無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなりました!〜個性豊かな獣人の国からコンニチハ!〜

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第2章 色んな種族さん!こんにちは〜材料集め編ー空色の革布〜

第2話 料理コンテスト開催決定。空色の革布の件について~1

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第2話 料理コンテスト開催決定。空色の革布の件について~1



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ダーク『消毒』

手に感じた唇の感触。触れた場所は熱く感じてしまう。


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~~クモード城 厨房~~


ランチの時間帯が終わり…時計の針は午後14時。

「…………」

ザー…ガチャ ガチャ(食器を洗う音)

いつもなら楽しく午後の仕事をしているのに、この日は悶々としながら食器洗いをしていた。悶々としている原因は…金持ちの挨拶という名の『手の甲の口づけ』。

ローズ様にされた時は、ビックリしただけなのに…ダークさんにされた時は、頬が熱くなり鼓動が早くなった。

…何でだろう?…ただの金持ちの挨拶のはずなのに。…自身の手の甲を見て、『口づけの瞬間』を思い出しては頬が染る。

「~~~っ」ぼっ

はっ恥ずかしい…////

あっ…あんなの…異性で+美形に口づけされたからドキマギしているだけだよ!そうに決まっている!!

ダークさんめ~美形フェイスを上手いこと使いやがってぇぇ~!!私じゃなかったら…勘違いしてしまう所だったよ!…もうっ!

「…………」ぶんぶん(首を横に振る音)

…これ以上考え込むと仕事に支障きたすから、あまり思い出さないようにしよう。

それ以降、何も考えずに私は皿洗いに取り掛かった。

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ザー…ガチャ ガチャ

ザー…ガチャ ガチャ(食器を洗う音)

ザーザーザー…キュッ(蛇口を締める音)


皿洗い完了!今日のお仕事はこれでおしまいだ。さあ帰る準備を…と同時に。


ベアリ「みんな~っ少し話したい事があるから、集まってくれるかな。」

ベアリ料理長が辺りを見渡しながら、スタッフ達に手招きをしていた。あっ私にも手招きしている。私も該当者だ…行かなくちゃ。

トタ トタ トタ(小走りする音)

ベアリ料理長のもとへ駆け寄ると、スタッフ全員が集まり、彼を囲んで円になっていた。


ベアリ「うんうん…全員集まったね。では始めるね。来月から開催する料理コンテストについてお話します。」

料理コンテスト…この世界でも料理で競い合う事があるんだ…。クモード王国の料理はどれも美味だから、ハイレベルなんだろうな。

ベアリ「まずは詳細について…この招待状を見てほしい。」

ベアリ料理長は1枚1枚、スタッフに水色の厚紙を配り、ソレを見るように促す。おそるおそる厚手の紙に目を向けると、こんな事が書かれていた。

ーーーーーーーーーー

クモード城の料理人・見習いへ

植物は芽を出しはじめ、季節はだんだんと暖かくなりました。春を感じておりますでしょうか。

今年もクモード王国では、恒例の料理コンテストを開催します。

それより、クモード城の料理人・見習いの全員は料理コンテストの参加は必須となり、コンテスト開催1週間前より食堂のランチ営業をお休みにします。

お休み期間、各自レシピの開発や練習を行ってください。今年はどのような料理に出会えるのか、楽しみにしています。

大会主催者&現国王リール・ブランシェより。



開催日時とコンテスト部門は以下の通りとなります。

…………………………
開催場所:
ブルガラ海辺 海上レストラン「アサナ」

開催日:●●●と●●●

日時:
1日目8~17時 
2日目9~15時

部門別:
・オードブル部門
・スープ部門
・ポワソン(魚料理)部門
・ヴィアンド(肉料理)部門

開催スケジュール:
【1日目】
1開会の挨拶
2協賛の紹介
3オードブル部門のコンテスト(1次通過)
4スープ部門のコンテスト(1次通過)
5ポワゾン部門のコンテスト(1次通過)
6ヴィアンド部門のコンテスト(1次通過)
7点数集計&決勝戦の選手選び

【2日目】
1オードブル部門のコンテスト(決勝戦)
2スープ部門のコンテスト(決勝戦)
3ポワゾン部門のコンテスト(決勝戦)
4ヴィアンド部門のコンテスト(決勝戦)
5表彰
6閉会の挨拶

※1次通過と特別賞にはブルガラ海辺の特産品「空色の革布」をプレゼント

※決勝者は「空色の革布」と賞金10万ルーベンをプレゼント

※部門ごとの優勝者は…願いを何でも1つ叶えられる権利+賞金200万ルーベンをプレゼント
…………………………


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招待状の内容を見て思った事…1つ目の素材あるやんけ【空色の革布】!!

…思った以上に簡単…ではない!!革布をゲットするには1次通過と特別賞だなんて私にとってハードルが高すぎるよ。

…でも、これは折角のチャンスだ。「空色の革布」の流通は少ないって、ルビーちゃん言っていたし、ここで頑張らないと一生見つからないと思う。

それと料理の実力も知りたいし、うんっ頑張ろう。

不安ながらも、期待と挑戦を胸に私は招待状を握りしめた。


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料理人1「どの部門に出場しようかな?」

料理人2「今回はエビの使った前菜でも…」

コンテストで湧きあいあいと話し合う中、料理人達は気付いていなかった。


ツバル「……ブルガラ海辺…大丈夫…だよね」

ツバルが招待状を見て青ざめて震えていた事に。

そして…コンテスト当日、ツバルと料理人達は、ある一人の人物により事件に巻き込まれてしまうとは、この時誰も思いもしなかった。
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