き足立っていた。城に近づくと馬が二頭、馬車に向かって走ってくるのが見えた。僕は目を凝らして、そのうちの一頭がシモンの愛馬であり、勿論手綱を握っているのもシモンその人であるのに気がついた。
直ぐに横付けされた馬からシモンがスピードを緩めた馬車に乗り移ると、笑い声を上げたブランドンがシモンの黒馬を引き連れてまた城へ戻っていってしまった。
「シモン!乗り移るなんて危ないでしょう!?」
目を丸くした僕が開けた扉からシモンを迎え入れると、シモンは輝く様な笑みを浮かべて僕を抱き寄せた。
「ああ、まるで若造の様な事をしてな?だが、アンドレに少しでも早く逢いたかったのだ。誰にも邪魔されない所で口付けたかった。」
そう言いながら、僕はシモンに燃える様な口づけをされた。舌を絡め合って貪る様なその口づけは、二ヶ月会えなかった二人の情熱そのものだった。
僕はシモンの腕の中で身体が反応してしまいそうになって、荒い息をつきながらシモンを押し返した。
「シモン、流石に迎えの皆の前で私の高ぶりを見せる訳にいかないでしょう?もう私も38歳になるんだよ?ああ、でも私も逢いたかった!」
笑いながら僕を抱きしめるシモンの逞しい身体は衰えを知らず、むしろ厳しさが加えられて男振りを増すようだった。私はチラリとシモンを盗み見て呟いた。
「…目が潰れそう。」
そんな僕の顎を指で持ち上げたシモンは、悪戯っぽい眼差しで僕を見つめてもう一度唇に触れるだけの口づけをした。
「今夜、たっぷり見てもらおうか。私もアンドレの色っぽい姿が楽しみだよ。」
晩餐会で引退した義父上や母上、セリーナ姉上と夫君の騎士団長、ブランドンを筆頭に彼らの子供達と再会を喜ぶと、僕らは旅路の疲れを言い訳に、早々に寝所へ籠った。
昔のようにもう若くはない自分の身体を、ベッドに座るシモンに燃える様な眼差しで見つめられて、僕は自分の身体がいつになく脈打つのを感じた。
「アンドレは変わらない。いつでも私を魅了する。こちらにおいで…。」
まだ湯浴みでしっとりとした肌をシモンの硬い指先でなぞられて、僕は甘く息を吐き出した。胸のてっぺんを優しく咥えられて、舌で舐められると堪えることが出来ない。
膝を揺らして身体を保ってられない僕の尻を掴んで引き寄せると、シモンは休みなく僕の胸をしゃぶりながらお尻を揉みほぐした。
「アンドレの尻はいつまでも触れていたい手触りだ。」
そう言ってパチンと叩くので、僕は甘く呻いて仰け反った。
「…相変わらず打たれるのが好きだね。アンドレは少しいじめられる方が興奮するから…。」
座ったシモンの股間から突き出した立派なシンボルを見下ろして、僕は手を伸ばして触れようとしたけれど、シモンは僕を睨んでそれをさせなかった。
「もっと欲しがらせてから、一気に挿れてあげるよ。」
そう言って僕を四つん這いにさせたシモンは、たっぷり香油を使ってグチグチと僕を指で犯した。
「ああっ、シモン!…あ゛ぁ!」
シモンは指を増やしながら僕の尻を甘噛みすると、掠れた声で問い詰めた。
「この卑猥な場所がこんなに柔らかいのはどうしてだ?言いなさい、アンドレ。」
僕はハクハクとかろうじて息をしながら、激しい責め苦に耐えた。
「…自分で、慰めてい、たから…。ああっ!シモンが欲しくて、…が、我慢できなかったの。私にもっとお仕置きして…!」
シモンは僕の中を広げる様に指を引き抜くと、ベッドに乗り上がってぬるついた硬いシモンのそれで、僕の双丘の間を何度もなぞった。次に瞬間ズブズブと串刺しにされて、僕は大きく喘いだ。ああ、全然違う。
自分で慰める時の指とも、シモンの与えてくれる指ともまるで違う、僕にぴたっと合わさるシモンのシンボルは、直ぐに激しく動き出して僕を夢中にさせた。
何度も良いところを擦り付けられて、僕は直ぐにでも舞い上がってしまいそうだった。切羽詰まったのが分かったのか、シモンは僕の腰を両手で掴むとぐりぐりと弱い場所をさらに抉った。
もうダメっ!そう叫んだのか、感じたのかもう自分では何も分からなくなって、真っ白になる絶頂に放り出された僕は、シモンにベッドに押しつぶされてシモンの吠える様な息遣いと一緒に揺さぶられていた。
「アンドレ…。私の前では僕って言っても良いんだ。いや、むしろ言ってくれ。アンドレは何歳になっても可愛い。」
良い大人に言う言葉ではない気がしたけれど、僕はそれに言い返す気力はなかった。僕は汗ばんだシモンに後ろから抱き寄せられて、目を閉じて呟いた。
「凄く感じちゃった…。やっぱり僕にはシモンがもっと必要だよ。」
シモンがクスクス笑いながら僕の頬に唇を押し当てて言った。
「ああ、私もそうだ。愛してるよ、アンドレ。」
シモン、僕も愛してるよ、心の底から。天が二人を分つまで、最後まで愛し合おうね。
【 完 】
★あとがき★
完結しました!義兄弟の禁断の恋を無事に昇華することが出来て本当に良かったです。
本当はもっとシモン兄上には鬼畜になって貰おうと思っていたのですが、アンドレが可哀想過ぎてあっという間に溺愛に…!私もまだまだですね😇
とは言え、義兄弟BLにしか摂取できない栄養を得られて書いていて楽しかったです。
皆様も楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
新作の現代オメガバースBL【札束でアルファの身体と結婚することにしました】絶賛連載開始中です💕
冷淡年下アルファとの政略結婚ストーリーで、エロい年上Ω最強説を推しまくっています🤭
楽しく書いていますので良かったら是非読んでみてくださいね❣️
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結局僕がブリアン伯爵になったせいで、辺境伯後継であるシモンとの逢瀬のやりくりは簡単とは言えないものになった。けれども、2年前にシモンが39歳で辺境伯になった時から、僕たちは更に目まぐるしい日々を送ることになった。
僕の様な伯爵家とは格の違う役割と広大な領地のある辺境の地は、シモンが先に立って指示しなければならない事が多く、それは自然領地に留まることを意味していた。
もっとも冬の社交シーズンは貴族のほとんどが王都へ集まっていたので、僕たちは他の時に会えない分、共に過ごしていたと言えるかもしれない。
ローレンスは僕たちが未だにお互いを欲している事に呆れていた様子だったけれど、僕は彼が時々ジェラルドを切なげに見つめている事に気づいていた。
とは言え貴族の嗜みとして、妻帯したローレンスに僕から何を言える訳もなく、時々それについてシモンに話す事しか出来なかった。
「アンドレ、私達の様に全てを投げ出せる者の方が稀なのだよ。皆、何かしら秘密を抱えて生きていくのが貴族の宿命とも言えるのだから。私はそんな宿命を投げ打って、アンドレとの日々を手にしたんだ。
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シモンがクスクス笑いながら僕の頬に唇を押し当てて言った。
「ああ、私もそうだ。愛してるよ、アンドレ。」
シモン、僕も愛してるよ、心の底から。天が二人を分つまで、最後まで愛し合おうね。
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★あとがき★
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感想ありがとうございました😊
完結おめでとうございます!💐💐
シモンさん&アンドレくんのお話も最後まで楽しめました~~っ!!!
読めて良かったです♡
ありがとうございました!!
不定期更新になりながらも完結まで辿り着けました❗️
楽しんでいただけたなら嬉しいです〜💕
いつもありがとうございます😊
わぁ〜いローレンス&ジェラルドも💕
番外編でも良いのでラブラブしてるところを期待します❣️(あくまで希望です!ご無理のない様に😊)
軽いラフな漢の青年貴族と、常識的でシュッとした令息のイチャイチャも良い栄養が採れますよね💕
続きが読みたいと言う声は他サイトでもありました😁
余力があれば番外編で書いても楽しいかもー!
感想ありがとうございます😊