無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなりました!〜個性豊かな獣人の国からコンニチハ!〜

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第2章 色んな種族さん!こんにちは〜材料集め編ー空色の革布〜

第2話 料理コンテスト開催決定。空色の革布の件について~2

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第2話 料理コンテスト開催決定。空色の革布の件について~2
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前回のあらすじ…
クモード王国主催の料理コンテストが開催とあわせて空色の靴を作るのに必要な【空色の革布の情報】も獲得した都子。

だけど、そう簡単にはいかなった。革布を獲得するには料理コンテストで一次通過か特別賞に選ばれる事だった。

プロの料理人が集う中、果たして都子は空色の革布を獲得することができるのか?

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料理コンテスト開催1週間前…

今日から、食堂のランチ営業はお休み。料理人たちは各自、厨房でコンテスト用の料理を模索している。


「スープの具材…何にしよう。」

かくいう私もコンテスト用のスープを味見しながら、入れる具材を考えていた。

うーん…1つはシィタケと決めているんだけど…。あと2つの野菜はどうしよう。この、コンブゥとカツタの煮出しスープに合う野菜でないと…

ガサ ガサ(麻袋から何かを取り出す音)

先ほど、食物庫から選んだ野菜を袋から取り出し、調理台に順番に置く。

取り出した野菜はハクサイ、にんじん、ビーンズ、ピーマン、ジャガイモ。どれもよくスープに使われる具材。

さあ、どれが煮出しスープに合うかと考え込んだ矢先…


ニャリンガ「あれっ?!普通のスープにゃ。味噌スープじゃにゃいの?」

後ろを振り向くと、ニャリンガさんとツバルさんが目を丸くして、スープが入っている鍋を見つめている。

なっなんか熱い視線だな。これは多分…

「ニャリンガさん!ツバルさん!はいっ今回はコース料理なので味噌スープ以外の物を……えっーと…お二人ともスープを味見しますか?」

鍋を凝視していた2人はギュンと勢いよく私の方に振り向き、持参のマイカップを私の目の前に差し出した。

ニャリンガ「さすがヨーグルちゃん。察しが良いにゃ。」

ツバル「えへへ(汗)バレちゃった。スープの味見したいな。」

予想通り……って最初から味見する気満々やないか!!マイカップ持参とか用意周到だね!!

…心の中でノリツッコミをしながら、マイカップを受け取り、スープをたっぷりとよそってから2人にマイカップを返した。

「…どっどうぞ。どうぞ。あっ先に言っておきますが、まだ完成ではないので、ご承知おきください!」

ニャリンガ「そうにゃの?あっ本当だにゃ。シィタケしか入ってないにゃ…」

ツバル「でも…シィタケだけでも良い香りがする。……肝心のスープの味は…いただきます。」

ニャリンガ「あっ、私もいただきますにゃ。」

ニャリンガさんとツバルさんは、いただきますをしてから、カップに口をつけた。



ゴクッ(スープを飲む音)


ツバル「…………」

ニャリンガ「…………」

2人はスープを飲んだまま固まった。えっ…どうしたの?2人とも。まさか獣人には合わない味だった?それともシィタケが不味かったのかな?

ツバル「…おっ」ブルブル

ニャリンガ「…うっ」ブルブル

…あっ、なんか様子が可笑しい。急に震えだすなんて……

最悪の展開を予想して、私は流し台の戸棚から大きなボウルを取り出した。


「ニャリンガさんっツバルさんっ。あの、不味かったら、このボウルにっ……」

ツバル「美味しいぃ!!何この味?!」

ニャリンガ「うまいにゃぁぁぁ!!カツタ最高!!」

「…………」

…どうやら、ボウルの出番はなさそうだ。

ツバルさんも、ニャリンガさんも目を見開き、スープをグビグビ飲み続ける。まるで水を飲んでいるような感覚で。

やがて…カップのスープが無くなると、2人は私に向けてこう言った。






ニャリンガ・ツバル「「おかわり!!」」
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