73 / 97
神さま(?)拾いました【本編完結】
16.身体に残る痕
しおりを挟む
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
スマホで兄にメッセージを送る。少し待ったが既読にならない。時刻を確認して、私はため息をついた。
仕事中、かなあ。
十時前だ。今日も店は開いているはずなので、開店準備に入っていてもおかしくはない。だが、昨夜の様子からすると今日は店にはいないような気がした。
さっきの電話、なんだったんだろ。
なんの目的で電話をかけてきたのかも気になったが、神様さんと何を話していたのかも気になるところだ。朝食をとりつつ彼から私が聞き出そうにも、うまい具合にはぐらかしてくるのでちっとも情報は得られなかった。
一昨日の深夜に何があったのかも気がかりである。私はスマホで情報収集をすることにした。この周辺で起きた事件がなんなのか、知っておく必要がある。
検索をしてみると、さっき警察官風の男女が話していた内容が出てきた。事件が起きた場所は駅から私の家までの道のりの途中であり、これで間違いなさそうだ。
「……なになに」
犯行時刻は日付が変わった零時過ぎ。帰宅途中の男性が何者かに斬りつけられ、犯人は逃走中とのこと。斬りつけられた男性は軽傷で命に別状なし。犯人に面識はないそうだ。
物騒なのはそうだよねえ。刃物を持ち歩いているんだし。
私は他の記事も参照しながらふむふむと頷く。その時間、私がそこに居合わせた可能性は高い。なにか見たのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
「斬りつけられた、か」
仕事で使っていたショルダーバッグに残っていたのは擦り傷だ。おそらく、転倒したかどこかの壁にでもぶつけたかによるもの。切られたわけではない。
一昨日の夜に着ていた服はなにも考えずに洗濯機に放り込んでしまったので汚れていたかどうかまでは確認しなかった。ただ、破れたり切られたりはしていないはずだ。激しい汚損もなかっただろう。
あとは。
なにか見落としはないかと思い返していて、腕に残っていた小さな痕が目に入る。
「……まさか、ね」
自分の身体に残っていた痕。情事の痕跡もあるのだろうけども、それ以外の怪我もあったのではなかろうか。
カーテンを少し引いて、私は服を脱ぐ。下着姿になって姿見で肌を確認してみると、痕はほとんど消えていた。残っているのは右肩から右腕にかけて数カ所うっすらとあるくらいで、左側や腹部、肩などはもう綺麗なものだ。
治るの早いな。若さか。よく寝たし。
傷が残らないのはありがたいことではあるが、証拠としては今ひとつだ。泥酔していたのは間違いないので、どこかですっ転んだと考えるのが妥当な気がする。この家までは坂道になっている箇所があるので、疲れている上に泥酔していたなら転倒することは十分にあり得た。
「……犯人と遭遇していないならしていないでいいけど、さ」
スラックスを履いているときに内腿の際どいところに痕が残っているのに気がついて、私はドキッとした。ふんわりと記憶に残っていたらしく、視界にそのときの情景が被さる。
「弓弦ちゃん?」
「ひゃいっ!」
不意に彼に呼びかけられて、私はスラックスを慌てて腰まで引き上げた。まだ上半身は下着姿なので狼狽えてしまう。
彼はゆっくり私に近づいてきた。
「身体、痛むのかい?」
「あ、いえ。大丈夫です」
私は首を横に振って、シャツを探す。ベッドの上に置いていたはずなのにすぐに手に取れない。
「じゃあ、どうして脱いでいたの?」
「痕がどうなってたか気になってしまって。服を着替えたとき、まだ寝ぼけていたからちゃんと見なかったなあって」
なんで服が見当たらないんだろう。焦っているうちにすぐそばまで彼は迫っている。
「背中のほう、見てあげようか?」
「ああ、いえ。お気になさらず! もう確認できましたから」
「遠慮しなくていいよ?」
「そういう話じゃないですし、自分で確認できたので問題ないんです」
「そっかあ。残念」
ようやくシャツを掴んで、私はさっと身につけた。これはよくない。
「な、何か用事ですか?」
「本を借りようと思ったんだけど、君が脱いでいたからどうしたんだろうって」
「ああ、本、ですね」
私の入浴中に読んでいたあの本のことだろう。私が棚に手を伸ばすと、彼は私を背後からふんわりと抱きしめた。
「……神様さん、そうされると動けないんですが」
「君の裸を見たら欲情しちゃった」
耳元で囁かないでほしい。切実そうな声で言われるとゾクゾクする。
これはいけない。
振り解けないのは私も一瞬あの夜を思い出していたからだ。期待してしまった。
落ち着け、私。
「……そうなるように契約してしまったから仕方がないということにしておきますけど、それ以上はダメですよ」
「もう少し、君の深いところに触れたいよ」
彼の指先が腹部のほうに滑ってくるので、私は彼の手を捕まえた。
「ダメです」
「どうしたら、いいよって言ってくれるのかな?」
「しばらくは言わないと思いますよ」
ドキドキする。彼から香る梅の花のような香りが、その距離を意識させる。
悟らせたらいけない。心を読めるらしい彼にすべてを隠すのは無理だろうけれど、ちゃんと線は引いておかないと。
「ふふ。そういう気分になったら誘ってよ?」
「考えておきます」
「接吻したいな」
ここでキスをねだられると思わなかった。譲歩のつもりで交渉しているのか、押しきるために提案してきたのかわからない。
ただ、瞬時に突っぱねることは、今の私にはできなかった。
「……唇以外なら」
「好きだよ、弓弦ちゃん」
耳元で囁いて、彼は私に首筋に唇を寄せる。ペロリと舌で肌をなぞり、唇をつけた。
「んん……」
くすぐったさに、思わず声が漏れる。触れるだけで終わらない。
「……僕に堕とされてよ」
「お断りですよ」
私の肌に触れようとしてくる大きな手を払いのける。
「僕が人間だったら、迷わず選んでくれたかい?」
「どうでしょうかね」
「前の彼氏さんは、許していたんでしょう?」
「今は許しませんよ」
「ふふ。そうだね」
寂しそうな声色。顔が見えないからどういう心情で彼が告げたのかよくわからない。
彼の体温が離れていく。
「少し発散できた。――僕に堕とされる気がないなら、油断しないようにね」
そう囁いて、彼は本を取って部屋を出て行った。
スマホで兄にメッセージを送る。少し待ったが既読にならない。時刻を確認して、私はため息をついた。
仕事中、かなあ。
十時前だ。今日も店は開いているはずなので、開店準備に入っていてもおかしくはない。だが、昨夜の様子からすると今日は店にはいないような気がした。
さっきの電話、なんだったんだろ。
なんの目的で電話をかけてきたのかも気になったが、神様さんと何を話していたのかも気になるところだ。朝食をとりつつ彼から私が聞き出そうにも、うまい具合にはぐらかしてくるのでちっとも情報は得られなかった。
一昨日の深夜に何があったのかも気がかりである。私はスマホで情報収集をすることにした。この周辺で起きた事件がなんなのか、知っておく必要がある。
検索をしてみると、さっき警察官風の男女が話していた内容が出てきた。事件が起きた場所は駅から私の家までの道のりの途中であり、これで間違いなさそうだ。
「……なになに」
犯行時刻は日付が変わった零時過ぎ。帰宅途中の男性が何者かに斬りつけられ、犯人は逃走中とのこと。斬りつけられた男性は軽傷で命に別状なし。犯人に面識はないそうだ。
物騒なのはそうだよねえ。刃物を持ち歩いているんだし。
私は他の記事も参照しながらふむふむと頷く。その時間、私がそこに居合わせた可能性は高い。なにか見たのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
「斬りつけられた、か」
仕事で使っていたショルダーバッグに残っていたのは擦り傷だ。おそらく、転倒したかどこかの壁にでもぶつけたかによるもの。切られたわけではない。
一昨日の夜に着ていた服はなにも考えずに洗濯機に放り込んでしまったので汚れていたかどうかまでは確認しなかった。ただ、破れたり切られたりはしていないはずだ。激しい汚損もなかっただろう。
あとは。
なにか見落としはないかと思い返していて、腕に残っていた小さな痕が目に入る。
「……まさか、ね」
自分の身体に残っていた痕。情事の痕跡もあるのだろうけども、それ以外の怪我もあったのではなかろうか。
カーテンを少し引いて、私は服を脱ぐ。下着姿になって姿見で肌を確認してみると、痕はほとんど消えていた。残っているのは右肩から右腕にかけて数カ所うっすらとあるくらいで、左側や腹部、肩などはもう綺麗なものだ。
治るの早いな。若さか。よく寝たし。
傷が残らないのはありがたいことではあるが、証拠としては今ひとつだ。泥酔していたのは間違いないので、どこかですっ転んだと考えるのが妥当な気がする。この家までは坂道になっている箇所があるので、疲れている上に泥酔していたなら転倒することは十分にあり得た。
「……犯人と遭遇していないならしていないでいいけど、さ」
スラックスを履いているときに内腿の際どいところに痕が残っているのに気がついて、私はドキッとした。ふんわりと記憶に残っていたらしく、視界にそのときの情景が被さる。
「弓弦ちゃん?」
「ひゃいっ!」
不意に彼に呼びかけられて、私はスラックスを慌てて腰まで引き上げた。まだ上半身は下着姿なので狼狽えてしまう。
彼はゆっくり私に近づいてきた。
「身体、痛むのかい?」
「あ、いえ。大丈夫です」
私は首を横に振って、シャツを探す。ベッドの上に置いていたはずなのにすぐに手に取れない。
「じゃあ、どうして脱いでいたの?」
「痕がどうなってたか気になってしまって。服を着替えたとき、まだ寝ぼけていたからちゃんと見なかったなあって」
なんで服が見当たらないんだろう。焦っているうちにすぐそばまで彼は迫っている。
「背中のほう、見てあげようか?」
「ああ、いえ。お気になさらず! もう確認できましたから」
「遠慮しなくていいよ?」
「そういう話じゃないですし、自分で確認できたので問題ないんです」
「そっかあ。残念」
ようやくシャツを掴んで、私はさっと身につけた。これはよくない。
「な、何か用事ですか?」
「本を借りようと思ったんだけど、君が脱いでいたからどうしたんだろうって」
「ああ、本、ですね」
私の入浴中に読んでいたあの本のことだろう。私が棚に手を伸ばすと、彼は私を背後からふんわりと抱きしめた。
「……神様さん、そうされると動けないんですが」
「君の裸を見たら欲情しちゃった」
耳元で囁かないでほしい。切実そうな声で言われるとゾクゾクする。
これはいけない。
振り解けないのは私も一瞬あの夜を思い出していたからだ。期待してしまった。
落ち着け、私。
「……そうなるように契約してしまったから仕方がないということにしておきますけど、それ以上はダメですよ」
「もう少し、君の深いところに触れたいよ」
彼の指先が腹部のほうに滑ってくるので、私は彼の手を捕まえた。
「ダメです」
「どうしたら、いいよって言ってくれるのかな?」
「しばらくは言わないと思いますよ」
ドキドキする。彼から香る梅の花のような香りが、その距離を意識させる。
悟らせたらいけない。心を読めるらしい彼にすべてを隠すのは無理だろうけれど、ちゃんと線は引いておかないと。
「ふふ。そういう気分になったら誘ってよ?」
「考えておきます」
「接吻したいな」
ここでキスをねだられると思わなかった。譲歩のつもりで交渉しているのか、押しきるために提案してきたのかわからない。
ただ、瞬時に突っぱねることは、今の私にはできなかった。
「……唇以外なら」
「好きだよ、弓弦ちゃん」
耳元で囁いて、彼は私に首筋に唇を寄せる。ペロリと舌で肌をなぞり、唇をつけた。
「んん……」
くすぐったさに、思わず声が漏れる。触れるだけで終わらない。
「……僕に堕とされてよ」
「お断りですよ」
私の肌に触れようとしてくる大きな手を払いのける。
「僕が人間だったら、迷わず選んでくれたかい?」
「どうでしょうかね」
「前の彼氏さんは、許していたんでしょう?」
「今は許しませんよ」
「ふふ。そうだね」
寂しそうな声色。顔が見えないからどういう心情で彼が告げたのかよくわからない。
彼の体温が離れていく。
「少し発散できた。――僕に堕とされる気がないなら、油断しないようにね」
そう囁いて、彼は本を取って部屋を出て行った。
2
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる