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第2章 色んな種族さん!こんにちは〜材料集め編ー空色の革布〜
第4話 いざ料理スタート!の件について〜黒豹騎士に守られて〜2
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第4話 いざ料理スタート!の件について~黒豹騎士に守られて~2
……………………………………………………
アナウンスが流れた。
場内アナウンス「――ただいまより!スープ部門一次審査、調理開始です!!」
その声が響いた瞬間、会場全体が一斉にざわめき出した。包丁がまな板を叩く音が重なり合う。
「……始まった。」
私は大きく息を吸い、麻袋から食材を取り出す。シイタケ、ニンジン、白菜。どれも新鮮で、艶がある。
(大丈夫。いつも通りにやれば……)
少し震える手で包丁を握り、最初に白菜を刻み始めた。
トン、トン、と音を立てながら、均一な大きさになるよう意識する。続いてニンジン、シイタケも丁寧に。
背後では、ダークさんが一切動かず、ただ静かに周囲を見渡している。
その存在だけで、不思議と背筋が伸びる。
「次は……出汁。」
鍋に水を張り、コンブゥを静かに沈める。火を入れ、ゆっくりと温度を上げ、旨味を引き出す。
頃合いを見てカツタを加えると、ふわりと優しい香りが立ち上った。
(うん……いい匂い。)
その時だった。
――ビュンッ!
「うわっ!?」
どこからか卵が飛んできた。反射的に身をすくめるが――
バチッ!!
鋭い雷光が一瞬走り、空中で卵が焼き切られ、黒い炭となって床に落ちた。
ダーク「……下らん真似を。」
「……っ」
思わず鍋を持つ手が止まる。 雷魔法の迫力に、心臓がバクバクと鳴った。
「だ、ダークさん……あ、ありがとうございます……」
ダーク「料理を続けろ。周囲は我が見る。」
少し怖かったけど、その声はとても落ち着いていて―― 私は小さくうなずき、再び鍋へ向き直った。
(大丈夫。守ってくれてる。)
それからも妨害は続いた。 空からフォークが降ってきたり、見えない方向から調味料の瓶が投げ込まれたり。
だがその全てを、ダークさんは完璧に防いだ。槍で弾き、雷で撃ち落とし、時には何も起きなかったかのように受け止める。
私はただ、スープに集中した。
野菜を加え、火加減を調節し、塩でほんの少し味を調える。コンブゥとカツタの出汁が、野菜の甘みを優しく包み込んでいく。
――残り時間、5分。
「……間に合う。」
最後に一口、味見をする。優しくて、どこか懐かしい和風の味。
――残り時間、10秒。
器にスープを注ぎ、仕上げる。
――3、2、1……。
場内アナウンス「――調理終了!!」
「……できた。」
制限時間ギリギリ。 私は深く息を吐き、肩の力を抜いた。
ダーク「無事完成だな。」
「はい……!ダークさん、本当にありがとうございました。」
そう言って振り返ると、ダークさんはいつも通り無表情だったけれど――
尻尾は大きく、ゆらりと揺れていた。
(ふふ……やっぱり喜んでる。)
こうして、私のコンテスト用和風スープは完成した。優しい出汁の香りと共に、一次審査の幕が静かに閉じていった。
第4話 いざ料理スタート!の件について~黒豹騎士に守られて~2
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アナウンスが流れた。
場内アナウンス「――ただいまより!スープ部門一次審査、調理開始です!!」
その声が響いた瞬間、会場全体が一斉にざわめき出した。包丁がまな板を叩く音が重なり合う。
「……始まった。」
私は大きく息を吸い、麻袋から食材を取り出す。シイタケ、ニンジン、白菜。どれも新鮮で、艶がある。
(大丈夫。いつも通りにやれば……)
少し震える手で包丁を握り、最初に白菜を刻み始めた。
トン、トン、と音を立てながら、均一な大きさになるよう意識する。続いてニンジン、シイタケも丁寧に。
背後では、ダークさんが一切動かず、ただ静かに周囲を見渡している。
その存在だけで、不思議と背筋が伸びる。
「次は……出汁。」
鍋に水を張り、コンブゥを静かに沈める。火を入れ、ゆっくりと温度を上げ、旨味を引き出す。
頃合いを見てカツタを加えると、ふわりと優しい香りが立ち上った。
(うん……いい匂い。)
その時だった。
――ビュンッ!
「うわっ!?」
どこからか卵が飛んできた。反射的に身をすくめるが――
バチッ!!
鋭い雷光が一瞬走り、空中で卵が焼き切られ、黒い炭となって床に落ちた。
ダーク「……下らん真似を。」
「……っ」
思わず鍋を持つ手が止まる。 雷魔法の迫力に、心臓がバクバクと鳴った。
「だ、ダークさん……あ、ありがとうございます……」
ダーク「料理を続けろ。周囲は我が見る。」
少し怖かったけど、その声はとても落ち着いていて―― 私は小さくうなずき、再び鍋へ向き直った。
(大丈夫。守ってくれてる。)
それからも妨害は続いた。 空からフォークが降ってきたり、見えない方向から調味料の瓶が投げ込まれたり。
だがその全てを、ダークさんは完璧に防いだ。槍で弾き、雷で撃ち落とし、時には何も起きなかったかのように受け止める。
私はただ、スープに集中した。
野菜を加え、火加減を調節し、塩でほんの少し味を調える。コンブゥとカツタの出汁が、野菜の甘みを優しく包み込んでいく。
――残り時間、5分。
「……間に合う。」
最後に一口、味見をする。優しくて、どこか懐かしい和風の味。
――残り時間、10秒。
器にスープを注ぎ、仕上げる。
――3、2、1……。
場内アナウンス「――調理終了!!」
「……できた。」
制限時間ギリギリ。 私は深く息を吐き、肩の力を抜いた。
ダーク「無事完成だな。」
「はい……!ダークさん、本当にありがとうございました。」
そう言って振り返ると、ダークさんはいつも通り無表情だったけれど――
尻尾は大きく、ゆらりと揺れていた。
(ふふ……やっぱり喜んでる。)
こうして、私のコンテスト用和風スープは完成した。優しい出汁の香りと共に、一次審査の幕が静かに閉じていった。
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